タイのタクシー初心者ガイド!空港から市内までの料金&ぼったくり回避術

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タイのタクシー初心者ガイド!空港から市内までの料金&ぼったくり回避術

タイ・バンコクのタクシーは移動に便利で効率的な手段です。独特な色やデザインのタクシーが市内を走り、観光客にも大人気。しかし、タクシーを利用する際はいくつかの注意点がありますので、訪問前に覚えておきましょう。

この記事では、タイ・バンコクのタクシーの料金体系や種類、トラブルへの対処法など、役立つ情報を徹底的にまとめました。

タイ・バンコクのタクシー料金

基本料金

基本料金

2023年1月13日より、タイのバンコク市内のタクシー運賃が変更されました。初乗り料金は普通車が35バーツ、バンタイプや3列シートの大型車が40バーツです。距離に応じた追加料金は1〜10kmで1km毎に6.5バーツ、80km以上では1km毎に10.5バーツと増加します。さらに、時速6km/h以下の渋滞時には、1分毎に3バーツが加算されます。

そのほか覚えておきたいのは、タクシーの空港利用料です。タクシーがスワンナプーム空港及びドンムアン空港を利用する時は、50バーツの空港利用料が必要です。

タイのタクシー料金

運賃タイプ

金額

初乗り料金(普通車)

35バーツ

初乗り料金(大型車)

40バーツ

1〜10kmの追加料金

1km毎に6.5バーツ

10〜20kmの追加料金

1km毎に7バーツ

20〜40kmの追加料金

1km毎に8バーツ

40〜60kmの追加料金

1km毎に8.5バーツ

60〜80kmの追加料金

1km毎に9バーツ

80km以上の追加料金

1km毎に10.5バーツ

渋滞時運賃

時速6km/h以下で1分毎に3バーツ

空港利用料

50バーツ

空港から市内までの料金

スワンナプーム空港からバンコク市内までのタクシー料金ですが、メーター料金と合わせて300〜500バーツを目安としておきましょう。1バーツ4円として計算すると、1,200円~2,000円かかる計算です。ただし、時間帯によってバンコク市内は非常に渋滞しますので、そのときはさらに料金がかかります。

なお、スワンナプーム国際空港はバンコク中心部までは約30km。所要時間は40分〜50分程度です。

荷物追加料金

荷物追加料金

タイのタクシーでは、特別な荷物に対する追加料金が設定されています。26インチ以上の荷物は1個につき20バーツ、26インチ未満の荷物は3個目から20バーツが加算されます。

50インチ以上のゴルフバッグや自転車は、1個あたり100バーツの料金が必要です。ただし、車椅子や杖など特定の荷物は追加料金の対象外です。そのほか、ハンドバッグやパソコンバッグなどの手荷物に対しての追加料金も発生しません。

荷物追加料金表

荷物の種類

条件

追加料金

一般荷物

一辺が26インチ以上

1個につき20バーツ

一般荷物

26インチ未満で3個目から

1個につき20バーツ

特大荷物

50インチ以上
(ゴルフバッグ、自転車など)

1個につき100バーツ

免除対象

車椅子、杖など
(ハンドバッグ、パソコンなどの手荷物)

無料

チップについて

チップについて

タイにはチップ文化が根付いていますので、タクシーを利用する際はチップを渡しましょう。チップ額の目安ですが、料金を支払った後のおつりをチップとして運転手に渡すのが一般的です。運転手はお釣りチップとして期待しているため、返さない人もいます。なお、荷物を持ってくれたり楽しい話で会話が盛り上がったりした場合は、チップをはずんでもいいでしょう。

タイ・バンコクのタクシーの乗り方5ステップ

タイ・バンコクのタクシーの乗り方5ステップ

ステップ1:タクシーを探す

バンコクでタクシーを探すなら、道端で手を挙げるかホテルやショッピングモールのタクシースタンドから探します。「空車」を示す赤いランプが点灯しているのを確認しましょう。

