
東京から伊豆へ特急列車で行きたいけれど、「踊り子」と「サフィール踊り子」のどちらを選べばいいか迷っていませんか?
踊り子とサフィール踊り子の選び方のポイントは、「旅の目的」を明確にすることです。
気軽に伊豆を楽しみたいなら「踊り子」、列車での時間そのものを贅沢に味わいたいなら「サフィール踊り子」を選ぶことで、最高の旅が実現できます。
「踊り子」と「サフィール踊り子」比較表

表からも分かる通り、2つの列車は料金も設備も大きく異なります。
踊り子は東京〜熱海間で約4,000円からとリーズナブルで、1日最大13往復と運行本数も多いため日帰り旅行にも最適です。
一方、サフィール踊り子はプレミアムグリーン車や個室、カフェテリアなど豪華な設備を備え、「乗ること自体が目的になる列車」として特別な体験を提供します。
目的に合わせて選ぶことで、コストパフォーマンスも満足度も最大化できますよ。
この記事では、あなたの伊豆旅行のスタイルに合った列車を自信を持って選べるように、予約方法や節約テクニックまで徹底解説します。
東京から伊豆まで気軽に行くなら「踊り子」

踊り子は料金設定、車内設備、運行本数の3つの面で使いやすい特急列車です。
普通車指定席なら東京〜熱海間で約4,000円から利用できる踊り子は、週末の日帰り旅行にぴったり。
運行本数も多く、予定に合わせて柔軟に選べるのが最大のメリットです。
比較的リーズナブルな料金設定
踊り子の魅力は何といっても手の届きやすい料金。
東京から熱海まで普通車指定席で約4,050円という価格は、特急列車としては非常にリーズナブルといえます。
週末の気分転換に伊豆へ行きたいと思ったとき、片道4,000円台なら気軽に決断できます。
往復でも約8,000円ですから、食事代や観光費用にお金を回せるのが嬉しいですね。
グリーン車も東京~熱海間で約5,790円と、普通車指定席にプラス1,740円で利用できます。
座席の広さや快適性を重視したい方には、このアップグレードも選択肢に入るでしょう。
さらに伊豆半島の先端、下田まで行っても約6,050円です。
2時間30分の移動時間を考えれば、コストパフォーマンスは高いといえます。
実用的な車内設備
踊り子の車内設備は豪華さよりも実用性を重視した造りになっています。普通車指定席でも十分快適に過ごせる環境が整っているのが特徴です。
座席は一般的な特急列車と同等のリクライニングシート。背もたれの角度調整ができ、足元のスペースも確保されています。
そのため、長距離移動でも疲れにくい設計となっています。
また、座席にはコンセントが設置されています。
スマートフォンやノートパソコンの充電ができるため、移動中の仕事や動画視聴も快適です。
Wi-Fi環境はありませんが、モバイル回線で十分カバーできます。
さらに車内には洋式トイレも完備で清潔に保たれており、長時間の移動でも安心です
また、窓側席なら車窓を眺めながら駅弁を楽しむこともできますよ。
運行本数が多くて計画が立てやすい
踊り子の最大の強みは運行本数の多さです。
サフィール踊り子が1日2往復の運行なのに対し、踊り子は土休日に最大13往復も運行されています。
朝は東京駅を7時台から出発便があります。早めに伊豆に到着して、丸1日観光を楽しみたい方に最適です。
また、昼過ぎの便もあるため、ゆっくり出発することもできます。
帰りの便も夕方から夜まで複数の選択肢があります。
観光や温泉を満喫してから、都合のよい時間帯の列車に乗れます。
予定が変わっても別の便に変更しやすいのも便利な点です。
13往復もあれば、前後1〜2時間の範囲で代替便を見つけやすいでしょう。
天候や体調に合わせて臨機応変に行動できるため、ストレスの少ない旅を実現できます。
Trip.comの列車予約がおすすめ!
- アプリ内予約は予約手数料無料で、限定割引でもっとお得に。
- さらに、約15,896円のお支払いごとに20Trip Coinsを獲得でき、次の旅行に利用できます。
東京から伊豆までの贅沢な旅なら「サフィール踊り子」

