ホテルのルームサービスとは?利用方法・メリット・注意点を完全ガイド

執筆:Himari
2026年8月13日

ホテルのルームサービスとは、ホテルの客室まで食事や飲み物を届けてもらえるサービスです。
「インルームダイニング(In-Room Dining)」とも呼ばれ、朝食、ランチ、ディナー、
夜食、ソフトドリンク、アルコールなどを、レストランへ移動せず部屋で楽しめます。
頼み方は難しくありません。客室の電話、QRコード、ホテルアプリなどから注文し、
届いた料理を受け取って伝票を確認するだけ。
代金は部屋付けにして、チェックアウト時に宿泊料とまとめて精算するホテルが一般的です。
ただし、すべてのホテルが提供しているわけではなく、「24時間対応」と書かれていても深夜はメニューが減る場合があります。
注文前に、次の4点を見れば失敗しません。
確認すること | 見る場所 | 注意点 |
利用時間 | 客室内メニュー、テレビ、公式サイト | 朝食・夕食・深夜で時間が分かれることがある |
料金 | メニュー下部、注文確認画面 | サービス料・配送料・税が別の場合がある |
支払い | 伝票、チェックイン時の案内 | 部屋付け、カード、現金など施設により異なる |
食後の回収 | メニュー、配膳スタッフの案内 | 自己判断で廊下へ出さず、まず回収方法を確認する |
「食べ終わった食器はどこへ置く?」「チップはいくら?」「部屋着のまま受け取ってよい?」
という疑問も、本記事で順番に解決します。
ルームサービスとは?基本的な意味と概要

ルームサービスとは、ホテルの料理や飲み物を客室まで届けてもらえるサービスです。
ホテルによっては、スタッフがワゴンを客室内に設置し、食事をすぐ楽しめる状態まで整えてくれます。
主なメニューには、次のようなものがあります。
- 朝食セット
- サンドイッチ、カレー、パスタなどの軽食
- ステーキや魚料理などのメイン料理
- ケーキやフルーツなどのデザート
- コーヒー、ソフトドリンク、アルコール類
- 子ども向けやベジタリアン向けメニュー
ホテルで「Room Service」や「In-Room Dining」と案内されている場合は、基本的に客室での飲食サービスを指します。
タオルや歯ブラシの追加、ランドリーなどは別サービスとして扱われるのが一般的です。
注文方法は電話だけでなく、QRコードやホテルアプリ、スマートフォンから選べるホテルもあります。
ルームサービスとインルームダイニングの違い
ルームサービスとインルームダイニングは、基本的に同じ意味です。
どちらも料理や飲み物を客室で楽しむサービスを指します。
違いは主にホテル側の呼び方や提供方法です。
呼称 | 主な特徴 |
ルームサービス | 一般的な呼び方 |
インルームダイニング | 客室での食事体験を重視した呼び方 |
フード・トゥ・ルーム | 簡易的な客室配送に使われることがある |
インルームデリバリー | 食事やアメニティ配送を含む場合がある |
利用するときは、呼び方よりも提供時間、料金、注文方法、配達方法を確認するとわかりやすいでしょう。
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ルームサービスの主なサービス内容と種類