スワンナプーム空港から乗車する場合は、タクシーカウンターは空港1階の3番・4番・7番・8番出口付近にあります。自動発券機でチケットを受け取り、チケットの番号に応じたレーンでお待ちください。

ステップ2:タクシーに乗る

タクシーが停車したら、運転手に行き先の近くまで行けるか尋ねます。快諾されたら、車両の後部座席から乗り込みます。ドアは自動ではないため、手動で開け閉めします。

ステップ3:目的地を伝える

タクシーに乗ったら、はっきりと目的地を伝えましょう。タイ語での発音に不安がある場合は、目的地が書かれたメモやスマートフォンを見せると便利です。有名な観光地やホテルなら、たいていのドライバーは場所を知っています。

ステップ4:メーターを確認する

乗車後すぐに、メーターが起動しているかを確認します。メーターが使われていなければ、運転手にメーターを使うよう要求しましょう。メーターが使用されない場合は、運賃を交渉するか、別のタクシーを利用することを考えるべきです。

ステップ5:支払う

目的地に到着したら、メーターに表示された金額を支払いましょう。現金のほか、クレジットカードでも支払いできます。このとき、細かい小銭を運転手が持っていないこともありますので、50バーツ紙幣など少額のお金を用意しておくとスムーズです。最後に、笑顔でチップを渡すことをお忘れなく。

タイで流行りのタクシーアプリ3選

1.Grab

1.Grab

引用:https://play.google.com/store/games

タイでタクシーアプリといえば、真っ先にGrabをおすすめします。2012年にマレーシアで誕生し、現在はシンガポールに本拠を置く東南アジア8カ国で展開されている配車アプリです。

目的地を入力するだけで、近隣のドライバーとマッチング。指定場所でピックアップしてもらえます。空港からホテルへの移動、観光地へのアクセスとタイで大活躍。電話番号による認証が必要ですので、日本にいるうちにインストールしておくことをおすすめします。

2.Bolt

2.Bolt

引用:https://play.google.com/

Grabと並ぶ人気タクシーアプリがBoltです。こちらはエストニア発の配車アプリで、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、南米の多くの国でサービスを展開しています。タイでは、バンコクをはじめ、チェンマイやチェンライ、コーンケーン、パタヤなど、公式リストにない場所でもサービスが提供中。タイ国内での移動手段として、多くの観光客や地元住民に選ばれています。

3.MuvMi

3.MuvMi

引用:https://play.google.com/store/games

タイでおなじみの「トゥクトゥク」に乗りたいな、と思ったことはありませんか。そんなときはMuvMiをおすすめします。こちらはトゥクトゥクに強い配車サービスアプリです。

基本的な使い方は、あらかじめ決められた停留所間を移動し、停留所ごとに設定された金額を支払います。アプリには停留所が表示されているので、指定の停留所から乗車して選んだ目的地の停留所で降りるというシンプルなシステムを採用しています。もちろん、一般的なタクシーも呼べますよ。

さらに詳しく知りたい方は、こちらの記事が人気です。

タイ・バンコクでおすすめのタクシーアプリ3選!Grab・Bolt・MuvMiを比較

タイのタクシーでよくある5つのトラブル

タイのタクシーでよくある5つのトラブル

1.白いタクシーには近づくべからず

バンコクには法人タクシーと個人タクシーの2種類が存在します。法人タクシーはカラフルなピンクや青、赤、黄色、オレンジなど。個人タクシーは黄色と緑色の組み合わせが多いです。

なかでも注意が必要なのは、白いタクシーです。白は公式には認可されておらず、良くない噂も多いです。運賃を停車時に交渉する必要があるなど信頼性が低いため、日本人観光客は避けましょう。

