【2024】オーストラリア現在の治安を解説！巻き込まれやすいトラブル及び防犯対策

オーストラリアは治安の良さで知られ、世界的にも安全な国と評価されています。しかし、どの地域でも注意が必要なポイントはあります。特に都市部ではスリや置き引きといった軽犯罪が発生しており、観光客を狙った詐欺やトラブルも報告されています。

また、広大な自然エリアでは遭難や事故のリスクも伴うため、事前の準備と情報収集が欠かせません。この記事では、オーストラリアでの安全な過ごし方と治安対策について、詳しく解説していきます。

最新！オーストラリアの治安に関する情報

オーストラリアは世界的に見ても治安の良い国とされていますが、日本と比べると軽犯罪の発生率は高く、旅行者にとっても注意が必要です。特に都市部ではスリや置き引き、ひったくりなどの軽犯罪が多発しており、貴重品管理には細心の注意を払う必要があります。

また、近年は若者による飲酒や薬物が絡んだ暴力事件も増えているため、夜間の繁華街や人通りの少ない場所の訪問は避けるのが賢明です。

オーストラリア全土は現在、外務省の危険情報において特別な警戒が必要とされるエリアはなく、観光地としても人気の高い国です。しかし、各州によって犯罪の傾向が異なり、注意すべきポイントも異なります。

※オーストラリアの治安状況をリアルタイムで確認するには、外務省の海外安全ホームページを参考にするのがおすすめです。

オーストラリアで治安を注意すべきエリア

1.キャンベラ首都特別地域（ACT）

キャンベラはオーストラリア全体と比較して犯罪発生率は低めですが、日本と比べると強盗や暴行、侵入窃盗の発生率が高くなっています。最近では若年層による犯罪が増加しており、夜間の外出や人通りの少ない場所でのトラブルが報告されています。

2. ニューサウスウェールズ州（NSW）・シドニー

シドニーは観光客に人気の都市ですが、窃盗や強盗、詐欺などの犯罪が発生しています。特に「キングスクロス」や「チャイナタウン」などの繁華街では、スリや置き引きの被害が多いです。深夜には飲酒による暴力事件も増えるため、注意が必要です。

3.ビクトリア州（VIC）・メルボルン

メルボルンでは、カフェやレストランでの食事中にバッグを盗まれるケースが多発しています。公共交通機関内でのスリや、郊外での空き巣被害も報告されています。また、詐欺まがいの手口で個人情報や金銭を狙う犯罪も増えています。

4.南オーストラリア州（SA）・アデレード

アデレードでは、夜間の人通りが少なくなる時間帯に強盗やひったくりが発生しています。特に繁華街の「ハインドリー・ストリート」周辺は、週末に飲酒絡みのトラブルが多いエリアです。

5.西オーストラリア州（WA）・パース

パースでは、路上強盗や車上荒らしが増えています。ショッピングモールや観光地での被害も報告されているため、日中でも油断は禁物です。

6.クイーンズランド州（QLD）・ブリスベン、ケアンズ

クイーンズランド州では、侵入窃盗や車上荒らし、スリなどが発生しています。観光地であるブリスベンやゴールドコーストでも、日本人が被害に遭うケースがあります。

治安のよいオーストラリアで巻き込まれやすいトラブル5つ

1.スリ

オーストラリアの主要都市や観光地では、置き引きやスリといった軽犯罪が発生しています。特に、カフェやレストランでの食事中や、観光地の人混みでは、バッグや財布が狙われやすいです。

対策ポイント：

• バッグや財布は常に手元に置き、椅子の背もたれに掛けるのは避ける。
• 人混みではカバンを前に抱え、ジッパーや開口部をしっかりと閉める。
• 貴重品はポケットに入れず、内ポケットや体に密着した場所に保管する。

2.カード詐欺

オーストラリアの飲食店や店舗では、クレジットカードを不正にコピーされる「スキミング」被害が発生することがあります。

対策ポイント：

• 支払い時には、カードが自分の視界から外れないように注意する。
• 可能であれば、タッチ決済を利用し、カードを渡さずに支払う。
• 利用明細をこまめにチェックし、不審な取引がないか確認する。

3.ビーチやプールでの置き引き

オーストラリアといえば美しいビーチ！しかし、海水浴やプールで泳いでいる間に、浜辺やプールサイドに置いた貴重品が盗まれるケースが報告されています。特に無防備な状態で荷物を放置すると、トラブルに巻き込まれることが多いです。

