
ドイツ旅行の魅力は、美しい歴史的な街並みや世界遺産、そしてビールやソーセージなど本場のグルメを堪能できるところです。これからドイツ旅行を計画している方も多いのではないでしょうか。
実は、ドイツに入国するには事前に準備しておくべきことがいろいろあります。この記事では、旅行に必要なものや、あると便利なアイテム、さらに最新の入国手続きについても詳しくご紹介します。ドイツに出発する前に、ぜひ参考にしてください!
ドイツ旅行の準備で必要なものは何?あると便利な物を解説

ドイツ旅行で必要なもの【出入国】
- ドイツ行きのチケット
- パスポート
- ETIASへの申請(2026年以降)
- Visit Japan Webの登録
ドイツ旅行で必要なもの【絶対に必要】
- 海外旅行保険
- 現金
- クレジットカード
- スマートフォン
ドイツ旅行で必要なもの【アプリ編】
- DB Navigator
- Currency
- Google翻訳
- Whats app
- The MICHELIN Guide
ドイツ旅行で必要なもの【あると便利】
- ヨーロッパ用eSIM
- 各種証明書やパスポートのコピー
- スリッパ
- ガイドブック
- 防犯グッズ
- モバイルバッテリー
- 機内快適グッズ
- エコバッグ
- コンタクトレンズの洗浄液
- 乾燥対策グッズ
- ティッシュ・ウェットティッシュ
- 日焼け止め
- 常備薬
- 生理用品
ドイツ旅行で必要なもの・準備【日本出国前】

1.ドイツ行きのチケット

当然ですが、ドイツ旅行に必要なものはドイツ行きのチケットです。チケット代の目安は時期により異なりますが、20万円~25万円が相場。航空券の値段は、大型連休や夏休み前後に料金が高くなる傾向にあります。ドイツ旅行の費用を少しでも抑えたいのであれば、多くの航空会社を比較しましょう。
Trip.comではドイツ行きのチケットをお得な料金で提供中です。ぜひ、参考にしてください。
ドイツ(ベルリン)行きの格安航空券
2.パスポート

ドイツ旅行の際にパスポートは絶対に必要です。そして、パスポートの条件は2つあります。満たしていない場合は入国できない可能性があります。必ずチェックしておきましょう。
- 有効期間は3か月以上残っていること
- 空白ページが1ページ以上あること
3.海外旅行保険への加入

たとえ1泊2日の短いドイツ旅行でも、どんなトラブルが発生するかわかりません。病気や盗難に備えて海外旅行保険への加入をおすすめします。ドイツ旅行の海外保険の場合、1泊あたり500円~1,000円が目安です。決して高額ではありません。トラブルが発生した後では手遅れになりますので、入国前に加入しておくことをおすすめします。
4.ETIASへの申請

ETIAS(エティアス)とは、ドイツを含むEU諸国へ入国する際に必要となる電子渡航認証ビザです。アメリカでいうESTA(エスタ)のようなもの。有効期間は3年間で、費用は公式サイトでの申請で7ユーロ。18歳以下と70歳以上は無料となる予定です。
申請はオンラインでの手続きが必要で、観光や短期商用を目的とした90日以内の渡航に限り利用が認められます。ETIAS申請に必要なものは、以下のとおり。
- 氏名、性別、生年月日
- パスポート情報
- 現住所、国籍、出生地
- メールアドレスや電話番号
- 最初に入国を予定している国
- 現在の就労先や在学先に関する情報
- 入国の適格性に関する質問
2026年よりドイツ旅行を予定している方は、必ず申請しておきましょう。詳しくはこちらをご覧ください。➡ETIAS(エティアス)申請について(日本語)
ドイツ旅行で必要なもの・準備【ドイツ入国時】

ドイツに到着したときの入国手続きを解説します。入国審査→荷物受け取り→税関通過という流れです。
1.入国審査
ドイツ入国にあたり、まずは入国審査があります。「Non EU Nationals」という表示のカウンターに向かいましょう。ここではEU諸国のパスポートを持っている人と、それ以外のパスポートの人で窓口が分かれています入国審査に必要なものは、以下の2つ。
- パスポート
- 帰りの航空券またはEチケット
入国審査でホテル名や滞在日数などを聞かれる場合がありますが、審査は日本人に対してかなり緩めだといわれています。パスポートを見るだけで通してくれる人がほとんどです。ドイツでは入国カードがないため、記入する必要はありません。
2.荷物受け取り
荷物受け取りは「Baggage claim」という表示のある場所へ移動しましょう。ターンテーブルで自分の荷物を確認して引き取ります。間違いを防ぐためにも、ネームタグには名前を忘れずに記入しましょう。
万が一、荷物が出てこない場合は「Lost and Foundカウンター」で手続きをします。荷物を預けた際の半券を提示して、荷物の特徴を説明してください。保険のため、紛失レポートを貰っておきましょう。
3. 税関検査
最後は税関審査があります。申告するものがある人とない人で通路が分かれます。荷物が免税の範囲内なら、緑色のゲートで審査を受けます。免税を超える荷物を所持している場合は、赤色のゲートへ進んで審査を受けましょう。以下は、ドイツへの入国時に申告が必要なものの一例です。
物品 | 申告が必要な理由 |
現金 | 関税および資金洗浄対策のため |
食品および植物 | 動植物の保護および病気の拡散を防止するため |
薬 | 医療用の薬は許可されています |
武器および弾薬 | 関連する法律と規制のため |
動物 | 動物の保護および病気の拡散を防止するため |
芸術品および古美術品 | 関連する法律と規制のため |
詳細はドイツ大使館公式サイトで確認することをおすすめします。
ドイツ旅行で必要なもの・準備【日本入国時】

