
天安門広場での写真撮影はできますが、場所や状況によっては制限があるので注意が必要です。
中国の厳格なルールを理解しておくことで、トラブルを避けながら記念に残る写真が撮れます。
この記事では撮影可能エリア、禁止場所、ベストな時間帯、そして観光時の注意点まで詳しく解説します。
天安門広場での写真撮影ルールまとめ
写真撮影 | 基本的にOK |
禁止エリア | 人民大会堂、毛主席記念堂の警備区域など |
特別イベント時 | 撮影制限あり、警備員の指示に従う |
三脚使用 | 原則不可。 |
天安門広場で写真撮影が許可されているか確認しよう

写真撮影に関する規則
天安門広場は観光客に開放されており、基本的に写真撮影は可能です。
ただし、警備が厳重で軍人や警備員、監視設備を意図的に撮影するのは禁じられています。
撮影禁止エリア
- 毛主席記念堂の内部:特に遺体安置室は撮影禁止。
- 人民大会堂や軍関連施設の周囲:警備区域は全面NG。
毛主席記念堂の内部や人民大会堂周辺の警備区域、さらに軍や警備員、監視設備を対象にした撮影は固く禁じられています。
国家安全上の理由から制限されているため、必ずルールを守りましょう。
撮影許可されている場所
- 広場の中心部
- 記念碑周辺
天安門広場の中心部や記念碑周辺は撮影できます。これらは観光客が訪れる代表的なエリアで、政府も文化的な観光促進を意識して公開しているので問題ありません。
ただし、特別なイベントの開催時などは普段撮影OKの場所でも撮影が禁止されることがあるので、状況に応じて対応しましょう。
中国の観光地で写真撮影を行う際のルール
中国では観光地ごとに撮影に関する細かな規則があり、事前に把握しておくことが大切です。
まず、天安門広場に限らず、軍事施設・警察署・政府関連施設は撮影が一切禁止されています。
観光スポット内であっても、背景にそうした建物が映り込むと注意を受ける可能性があります。
また、博物館や寺院、記念堂の内部では、文化財保護や宗教的配慮のためにフラッシュ撮影が禁止されている場合が多くあります。
さらに、ドローンや大型機材の持ち込みは事前許可制となっており、事前に申請が必要なケースもあります。無断で飛行させると没収や罰金につながるので要注意です。
天安門広場での写真撮影を楽しむための3つのコツ

1. 朝の静かな時間帯を狙う
天安門広場は早朝に訪れると、まだ観光客が少なく落ち着いた雰囲気が広がります。
空気も澄んでいるので、朝日を浴びる天安門城楼の鮮やかな赤色が際立ち、美しい写真を残せることでしょう。
広大な広場のスケール感をゆったり楽しみながら撮影するなら、この時間帯がもっともおすすめです。
2. 夜のライトアップを背景にする
日が落ちると天安門城楼や広場周辺はライトアップされ、華やかでドラマチックな写真が撮影できます。
観光客が減りはじめる夜の時間帯は、人混みを避けて落ち着いて撮影を楽しめる点も魅力です。
3. 雨の日だからこそ撮影を楽しむ
雨の日でも写真撮影は十分に楽しめます。
広場の石畳に水たまりができると、建物やライトが反射して映り込み、晴天では得られない幻想的な写真になります。
傘を差しながらの撮影も絵になるので、雨の日ならではの風情を活かすと、特別な1枚が残せます。
天安門広場の見どころに関して詳しく知る 記事:天安門広場の観光ガイド
天安門広場観光で写真撮影以外に気を付けたいこと

入場や施設見学に必要な予約
天安門広場そのものは入場無料ですが、事前予約が必須です。
また周辺観光スポットも同様に予約が必ず必要で、特に紫禁城は観光客が非常に多く、当日券の販売はほとんどなくオンライン予約が一般的になっています。
予約にはパスポート番号の入力が必要で、実名登録制となっているため、早めに手続きを済ませておくと安心です。
公式サイトのほか、Trip.comなど日本語対応の旅行予約サイトを利用するとスムーズに手配できます。
セキュリティチェックの厳しさ
天安門広場に入場する際は、必ず空港並みのセキュリティチェックを受けます。
そのため、大きな荷物や液体類、危険物に見なされるものは持ち込めません。
また混雑時は列が長くなるため、余裕を持った行動が必要です。
カメラやスマホは問題なく通過できますが、バッグの中はすぐに取り出せるよう整理しておくと安心です。
広場の広大さと歩きやすさ
天安門広場は世界最大級の広場で、端から端まで歩くだけでも時間がかかります
。観光や撮影を存分に楽しむためには、スニーカーなど歩きやすい靴を履くのがおすすめです。
また、冬は風が強く体感温度が下がりやすいため、防寒具を準備しましょう。
長時間の滞在を考え、体力を消耗しにくい服装を選ぶことも大切です。
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天安門広場の基本情報

天安門広場の基本情報 | |
住所 | 北京市東城区東長安街 |
アクセス | 北京地下鉄1号線の「天安門東駅」または「天安門西駅」からすぐ |
営業時間 | 朝5:00~22:00 |
休業日 | なし |
入場料 | 無料 |
予約方法 | 中国のモバイルアプリ(中国のメッセージアプリ、WeChatミニプログラム、アリペイ、百度ミニプログラム) |
天安門広場での写真撮影に関するよくある質問
天安門広場で写真撮影は自由にできますか?
基本的に個人の観光目的での撮影は自由ですが、警備員や警察が多く常駐しているため、ドローンや大型機材の使用は制限されています。撮影時には周囲の状況に配慮しましょう。広場内で三脚を使っても大丈夫ですか?
小型の三脚やセルフィースティック程度であれば問題ない場合が多いですが、大型の三脚や機材は警備員に制止されることがあります。持ち込む際は注意が必要です。撮影に注意が必要なエリアはありますか?
警備員や警察の姿を直接撮影するのは避けましょう。また、周囲の政府関連施設や軍事関連の建物も撮影禁止とされているため注意が必要です。撮影におすすめのスポットはどこですか?
天安門城楼を正面から撮る場所が定番ですが、人民英雄記念碑や国旗掲揚台付近からのアングルも人気です。広場の広大さを感じられる構図がおすすめです。
天安門広場では写真撮影は限られた場所ならOK

天安門広場での写真撮影は、基本的に自由ですがルールを守ることが前提です。
禁止区域を避け、観光客や警備員に配慮すれば、安全に思い出深い写真を残せます。
撮影可能な場所やベストな時間帯を理解してから訪れることで、広場の壮大な雰囲気をしっかりとカメラに収められるでしょう。

