
中東の小国カタールは、近年スポーツイベントや展示会の開催地として注目を集めています。伝統的な市場や博物館、現代的な建築物など多彩な観光スポットがたくさん!カタール旅行にはどのくらいの費用が必要なのでしょうか。目安として、1人の旅行費用は3泊4日で約29万円、1週間で36万円ほど。旅行費用を抑えたいなら、安い時期を選んで行くのがコツです。
この記事では、カタール旅行に必要な費用と予算を少しでも安く抑える3つの方法を紹介します。ぜひ、最後までご覧ください。
カタール旅行の航空券代

カタール旅行の航空券費用の目安は、18万円~です。
日本からカタールの首都ドーハに直行する航空券の相場は、時期や予約時期によって異なりますが、おおよそ15万円〜25万円が目安です。特にカタールの観光シーズンである秋や冬は、航空券の価格が上昇する傾向があります。できるだけ早期に予約をすることで、お得にカタール旅行に行けるでしょう。
カタール(ドーハ)行きの格安航空券
カタール旅行のホテル代

カタール旅行のホテル代の目安は、1泊あたり15,000円~です。カタールは高級ホテルが多い国として知られており、宿泊費用が比較的高めになっています。主要エリアごとにホテル代の目安をまとめました。
ドーハ
・一泊あたり:200ドル〜
ドーハはカタールの首都であり、高級ホテルが多く立ち並んでいます。中でもウェスティン、フェアモント、シャングリラなどの大手ホテルが人気を集めています。ビジネス街周辺には、比較的リーズナブルな価格帯のビジネスホテルもあります。
ドーハ周辺
・一泊あたり:100ドル〜
ドーハ周辺にはパール・キャッスル、ウクライナ・ビーチなどのリゾート地があります。こちらの地域のホテルは海が近いところや、ビーチでのレジャーを楽しめるホテルが人気を集めています。
その他の地域
・一泊あたり:100ドル〜
アル・ワクラ、アル・カール、リヤドなども一定数のホテルがありますが、規模や価格帯は限られています。しかし、ドーハからのアクセスは便利です。ホテル代を抑えたい方は、このあたりを拠点としてドーハ観光を回ってみましょう。
カタール旅行の食費代

カタール旅行の食費の目安は、1日あたり1万円~です。
カタールは、中東の国でありながら、世界中から食材が輸入され、多様なグルメを楽しめる国です。物価と同じく食事代も日本より高め。モールのフードコートやチェーン店を上手に利用して、食事代を抑えましょう。アルコール飲料は、非イスラム教徒の旅行者向けの認可を受けたホテル内のレストランやバーでのみ提供されます。
カタールで定番の食事メニューを朝食、昼食、カフェ、夕食別に紹介します。
カタールの朝食代
- フール・メドメス(豆のスプレッド)
- シャクシュカ(野菜と卵の煮込み)
- ファタイヤ(小さなピザのようなもの)
カタールの昼食代
- マンサフ(ラム肉と米の煮込み)
- カプサ(鶏肉とスパイスの炒め物)
- サモサ(パイ生地で包まれた具材の揚げ物)
カタールのカフェ代
- カルト(紅茶)
- カフェ・ラテ
- カプチーノ
- アラブ風コーヒー
カタールの夕食代
- メゼ(小皿の前菜)
- シシ・タウック(串焼きの鶏肉)
- ハムサ(豆の煮込み)
- ババ・ガヌージ(茄子のスプレッド)
カタール旅行のお土産代

カタール旅行のお土産代の目安は、1日あたり5,000円~です。
カタールに限らず、海外旅行ではお土産選びが楽しみという方も多いでしょう。そのため、お土産費用は人によって変わります。カタールの代表的なお土産を10個紹介します。参考にしてください。
- アラビア文字の名刺入れや財布
- 香水やオイル
- イスラム芸術を取り入れた装飾品
- カタール美術館の限定版グッズ
- ピスタチオ
- ドライフルーツ
- カタール風のスパイスやハーブ
- カタール産の織物や刺繍のクッションカバー
- ラクダのフィギュアやストラップ
- カタール産のカーペット
カタール旅行の交通費