サフィール踊り子は移動手段ではなく、乗車体験そのものが目的となる特別な列車です。
通常の踊り子とは一線を画す豪華な設備とサービスが、東京から伊豆への移動時間を特別な思い出に変えてくれます。
料金は割高ですが、それに見合う価値を十分に感じられるはずです。
注目すべきはプレミアムグリーン車とグリーン個室の料金設定です。
プレミアムグリーン車は通常のグリーン車にプラス1,500円で、より広々とした空間を楽しめるのでお得感満載。
グリーン個室は4名で利用すれば1人あたり約9,000円台からと、意外にも手が届く価格です。
家族旅行や友人グループでの利用なら、プライベート空間を満喫できますよ。
豪華シートで過ごす優雅な時間
プレミアムグリーン車の座席は一般的な特急列車とは比較にならない広さと快適性を誇ります。
シートピッチは130cmと、普通車の約1.5倍のゆとりがあるのが特徴です。
本革張りのシートは座り心地が抜群です。電動リクライニング機能により、ボタン1つで好みの角度に調整できます。
レッグレストとフットレストも装備され、足を伸ばしてリラックスできる環境が整っています。
座席にはコンセントとUSBポートが完備。スマートフォンやタブレット、ノートパソコンを同時に充電できる便利さです。
テーブルも大型で安定感があり、食事や仕事に最適な作りとなっています。
さらに読書灯も個別に装備されており、周囲を気にせず読書を楽しめます。
窓も大きく設計されているため、伊豆の美しい海岸線を存分に眺められますよ。
家族やグループで過ごせるプライベートな「グリーン個室」
グリーン個室は4名まで利用できる完全個室空間です。
扉を閉めれば周囲を気にせず、家族や友人だけの時間を楽しめます。
個室内には向かい合わせの座席が配置され、会話がしやすいレイアウトになっています。
窓側の席からは絶景を眺められ、みんなで景色を共有できるのが嬉しいですね。
座席はすべてリクライニング可能で、快適性も申し分なし。
テーブルは中央に大型のものが設置されており、4人で食事をするのに十分な広さがあります。
また、小さなお子様連れの家族には特におすすめです。周囲に気兼ねなく過ごせるため、ストレスフリーな旅行が実現。
授乳やおむつ替えも個室内でできるのは大きなメリットでしょう。
友人グループでの利用も人気です。旅の計画を話し合ったり、トランプやボードゲームを楽しんだりと、移動時間そのものがイベントになります。
個室利用料は4名で割れば1人あたりの負担も抑えられます。
車窓を眺めるダイニングで本格的な食事
サフィール踊り子の最大の魅力はカフェテリア。
車内で本格的な食事やドリンクを楽しめる列車は、日本でも数少ない存在といえます。
カフェテリアの看板メニューは、サフィール踊り子オリジナルカレー。
伊豆の食材を使用したこだわりの一品で、スパイスの効いた本格的な味わいが楽しめます。
その他にもサンドイッチやスイーツ、地元の特産品を使った軽食など、メニューが充実しています。
アルコール類も取り揃えており、ビールやワイン、日本酒などを車窓を眺めながら味わうのもいいですね。
ドリンクメニューも豊富で、コーヒーや紅茶はもちろん、伊豆産のみかんジュースやクラフトビールなど、地域色豊かな品揃えとなっています。
カフェテリアには座席もあり、カウンター席からは進行方向の景色を一望できます。
注文した料理やドリンクをその場で楽しむもよし、自分の座席に持ち帰るもよしと、使い方は自由です。
Trip.comの列車予約がおすすめ!
- アプリ内予約は予約手数料無料で、限定割引でもっとお得に。
- さらに、約15,896円のお支払いごとに20Trip Coinsを獲得でき、次の旅行に利用できます。
東京→伊豆の移動を楽しむ3つのポイント

