イタリアと日本のコンセントは形状や電圧が異なり、日本の電化製品をイタリアで使用する場合は「変換プラグ」が必要です。
この記事ではイタリアのコンセント形状や電圧、変換プラグの選び方などを徹底解説!よくあるトラブルや疑問に関してもまとめた完全ガイドとなっているので、ぜひチェックしてスムーズなイタリア旅行を実現しましょう。
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イタリアのコンセントの形状はCタイプとSEタイプの2種類
イタリアにはCタイプ・SEタイプという2種類の電源プラグが存在します。イタリアで日本の電化製品を使用する際には、これらのタイプに対応する2種類の変換プラグが必要になります。Cタイプ・SEタイプは一見似ていますが、プラグの太さや間隔に微妙な違いがあります。
Cタイプ
Cタイプは、2つの丸いピンを持ち、ピンの間隔は約19mmで、直径は約4mmです。
SEタイプ
一方でSEタイプは、Cタイプに加えて、さらに接地用のピンが付いた3つのピンを持ちます。2つの丸いピンの上に、接地用のピンが配置されています。
C/SEタイプの変換プラグでイタリアのコンセントが使える
イタリアで日本の電化製品を使用する際は、プラグの形状が大きく異なるため、変換プラグが必須です。イタリア用の変換プラグは、日本の家電量販店や空港で200~500円程度で手に入りますし、一部のホテルや宿泊施設では貸出も行っている場合があります。
おすすめはマルチプラグ
特におすすめなのは、複数のプラグタイプに対応できるマルチプラグです。このアダプター1つでさまざまな国の電源プラグに対応できるため、異なる旅行先ごとに新たな変換プラグを購入する手間が省けます。価格も1,000~2,000円と手頃で、持っていると非常に便利です。
簡易的なものも100均で調達可能
簡易的な変換プラグなら、100円均一でも取り扱っていることがあります。ただし、安価なために差込口に問題が発生することもあるので、予備として持っていく程度が良いでしょう。これで安心してイタリアを楽しんでください。
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取り消し線のある価格は、Trip.com上の該当する路線の平均価格に基づいて計算されています。
イタリアのコンセントにもすぐ対応!変換プラグの使い方は簡単
1.プラグの接続
まず、変換プラグを現地の電源コンセントに差し込みます。変換プラグのプラグ部分が、現地のコンセントに正しく合うように挿入します。
2.電化製品の接続
変換プラグが現地のコンセントにしっかりと装着されたのを確認したら、日本から持参した電化製品のプラグを変換プラグのソケットに接続します。プラグがしっかりと差し込まれていることを確認しましょう。
3.電化製品の使用
接続が完了したら、電化製品の電源を入れて使用します。正常に動作するか確認し、問題がないか確認します。
イタリアのコンセントで充電する場合、変圧器は必須?
イタリアの標準電圧は220Vで、日本の標準電圧100Vと比べるとかなり高いことに注意が必要です。
スマートフォンやノートパソコン、カメラの充電器など、多くの電子機器はデュアルボルテージ(100V-240V対応)設計のため、変圧器は必要ありません。しかし、日本の100V専用の充電器や電化製品をそのままイタリアの電圧で使用すると、機器が破損する恐れがありますので、注意が必要です。
変圧器が必要かどうかを判断するためのチェックポイントは以下の通りです。
1.電化製品のラベル確認
電化製品の充電器や電源アダプターに「Input: 100-240V」と書かれている場合、その製品は世界中の電圧に対応していることを示しているため、イタリアでも変圧器なしで使用可能です。ただし、プラグの形状を合わせるための変換プラグは必要です。
2.100Vの電化製品
イタリアで使用したい電化製品が「100V専用」の場合、必ず変圧器を使用する必要があります。変圧器を選ぶ際は、出力(例:100W、200Wなど)や機器の消費電力に応じたものを選びましょう。
3.高電力機器の注意
ドライヤーやアイロンなど、高電力を必要とする機器の場合は、ほとんどの場合変圧器が必要です。ただし、最近では変圧器なしで使用できる海外対応のドライヤーやアイロンも販売されているので、家電量販店でチェックしてみてくださいね。
イタリアでコンセントがなくても充電するコツ
イタリアでコンセントの形状が万が一合わない場合でも、心配はいりません。以下の2つの便利な方法で簡単に対応できます。
1. USBケーブルでの充電
もしイタリアのコンセントがお手持ちの電化製品に合わない場合、USBケーブルを利用すればあっという間に解決できます。多くのスマートフォンやタブレットはUSB充電に対応しており、オーストラリアのホテルや空港、カフェなどの公共スペースにはたくさんのUSBポートが設置されています。
これらのポートを賢く活用すれば、変換プラグなしでもスムーズに充電が可能です。
2. モバイルバッテリーの活用
移動中や外出先での充電には、モバイルバッテリーが大変重宝します。電源がない場所でも簡単に充電できるため、旅行や出張時には必須アイテムです。特に、長時間の移動や観光中にスマートフォンやタブレットのバッテリーが切れるのを防ぐためにも、モバイルバッテリーを1つ持っているだけで安心です。
知っておくと役に立つ!イタリアでコンセントやUSBポートがある公共施設3選
1. 空港
イタリアの主要空港では、待機エリアやラウンジにUSBポートや充電ステーションが完備されています。フライトの合間に手軽にデバイスを充電できるので、移動中も安心です。
2. カフェやレストラン
多くのカフェやレストランでは、充電用のUSBポートや電源コンセントを提供している店も多いです。美味しい食事を楽しみながら、デバイスを充電できます。
3. 鉄道駅
主要な鉄道駅には、充電ステーションが設置されていることが多いです。長時間の移動の合間でも安心して充電できます。
イタリアのコンセントについてよくある質問とアドバイス
-
イタリアで変換プラグや変圧器を忘れてしまったときは?