カタール旅行の交通費の目安は、1日あたり3,000円~です。
電車の場合
カタールには、ドーハ市内を走るメトロと呼ばれる電車があります。メトロには3つの路線があり、全て同じ運賃設定です。乗車距離にかかわらず、1回の乗車で10リヤル。カード式の乗車券を使用する場合は、1回の乗車で2リヤル割引となります。
バスの場合
カタールのバスには、ドーハ市内を走る都市バスと、ドーハ市外を走る長距離バスがあります。都市バスは、1回の乗車で2リヤルがかかります。長距離バスについては、目的地や距離によって異なりますので、事前に確認する必要があります。
タクシーの場合
カタールのタクシーは、メーター制を採用しています。初乗り料金は10リヤル(約398円)で、その後は1kmあたり1.20リヤル(約48円)が加算されます。また、深夜帯や空港利用の場合は、追加料金がかかる場合があります。
カタール旅行の観光・アクティビティ費用

カタール旅行の観光・アクティビティ費用の目安は、1日あたり5,000円~です。
おもなカタールの観光スポットの料金はこちらです。
スポット・アクティビティ | 費用 |
カタール国立博物館 | 大人100リヤル |
カタール自然史博物館 | 大人15リヤル |
アラブ博物館 | 大人10リヤル |
ドーハ市内観光バスツアー | 大人20リヤル |
カタール砂漠サファリツアー | 大人250リヤル |
ドーハ市内観光タクシーツアー | 大人300リヤル |
カタール湾観光船ツアー | 大人75リヤル |
カタール旅行のWi-Fi・通信費用

カタールでの通信費用の目安は、1日あたり無料~1,500円です。海外でスマートフォンを利用する方法は、おもに以下の3つ。
- カタールで使えるeSIM
- モバイルWi-Fiルーター
- SIMカード
おすすめはカタールで使えるeSIMです。eSIMとは、Embedded(埋め込み) SIMという意味のこと。物理的な形状を持たないため、わざわざ小さなピンでSIMトレイを開ける手間や間違ってSIMカードを落としてしまう心配はありません。日本では2018年にeSIM対応端末が導入され、以降は利用者が急増しています。カタールの空港に降り立った瞬間からスムーズにインターネットができるのはeSIMの大きなメリットです。
カタール旅行の海外保険費用

カタール旅行の海外保険費用の目安は、1日あたり500円~です。
たとえ1泊2日の短期滞在でも、海外ではどんなトラブルが発生するかわかりません。病気や盗難に備えて海外旅行保険への加入をおすすめします。カタール旅行で3泊4日の海外保険に加入する場合、1,500円が目安です。高額な保険になると、緊急歯科治療や弁護士費用などが付帯されます。保険の内容をよく確認して、あなたに必要なぶんだけ加入しましょう。
カタール旅行のビザ取得費用

カタールへの入国には原則として査証が必要です。しかし日本国籍を持つ人が短期観光目的の場合は、査証を免除されています。ハマド国際空港での入国時に30日(又は60日)の滞在許可が付与され、必要に応じて延長手続をすることで最大60日間の滞在が可能となります。詳しい情報は、大使館公式サイトをご覧ください。
3泊4日のカタール旅行の費用
3泊4日のカタール旅行の費用は、1人29万円が目安です。
項目 | 費用 |
航空券 | 18万円〜 |
ホテル代 | 45,000円~ |
食事代・カフェ代 | 40,000円~ |
交通費 | 10,000円~ |
Wi-Fi代 | 4,500円〜 |
お土産 | 5,000円~ |
海外保険 | 2,500円〜 |
一週間のカタール旅行の費用
一週間のカタール旅行の費用は、1人36万円が目安です。
項目 | 費用 |
航空券 | 18万円〜 |
ホテル代 | 75,000円~ |
食事代・カフェ代 | 70,000円~ |
交通費 | 21,000円~ |
Wi-Fi代 | 7,500円〜 |
お土産 | 5,000円~ |
海外保険 | 3,000円〜 |
知っておきたいカタール旅行の基本情報