ホテルルームサービス
ルームサービスの内容は、ホテルのタイプや時間帯によって異なります。
ホテルのタイプ | 主な内容 | 向いている人 | 注意点 |
ラグジュアリーホテル | 朝食、コース料理、ワイン、記念日対応 | 客室でゆっくり食事を楽しみたい人 | 料金が高くなりやすい |
シティホテル | 朝食、軽食、和洋食、ドリンク | 出張、子連れ旅行 | 時間帯でメニューが変わる |
ビジネスホテル | 軽食、提携デリバリーなど | 価格や立地を重視する人 | ルームサービス自体がない場合もある |
リゾートホテル | ファミリー向け料理、記念日メニューなど | 家族旅行、ハネムーン | 繁忙期は時間がかかる場合がある |
朝食・ランチ・ディナーの違い
ルームサービスでは、時間帯によって注文できる料理が変わります。
時間帯 | 主なメニュー | 注意点 |
朝食 | 卵料理、パン、和朝食、コーヒー | 前夜までの予約が必要な場合がある |
ランチ | サンドイッチ、カレー、パスタ | 昼の提供がないホテルもある |
ディナー | 肉・魚料理、コース、ワイン | 調理や配達に時間がかかる場合がある |
深夜 | 軽食、スープ、スナック | メニューが限定されることが多い |
朝食は、前夜に注文したり、客室にある注文票をドアノブへ掛けたりするホテルもあります。
注文時には、卵やステーキの焼き加減などを指定できる場合があります。
アレルギーや食事制限がある場合は、注文時にホテルへ伝えましょう。
24時間対応のルームサービスとは?
24時間対応とは、深夜や早朝でも注文できるルームサービスです。
ただし、24時間すべてのメニューを注文できるとは限りません。
深夜はサンドイッチ、スープ、カレーなどの軽食に限定されるホテルもあります。
ラグジュアリーホテルでは、料理を届けるだけでなく、次のようなサービスを受けられる場合もあります。
- 保温ワゴンで料理を届ける
- 客室内のテーブルを整える
- コース料理を順番に提供する
- ワインやシャンパンを提供する
- ケーキや花を指定時間に届ける
- アレルギーや子ども向けメニューに対応する
ルームサービスを利用したい場合は、ホテルを予約する前に提供の有無、営業時間、メニュー、料金を確認しておくと安心です。
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ルームサービスのメリット:なぜ利用する価値があるのか

ルームサービスの最大のメリットは、客室を離れず、自分たちのペースで食事できることです。
1. 景色の良い客室をプライベートダイニングにできる
夜景、海、庭園が見える部屋なら、客室そのものが個室レストランになります。
周囲の会話や時間を気にせず、子どもが眠ったあとに夫婦で食事を取ることも可能です。
2. レストランのドレスコードや移動が不要
客室内なので、ホテルレストランのドレスコードを気にする必要はありません。
メイクを落としたあと、子どもを寝かしつけたあと、長時間のフライトで疲れ切ったあとでも食事ができます。
3. 記念日やサプライズを客室内で完結できる
誕生日、結婚記念日、プロポーズ、新婚旅行では、ケーキ、花束、シャンパンを一つの時刻に合わせて届けてもらえます。
館内レストランより会話が途切れにくく、写真やプレゼントも自分たちのタイミングで用意できます。
サプライズで失敗しやすいのは、当日になってケーキを頼むことです。
ホールケーキや花束は2~3日前までの予約が必要な施設もあり、
アレルギー対応やメッセージプレートにも締切があります。
予約後、ホテルへ次の4点を伝えてください。
- 届けてほしい日付と時刻
- ケーキの大きさ、味、メッセージ
- 花束やシャンパンの有無
- 同行者に知られたくないこと
4. 外出の準備と往復時間を減らせる
大雨、雪、猛暑の夜に食事のためだけに外へ出る必要がありません。
都市部でも、店探しに15分、往復に20分、入店待ちに30分かかれば、食事前だけで1時間近く使います。
ルームサービスなら、その時間を入浴、仕事、睡眠に回せます。
特に便利なのは次の人です。
- 小さな子どもを連れた家族
- 足腰に不安がある人
- 会議資料を仕上げたい出張者
- 深夜・早朝に到着した旅行者
- 体調が優れず、人混みを避けたい人
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ルームサービスの頼み方・利用方法をわかりやすく解説