イタリアの多くの空港や家電量販店で変換プラグや変圧器を購入することができます。また、ホテルによっては貸出サービスを提供している場合もあるので、宿泊先に確認してみると良いでしょう。
-
日本の電化製品をイタリアで使用するためには何が必要ですか?
日本のプラグをイタリアのコンセントに合うように変換するためのプラグが必要です。また日本の電化製品が100V専用の場合、変圧器が必要です。
-
イタリアで使えるモバイルバッテリーの充電には変換プラグが必要ですか?
はい、モバイルバッテリーの充電もイタリアのコンセント形状に合わせるために変換プラグが必要です。ただし、モバイルバッテリーがUSB経由で充電できる場合、USBポートを利用することで直接充電できることもあります。
-
変換プラグから火花が出るのはなぜ?
接触不良や電圧の不一致が原因で火花は起こります。変換プラグや電化製品が損傷していないか、正しく接続されているかを確認してください。火花が続く場合は使用を中止し、新しい変換プラグを使用しましょう。
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イタリア以外のコンセント形状と電圧早見表
世界各国・地域のコンセント形状と電圧一覧をまとめたので、海外旅行に行く際にぜひ役立ててみてください。青文字でクリックできる国・地域について、コンセント事情の詳細をまとめています。
アジア・オセアニア
国・地域 | 周波数(Hz) | 電圧(ボルト) | プラグのタイプ |
日本 | 50~60 | 100V | A |
韓国 | 60 | 110/220 | A, C, SE |
中国 | 50 | 110/220 | A, B, B3, BF, C, O, SE |
タイ | 50 | 220 | A,B,B3,BF,C |
台湾 | 50 | 110 | A,O,C |
香港 | 50 | 220 | BF |
ベトナム | 50 | 220 | A,C,SE,BF |
シンガポール | 50 | 220/240 | BF |
マレーシア | 50 | 240 | B, B3, BF |
フィリピン | 60 | 220~240 | A,B3,C |
インドネシア | 50 | 220 | C |
カンボジア | 50 | 220 | A,C |
ラオス | 50 | 220 | A,C |
モンゴル | 50 | 220 | B,B3,C |
インド | 50 | 220~240 | B,B3,BF,C |
ネパール | 50 | 220 | B,C |
ミャンマー | 50 | 230 | B,B3 |
スリランカ | 50 | 230~240 | BF,B3,B |
オーストラリア | 50 | 240/250 | O,O2 |
ニュージーランド | 50 | 230/240 | O,O2 |
フィジー | 50 | 120/240 | A, B, C, O |
モルディブ | 50 | 220~240 | BF |
ヨーロッパ
国・地域 | 周波数(Hz) | 電圧(ボルト) | プラグのタイプ |
イギリス | 50 | 240 | BF |
イタリア | 50 | 220 | C,SE |
フランス | 50 | 220 | C,SE |
スペイン | 50 | 220 | C,SE |
ポルトガル | 50 | 220 | C,SE |
ドイツ | 50 | 230 | C,SE |
ベルギー | 50 | 220 | C,SE |
スイス | 50 | 230 | C,J |
オーストリア | 50 | 230 | C,SE |
オランダ | 50 | 230 | C,SE |
アイルランド | 50 | 220〜240 | BF |
ポーランド | 50 | 220 | C |
スウェーデン | 50 | 220 | C,SE,B |
ノルウェー | 50 | 230 | C,SE |
デンマーク | 50 | 220 | C,B |
ハンガリー | 50 | 220 | C,SE |
ギリシャ | 50 | 230 | C |
ブルガリア | 50 | 220 | C,SE |
エストニア | 50 | 220~230 | B,C,SE |
クロアチア | 50 | 230 | C |
カザフスタン | 50 | 220 | C,SE |
ウズベキスタン | 50 | 220 | C |
中東
国・地域 | 周波数(Hz) | 電圧(ボルト) | プラグのタイプ |
トルコ | 50 | 220 | C |
カタール | 50 | 240 | BF,D |
サウジアラビア | 50~60 | 220 | A,B,BF,C |
アフリカ
国・地域 | 周波数(Hz) | 電圧(ボルト) | プラグのタイプ |
エジプト | 50 | 220 | C |
モロッコ | 50 | 220 | C,SE |
南アフリカ | 50 | 220~230 | B3L,C |
ケニア | 50 | 220~240 | B,B3,BF,C |
アメリカ・南米
国・地域 | 周波数(Hz) | 電圧(ボルト) | プラグのタイプ |
アメリカ合衆国 | 60 | 120 | A |
カナダ | 60 | 120 | A |
アルゼンチン | 50 | 220 | O2 |
ブラジル | 60 | 220 | C,N |
ペルー | 60 | 220 | A, C, SE |
メキシコ | 60 | 110 | A |
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イタリアで一般的なコンセントはCタイプとSEタイプで、日本のプラグと形状が異なるため、互換性を持つ変換プラグが必要です。パソコンやスマートフォンはほとんどの場合、変圧器不要で充電できるはずです。いざというときに困らないように、携帯式の充電器も用意しておくと安心です。
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