カナダ旅行に必要な費用はいくら？安い時期やベストシーズンについて解説

カナダは広大な自然、美しい景色、美食、そして多彩なアクティビティが楽しめる国です。そんなカナダ旅行ですが、費用はできるだけ安く抑えたい人が多いでしょう。この記事では、カナダ旅行に必要な費用と予算を少しでも安く抑える3つの方法を紹介します。ぜひ、最後までご覧ください。

カナダ旅行の航空券費用

カナダ旅行の航空券費用の目安は、20万円～です。

カナダの航空券代は旅行の時期や早期予約の有無によって異なりますが、一般的な目安は20万円〜30万円程度となっています。カナダ旅行が決まったら、できる限り早めに予約することをおすすめします。

【トロント】

トロントはカナダの東海岸に位置する都市であり、四季折々の気候が特徴です。一般的に日本からの往復航空券の目安は20万円〜25万円程度となっています。

【バンクーバー】

バンクーバーは太平洋沿岸の都市であり、温暖な気候が特徴です。バンクーバーには日本からの直行便が運航されており、日本からの往復航空券の目安は18万円〜25万円です。

【イエローナイフ】

イエローナイフはカナダの北西部に位置する都市であり、北極圏の中心地のひとつです。イエローナイフに行くには、経由便が中心です。日本からの往復航空券の目安は30万円〜50万円程度となっています。

カナダ旅行のホテル費用

カナダ旅行のホテル代の目安は、1泊あたり10,000円～です。カナダには、様々な種類のホテルがあります。予算に応じてホテルランクを変えていきましょう。

【バンクーバー】

• 高級ホテル：1泊200ドル〜
• 中級ホテル：1泊100ドル〜
• 安価なホステル：1泊40ドル〜

【トロント】

• 高級ホテル：1泊250ドル〜
• 中級ホテル：1泊100ドル〜
• 安価なホステル：1泊30ドル〜

【イエローナイフ】

• 高級ホテル：1泊300ドル〜
• 中級ホテル：1泊150ドル〜

カナダ旅行のeTA取得費用

カナダへの旅行には、eTA（Electronic Travel Authorization）の取得が必要です。カナダ入国ビザが免除されている外国籍の旅行者が、カナダに入国・乗り継ぎする場合にはeTAが求められます。カナダ政府の公式Webサイトから申請する場合、1人あたり7カナダドルの費用がかかります。

2023年10月現在、カナダドルは日本円で109.72円なので約770円程度。クレジットカード決済の場合は、手数料がかかります。有効期間は最長で5年間。ただし、パスポートの有効期限が切れると同時にeTAの有効期限も切れるため、注意してください。eTAの申請はこちら➡電子渡航認証（eTA）公式サイト

カナダ旅行の食事費用

カナダ旅行の食費の目安は、1日あたり10,000円～です。

カナダは世界的にも美食の国として知られており、カフェ、レストラン、食品市場など、美味しい食事やドリンクを提供する場所が数多くあります。できる限りカナダ旅行の費用を抑えたいなら、スーパーなどで食材を購入してみましょう。

カナダの朝食代

カナダの朝食は、カフェやレストランで提供されるブレックファストメニューが主流です。朝食代は平均的に10～20カナダドルでパンケーキやワッフル、ベーコンエッグなどの定番メニューを楽しむことができます。

コーヒーやジュースなども付いてくることが多いので、コスパも良いといえます。

カナダの昼食代

カナダの平均的なランチ代は、都市部で15～25カナダドルです。サンドイッチやサラダ、スープ、バーガーなど様々なメニューがありますので、旅行の予算に合わせて選びましょう。

カナダのカフェ代

カナダにはコーヒーショップやカフェが数多くあり、軽食やコーヒーを楽しむことができます。カフェでのドリンク代は、一般的に3～5カナダドルです。

カナダの夜食代

カナダの夜食はレストランや居酒屋、ファストフードチェーン店などで提供されるディナーメニューが主流です。平均的なディナー代は、都市部で25～40カナダドル程度。ステーキやシーフード、ピザ、パスタなど、様々な料理が楽しめるうえにアルコール類も豊富です。ぜひ、カナダグルメを堪能してください。