ルームサービスは、次の7ステップで利用できます。
- 客室内のメニュー、テレビ、QRコードで料理と提供時間を見る
- サービス料、配送料、税、チップの扱いを確認する
- 電話、アプリ、QRコードから注文する
- 部屋番号、氏名、料理、数量、希望時刻を伝える
- アレルギー、焼き加減、飲み物などを確認する
- 合計金額と待ち時間を復唱してもらう
- 受取時に料理と伝票を確認し、食後に回収を依頼する
電話が苦手なら、QRコードやアプリ注文が便利です。
ただし、アレルギー、子ども向けの調整、サプライズなど条件が多い注文は電話の方が確実。
注文画面の自由記入欄だけでは、厨房に意図が伝わらないことがあります。
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ルームサービスの料金・支払い方法と注意点

ルームサービスは、同じ料理をホテル内のレストランで注文するよりも料金が高くなる傾向があります。
請求額には、以下の5つの料金が含まれる場合があります。
項目 | 内容 | 見分け方 |
メニュー価格 | 料理・飲み物の本体価格 | 各料理の横に表示 |
サービス料 | 接客・運営に対する加算 | Service chargeと表示 |
配送料 | 1回の配送にかかる固定費 | Delivery fee/delivery charge |
税 | 消費税、売上税など | Tax、VAT、消費税込など |
チップ | スタッフへの心付け | Gratuity/tip。自動加算の場合あり |
日本では「サービス料・消費税込」と表示するホテルもあります。
つまり、「料理が2,000円なら支払いも2,000円」とは限りません。
注文確定前の合計欄、またはメニュー末尾の小さな注意書きまで確認してください。
チップは必要?国内・海外ホテルでのマナーと相場
日本のホテルでは、ルームサービスでチップを渡す必要は基本的にありません。
サービス料が含まれている場合は、請求額を支払えば十分です。
海外では国やホテルによって異なるため、まず伝票を確認しましょう。
- 「gratuity included」とあれば、追加チップは基本的に不要
- 「service charge」がチップを含むか確認する
- 含まれていなければ、現地の慣習に合わせてチップを追加する
- 現金で渡した場合は、伝票のTip欄に重ねて加算しない
なお、service charge・delivery fee・tipは別料金の場合があります。
迷った場合は、スタッフに次のように確認できます。
“Is gratuity already included in the total?”
「Included」なら追加は任意です。「Not included」なら、現地の一般的なチップ相場を目安にするとよいでしょう。
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ルームサービスをより楽しむための活用シーン

ルームサービスは、外出せず客室でゆっくり食事をしたいときに便利です。
特に次のような場面に向いています。
記念日・誕生日・プロポーズ
周囲を気にせず、客室で特別な時間を過ごせます。
ケーキやシャンパンを注文する場合は、提供時間や必要な食器なども一緒に確認しておきましょう。
新婚旅行・ハネムーン
観光で疲れた日の朝は、客室で朝食を取るとゆっくり過ごせます。
ただし、朝食付きプランをルームサービスへ変更できるとは限らないため、条件を確認してください。
子ども連れの家族旅行
子どもが疲れているときや、レストランで長時間過ごすのが難しいときに便利です。
子ども用メニューや食器、アレルギー対応の有無も確認しておくと安心です。
ビジネス出張
客室で仕事を続けながら食事ができるため、外食にかかる時間を減らせます。
経費精算が必要な場合は、食事代を分けた明細を発行できるか確認しましょう。
深夜到着・早朝出発
周辺の飲食店が閉まっている時間帯でも、深夜対応のルームサービスなら食事を取れます。
早朝出発の場合は、朝食ボックスなどを利用できるホテルもあります。
体調不良・外出を避けたいとき
客室から出ずに食事できるのもメリットです。
スープや刺激の少ない料理を選び、アレルギーがある場合は注文時に必ず伝えましょう。
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ルームサービスに関するよくある質問
-
ルームサービスとは、簡単にいうと何ですか?
ホテルの客室へ食事や飲み物を届けてもらうサービスです。インルームダイニングとも呼ばれます。電話、QRコード、アプリなどで注文し、代金は部屋付けにしてチェックアウト時に精算する方式が一般的です。 -
ルームサービスで食べ終わったらどうすればよいですか?
ルームサービスまたはフロントへ電話し、トレイやワゴンの回収を依頼するのが確実です。廊下へ出すよう案内された場合だけ、避難経路をふさがない壁際へ置きます。食器を洗ったり、残り物をトイレへ流したりする必要はありません。 -
ルームサービスにチップは必要ですか?
日本では原則不要です。海外では国とホテルによって異なるため、伝票の「gratuity」「service charge」「delivery fee」を確認してください。チップ込みなら追加は任意です。海外を一律1~2米ドルと考えず、含まれていない場合は現地の慣習に従います。 -
ルームサービスは24時間利用できますか?
ホテルによります。24時間対応でも、深夜はサンドイッチ、スープ、スナックなどの限定メニューになる場合があります。客室内メニューかホテル公式サイトで、注文したい料理の提供時間を確認してください。 -
宿泊者でなくてもルームサービスを注文できますか?
原則として、客室に宿泊登録された人向けのサービスです。訪問者が代わりに注文したい、ケーキを宿泊者へ届けたい場合は、ホテルへ事前に相談してください。宿泊者の氏名や部屋番号をホテルが第三者へ案内することは通常ありません。
ルームサービスを活用して、ホテル時間を快適に過ごそう

