万里の長城の所要時間完全ガイド｜移動と観光を時短で楽しむ！

万里の長城って「どこまで行けば、どれくらい時間がかかるんだろう？」と迷っていませんか？

結論から言うと、北京中心から近い居庸関なら半日で往復でき、人気の八達嶺・慕田峪は日帰り6時間前後、金山嶺や司馬台は7〜9時間、東端の山海関は1泊が理想です。

移動距離と観光時間をセットで考えることで、自分に合ったプランが一目でわかります。

「朝6〜7時出発＋オンライン予約＋ロープウェイ活用」など、時短テクを押さえれば限られた滞在でも絶景を満喫できますよ。

この記事では各スポットの移動時間・観光目安・効率的な回り方を詳しく紹介します。

万里の長城：移動＋観光時間まとめ

万里の長城観光の所要時間の基本ガイド

北京市からの距離と特徴（ざっくり目安）

～1時間圏：居庸関

→ 駅近＆石段が整備。初めての長城や短時間派に最適。

～2時間圏：八達嶺・慕田峪・黄花城水長城

→ 王道（八達嶺）、家族向きで歩きやすい（慕田峪）、水×長城の唯一景（黄花城）。

～3時間圏：金山嶺・司馬台

→ ハイキング向き＆人出少なめ。司馬台は唯一の夜間開放が魅力。

～4時間圏：山海関（秦皇島）

→ 海に沈む長城はここだけ。移動長め＝1泊で満喫が本命。

観光＋移動の合計目安（実行計画の基準）

• サクッと半日（3.5〜5時間）：居庸関
• 王道・家族旅の「ちょうど良い」半日〜6時間台（4.5〜7時間）：八達嶺／慕田峪／黄花城
• がっつり日帰り（7〜9時間）：金山嶺／司馬台（ナイト8〜9時間）
• ロング日帰り〜小旅行（8〜11時間）：山海関（できれば1泊）

日帰りまたは宿泊の判断ポイント（失敗しない三条件）

• 移動：観光比：移動が片道2.5時間を超える場合（例：金山嶺・司馬台・山海関）は、現地3時間確保できるかを先に試算。3時間切るなら宿泊検討。
• やりたい体験：夜景（司馬台）／写真黄金時間／湖上クルーズ（黄花城）を狙うなら、現地のベスト時間に合わせてスケジュール優先＝滞在を延ばす（1泊含む）。
• 同行者と体力：子連れ・三世代旅行は慕田峪 or 居庸関が正解。健脚＆撮影重視は金山嶺。長距離移動に不慣れなら王道の近場を。

👉 迷ったら…

「朝6〜7時出発」＋「オンライン事前予約」＋「ロープウェイ/ケーブルカー活用」の三点セットで、ほぼ確実に待ち時間と歩行負荷を30〜90分圧縮できます。

関連記事：世界遺産「万里の長城」完全ガイド｜歴史・建設の目的・観光スポットまで徹底解説！

万里の長城「八達嶺長城」の所要時間

北京から最もアクセスが良く、観光施設も整った人気No.1エリアが八達嶺長城です。その分混雑しやすいため、移動時間＋観光時間をしっかり把握して計画を立てることが、快適な旅行のカギになります。

