韓国の交通系カード3選を比較!T-money・Cashbee・NAMANEカードの違い

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執筆:tochi-kuru

韓国の交通系カード3選を比較!T-money・Cashbee・NAMANEカードの違い

いま韓国を訪れるなら、交通系カードは必需品です。近年はT-moneyのほかにCashbeeやNAMANEカードなど種類が増えてきました。これらの違いを知って、韓国内の移動をもっと便利に、もっと快適にしましょう。

この記事では、韓国の交通系カードとしてT-money・Cashbee・NAMANEカードの違いを紹介します。ぜひ、最後までご覧ください!

韓国の交通系カード一覧

カード名交通カードチャージ特徴
T-money韓国でもっとも選ばれている
Cashbee釜山を中心に使いやすい
NAMANEオリジナルカードが作成できる

韓国の交通系カード|T-moneyカード

韓国の交通系カード|T-moneyカード

特徴

T-moneyカードは韓国でもっとも多くの加盟店を保有しており、駅やコンビニエンスストア、通常のお買い物でも使える便利なカードです。T-moneyカードさえ持っていれば、交通機関で切符購入のために並ばずに済むうえに、現金と比較して割引率が大きいメリットがあります。

ソウルの地下鉄料金(10㎞以内)

利用者T-money現金
一般 (満19歳~)1,400ウォン1,500ウォン
青少年 (満13~18歳)800ウォン1,500ウォン
子ども (満6~12歳)500ウォン500ウォン

ソウルのバス料金(ブルー・グリーンの場合)

利用者T-money現金
一般 (満19歳~)1,500円1,500円
青少年 (満13~18歳)900円1,000円
子ども (満6~12歳)550円550円

チャージ方法

T-moneyカードは地下鉄の駅やT-moneyマークのあるコンビニや街頭販売店、一部銀行ATMでチャージ可能です。チャージは現金のみで、1,000ウォン単位。1回につき1,000ウォンから最大50万ウォンまでチャージできます。

観光の場合、払い戻しの点を考慮して20,000ウォンをおすすめします。地下鉄の駅でチャージするときは、交通カードチャージ機でチャージ可能です。日本語付きの音声ガイダンスが流れるので、それに沿って購入すれば安心です。

払い戻し

T-moneyカードは繰り返しチャージして使えるので、再度韓国に訪問予定の方は残金を残しておいてもいいでしょう。払い戻し希望の場合、ソウル地下鉄の駅や一部のコンビニで払い戻しできます。

このとき、「환불해주세요」(ファンブル ヘジュセヨ)と伝えれば、500ウォンの手数料を差し引いて全額返金されます。ただし、高額の場合は韓国の銀行口座がないと返金ができないため、チャージ時には注意が必要です。

T-moneyカード払い戻し表

払い戻し額対応できる場所手数料
2万ウォン以下GS25、セブンイレブン、365PLUS、lalavla500ウォン
3万ウォン以下CU、ミニストップ、emart24 500ウォン
5万ウォン以下首都圏地下鉄駅構内サービスセンター500ウォン

なお、最近ではT-moneyと韓国で使えるスマートフォン用SIMカードが一体になった便利なカードが登場しました。SIMカードを携帯電話に挿入するだけでT-moneyとして使える画期的な商品です。気になる方は、ぜひこちらをご覧ください。

韓国の交通系カード|Cashbee

韓国の交通系カード|Cashbee

特徴

Cashbeeカードとは、釜山を中心に利用される韓国で2番目に人気のある交通カードのことです。釜山やソウルの地下鉄、バスで使用でき、T-Moneyと同様に運賃割引が適用されます。多くのコンビニ(ロッテマート、スーパー、ロブス)やロッテシネマ、カフェやレストランで利用できる、汎用性の高いカードです。

釜山の地下鉄運賃表

対象1区間2区間
一般(現金)1,550ウォン1,750ウォン
一般(交通カード)1,450ウォン1,650ウォン
青少年(現金)1,150ウォン1,300ウォン
青少年(交通カード)1,050ウォン1,200ウォン
子ども(現金)700ウォン800ウォン
子ども(交通カード)無料無料