東京から伊豆への列車旅をより充実させるには、座席選び、食事、車内設備の3つを押さえることがポイント。
適切な座席を選び、食事を楽しみ、設備を活用することで、移動時間が単なる移動ではなく旅の一部として記憶に残る体験になります。
海側の窓側席を確保して絶景を独り占め
伊豆半島の海岸線を走る区間では、海側の窓側席から息をのむような絶景を楽しめます。
熱海駅から先、伊東線と伊豆急行線に入ると、車窓のすぐ近くに相模湾が広がります。
青い海と空、岩礁に打ち寄せる白波、遠くに見える伊豆大島の景色は圧巻です。
海側の座席は進行方向右側です。東京から下り方面へ向かう場合、A席が海側になります。
絶景を見るなら、予約時に必ず座席表を確認し、海側を指定しましょう。
もし窓際の席が取れなかった場合でも、デッキに出て景色を眺めることができます。
停車駅が少ない特急列車なら、デッキでゆっくり撮影を楽しむ時間もあります。
車内販売と駅弁で旅情を満喫
列車旅の楽しみといえば、車内での食事です。
駅弁を広げて景色を眺めながら食べる時間は、旅の特別な思い出になります。
東京駅の駅弁売り場に季節限定の駅弁や、ご当地食材を使った駅弁もあるため、出発前に時間に余裕を持って選ぶとよいでしょう。
車内販売については注意が必要です。
踊り子では車内販売サービスが縮小傾向にあり、運行便によっては実施されていない場合があります。
確実に飲み物や軽食を手に入れたいなら、乗車前に購入しておくのがおすすめ。
東京駅のコンビニやキオスクで、飲み物とお菓子を準備しておきましょう。
サフィール踊り子ならカフェテリアが利用できるため、車内販売の心配は不要です。
むしろカフェテリアでの食事そのものが旅の目的になるため、事前の買い込みは控えめにするとよいでしょう。
車内設備を使いこなす
車内設備を最大限活用することで、移動時間がより快適になります。
事前に設備の場所と使い方を知っておくと、スムーズに過ごせるでしょう。
コンセントは全席に完備。スマートフォンの充電ケーブルは必ず持参しましょう。
移動中に充電しておけば、到着後の観光でバッテリー切れの心配がありません。
荷物棚は座席の上と、車両の前後にあります。大きなスーツケースは車両前後の荷物置き場を利用すると、足元がすっきりします。
貴重品は盗難防止のため必ず手元に置いてください。
トイレの場所も事前に確認しておきましょう。
各車両にあるわけではないため、自分の座席から近いトイレの位置を把握しておくと安心です。
また、車内の温度調整は個人では難しいため、羽織るものを持参すると便利です。
夏場でも冷房が効きすぎていることがあるため、薄手のカーディガンやストールがあると重宝します。
【関連記事】
東京→伊豆の特急料金を少しでも安くする3つのワザ