以下の記事をご参考いただければ幸いです。

• 八達嶺長城観光ガイド！チケット料金・アクセス・見どころを徹底解説

高速鉄道S2線：約30〜60分＋徒歩10分

最速＆定番の方法が、北京北駅発の高速鉄道（S2線または京張高鉄）。

Tips：朝7時台の列車なら座席に余裕があり、到着後も人が少なく快適。長城駅からは人の流れに沿って進むだけで入口へ到着します。

車：約1.5時間（渋滞時は2時間以上）

タクシーや配車アプリ（滴滴出行）を利用すれば、ドアツードアで移動可能。高速道路経由で最短1.5時間ですが、朝8時以降は渋滞で2時間超になることも。

👉 複数人での利用や荷物が多い場合に便利ですが、平日早朝出発が必須です。

直行バス（877路）：約2時間

地下鉄2号線「積水潭駅」近くの徳勝門バスターミナルから発着。

所要時間：約2時間（片道）

運行時間：6:30〜12:30（帰路は16:30最終）

コスパ重視派に人気ですが、道路状況に左右される点には注意が必要です。

関連記事：北京から万里の長城へ！行き方完全ガイド｜主要スポット別アクセス比較

観光時間：約1.5〜2時間

八達嶺長城は男坂（急坂）と女坂（緩やか）の2ルートがあります。

• 全体をじっくり歩く場合：往復約2時間
• ロープウェイ利用時：往復約1時間（体力温存・時短）

関連記事：万里の長城ロープウェイ完全ガイド｜料金・予約方法・乗り場まとめ

混雑回避のベストタイム

もっともおすすめなのは早朝7〜9時台の入場です。

• 北京北駅6時台発の列車 → 7時過ぎに到着すれば開門直後の絶景を独占可能
• 午後は中国国内ツアーが集中し、ロープウェイ待ちが90分以上になることも

時間別モデルプラン

万里の長城「慕田峪長城」の所要時間

八達嶺長城と並ぶ人気スポットながら、混雑が少なく絶景が広がる穴場として知られる慕田峪長城。北京市中心から約73km、自然豊かな懐柔区に位置し、石畳の保存状態が良く歩きやすいのが特徴です。子連れや初心者でも安心して長城の雄大さを体感できます。

車：約1.5〜2時間でアクセス

北京市内から慕田峪長城までは車やタクシーで約1.5〜2時間。

• 高速道路経由の所要時間：平日早朝なら約90分
• シャトルバス：駐車場から長城入口までは園内シャトルバス（約10分）が必須

👉 八達嶺より市街地を避けるルートのため、渋滞リスクがやや少なめ。複数人でタクシーをシェアすると時間とコストを節約できます。

観光時間：約2時間（ケーブルカー利用で時短可）

慕田峪長城の見学時間は、歩くだけなら約2時間が目安。

• 標準ルート：往復約2時間半（中央ルート）
• ケーブルカー利用時：山頂まで約10分で到着、往復約1.5時間に短縮可能
• トボガン（滑り台）：下山時に体験でき、子ども連れに人気

旅行者体験：朝から16時まで滞在した方によれば、ケーブルカーを使わず徒歩でじっくり歩くと最大5〜6時間でも飽きないとの声も。

子連れ向けポイント

慕田峪長城は階段が比較的緩やかで、ベビーカー持ち込み可の区間もあります。

• ケーブルカー乗り場までシャトルバス移動が必須だが、段差が少なく移動しやすい
• トボガン下山は身長制限あり（約120cm以上）
• ロープウェイやケーブルカーは安全基準が整備されており、家族旅行に最適

見どころ

• 第14号楼〜23号楼区間：石畳が良好で歩きやすく、山々の稜線が美しい
• 剣口関（東端）：断崖絶壁に続く長城が絶景スポット
• 白馬長城（西端）：人が少なく静かに景色を楽しめる

春は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と四季ごとに異なる表情を見せるのも魅力です。

時間別モデルプラン

万里の長城「金山嶺長城」の所要時間

金山嶺長城は、北京市内から北東へ約130km、河北省・灤平県に位置する長城。

八達嶺や慕田峪に比べて観光客が少なく、雄大な景観とハイキングをじっくり楽しめる穴場として注目されています。

修復された区間とオリジナルが混在しており、「ありのままの長城」と「整備された区間」を一度に体験できる唯一のエリアです。

車：約2.5〜3時間でアクセス

北京中心部から金山嶺までは、車または専用ツアーバスで片道約2.5〜3時間

👉 早朝6〜7時出発が理想。北京発のツアーは午前発・夕方帰着が一般的です。

観光時間：2〜3時間が目安

金山嶺長城は全長約10kmにわたり、67もの望楼（物見やぐら）が点在。

• メインハイキング区間：西五眼楼〜東五眼楼（約6km）
• 所要時間：往復約2〜3時間
• 高低差：200〜300m（体力に自信があれば3〜4時間で全線も可）

整備された石畳区間から野趣あふれる未修復区間まで、歩くごとに表情が変わる長城を堪能できます。

ハイキング好き必見！金山嶺ならではの魅力

多彩な望楼

他のエリアに比べて望楼の種類が豊富で、円形や多角形など建築の変化を間近で観察可能。

写真愛好家の聖地

霧がかかった朝や夕暮れ時には、龍の背中のような稜線が黄金色に染まり、絶好の撮影スポットに。

静寂と自然

八達嶺のような大規模団体客が少なく、鳥のさえずりや風の音を聞きながら歩けるのが魅力。

モデルプラン（北京発日帰り）

万里の長城「司馬台長城」の所要時間

司馬台長城（Simatai）は北京中心部から約120km北東、密雲区に位置する長城です。世界遺産の中でも唯一、夜間ライトアップされた長城を歩けるスポットとして人気を集めています。

