シンガポール動物園のチケット&観光ガイド

シンガポール動物園は1973年に開園した人気の動物園で、世界の動物園トップ3に輝いた実績もあります。園内には300種、2,800匹以上の動物が飼育され、絶滅危惧種の珍しい動物も観察することができます。さらに夜の動物園を散策できるナイトサファリや餌やりなど、ここでしかできない貴重な体験ができます。

この記事では、シンガポール動物園の基本情報や見どころをご紹介します。

シンガポール動物園の営業時間

シンガポール動物園の営業時間は8時30分から18時まで、最終入場は17時までとなります。基本的には年中無休ですが、改修のため一部の展示が臨時休業になる場合があるので、お目当ての動物がいる場合は訪問の際に公式サイトをチェックしましょう。

シンガポール動物園へのアクセス

市内からシンガポール動物園までは、MRT駅からバスを乗り継ぐ方法や、市内のバス停からマンダイシティエクスプレスを利用する方法があります。

バス・MRT

市内からシンガポール動物園までのアクセスは、最寄りのMRT駅からバスを利用するのが一般的です。各MTR駅から接続するバスに乗車し、#48131 (シンガポール動物園／ナイトサファリ駅) で下車しましょう。

※マンダイ・カティブ・シャトル

シンガポール動物園を含むマンダイ野生動物保護区への循環シャトルサービス。8時50分から24時まで営業しており、15分～20分間隔で運行しています。MRTハティブ駅からは大人・子ども（7歳～12歳）共に3シンガポールドルです。

マンダイシティエクスプレス

マンダイシティエクスプレスは、市内のホテルなどのピックアップポイントとシンガポール動物園を含むマンダイ野生動物保護区をダイレクトに結ぶシャトルバスです。木曜日から日曜日まで運行しており、料金は大人・子ども（3～12歳）共に片道8シンガポールドルです。利用にはバスサイトからの予約が必要となります。ピックアップポイントは以下の通りです。

シンガポール動物園のベストシーズン

シンガポール動物園を最大限に楽しむためのベストシーズンは、4月から9月にかけての乾季です。この時期はシンガポールの乾季にあたり、悪天候の影響が少なく、園内の散策を快適に楽しむことができます。晴れ渡る空の下で、広大な動物園を心ゆくまで堪能できるでしょう。

ただし、乾季とはいえ、突然のスコールが降ることもありますので、折り畳み傘や雨合羽などの雨具を用意しておくと安心です。またこの季節は気温が高く、日差しが強くなるため、帽子や日傘、十分な飲み物を携帯し、熱中症対策を万全にしておくことが大切です。園内には休憩スペースもありますが、暑さに備えてこまめな水分補給を心掛けましょう。

シンガポール動物園の人気レストラン3選

1.アーメンレストラン

アーメンレストランは、シンガポール料理を心ゆくまで楽しめるカジュアルでリラックスした雰囲気のレストランです。メニューには、シンガポールの定番料理が勢ぞろい。特におすすめなのは、ジューシーで香ばしい「チキンライス」。シンガポールの街角で人気のこの料理は、ふんわりと炊き上げたご飯と、しっとりとしたチキンが絶妙に絡み合い、一口食べればその深い味わいに感動すること間違いなし。

また、「BBQ ハーフ スプリング チキン」は、外はカリっと、中はジューシーに仕上げられた鶏肉が、バーベキューソースの豊かな風味とともに楽しめます。

2.キッズワールドカフェ

キッズワールドカフェは、まるで森の中に迷い込んだかのような、遊び心満載の店内で軽食やドリンクを楽しめるカフェです。カフェの内装は、緑あふれる自然の風景を模しており、遊び心あふれるデコレーションが、訪れるすべての人々に楽しいひとときを提供しています。

カフェには軽食やドリンクメニューが充実しており、コーヒーや紅茶など、気分や時間帯に合わせた飲み物を味わうことができます。

3.ショメルビストロ

シンガポール動物園内で本格的なシンガポール料理を堪能したいなら、ぜひショメルビストロへ足を運んでみてください。このレストランでは、シンガポールの伝統的な料理を心ゆくまで楽しむことができます。中でもシンガポール料理として日本でもお馴染みの「ラクサ」がおすすめ。ココナッツミルクとスパイスが効いた濃厚なスープが心温まる一杯です。

シンガポール動物園でできること

1.専用バギーに乗って行くツアー体験

シンガポール動物園での体験をさらに特別なものにしたいなら、ぜひ「専用バギーツアー」に参加してみてください。このツアーは、最大7名までのプライベートグループで利用できる専用バギーに乗り、動物園内を快適に巡ることができます。

ツアーは専門のガイドが同行し、動物たちに関する豊富な知識や興味深いエピソードをリアルタイムで伝えてくれます。動物たちの自然な姿や習性、さらには園内のユニークなストーリーを学びながら、動物たちの魅力を余すところなく体験できます。

2.ナイトサファリ

ナイトサファリは、19時30分から24時までの間に繰り広げられる夜の動物園です。星空の下、2,500頭以上の夜行性の動物たちと出会えます。特に注目すべきは、アジアゾウ、マレーバク、マレートラなど、全体の41％以上が絶滅危惧種である貴重な生き物たち。彼らの夜の活動は、昼間とは違った驚きと感動をもたらしてくれることでしょう。