特急料金を抑えたい方のために、えきねっとのチケットレス割引、南伊豆フリー乗車券、株主優待券という3つの節約方法をご紹介します。
これらの方法を組み合わせることで、通常料金よりも数百円から数千円の節約が可能です。
旅行の回数を増やしたり、現地での食事や買い物に予算を回したりできるため、知っておいて損はありません。
えきねっと予約で「チケットレス割引」を適用する
最も手軽な節約方法がえきねっとのチケットレス割引です。
JR東日本の予約サイトであるえきねっとで予約すれば特急券が35%OFFになります。
利用方法は簡単。えきねっとに会員登録し、乗車日と区間を選んで予約するだけです。
クレジットカード決済が必要ですが、駅の窓口に並ぶ手間が省けます。
チケットレスで乗車する場合、交通系ICカードか予約時に登録したクレジットカードを自動改札機にタッチします。
紙のきっぷを受け取る必要がないため、スムーズに乗車できます。
えきねっとでは乗車日の1か月前から予約できます。
人気の週末や連休は早めに満席になることもあるため、予定が決まったら早めの予約をおすすめします。
「南伊豆フリー乗車券」と特急券を組み合わせる
伊豆半島を広く観光したい方には、南伊豆フリー乗車券の活用がおすすめです。
この乗車券は熱海から伊豆急行線全線が3日間乗り放題になるお得なきっぷです。
料金は3,600円で、熱海から下田までの往復運賃が3,240円であることを考えると、途中下車を1回するだけで元が取れる計算。
複数の駅を巡る予定なら大幅な節約になります。
東京から伊豆までの移動には、この乗車券に特急券を追加購入します。
東京から熱海までの乗車券と特急券は別途必要ですが、熱海以降は南伊豆フリー乗車券でカバーできます。
南伊豆フリー乗車券は熱海駅や伊豆急行線の主要駅で購入できます。
購入時に利用開始日を指定するため、計画的に準備しましょう。
金券ショップで「JR東日本株主優待券」を手に入れる
さらに大きな割引を狙うなら、JR東日本の株主優待券を活用する方法があります。
この優待券を使えば運賃と特急料金が20%割引になるため、節約効果は抜群です。
株主優待券は金券ショップなどで購入できます。
相場は1枚2,000円から3,000円程度で、割引額を考えれば十分に元が取れる価格設定です。
ただし株主優待券には有効期限があります。
購入時には必ず有効期限を確認し、旅行日程内に使えることを確かめてください。期限切れの優待券は使えないため注意が必要です。
優待券はみどりの窓口で提示してきっぷを購入します。
チケットレス割引との併用はできませんが、大幅な割引率を考えれば最もお得な選択肢といえるでしょう。
東京から伊豆までのアクセスに関するよくある質問
東京から伊豆までの1番安い行き方はどれですか?
最も安く東京から伊豆へ行く方法は、在来線の普通列車を乗り継ぐことです。東京から熱海まで東海道線で約1時間40分、熱海から下田まで伊豆急行線で約1時間30分かかります。日帰りで楽しむことは可能ですか?
東京から伊豆への日帰り旅行は十分可能です。特急踊り子なら東京から熱海まで約50分、下田まで約2時間30分で到着するため、現地での滞在時間を確保できます。「踊り子」と「サフィール踊り子」は何が違うのですか?
踊り子とサフィール踊り子の最大の違いは、車両設備とサービスのグレードです。踊り子は日常使いしやすい実用的な特急列車、サフィール踊り子は乗車体験を楽しむ観光列車といえます。座席は事前予約が必要ですか?
特急踊り子とサフィール踊り子はどちらも全席指定席のため、事前予約が必須です。乗車券と特急券の両方を購入する必要があります。
自分に合った特急列車で東京から伊豆への旅を始めよう

東京から伊豆への旅は、列車選びから始まります。
この記事でご紹介した情報を活用すれば、あなたの旅のスタイルに最適な選択ができるはずです。
踊り子とサフィール踊り子の違いを理解し、それぞれの魅力を知ることで、旅の満足度は大きく変わります。
本記事で解説したポイントは以下の通りです。
- 踊り子は料金4,000円台から、土休日最大13往復で日帰り旅行に最適
- サフィール踊り子はプレミアムグリーン車、個室、カフェテリアで特別な体験を提供
- 海側の窓側席(A席・D席)を予約すれば、伊豆の絶景を独り占めできる
- えきねっとのチケットレス割引、南伊豆フリー乗車券、株主優待券で料金を節約可能
座席選び、駅弁の準備、車内設備の活用という3つのポイントを押さえれば、東京から伊豆への移動そのものが楽しい思い出になります。
伊豆の美しい海岸線を眺めながら、特別な時間を過ごしてくださいね。

NO.1