旅行に行く前に、カタールの基本情報をおさらいしておきましょう。カタールの物価やベストシーズンなど、知っておくと役に立つ情報を紹介します。
カタール旅行の物価について
カタールの物価を表にしてまとめました。2025年7月現在、1カタール・リヤルは39.78円前後で推移しています。たとえば、200カタール・リヤルのお土産は200×39.78円=約7,956円で購入できる計算です。価格は地域や店舗によって異なります。参考程度にご覧ください。
項目 | 価格 |
牛乳(1ℓ) | 7.26カタール・リヤル(289円) |
パン(1斤) | 5.46カタール・リヤル(217円) |
米(1kg) | 9.32カタール・リヤル(371円) |
卵(1ダース) | 8.13カタール・リヤル(323円) |
チキン胸肉(1kg) | 25.75カタール・リヤル(1,024円) |
バター(250g) | 10.27カタール・リヤル(409円) |
砂糖(1kg) | 4.33カタール・リヤル(172円) |
パスタ(500g) | 6.08カタール・リヤル(242円) |
コーヒー(500g) | 41.28カタール・リヤル(1,642円) |
※実際の価格は店や地域により異なります。
カタール旅行のベストシーズンについて
カタールは砂漠気候が特徴的なため、年間を通じて乾燥した暑い気候が続きます。そのため、観光に最適な時期は季節によって異なるもの。カタールの主要エリアごとのベストシーズンを紹介します。
ドーハ
ドーハはカタールの首都であり、国内最大の都市です。ドーハの気候は春と秋に最適で、3月から5月、9月から11月が特におすすめです。この時期は気温が比較的穏やかで、観光に適しています。冬季は12月から2月にかけて気温が下がりますが、それでも過ごしやすいです。
アル・ワクラ
アル・ワクラは、ドーハから南に約20キロメートルの位置にあります。アル・ワクラはとくに砂漠気候が顕著な地域。夏季は非常に暑いので、観光に適しているのは10月から4月です。
アル・ザバーラ
アル・ザバーラはカタール北部の町で、美しい砂漠風景と海が魅力的です。アル・ザバーラは、10月から翌年の5月までが最適な時期となります。
アル・ハール
アル・ハールはカタールの東海岸に位置しており、静かな砂浜が広がっています。アル・ハールは、10月から4月が最適です。
日本とカタールの時差について
日本とカタールとの時差は、6時間です。日本の方が6時間進んでいますので、日本の日曜日12:00は、カタールでは日曜日の朝6:00です。
カタール旅行の費用を安く抑える3つの方法

早期予約をする
カタールには観光シーズンがあるため、早期に予約することでホテルや交通手段の料金を安く抑えることができます。旅行会社からの割引クーポンや割引があることもあります。カタールへの旅行計画を立てる際には、早期予約がおすすめです。
地元の市場で買い物をする
カタールには多くの観光客向けのショッピングモールがありますが、そこでの買い物は高額になる場合があります。地元の市場に行くと、手頃な価格で物品を購入することができます。スパイスや香辛料、伝統的な衣服や装飾品などが人気です。地元の文化と人々との交流も体験できるでしょう
公共交通機関を利用する
カタールは、比較的安価な料金で鉄道やバスが運行されています。そのなかでも、タクシーより公共交通機関を利用することで交通費を抑えることができます。できる限り、電車やバスの移動を心がけましょう。
カタール旅行についてよくある質問

カタールまでの片道フライト時間は?
日本からカタールの首都であるドーハまでのフライト時間は、およそ12時間17分です。カタールの水は飲めるの?
カタールの水は飲用に適していますが、水道水は塩素臭が強く味があまり良くありません。そのため、飲料用としては市販の水を購入することが一般的です。カタールでチップは必要?
カタールでは一般的にはチップは不要です。しかし最近では欧米文化の影響で、チップを渡す場面が増えてきています。特に高級ホテルやレストランでは、サービスに対して10%程度のチップを渡す人が増えています。カタールは危険ではない?
カタールの犯罪発生率は比較的低く、治安部隊や警察が監視を行っています。ただし、観光客が多く集まる場所や公共商業施設では、盗難や詐欺、置き引きなどに注意が必要です。特に女性の一人旅では、夜間の外出を控えましょう。
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せっかくのカタール旅行なので、思いっきり羽を伸ばして楽しみましょう。あなたが今まで知っているカタールと合わせて、新しい一面が見えてくるはずです。
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