チャージ方法

Cashbeeカードを購入した際はチャージがされていませんので、使用するにはチャージが必要です。チャージはソウルや釜山の地下鉄の駅、Cashbeeマークのある全国のコンビニや街頭販売店、一部銀行のATMで行えます。チャージ額は1,000ウォンから最大500,000ウォンまでです。

なお、以前あった「モバイル cashbee」サービスは、2018 年3月30日をもちまして終了しています。今は現地でのチャージのみ対応しています。

払い戻し

Cashbeeカードは繰り返しチャージして使えるので、韓国に訪問予定のある方は残金を残しておいてもいいでしょう。払い戻し希望の場合、ソウル地下鉄の駅や一部のコンビニで払い戻しできます。

このとき、「환불해주세요」(ファンブル ヘジュセヨ)と伝えれば、手数料を差し引いて全額返金されます。一部ATMでも払い戻し手続きが可能です。

韓国の交通系カード|NAMANEカード

韓国の交通系カード|NAMANEカード

引用:https://www.namanecard.com/

特徴

NAMANEカードとは、好きな画像をカスタマイズして発行できる交通カードで、近年注目を集めているカードです。チャージ式のプリペイドカードなので、T-moneyカードとクレジットカードの機能がひとつになったカードです。

購入はNAMANEアプリや仁川国際空港、明洞、ソウル駅など全国の主要エリアにあるキオスクで可能。アプリを利用すれば、残高照会やチャージはかんたん。発行に制限はないため、日本人でも安心して作成できます。

カードの作り方

NAMANEカードの作り方は、以下のとおりです。

  1. 専用アプリをダウンロード
  2. 会員登録
  3. カードのデザイン作成
  4. キオスクの場所を確認
  5. キオスクでカード発行

韓国で交通系カードを購入しない場合は?

韓国で交通系カードを購入しない場合は?

韓国で交通系カードを使用しない場合、地下鉄では1回用交通カードが便利です。このカードは駅の券売機で購入可能できますが、500ウォンの保証金が必要です。1回用カードの運賃にはこの保証金が含まれており、到着後に改札付近の保証金返金機で返金されます。

しかし、使い勝手の面や割引率の点から考慮して、1回用交通カードより交通系ICカードの利用をおすすめします。

交通系カード以外に持っておくべき便利なモノ3選

1.ディスカバーソウルパス

1.ディスカバーソウルパス

ディスカバーソウルパスは、ソウルの主要観光スポットへの直接入場や免税店で最大50%割引が受けられる便利なカードです。50以上の観光スポットへの無料入場、150の観光スポットでの割引、28の体験型観光スポットの割引が可能です。

さらには交通カード機能があり、バスや地下鉄利用時に追加のカード購入が不要で、AREX直通列車の片道乗車券やソウル市公共自転車の1日クーポンも含まれています。オンラインでのカスタマーサービスサポートも提供されており、購入日から90日以内に未使用のパスは払い戻しが可能です。

➡無料観光スポットの詳細はこちら

【利用者の口コミ】

口コミ
予約が便利で、ソウルに行くだけでQRコードで抽出できます。観光スポットに行ってチケットを交換するのはとても便利です。最後の日に楽天世界に行くことを勧めます。

2.韓国用eSIM

2.韓国用eSIM

eSIMとはEmbedded(埋め込み) SIMという意味です。従来の物理的なSIMカードと異なり、内部に組み込まれている電子的なSIMのことを指します。日本では2018年にeSIM対応端末が導入され、以降は利用者が急増しています。

従来のSIMカードは端末に物理的に挿入して使用するものでしたが、eSIMは端末にカードを挿入・取り出す必要はありません。SIM情報を端末内にダウンロード、もしくは削除するだけで韓国をはじめ海外で自由にインターネットに接続できる画期的なシステムです。

