
中国・合肥を初めて訪れる際
「地下鉄の路線図が複雑で乗り方がよくわからない」
「運賃システムがどうなっているのか不安」
といった悩みを抱えていませんか。
合肥地下鉄を効率よく利用するためには、基本的な路線構成の理解、運賃システムと支払い方法の把握、主要駅での乗り換え方法の確認、そして空港アクセスの注意点を事前に知っておくことがポイントです。
【合肥地下鉄路線図】

引用元:By Virgil Guo - Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=75044237
路線 | 区間 | 特徴 |
1号線 | 張窪駅~九聯圩駅 | 南北を縦断する主要路線。合肥駅と合肥南駅の両ターミナル駅を結び、市内移動の基幹路線として機能 |
2号線 | 撮鎮駅~南崗駅 | 東西を横断する最長路線。大東門駅で1号線と接続し、市中心部の商業エリアを結ぶ |
3号線 | 相城路駅~省児童医院新区駅 | 西南部から北東部を結ぶ路線。新市街地や文化施設エリアへのアクセスに便利で西七里塘駅で2号線と接続 |
4号線 | 青龍崗駅~綜保区駅 | 2021年開通の比較的新しい路線。市内の広範囲をカバーし、住宅エリアと商業地区を結ぶ |
5号線 | 汲橋路駅~貴陽路駅 | 環状路線として機能し、他路線との乗り換えアクセスに優れる |
6号線 | 青龍崗~龍塘 | 一部建設中。全自動運転システムを採用した新路線で、市の東西を結ぶ |
7号線 | 松林路~天津路 | 一部建設中。完成すれば市の南東部・南西部を結び、南北方向の移動がさらに便利になる |
8号線 | 合肥北城駅~一里井駅 | 2024年12月開通の最新路線。北部エリアと市中心部を結ぶ |
S1号線 | 蜀山産業園~五里墩駅 | 2025年開通予定の空港連絡線。市中心部と空港を結び、観光客の利便性向上が期待される |
合肥地下鉄|主要スポットへのアクセス早見表

合肥地下鉄を利用すれば、主要な観光スポットへ効率的にアクセスできます。
駅ごとに近い観光地を把握しておくと、旅行プランが立てやすくなりますよ。
以下、主要駅と周辺の観光スポットを紹介します。徒歩圏内またはタクシーで10分以内の場所を中心に紹介します。
スポット | 駅名 | 駅からの所要時間 |
淮河路歩行街 | 大東門駅 (1・2号線) | 徒歩約5分 |
逍遥津公園 | 徒歩約10分 | |
安徽省博物館 | 三孝口駅 (2号線) | タクシーで約8分 |
李鴻章故居 | 徒歩で約10分 | |
大蜀山森林公園 | 大蜀山駅 (2号線) | タクシーで約5分 |
天鵝湖 | 繁華大道駅 (3号線) | タクシーで約10分 |
観光スポットによっては地下鉄駅から少し離れている場合もあります。その際はタクシーを組み合わせると効率的です。
特に夏季は暑さが厳しいため、無理のない移動計画を立てることをおすすめします。
合肥地下鉄の運賃・切符の買い方

合肥地下鉄の運賃は距離制を採用しています。初乗り運賃は2元と安く、距離に応じて段階的に加算される仕組みです。
ここでは、具体的な運賃体系と効率的な切符の購入方法を解説します。
支払い方法は現金、QRコード決済、交通カードの3種類があり、それぞれメリットが異なります。
主要区間の料金目安
出発 | 到着 | 料金 |
|---|---|---|
合肥南駅 | 大東門駅 | 3元(約60円) |
合肥駅 | 4元(約80円) | |
合肥駅 | 大東門駅 | 2元(約40円) |
大蜀山駅 | 4元(約80円) | |
大東門駅 | 三孝口駅 | 2元(約40円) |
大蜀山駅 | 4元(約80円) | |
圖書館駅 | 3元(約60円 |
合肥地下鉄の運賃は、乗車距離によって設定されています。
距離が長くなるほど1kmあたりの単価が下がる仕組みです。
運賃計算は自動券売機で出発駅と到着駅を選択すれば自動で表示されます。
切符の買い方
合肥地下鉄では、3つの支払い方法から選択できます。それぞれの特徴を理解して、自分に最適な方法を選びましょう。
まず、各支払い方法の比較表を確認してください。旅行期間や利用頻度によって最適な方法が異なります。
種類 | メリット | デメリット | おすすめの人 |
片道切符 | ・現金で購入可能 ・1回限りの利用で分かりやすい ・特別な準備不要 | ・毎回券売機で購入が必要 ・混雑時は行列に並ぶ ・割引なし | 地下鉄を数回しか利用しない旅行者 |
QRコード決済 (AlipayやWeChat Pay) | ・改札でスマホをかざすだけ ・券売機に並ぶ必要なし ・キャッシュレスで便利 | ・事前にアプリ設定が必要 ・中国の銀行口座が必要な場合あり ・ネット環境必須 | ・中国のキャッシュレス決済に慣れている人 |
交通カード (合肥通など) | ・繰り返し使える ・バスでも利用可能 ・若干の割引あり ・チャージ式で便利 | ・初回購入時にカード代金が必要 ・残高管理が必要 | 数日間滞在し、地下鉄やバスを頻繁に利用する人 |
片道切符の購入手順
- 券売機の画面で言語を選択します(中国語、英語対応)
- 路線図から目的地の駅をタッチして選択します
- 運賃が表示されるので確認します
- 現金または電子マネーで支払います(紙幣は5元、10元、20元が使用可能)
- 発行されるICトークン(コイン型切符)を受け取ります
- 改札にトークンをタッチして入場し、出場時は回収口に投入します
なお、券売機は混雑時に行列ができることがあります。
特に通勤ラッシュの時間帯(平日7:30~9:00、17:30~19:00)は避けるか、事前にチャージしておくことをおすすめします。
QRコード決済の場合
AlipayまたはWeChat Payアプリで交通機能を有効化し、改札機のQRコードリーダーにスマホをかざすだけで入出場できます。
券売機に並ぶ時間が節約できるため、混雑時には特に便利です。
交通カードの場合
駅のサービスセンターやコンビニで購入できます。
カード代金(デポジット含む)は20~30元程度で、チャージは券売機またはサービスセンターで可能です。
運賃が5~9.5割程度になる割引が適用されるため、複数回利用する場合はお得です。