2.乗車拒否は珍しくない

タイのバンコクではタクシーの乗車拒否が一般的です。雨が降っている時、夕方・夜間の渋滞時などはドライバーに断られる確率が高くなります。しかも、配車アプリを利用しても、受け入れられた乗車依頼が渋滞を理由にキャンセルされることもしばしば。このように、タイではタクシー側の乗車拒否は珍しくありません。

3.ドアの開閉は自動ではない

タイ・バンコクのタクシーは、ドアの開閉が自動ではありません。乗客が自分でドアを開閉する必要があります。これを知らずに自動ドアを期待してしまうと、ドライバーとの間で誤解が生じます。乗車時や降車時には、必ず自分でドアを開け閉めしてください。

4.運転手が目的地を知らない

タイのタクシー運転手は目的地を知らないケースが目立ちます。日本では考えられないことですが、タイではよくあること。運転手が「知っている」と答えても、その信頼性には疑問が残ると考えましょう。

目的地を伝える際は店名やアパート名ではなく、通り名など具体的な地名を伝える方がベター。細かい道案内が必要な場合も多く、乗っている間も遠回りされていないか注意が必要です。

5.細かいお金を用意しておく

1000バーツ札や500バーツ札を出すと、運転手がお釣りを持っていない可能性が極めて高くなります。車内で両替ができず、支払いができずに困ってしまうかも。タイのタクシーに乗車するときは、必ず50バーツや20バーツ札を用意しておきましょう。

タイでタクシートラブルに遭ったときの解決方法

タイでタクシートラブルに遭ったときの解決方法

タイでタクシートラブルに遭遇した際は、まずは在タイ日本国大使館領事部に連絡しましょう。電話番号は(66-2)207-8500です。24時間対応のツーリスト・ポリス局ホットライン(1155番)もありますが、こちらは英語またはタイ語のみの対応となっています。

病院の対応が必要な場合は、バンコク病院の日本語対応窓口(Tel: +66-2310-3257)に連絡するのもひとつの方法です。どこの機関も問題解決のために支援しますので、適切な連絡先を選んでください。

緊急連絡先一覧

相談先

詳細情報

在タイ日本国大使館領事部

連絡先:(66-2)207-8500
住所:177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330

ツーリスト・ポリス局

24時間対応ホットライン 1155番
(英語・タイ語のみ対応)

バンコク病院

Tel: +66-2310-3257
※日本語対応可能

タイのタクシーに関するよくある質問

タイのタクシーに関するよくある質問
  • タイのタクシーでメーターを使わないのはなぜですか?

    タイでは観光地や空港周辺で、メーターを使用しない運転手がいます。これは、高額な運賃を請求するためのぼったくりです。メーターの使用を拒否された場合は、別のタクシーを利用することをお勧めします。
  • タクシー運転手が目的地を知らない場合、どうすればいいですか?

    タイのタクシー運転手は目的地を知らないことがあります。乗車する際は、通り名や近くの有名なランドマークを伝えると良いでしょう。また、スマートフォンの地図アプリを使って運転手に道を示すことも有効です。
  • タクシーの空港利用料は必要ですか?

    バンコクの主要空港からのタクシー利用には追加料金がかかります。スワンナプーム空港やドンムアン空港を利用する際は、通常の運賃に加えて50バーツの空港利用料が課されます。乗車時に運転手に支払う必要があります。
  • タイのタクシーで追加料金はかかりますか?

    はい。特定のサイズ以上の荷物を持っている場合、追加料金がかかります。例えば、一辺が26インチ以上の荷物は1個につき20バーツ、50インチ以上の大型荷物は1個につき100バーツが追加されます。

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タイ・バンコクの電車(BTS・ARL・SRT・SRT)の乗り方や料金を徹底解説

タイ・バンコクで上手にタクシーを使いこなそう!

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タイ・バンコクでタクシーを上手に使いこなすために、この記事で紹介したポイントを押さえておきましょう。万が一、ぼったくりタクシーやトラブルに遭遇した場合、警察や在タイ日本国大使館領事部に連絡することをお忘れなく。

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