カナダ旅行のお土産費用

カナダ旅行のお土産代の目安は、5,000円～です。

海外旅行の楽しみはお土産選び、という方は多いでしょう。カナダには魅力的なお土産がたくさん揃っています。

• メープルシロップ：カナダの代表的なお土産
• アイスワイン：カナダ特産の氷ワインは甘くて美味しい
• スモークサーモン：カナダの海の恵みとして人気
• カナディアンウイスキー：スムースな味わいが特徴
• カナダ・グースのダウンジャケット：カナダ生まれの高級ブランド
• カナダのジュエリー：イヌイットの伝統的なデザイン
• ビーフジャーキー：肉が柔らかくて味が濃厚
• オリンピック記念グッズ： オリンピック関連グッズも人気
• カナダのチーズ：カナダ特産のチーズは品質が高く味わいも豊か
• ナイアガラの滝のお土産：Tシャツやマグカップ、キーホルダー

カナダ旅行の交通費用

カナダ旅行の交通費の目安は、1日あたり2,000円～です。

バンクーバーやトロントなどの都市部では、バスや路面電車などの公共交通機関が発達しているので気軽に移動ができます。一日乗車券などを有効に使って、交通費を抑えましょう。ここでは、おもにトロントの交通事情について解説します。

電車の場合

トロントの電車はTTCと呼ばれる公共交通機関で、路面電車や地下鉄、バスなどがあります。料金は距離に応じて異なり、以下のようになっています。

シングル・ファーティ（1回分の乗車券）

• 大人：$3.25
• 子供（12歳以下）：$2.30

ダウンタウンエリア（ゾーンA）

• 大人：$13.50
• 子供（12歳以下）：$10.75

ファミリーパス（週末や祝日に利用可能な乗車券）

• 大人：$13.00
• 子供（12歳以下）：無料（大人1名につき最大4人まで）

プリストパス（事前予約制）

• 大人：$130.00
• 子供（12歳以下）：$100.00

TTCの乗車券は現金、クレジットカード、デビットカード、またはPRESTOカードで支払うことができます。

バスの場合

トロントのバス料金は距離によって異なります。2023年2月現在、大人1人の運賃は以下の通りです。

• 1区間：3.25カナダドル
• 2区間：4.75カナダドル
• 3区間以上：6.75カナダドル

トロントのバスは比較的頻繁に運行しているため、市内観光に便利な交通手段です。

タクシーの場合

トロントのタクシー料金は、距離と時間に基づいて計算されます。

• 初乗り料金は10.5カナダドル
• 追加料金1キロメートルあたり1.75カナダドル

トロント市内のタクシー運賃はメーターによる料金が一般的ですが、空港などの特定の場所では、定額料金が設定されている場合もあります。多くのタクシーはクレジットカードが使えますが、事前に確認することがおすすめです。注意点として、カナダのタクシーの運転手にはチップを渡すことが一般的な習慣となっていること。チップの相場は料金の10〜15%程度ですので、忘れずに支払いましょう。

カナダ旅行の観光・アクティビティ費用

カナダ旅行の観光・アクティビティ費用の目安は、1日あたり3,000円～です。

カナダで人気の観光スポットと入場料金を、表にまとめました。なお、料金は2023年10月時点のものです。変更の可能性がありますので、事前に公式サイトで確認することをおすすめします。

カナダ旅行のWi-Fi・通信費用

カナダ旅行のWi-Fi・通信費用の目安は、1日あたり500円～です。カナダでスマートフォンを利用する方法は、おもに以下の3つ。

• カナダで使えるeSIM
• モバイルWi-Fiルーター
• SIMカード

おすすめはカナダで使えるeSIMです。eSIMとは、Embedded（埋め込み） SIMという意味のこと。物理的な形状を持たないため、わざわざ小さなピンでSIMトレイを開ける手間や、SIMカードを落としてしまう心配はありません。日本では2018年にeSIM対応端末が導入されて以降、利用者が急増しています。カナダに降り立った瞬間からスムーズにインターネットができるのは、eSIMの大きなメリットです。

カナダ旅行の海外保険費用

カナダ旅行の海外保険費用の目安は、1日あたり500円～です。

たとえ1泊2日の短期滞在でも、海外ではどんなトラブルが発生するかわかりません。病気や盗難に備えて海外旅行保険への加入をおすすめします。カナダ旅行で3泊4日の海外保険に加入する場合、1500円が目安です。高額な保険になると、緊急歯科治療や弁護士費用なども付帯されます。保険の内容をよく確認して、あなたに必要なぶんだけ加入しましょう。

