
インドに旅行や出張に行く際、日本の電化製品がそのまま使えるか気になっていませんか?インドでは日本と異なるプラグ形状や電圧が採用されており、何も準備をせずに出発すると予期せぬトラブルに見舞われるかもしれません。
この記事では、インドのコンセントの種類や電圧について詳しく解説します。快適なインド滞在を実現するために、事前の準備をしっかり整えておきましょう!
インドと日本のコンセント比較表
| 特徴 | インド | 日本 |
| 電圧 | 220V~240V | 100V |
| 周波数 | 50Hz | 50Hz (東日本) 60Hz (西日本) |
| プラグ | Bタイプ、B3タイプ、BFタイプ、Cタイプ | Aタイプ |
インドのコンセントは主にB、B3、BF、Cの4種類

インドでは主にB、B3、BF、Cの4種類のコンセントが使用されており、それぞれに独自の特徴があります。
Bタイプのコンセントは、丸い2ピンが特徴です。日本のAタイプに似ていますが、ピンのサイズがやや異なります。
B3タイプは、3つの丸いピンを持つコンセントです。主に大型の電化製品や商業施設で使用されており、安定した電力供給が求められる場所に最適です。
BFタイプは、四角い形状の3ピンを持っています。B3タイプと似ていますが、ピンの形が異なるため、一目で区別が可能です。
そしてCタイプは、丸い2ピンのコンセントで、ヨーロッパと共通しています。多くの観光地やカフェ、レストランで利用されており、シンプルで使いやすいデザインが魅力です。
Bタイプ

引用:ヨドバシ
B3タイプ

引用:ヨドバシ
BFタイプ

引用:ヨドバシ
Cタイプ

引用:ヨドバシ
インド旅行で変換プラグが必要?

インドでは主にB、B3、BF、Cタイプのコンセントが使用されており、日本のAタイプとは異なるため、変換プラグを用意しないとデバイスを接続できません。
変換プラグを持参することで、スマートフォン、カメラ、ノートパソコンなどの電子機器を安心して使用でき、旅行中に電力トラブルに悩まされる心配が減ります。特に、全世界対応のマルチプラグは、どのコンセントにも対応できるので便利です。
変換プラグを購入できる場所
- インターネット通販
- 旅行用品店
- 家電量販店
- 100円ショップ
- 空港
日本の電化製品はインドで使うには変圧器が必要?

日本の電化製品をインドで使用する場合、変圧器が必要かどうかはデバイス次第です。インドの電圧は220V~240Vであることに対し、日本の電圧が100Vなので、電圧に大きな違いがあります。
変圧器が必要な場合
日本の家電製品が100V専用で設計されている場合、そのままインドで使うと電圧が高すぎて故障の原因になります。
例えば、日本製のヘアドライヤーやコーヒーメーカー、電気シェーバーなどは単一電圧で動作するため、変圧器なしでは使えないことが多いです。
変圧器が不要な場合
多くの最新の電子機器(スマートフォン、ノートパソコン、カメラ、ゲーム機など)は100V~240Vの範囲でユニバーサル電圧に対応しています。
これらのデバイスはインドでも問題なく使えるので、変圧器は不要です。
- 対応電圧が100V~240Vの製品:変換プラグのみで使用可能
- 対応電圧が100Vのみの製品:変圧器と変換プラグが必要
インドで気軽に充電できる場所3選

1.カフェやレストラン
インドの都市部、特にデリーやムンバイなどの観光地では、カフェやレストランにコンセントを設置している場所が増えています。コーヒーチェーン(スターバックス、カフェ・コーヒー・デイなど)やローカルのレストランで、電源を使えることが多く、充電しながら一息つくことができます。
2.空港や鉄道駅
インディラ・ガンディー国際空港(DEL)、チャトラパティ・シヴァージー国際空港(BOM)などインドの主要な空港や鉄道駅には、充電ステーションが設置されています。旅行の途中でバッテリーが少なくなったとき、空港や駅内で充電できるのは非常に便利です。
3.大型ショッピングモール
インドの大都市には、大規模なショッピングモールが数多くあります。これらのモール内には、フードコートや公共エリアに充電ステーションが設置されていることが一般的です。モールの中を歩き回りながら、気軽に充電できるので、観光の途中での充電に最適です。
世界各国・地域のコンセント形状と電圧一覧