対策ポイント：

• 海やプールに入るときは、貴重品は持ち込まず、宿泊先のセーフティボックスに保管する。
• どうしても貴重品を持ち歩く必要がある場合は、防水ポーチを活用して身に着けておく。
• グループで訪れた際は、必ず誰かが荷物を見ているようにし、交代で海やプールを楽しむ。

4.車上荒らしやレンタカーの盗難

オーストラリアでは観光地の駐車場や宿泊施設の駐車スペースで、車上荒らしの被害が発生することがあります。特に観光客が狙われることが多く、車内に見える位置に荷物を置いたまま離れると、窓を割られて盗まれるケースがあります。

対策ポイント：

• 車を離れる際には、見える場所に荷物を置かないようにする。
• できるだけ管理人が常駐する駐車場を選び、路上駐車は避ける。
• 貴重品は車内に置かず、携行するか宿泊施設のセーフティボックスに預ける。
• 車のドアやトランクの施錠はもちろん、窓もしっかりと閉めることを確認する。

5.インターネット詐欺や偽装メール

インターネットの普及により、オーストラリアでもインターネット詐欺やフィッシングメールの被害が増えています。銀行や政府機関を名乗るメールやSMSを受け取り、個人情報や金銭を要求されるケースが多く、これに騙されてしまう被害者が後を絶ちません。

対策ポイント：

• メールやSMSで届いたリンクを不用意にクリックしない。
• 銀行や政府機関の公式ウェブサイトを直接訪問し、メールの真偽を確認する。
• 個人情報や金銭を要求する連絡は、すぐに対応せず、まずは公式の問い合わせ窓口に確認する。

オーストラリアでの緊急時の対処法

オーストラリアでの緊急連絡先一覧

盗難や置き引き被害にあった時に

もし現地で貴重品を盗まれてしまったら、まずは近くの警察に連絡し被害届を提出しましょう。被害届の控えは、後で保険請求や再発行手続きに必要になるので大切に保管してください。

オーストラリアの防犯対策でおすすめのアイテム3選

1.海外旅行保険

オーストラリアを訪れる際には、必ず「海外旅行保険」に加入しておくことをおすすめします。治安が良いと言われるオーストラリアですが、予期せぬ事故や病気、盗難などのトラブルが発生する可能性はゼロではありません。

医療費が高額になりやすいオーストラリアでは、病院にかかるだけで大きな出費が発生することがあります。

2.eSIM

オーストラリア滞在中、いつでもスマートフォンで通信ができる環境を整えることは、安全な旅を支える重要なポイントです。eSIMとは、スマートフォンの中に内蔵された電子SIMカードのことを指し、SIMカードを差し替えることなく、旅行先で簡単に現地の通信プランを利用できる仕組みです。

日本で購入しておけば、現地に到着してからわざわざSIMカードを買う手間も省けます。トラブル時に大使館や総領事館への連絡もスムーズにできるので、緊急時の備えとしても最適です。

3.パスポートのコピーや連絡先のメモ

万が一、オーストラリア滞在中にパスポートや貴重品を紛失した場合、すぐに対処できるようにパスポートのコピーや緊急連絡先を準備しておくことが重要です。

パスポートのコピーは、紛失時に大使館での手続きをスムーズに進めるためのバックアップとして役立ちます。また、緊急連絡先のメモを持っておくことで、トラブル時に誰に連絡すればよいのかすぐに確認でき、迅速な対応が可能になります。

オーストラリアの基本情報

人口

約2,626万人（2022年。出典：豪州統計局）

宗教

キリスト教43％、無宗教38％（出典：2021年国勢調査）

言語

英語

レート

1オーストラリアドルは100.17円（2024年10月現在）

時差

+2時間 ※日本より2時間進んでいます

ビザ

観光、知人・家族の訪問、出張・業務の目的でオーストラリアへ渡航される日本パスポートをお持ちの本人は「オーストラリアETAアプリ」を通してETA（電子渡航許可）を申請する必要があります。

水

一般的に、オーストラリアの水道水はそのまま飲むことができます。ただし、地域によって硬度が異なりますのでできるだけ煮沸して飲むか、ペットボトルのミネラルウォーターを購入することをおすすめします。

喫煙

国内の全ての公共施設と交通機関での喫煙は禁止されています。

治安の良いオーストラリア旅行に出掛けよう！

オーストラリアは美しい自然や多彩な文化を楽しめる治安の良い国です。旅行中は基本的な防犯対策を心がければ、安心して各地を巡ることができます。

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