大西洋の風が香るポルトガルへようこそ。美しい海岸線や街並み、そして温かな人々が魅了するこの国は、ヨーロッパ旅行の新たな定番となりつつあります。しかし、旅を計画する上で気になるのはやはり治安の問題ですね。
この記事では、ポルトガルの最新治安情報や注意点を詳しく解説し、安心して旅するための秘訣をお伝えします。
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最新!ポルトガルの治安に関する情報
2022年のポルトガルでは一般犯罪の認知件数が約34万件に達し、前年よりも約14%増加しました。これは新型コロナウイルスによる規制緩和に伴い、人々の活動が活発化した影響と考えられます。
凶悪犯罪は全体の約4%で、深刻な犯罪は比較的少ないと言えます。そのため、特に注意すべきなのは、スリやひったくりといった軽犯罪です。これらは主にリスボンやポルト地区の観光地や公共交通機関で発生しており、観光客が狙われやすい傾向にあります。貴重品の管理や周囲への注意を怠らず、ポルトガルの旅を満喫してください。
※ポルトガルの治安状況をリアルタイムで確認するには、外務省の海外安全ホームページを参考にするのがおすすめです。
治安のよいポルトガルで巻き込まれやすいトラブル4つ
1.スリや置き引き
ポルトガルは比較的安全とはいえ、観光地や公共交通機関ではスリや置き引きが発生することがあります。特にリスボンの人気観光地や、観光客が多く集まる場所では注意が必要です。
その中でも路面電車28番や15番は特に狙われやすいので、リュックサックやバッグを後ろに持っているとスリのターゲットにされやすくなります。
対策ポイント:
- 貴重品は分散して持ち歩く:パスポートや現金、クレジットカードは一箇所にまとめず、複数の場所に分けて持つと安全です。
- バッグは前に持つ:人が多い場所ではリュックは前に抱え、常に手で押さえておくのがポイントです。
- 気を抜かない:カフェやレストランで食事中、バッグは膝の上や体に近い場所に置いておきましょう。
2.偽警官などによる詐欺
ポルトガルでは、観光客を狙った偽警官による詐欺も報告されています。彼らは観光客に身分証の提示を求め、お金をだまし取る手口を使うことがあります。
また、知らない人からの「親切な提案」にも注意が必要です。例えば「あなたの靴を磨いてあげる」「安い宝石を売ってあげる」などは詐欺の可能性が高いです。
対策ポイント:
- 警官の身分証を確認する:警官を名乗る人物に声をかけられたら、必ず公式な身分証を見せてもらいましょう。疑わしい場合はその場を離れるのが賢明です。
- 簡単に話に乗らない:親切なふりをして近づいてくる人に注意し、不審な提案には毅然とした態度で断りましょう。
3.タクシーのぼったくり
リスボンやポルトの観光地では、正規のタクシーに見せかけた違法タクシーによるぼったくり被害も報告されています。観光客に対して不正な料金を請求したり、メーターを使わないで高額な料金を要求することがあります。
対策ポイント:
- 正規のタクシーを利用する:公式タクシーは「TAXI」のマークがあり、メーターが装備されています。乗車前にメーターが正しく動作しているか確認しましょう。
- 事前に料金の目安を調べる:移動する距離や場所によっての料金目安を調べておくと、不正な料金を要求されにくくなります。
4.レンタカーの車上荒らし
ポルトガルでは、レンタカーを利用する観光客も多いですが、駐車中の車から荷物が盗まれる「車上荒らし」も少なくありません。観光地や駐車場でレンタカーの中に荷物を置いておくと、ターゲットにされる可能性があります。
対策ポイント:
- 車内に荷物を置かない:レンタカーを利用する際は、車内に荷物を置きっぱなしにしないようにしましょう。少しの時間でも油断は禁物です。
- 駐車場所に注意:人通りが多い安全な場所に駐車し、防犯カメラが設置されている駐車場を選びましょう。
ポルトガルで治安を注意すべきエリア
リスボンのバイシャ地区やアルファマ地区、バイロ・アルトなどの観光スポットでは、スリや置き引きが発生しています。特に混雑した路面電車やバス、地下鉄の中では、数人組で観光客を囲み、財布や携帯電話を狙う手口が多く報告されています。また、ATM周辺での詐欺やタクシーでの不正請求といった事例もあります。
ポルトガルでの緊急時の対処法
ポルトガルでの緊急連絡先一覧
項目 | 電話番号 |
警察 | 112 |
救急 | |
在ポルトガル日本国大使館 | (国番号351)21-311-0560 |
盗難や置き引き被害にあった時に
もし現地で貴重品を盗まれてしまったら、まずは近くの警察に連絡し被害届を提出しましょう。被害届の控えは、後で保険請求や再発行手続きに必要になるので大切に保管してください。
ポルトガルの防犯対策でおすすめのアイテム3選
1.RFIDブロッキング財布
クレジットカードやデビットカードは、旅行中の必需品ですが、最近ではスキミング被害が増加しています。スキミングとはカード情報を無断で読み取られる犯罪手口のことで、特に人混みや観光地では被害に遭うことがあります。
RFIDブロッキング機能がついた財布を使うことで、カード情報を守ることができるため、非常におすすめです。
2.携帯用防犯アラーム
緊急時に周囲の注意を引くための携帯用防犯アラームは、旅先での心強い味方です。大音量のアラームで周囲に危険を知らせることができ、不審者を威嚇する効果もあります。
3.eSIM
ポルトガル旅行中、連絡手段を確保することは重要です。最近人気のeSIMは、現地でSIMカードを購入する手間を省き、インターネット接続をすぐに利用できる便利なアイテムです。
ポルトガルの基本情報
人口
約1,031万人(2023年、IMF)
宗教
カトリック教
言語
ポルトガル語
レート
1ユーロは162.25円(2024年10月現在)
時差
-8時間 ※日本より8時間遅い
ビザ
日本とポルトガルは、就労・留学など特定の場合を除き、観光等を目的とした90日以内の短期滞在について、相互に査証免除協定を結んでいます。
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治安の良いポルトガル旅行に出掛けよう!
ポルトガルは穏やかな気候、美しい景色、そして親切な人々が魅力の国です。治安も比較的良好で、基本的な防犯対策をしっかりと行えば、安心して旅行を楽しむことができます。
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