日中は雄大な山々を背景にした景観、夜は幻想的にライトアップされた城壁と星空が織りなすドラマチックな世界を体験できます。

車：約2.5〜3時間でアクセス

北京から司馬台長城までは車または専用ツアーで片道約2.5〜3時間

👉 夜景観光の場合は復路が夜遅くなるため、送迎付きツアー利用が安全です。

観光時間：2〜3時間（昼夜共通）

司馬台長城の観光時間は、昼夜いずれも2〜3時間が目安。

• 日中散策：急勾配が多く、東西に延びる約5.4kmを往復すると約3時間。
• 夜景散策：ライトアップされる区間は東1楼〜東5楼まで（往復約1.5km）。
• • ケーブルカー利用：片道約10分で山頂近くへアクセス可
  • 徒歩のみの場合：往復約2時間（夜間は安全上立入制限あり）

ナイトツアーの所要時間目安

司馬台長城は日没から22:00頃まで夜間開放。

古北水鎮と組み合わせた夜景ツアーが定番で、北京発 → 古北水鎮散策（約2時間） → 司馬台長城ナイトウォーク（約2〜3時間）というスケジュールで合計8〜9時間が一般的。

夜景観光の見どころ

• 望京楼（ボウジンロウ）：長城の最高点。ライトアップされた城壁と星空を一望できるベストスポット。
• 古北水鎮のイルミネーショ：ヨーロッパの水郷を思わせる街並みが光に包まれ、長城とのコントラストが幻想的。
• 長城ライトアップ：城壁がオレンジ色に輝き、まるで「空に浮かぶ龍」のような姿に。

万里の長城「黄花城水長城」の所要時間

黄花城水長城は、北京市中心から北へ約65km、懐柔区に位置する長城です。湖と城壁が一体となった景観から「水の万里の長城」と呼ばれ、城壁の一部が水面に沈むユニークな風景を楽しめます。

八達嶺や慕田峪ほど観光客が多くなく、湖畔ハイキングと長城を同時に味わえる穴場として人気です。

車：約2時間でアクセス

北京中心部から黄花城水長城までは、車やタクシーで片道約2時間が目安です。

乗り換え不要の車やツアーが便利ですが、週末は道路が混みやすいため早朝出発がおすすめです。

観光時間：約1.5〜2時間（ゆったり歩くなら3時間）

公式ガイドでは「おすすめ観光時間3〜4時間」と案内されていますが、

• 湖畔ハイキング＋主城壁往復：約1.5〜2時間
• 城壁全周＋遊覧船利用：約3〜4時間

が現実的な目安です。

時間に余裕があれば湖を囲む遊歩道を一周し、湖面に映る長城の絶景を存分に楽しむのもおすすめ。

湖と長城が織りなす絶景ポイント

モデルプラン（北京発日帰り）

👉 午後は風が強くなるため、午前中の訪問がベストです。

万里の長城「居庸関長城」の所要時間

居庸関長城は北京中心部から約50kmに位置する歴史的な関所です。八達嶺や慕田峪よりも市内に近く、石段の整備状態が良く、初心者でも安心して歩けるスポットとして人気があります。古代から北京を守る軍事要塞として機能してきた関所跡や、復元された見張り塔など、歴史好きにも見どころが多い区間です。

車：約1時間でアクセス

北京市内から居庸関長城までは、車やタクシーで片道約1時間。

北京中心から最もアクセスが簡単な長城の一つ。列車利用なら居庸関駅から徒歩で入口まで移動可能で、日帰り観光にも最適です。

観光時間：約1.5時間が目安

• 標準ルート：入口から関所跡・見張り塔を経て往復約1.5時間
• ゆったり散策：写真撮影や資料館見学を含めると2〜3時間
• 体力に自信がある場合：南北両側の石段を制覇すると約3時間