カナダ旅行のビザ取得費用

カナダに6か月以内の滞在をする場合は、査証（ビザ）は免除されています。しかしカナダに空路で入国する際は、eTA申請の手続きが必要です。忘れずに行いましょう。詳しい情報は、外務省公式サイトをご覧ください。

3泊5日のカナダ旅行の費用

3泊5日のカナダ旅行の費用は、1人28万円が目安です。

4泊6日のカナダ旅行の費用

4泊6日のカナダ旅行の費用は、1人30万円が目安です。

一週間のカナダ旅行の費用

一週間のカナダ旅行の費用は、1人36万円が目安です。

知っておきたいカナダ旅行の基本情報

旅行に行く前に、カナダの基本情報をおさらいしておきましょう。カナダのベストシーズンなど、知っておくと役に立つ情報を紹介します。　

カナダ旅行のベストシーズンについて

カナダは四季がはっきりしており、地域によって気候が大きく異なります。目的の場所によって、ベストシーズンは異なります。

西海岸（バンクーバー、ビクトリア）

ベストシーズン：春から秋

西海岸は温暖な気候で、年間を通して比較的穏やかな気候です。春から秋にかけては気温が上がり、夏には温暖な気候になるため、アウトドアアクティビティを楽しむのに最適な時期です。また、秋には美しい紅葉が見られます。冬は比較的温暖ですが、山岳地帯ではスキーやスノーボードを楽しむことができます。

ロッキー山脈

ベストシーズン：夏から秋

ロッキー山脈は、自然豊かで美しい景色が広がる人気の観光地です。夏には気温が上昇し、ハイキングやキャンプなどのアウトドアアクティビティを楽しむことができます。冬は寒く、多くのリゾート地でスキーやスノーボードを楽しむことができます。

プレーリー地帯（トロント、モントリオール）

ベストシーズン：夏から秋

プレーリー地帯は四季がはっきりしています。夏は暑く、冬は寒いという気候です。夏には多くのフェスティバルが開催され、街がにぎやかになります。冬は寒く、スケートやスキー、雪遊びなどのアクティビティが楽しめます。

北極圏（イエローナイフ、ホワイトホース）

ベストシーズン：夏・冬

北極圏は夏には日が長く、冬には日が短いという独特な気候です。夏にはカヤックやキャンプなどのアウトドアアクティビティ、冬にはオーロラで有名です。

カナダの入国制限について

カナダ運輸省は、6月20日午前0時1分より、カナダ入国に対するワクチン接種義務を停止すると発表しました。これにより、ワクチン接種証明書を提示する必要はありません。詳しくは、外務省安全ホームページをご覧ください。

日本とカナダの時差について

日本とカナダのバンクーバーの時差は、17時間です。日本時間のほうが早く進んでおり、日本が昼12時のときバンクーバーは前日の夜19時です。3月～11月の期間はバンクーバーがサマータイムに入りますので、時差は16時間になります。

カナダ旅行の費用を安く抑える3つの方法

カナダは美しい景観や豊かな自然、美食や文化が魅力的な観光地ですが、旅費が高くなるのが悩みという人もいるでしょう。そこで、カナダ旅行の費用を抑える3つのコツを紹介します。

オフシーズンに行く

カナダは、観光シーズンによって旅費が大きく異なります。夏季（6月～8月）や年末年始などのホリデーシーズンは、ホテルや交通機関などの旅行関連サービスが高額になることが多いです。

オフシーズンにはホテルや交通機関などが割引価格で提供されることがあり、旅費を抑えることができます。観光地も人が少なくなるため、ゆったりと旅を楽しめるメリットもあります。

地元の食材を活用する

カナダは農業や漁業が盛んな国であり、美味しい地元食材が豊富にあります。レストランやカフェでの食事も美味しいですが、自炊や地元の市場での食材調達もおすすめです。地元の食材を活用することで、食費を抑えましょう。地元の市場では、食材だけでなくハンドメイドの雑貨やお土産も購入することができます。

公共交通機関を利用する

カナダでは、レンタカーやタクシーを利用するより公共交通機関を利用した方が交通費を抑えることができます。できるだけ、公共交通機関を利用してみてください。

カナダ旅行についてよくある質問

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久しぶりのカナダ旅行なので、思いっきり羽を伸ばして楽しみましょう。あなたが今まで知っているカナダと合わせて、新しい一面が見えてきますよ。

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