ルームサービスとは、食事や飲み物をホテルの客室まで届けてもらうサービスです。
利用する際は、次の4点を確認しましょう。
- 注文前に提供時間とメニューを確認する
- サービス料・配送料・税・チップを含む総額を確認する
- 部屋番号、料理、希望時刻、アレルギーを正確に伝える
- 食後はホテルの案内に従い、必要なら回収を依頼する
料金だけなら、コンビニや外部デリバリーの方が安いこともあります。
それでも、雨の日に外へ出ずに食事をしたい、子どもが眠ったあとにゆっくり食べたい、
客室で夜景を眺めながら記念日を祝いたい――そんなときに便利なのがルームサービスです。
料理だけでなく、客室で過ごす時間とプライバシーも含めて楽しめることが、ルームサービスならではの価値です。
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Himariは、Trip.comで旅行コンテンツライターとして、中国旅行やグルメ旅を中心とした記事を執筆しています。 旅行業界での実務経験は2年以上。航空券+ホテルのダイナミックパッケージ企画や、現地ツアーの造成、取材同行などを通して、実践的な旅行ノウハウを積み重ねてきました。 個人としても、これまでに3カ国以上を訪問。 中でも中国では長期滞在の経験があり、実際に現地で暮らすように旅をした体験をもとに、リアルで役立つ情報発信を心がけています。 記事では、現地の最新事情や混雑状況、ベストシーズン、予約のコツなどを、 Trip.comのデータと自身の体験を組み合わせて、できるだけわかりやすくお伝えしています。 ビザや入国条件、治安情報などの重要な内容については、外務省や各国大使館、観光局、航空会社の公式情報を確認したうえで執筆。 必要に応じて社内の現地パートナーとも情報をすり合わせ、内容の正確性と最新性を保つよう努めています。 ライター経歴 2019年 クーポンサイトにて編集・ライターとして勤務 2024年 Trip.comに入社。中国・韓国などアジア方面のダイナミックパッケージ記事制作を担当 現在 中国を中心に、旅行ガイドやモデルコース記事の企画・執筆を行っている 主な資格・実績 英検4級 中国政府観光局認定 日本語ガイド資格証 旅行業界での実務経験:2年 これまでに訪れた国・地域 これまでに3カ国を訪問。 アジア:中国、韓国 ヨーロッパ:スペイン 中国には10回以上渡航しており、短期旅行だけでなく、 中長期滞在で現地の生活に近い旅も経験してきました。 これまでの海外渡航回数は合計13回以上。 LCCを利用した弾丸旅行から、長期滞在で街歩きを楽しむスロートラベルまで、さまざまなスタイルの旅を続けています。