歴史的な関所跡と見どころ

居庸関は古代の防衛拠点として難攻不落の要塞と呼ばれた場所。現在も往時を偲ばせる歴史的建築が数多く残っています。

初心者に優しいポイント

• 石段が整備済み：八達嶺ほど急勾配ではなく、ハイキング初心者も安心。
• 駅近アクセス：高速鉄道で居庸関駅まで行き、徒歩で入場できる利便性。
• 短時間観光可：移動1時間＋観光1.5時間で半日あれば往復＋観光が可能。

モデルプラン（北京発）

万里の長城「山海関」の所要時間

山海関は、万里の長城の東端に位置する「天下第一関」と呼ばれる歴史的な関所です。長城が渤海へと突き出し、海へ沈む城壁の絶景が見られる唯一のスポットとして知られています。北京からは距離があるものの、高速鉄道を使えば日帰りも不可能ではありません。

高速鉄道：約3〜4時間（北京⇔山海関）

👉早朝出発の高速鉄道を利用すれば、日帰りプランも現実的です。ただし往復で6〜8時間かかるため、現地滞在は最長3時間程度が限界になります。

観光時間：2〜3時間が目安

山海関の見どころは「天下第一関」以外にも複数あり、主要スポットを巡るには約2〜3時間が必要です。

関連記事：【万里の長城】端っこ旅ガイド｜東の山海関・老龍頭から西の嘉峪関まで

日帰り観光は可能か？

北京から日帰りする場合、

1. 早朝6〜7時発の高速鉄道 → 午前10〜11時山海関到着
2. 観光2〜3時間 → 15時台の復路列車で北京へ
3. 北京着は19〜20時頃

というスケジュールが現実的。

駆け足なら日帰りも可、ゆったり観光なら1泊2日がおすすめです。

宿泊を伴う1泊2日モデルプラン

山海関をじっくり堪能するなら、秦皇島市内に宿泊する1泊2日プランが理想。

宿泊すれば夜の長城ライトアップや地元海鮮料理も楽しめ、時間に追われない旅行が可能です。

北京空港でトランジット中でも万里の長城へ行ける？短時間観光のコツ

北京空港から万里の長城を訪れるには、最低でも約6時間以上の乗り継ぎ時間が必要です。

入国審査や往復移動だけで約4〜5時間かかるため、観光時間を1時間ほど確保するには10時間前後が理想ですが、最短ルート（八達嶺＋高速鉄道＋ロープウェイ）なら6〜8時間でも駆け足観光が可能です。

主要スポット比較

万里の長城観光を時短！所要時間を減らすコツ

早朝出発で渋滞回避

例えば、北京中心部から八達嶺長城までは車で約1.5時間が目安ですが、朝8時以降は高速道路が渋滞することが多く、到着まで2時間以上かかることもあります。

出発のベストタイム：朝6～7時

おすすめ交通手段：高速鉄道（北京北駅⇔八達嶺駅）

片道約30〜60分、渋滞ゼロ

往復50〜70元（約1,000〜1,400円）

鉄道なら、車移動よりも平均30〜60分短縮できます。もし朝6時台の列車を利用するなら、開門直後に到着します。人の少ない長城を独占できた感動は格別でした！

Trip.comのオンラインチケットで入場待ち回避

八達嶺や慕田峪では、繁忙期に入場券が午前中で完売するケースがあります。

現地窓口の購入列に並ぶと30分以上待たされることも…。

Trip.comなら電子チケット＋パスポート提示だけで直接入場可能です。2〜3日前までの事前予約ならさらに安心です。

ケーブルカーやロープウェイを活用

長城は坂道と石段が多く、歩いて登ると往復2〜3時間は必要。
体力に自信がない方や限られた時間で絶景を見たい方は、ロープウェイやケーブルカーを利用しましょう。

ロープウェイを使えば、観光時間を最大1.5時間短縮できます。

Trip.comを活用して万里の長城観光を楽しもう

万里の長城はスポットごとにチケット方式や移動時間が異なり、当日購入では行列や売り切れで時間を失うこともあります。Trip.comなら、日本語サイトから事前予約ができ、QRコード提示だけでスムーズに入場可能。未使用なら自動キャンセルや無料キャンセル対応もあり、急な予定変更にも安心です。

さらにロープウェイ券やホテル、現地ツアーとのセット購入も充実しているので、移動・宿泊・チケットをまとめて手配して効率的に旅を満喫しましょう。雄大な長城の絶景を、Trip.comで快適かつお得に体験してください。