Visit Japan Webの登録
2025年現在、日本に入国する際は Visit Japan Web(VJW) に事前登録しておくと便利です。
Visit Japan Web とは、入国時の検疫・入国審査・税関申告などをウェブ上で事前に済ませ、到着時に QR コードを提示するだけでスムーズに手続きできるサービスです。
MySOS アプリのインストールは不要になりました。
主な手続き内容
- パスポート情報の登録
- 税関申告書のオンライン提出
- 入国手続き用 QR コードの取得
日本帰国前に必ず、Visit Japan Webのアカウントを登録しておきましょう。
ドイツ旅行で必要なもの・準備【絶対に必要】

現金
ドイツで使えるユーロと日本円の両方があると便利です。円からユーロへ両替する場合、日本より現地で両替した方がレートが良いもの。空港や銀行でも両替できますが、もっともレートが良いのは街中の一般の両替所でしょう。
クレジットカード
日本ではタッチで完了するクレジットカードが多いですが、海外では暗唱番号の入力を求められます。そのため、暗証番号を確認しておきましょう。VISAやMastercardなど、加盟店の異なるクレジットカードを何枚か持っていくことをおすすめします。
ガイドブック
スマートフォンでも閲覧できますが、手に取って閲覧できるガイドブックがあると安心です。
携帯電話(スマートフォン)
日本と同じく、ドイツでも街中やホテルで無料で使えるWi-Fiは多いので、スマホでIDとパスワードを入力すれば利用できます。場所を気にせずスマートフォンを使いたいなら、モバイルルーターをレンタルしましょう。レンタル料金は1日当たり750円〜1,500円が目安です。
変圧器/アダプター
日本の電化製品をドイツでそのまま使うことはできません。電圧とアダプターが異なるからです。変圧器と変換アダプターが必要になります。
日本 | ドイツ | |
電圧 | 100V | 230V |
周波数 | 50/60Hz | 50Hz |
プラグ | Aタイプ | Cタイプ |
ドイツ旅行で必要なもの・準備【アプリ編】
1.DB Navigator

引用:https://play.google.com/store/games
DB Navigatorは、ドイツ国内で移動するときに便利なアプリです。英語に対応しているため、手軽に乗り継ぎ検索可能。ドイツから欧州内に延びる鉄道路線の情報が網羅されているので、長距離移動の際も役に立つでしょう。ドイツ旅行に行くなら、ぜひダウンロードをおすすめします。
2.Currency

引用:https://play.google.com/store/games
Currencyは、150種以上の海外硬貨に対応しているアプリです。リアルタイムでドイツのレートが確認できるうえに、操作がとにかく簡単。ドイツに限らず、海外旅行での買い物に欠かせないアプリです。
3.Google翻訳

引用:https://play.google.com/store/games
もはや説明不要の翻訳アプリ。英語やドイツ語がまったく話せなくても、Google翻訳さえあればどうにかなります。翻訳アプリは数多くありますが、はっきり言ってGoogle翻訳ひとつダウンロードしておけば問題ありません。
4.Whats app

引用:https://play.google.com/store/games
Whats appは、日本でいうLINEくらい超定番のアプリです。チャットや通話・ビデオ通話などしたいとき、ドイツではLINEを聞く代わりに電話番号を聞かれます。電話番号を聞けば、自動的にwhatsppでのチャットが可能になります。ドイツだけでなくヨーロッパ中で定番のアプリのため、ドイツ人の友達を作りたいなら必須のアプリです!
5.The MICHELIN Guide(有料)

引用:https://play.google.com/store/games
The MICHELIN Guideは、日本でもおなじみのミシュランガイドに掲載されたレストランを検索できるアプリです。ドイツ旅行先での最高の夜を過ごすために、星付きレストランを探すも良し。安くて美味しい店を探すも良し。ドイツで最高のレストランを見つけましょう。
ドイツ旅行で必要なもの・準備【あると便利】