ナイトサファリのハイライトのひとつが「サファリ・トラム・アドベンチャー」。このトラムツアーでは、動物たちの専門家による生の解説を聞きながら、6つの異なるエリアを巡ります。それぞれのエリアで、動物たちの自然な姿を観察することができます。

3.多彩なショー

シンガポール動物園を訪れた際には、動物たちとそのトレーナーによるエキサイティングなショーは絶対に見逃せません。ここでは、動物たちの魅力が最大限に引き出された、心躍るパフォーマンスが繰り広げられます。たとえば、愛らしいアシカたちが水の中で元気いっぱいに飛び跳ねるスプラッシュショーでは、彼らの驚くべき技巧と遊び心に圧倒されること間違いなしです。

ショーのクライマックスには、動物たちとトレーナーとの記念撮影タイムも用意されており、ここでしか手に入らない貴重な1枚をカメラに収めることができます。家族や友人と一緒に、楽しい思い出をしっかりと形に残しましょう

シンガポール動物園の地図

シンガポール動物園は約12のゾーンに分かれており、約28万㎡の広大な敷地内に約300種、2,800匹以上の動物が野生に近い状態で生息しています。シンガポール動物園の詳しい地図に関しては公式サイトを確認してください。

シンガポール動物園の人気アトラクション3選

1.キッズワールド

キッズワールドは、子どもたちにとってまさに夢のような楽園です。ここには、笑顔と興奮が溢れるアトラクションやプログラムが盛りだくさん。まずは、爽やかな水遊びゾーンで、元気いっぱいに水しぶきを上げて遊びましょう。滑り台や冒険心をくすぐるプレイツリーも完備されており、子どもたちは自然と夢中になってしまうことでしょう。

さらに、キッズワールドの魅力のひとつは、放し飼いの動物たちと直接触れ合えるエリアです。動物たちとのふれあいは、子どもたちにとって貴重な体験となり、心に残る思い出を作ることでしょう。楽しい時間を過ごした後は、キッズワールドショップへ。ここでは、かわいいぬいぐるみや、子どもたちが喜ぶアイテムが勢揃い。お気に入りの一品を見つけるために、ぜひお店をじっくりと探検してみてください。

2.野生動物との朝食

シンガポール動物園で忘れられない特別な思い出を作りたいなら、ぜひ「野生動物との朝食体験」に参加しましょう。園内のレストランで、シンガポール料理から世界各国の絶品料理まで、多彩な料理を楽しみながら過ごせます。朝食のひとときにはオラウータンやアフリカペンギンなど、魅力的な動物たちと直接触れ合うことができ、その姿をカメラに収めることも可能です。

動物たちとの距離が近く、まるで彼らと一緒に朝食を楽しんでいるかのような感覚を味わえます。動物たちとの心温まる交流を通じて、一日のスタートを特別なものにしてみてはいかがでしょうか。

3.動物の餌やり体験

シンガポール動物園では、ゾウ、キリン、シロサイなどの巨大な動物たちに、実際に自分の手で餌をあげることができます。飼育員の専門的な解説を聞きながら、動物たちの驚くべき習性や個性について学ぶことができるのも、この体験の魅力のひとつです。

一般の動物園では味わえないこの貴重な機会は、オンラインでの予約が必須で、先着順にて受付が行われています。事前に予約をして、動物たちとの特別なひとときを確保しましょう。

シンガポール動物園の年間パスポート

シンガポール動物園には2種類の年間パスポートがあり、レストランの割引などお得なサービスが受けられます。それぞれのサービス内容は以下の通りです。

シンガポールで行きたいそのほかの人気動物園

1.リバーサファリ

リバーサファリは、川をテーマにした壮大な動物園と水族館の融合で、シンガポールの野生生物公園の中でも最も新しい動物園です。広大な敷地内には、世界中の川に生息するさまざまな生物たちが集まっており、なんと40種以上の絶滅危惧種を含む6,000匹以上の生物と出会うことができます。

「ワイルド・アマゾニア」では、アマゾン川に見立てた水路を下っていく10分間の船の旅。ジャガーやタテガミオオカミといった、熱帯雨林に生息する世界最大の動物が生き生きと動く様に思わず圧倒されることでしょう。

2.バードパラダイス

バードパラダイスには世界中の400種以上、約3,500羽の鳥が生息しています。その24％は絶滅危惧種でもあり、日本では見られない貴重な鳥の生態系が見られます。敷地内では棚田や竹林の間を歩く「クオック・グループ・ウィングズ・オブ・アジア」や、森林や熱帯雨林を探検する「ハート・オブ・アフリカ」など、さまざまなエリアに分かれています。

「ロリー・ロフト」ではカラフルなオウムを肩に乗せる体験ができるので、バードパラダイスでの思い出の1枚をカメラに収めましょう。

3.シー・アクアリウム

シー・アクアリウムは、100,000匹以上の海洋生物を飼育する水族館。なかでも「オープン・オーシャン」の巨大水槽は、幅36m、高さ8.3mと世界最大の大きさを誇ります。水族館は10のゾーンとさらに50以上の生息区にわかれており、世界中の海洋の生息する生き物たちを見ることができます。

「シャーク・シー」では、アカシュモクザメや攻撃的なツマジロなどの200匹以上の珍しいサメに圧巻されるでしょう。「オーシャン・レストラン」では、水槽に囲まれた店内でまるで海の中で食事をするような体験ができます。新鮮なシーフード料理のメニューを思うぞんぶん堪能しましょう。