【要注意】合肥空港から市内へは地下鉄で行けない

合肥を訪れる際に注意が必要なのは、現在、合肥空港から市内への直通地下鉄路線が建設中ということです。
多くの主要都市では空港と市内を結ぶ地下鉄が整備されていますが、合肥ではまだ開通していません。
空港から市内へのアクセスはバスかタクシー
合肥空港から市内への移動手段は、空港バスとタクシーの2つが主な選択肢となります。
それぞれにメリットとデメリットがあるため、状況に応じて選択しましょう。
移動手段 | 目安料金 | 所要時間 | メリット/デメリット |
空港バス | 20~30元 (約400~600円) | 約60~90分 | 最も経済的/所要時間が長い |
タクシー | 100~150元 (約2,000~3,000円) | 約50~70分 | ドアツードアで便利/料金が高い |
空港連絡線「S1線」が開通予定
合肥地下鉄S1号線は、2025年の開通を目指して建設が進められている空港連絡線です。
開通すれば、空港から市内への移動が大幅に便利になります。
S1号線は市中心部の五里墩駅から新橋国際空港までを約50分で結び、運賃は距離制となる見込みです。
S1号線が開通すると、定時性が高く、渋滞の影響を受けずに移動できるため、フライトの時間計算がしやすくなります。
また、運賃も現在のタクシーやバスと比べて安価になるでしょう。
2025年以降に合肥を訪れる予定がある方は、出発前に最新情報を確認しましょう。
目的地までスムーズに移動したい時に便利なのが、Trip.comのチャーター車プライベート送迎です。
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合肥南駅(高速鉄道)駅から地下鉄への乗換案内

合肥南駅は上海、北京、南京など主要都市間の高速鉄道が発着する合肥最大のターミナル駅です。
地下鉄は1号線、4号線、5号線の3路線が乗り入れています。
合肥南駅から地下鉄への乗り換えは非常にスムーズ。駅構内の案内表示に従って進めば、迷うことなく地下鉄改札まで到達できます。
具体的な乗り換え手順は以下の通りです。高速鉄道の到着ホームから地下鉄改札までは、平均5〜10分程度かかります。
乗り換えのステップは以下の通りです。
- 高速鉄道の改札を出たら、案内表示で「地铁」(地下鉄)または「轨道交通」(軌道交通)の文字を探します
- 案内に従って地下1階または地下2階へ降ります(エスカレーターとエレベーターが利用可能)
- 地下鉄の乗り換えフロアに到着すると、1号線、4号線、5号線の案内が見えます
- 目的地に応じて利用する路線を選択します
- 券売機で切符を購入するか、QRコード決済や交通カードで改札を通過します
- 各路線のホームへ向かいます(上り・下り方向を確認してください)
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合肥での地下鉄利用に関するよくある質問
地下鉄の運行時間は何時から何時までですか?
合肥地下鉄の基本的な運行時間は、始発が6:00~6:30頃、終電が22:30~23:00頃です。路線や駅によって若干異なります。支払い方法は何が使えますか?
支払い方法は、現金(紙幣・硬貨)のほか、Alipay(支付宝)やWeChat Pay(微信支付)でのQRコード決済が利用可能です。地下鉄の料金はいくらぐらいですか?
料金は移動距離によって変わる「距離制」が採用されています。初乗り運賃は2元(約40円)で、4kmまで乗車できます。 その後は距離に応じて運賃が加算されていく仕組みです。途中下車して再入場することはできますか?
いいえ、合肥地下鉄では途中下車後の再入場はできません。一度改札を出ると、その切符(トークン)は無効になります。
合肥の地下鉄活用してスムーズな旅を

この記事では、合肥地下鉄の路線構成、運賃システム、乗り換え方法、空港アクセス、よくある質問まで、実用的な情報を網羅的に解説しました。
改めて合肥地下鉄を利用する際のポイントを改めて整理しましょう。
- 地下鉄で市内の主要観光地へ効率的にアクセスできる
- 運賃は初乗り2元(約40円)からの距離制で、日本と比べて非常にリーズナブル
- 支払い方法は切符、QRコード決済、交通カードの3種類
- 空港から市内への地下鉄はまだ未開通。S1号線が2025年開通予定で利便性向上に期待
これらの情報を活用することで、合肥での移動がスムーズになり、観光やビジネスの時間を有効に使えるでしょう。
地下鉄は渋滞の影響を受けず定時性が高いため、時間管理がしやすい点も大きなメリットです。
合肥の地下鉄を利用して、多彩な体験を楽しんでくださいね。



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