ヨーロッパ用eSIM
ヨーロッパ用eSIMとは、Embedded(埋め込み) SIMという意味のこと。物理的な形状を持たないため、わざわざ小さなピンでSIMトレイを開ける手間や、SIMカードを落としてしまう心配はありません。日本では2018年にeSIM対応端末が導入されて以降、利用者が急増。ドイツに降り立った瞬間からスムーズにインターネットができるのは、eSIMの大きなメリットです。
各種証明書やパスポートのコピー
紛失時に備えて、コピーはあった方が安心です。スーツケースに隠しておきましょう。
スリッパ
機内を快適にするため、使い捨てできるスリッパがあれば便利です。
防犯グッズ
ドイツ・パリ旅行を快適に過ごすために、スリ対策を徹底してください。日中でもスリから身を守る必要があります。
貴重品はなるべく小さいバッグに入れて、体にそわせておきましょう。
モバイルバッテリー
ドイツを観光しているのに「スマートフォンのバッテリーがなくなって写真が撮れない」という事態になったら残念。
ぜひ、モバイルバッテリーを日本から持参することをおすすめします。
機内快適グッズ
ドイツまでのフライトでネックピローやアイマスクがあれば、さらに快適な空の旅ができるでしょう。
エコバッグ
ドイツでもスーパーやコンビニで買い物をするときに、バッグにひとつ入れておくと便利です。
コンタクトレンズの洗浄液
コンタクトレンズの洗浄液は、目薬などの医薬品と同じく申告すれば液体物の制限外です。
乾燥対策グッズ
機内は乾燥するので、リップクリームや目薬があると安心です。
ティッシュ・ウェットティッシュ
ドイツでは、日本のようにティッシュを街中で配布していていません。ちょっとした汚れを拭くのに便利なので、持っていきましょう。
日焼け止め
とくに夏の時期にドイツ旅行に行くなら必須です。普段から使い慣れているものを持っていきましょう。
常備薬
食べ過ぎ対策として胃薬があると安心です。
虫よけスプレー
ドイツには日本と同じように蚊がいます。夏季の時期に行くなら持っていきましょう。
生理用品
海外製は品質が良くない商品があります。予備として3日分ほどあると安心です。
ドイツ旅行で季節ごとに必要なもの・洋服

ドイツ旅行に行く際には、季節によって持っていくべきアイテムが異なります。現地の気温に合わせて、持ち物を工夫しましょう。
春(3月〜5月)
ドイツの春は、まだまだ寒い日が続きますので、おすすめな服装は軽めのジャケットやセーターです。そして、長袖のシャツやブラウス、ジーンズやパンツが重宝します。ただし春は天候が不安定なので、雨具を持っていきましょう。オシャレに決めたい方は、カラフルなレインコートがおすすめです。
夏(6月〜8月)
ドイツの夏は暑くなりますが、湿気が少ないので涼しい風が吹いて過ごしやすいです。服装は、Tシャツや半袖シャツ、軽いワンピースがおすすめ。短パンやスカートもOKですが、ヨーロッパでは膝下までの長さが望ましいので、短すぎる格好は気をつけましょう。日差しが強いので帽子やサングラス、日焼け止めも必須アイテムです。
秋(9月〜11月)
ドイツの秋は日中はまだ暖かいですが、朝晩は肌寒くなります。そのため、薄手のコートやジャケットが必要です。厚手のセーターや長袖シャツ、ジーンズやパンツが合わせやすいでしょう。秋は春同様に雨が多いので、雨具も忘れずに用意しましょう。
冬(12月〜2月)
ドイツの冬は、防寒対策が必要です。厚手のコートやジャケット、マフラーや手袋が必須アイテムです。厚手のセーターや長袖シャツ、暖かいパンツも必要。地域によっては雪が降ることもあるので、防水性のある靴も必要です。ドイツの冬は厳しいので、十分に対策をして旅行に出かけましょう。
ドイツ旅行の必要なものでよくある質問

ドイツ旅行で必要のないものは?
多額の現金は必要ありません。ドイツをはじめ、ヨーロッパ各国ではキャッシュレス文化が進んでいます。多額の現金を持ってこないことをおすすめします。ドイツで日本の電化製品は使えるの?
日本の電化製品をドイツでそのまま使うことはできません。電圧とアダプターが異なるからです。変圧器と変換アダプターが必要になります。ドイツ旅行中の服装の注意点は?
教会やモニュメントなど宗教的または歴史的な場所では、肌の露出が多い服装は避けるべきです。ビジネスシーンでは、フォーマルな服装が求められることがあります。ドイツ旅行で一日どれくらいお金が必要?
ドイツは食費や交通費が高い国です。ホテル代以外で、一日あたり15,000円を目安としておきましょう。
ドイツ旅行の費用に関して、こちらの記事が参考になります。