【利用者の口コミ】

口コミ
日付が変わった瞬間に接続開始したけど、繋げた瞬間から使えてめっちゃ便利やった!一部地下を除いてほとんど繋がる。利用前にQRコードだけ用意しとく必要あるけど、携帯二台あればどこでも接続可能。次行く時も利用したい♪

3.韓国用Wi-Fiルーター

3.韓国用Wi-Fiルーター

韓国旅行が大人数のグループなら、韓国用Wi-Fiルーターのレンタルがおすすめです。Wi-Fiルーターを利用することでメンバー全員が同時にインターネット接続を共有でき、SNSの更新や地図の確認、レストランの検索などがかんたん。

通信費の節約にもなり、現地でのSIMカード購入の手間を省くことができます。空港やオンラインで簡単にレンタル可能なので、グループ旅行の必需品と言えるでしょう。

【利用者の口コミ】

口コミ
繋がりも問題なく、一度の充電で長時間持ち、とても便利でした。機器もとてもコンパクトで持ち運びしやすかったです、受け取りと返却もスムーズでした。また利用したいです。

韓国の交通系カードに関する3つの注意点

韓国の交通系カードに関する3つの注意点

1.残高不足で使えないときがある

韓国の交通系ICカードを使用する際、カードの残高を常に確認しておきましょう。残高が不足していると、バスや地下鉄などの公共交通機関を利用できなくなります。

とくに長距離移動や乗り換えを多用する場合は、多めのチャージをおすすめします。残高が少なくなった際には、コンビニや地下鉄駅内のチャージ機で迅速にチャージすることが可能です。

2.「ティーマネー」が通じないときがある

英語でT-money「ティーマネー」と発音しますが、韓国語では「티머니(ティモニ)」と言います。T-moneyカードは「티머니카드(ティモニカドゥ)」です。そのため、英語に疎い韓国人の場合は「ティーマネー」が通じないケースがあるかもしれません。聞き取ってもらえない場合は、実際にカードを出してアピールしてみましょう。

3.クレジットカードでチャージできない

韓国の交通系ICカードの多くは、クレジットカードでの直接チャージに対応していません。チャージは現金を使用する必要があります。このため、韓国を訪れる際はある程度の現金を準備しておきましょう。GS25など一部のコンビニでは、現金で支払ったおつりを交通系カードに入れてもらうことも可能です。

韓国の交通系カードについてよくある質問

韓国の交通系カードについてよくある質問
  • T-moneyは日本でも使えますか?

    日本を含む海外の交通機関では使用できません。


  • T-moneyカードに有効期限はありますか?

    カード自体の有効期限は設定されていませんが、最後に使用またはチャージしてから10年間利用されない場合は自動的に無効となります。


  • いくらくらいチャージしたらよいですか?

    必要なチャージ額は、滞在期間や利用予定の交通機関によって異なります。一般的な滞在であれば10,000ウォンから20,000ウォン程度のチャージがおすすめです。


  • T-moneyは釜山でも使えますか?

    はい。T-moneyカードは、釜山を含む韓国全国の公共交通機関で利用可能です。釜山の地下鉄やバスなどでスムーズに利用できるため、ソウルだけでなく釜山など他の都市を訪れる際にも便利です。

韓国の地下鉄に関しては、こちらが参考になります。

韓国・ソウルの地下鉄で迷わない!料金・乗り方をわかりやすく解説

釜山の地下鉄乗り方入門!料金や路線図が一目でわかる

韓国に行くなら交通系カードはマストアイテム!

韓国に行くなら交通系カードはマストアイテム!

韓国旅行に行くなら、公共交通機関をスムーズに利用するための交通系カードが必須アイテムです。とくに、もっとも普及しているT-moneyカードなら、バスや地下鉄だけでなく、コンビニや店舗でも使用できるため、非常に便利。韓国に行く前に準備しておくべきマストアイテムといえます。

さらに便利な旅を望むなら、Trip.comのSIMカード+T-Moneyのツーインワンカードがおすすめ。これ一枚で、通信と移動の2つのニーズを解決できる優れモノ。ぜひ、みなさんも一度使ってみてくださいね!

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