世界各国・地域のコンセント形状と電圧一覧をまとめたので、海外旅行に行く際にぜひ役立ててみてください。青文字でクリックできる国・地域について、コンセント事情の詳細をまとめています。
アジア・オセアニア
| 国・地域 | 周波数(Hz) | 電圧(ボルト) | プラグのタイプ |
| 日本 | 50~60 | 100V | A |
| 韓国 | 60 | 110/220 | A, C, SE |
| 中国 | 50 | 110/220 | A, B, B3, BF, C, O, SE |
| タイ | 50 | 220 | A,B,B3,BF,C |
| 台湾 | 50 | 110 | A,O,C |
| 香港 | 50 | 220 | BF |
| ベトナム | 50 | 220 | A,C,SE,BF |
| シンガポール | 50 | 220/240 | BF |
| マレーシア | 50 | 240 | B, B3, BF |
| フィリピン | 60 | 220~240 | A,B3,C |
| インドネシア | 50 | 220 | C |
| カンボジア | 50 | 220 | A,C |
| ラオス | 50 | 220 | A,C |
| モンゴル | 50 | 220 | B,B3,C |
| インド | 50 | 220~240 | B,B3,BF,C |
| ネパール | 50 | 220 | B,C |
| ミャンマー | 50 | 230 | B,B3 |
| スリランカ | 50 | 230~240 | BF,B3,B |
| オーストラリア | 50 | 240/250 | O,O2 |
| ニュージーランド | 50 | 230/240 | O,O2 |
| フィジー | 50 | 120/240 | A, B, C, O |
| モルディブ | 50 | 220~240 | BF |
ヨーロッパ
| 国・地域 | 周波数(Hz) | 電圧(ボルト) | プラグのタイプ |
| イギリス | 50 | 240 | BF |
| イタリア | 50 | 220 | C,SE |
| フランス | 50 | 220 | C,SE |
| スペイン | 50 | 220 | C,SE |
| ポルトガル | 50 | 220 | C,SE |
| ドイツ | 50 | 230 | C,SE |
| ベルギー | 50 | 220 | C,SE |
| スイス | 50 | 230 | C,J |
| オーストリア | 50 | 230 | C,SE |
| オランダ | 50 | 230 | C,SE |
| アイルランド | 50 | 220〜240 | BF |
| ポーランド | 50 | 220 | C |
| スウェーデン | 50 | 220 | C,SE,B |
| ノルウェー | 50 | 230 | C,SE |
| デンマーク | 50 | 220 | C,B |
| ハンガリー | 50 | 220 | C,SE |
| ギリシャ | 50 | 230 | C |
| ブルガリア | 50 | 220 | C,SE |
| エストニア | 50 | 220~230 | B,C,SE |
| クロアチア | 50 | 230 | C |
| カザフスタン | 50 | 220 | C,SE |
| ウズベキスタン | 50 | 220 | C |
中東
| 国・地域 | 周波数(Hz) | 電圧(ボルト) | プラグのタイプ |
| トルコ | 50 | 220 | C |
| カタール | 50 | 240 | BF,D |
| サウジアラビア | 50~60 | 220 | A,B,BF,C |
アフリカ
| 国・地域 | 周波数(Hz) | 電圧(ボルト) | プラグのタイプ |
| エジプト | 50 | 220 | C |
| モロッコ | 50 | 220 | C,SE |
| 南アフリカ | 50 | 220~230 | B3L,C |
| ケニア | 50 | 220~240 | B,B3,BF,C |
アメリカ・南米
| 国・地域 | 周波数(Hz) | 電圧(ボルト) | プラグのタイプ |
| アメリカ合衆国 | 60 | 120 | A |
| カナダ | 60 | 120 | A |
| アルゼンチン | 50 | 220 | O2 |
| ブラジル | 60 | 220 | C,N |
| ペルー | 60 | 220 | A, C, SE |
| メキシコ | 60 | 110 | A |
インドのコンセントに関するよくある質問

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日本に変換プラグや変圧器を忘れてしまったときは?
インドの空港や家電量販店で変換プラグや変圧器を購入できます。また、ホテルによっては貸出サービスを提供している場合もあるので、宿泊先に確認してみると良いでしょう。
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インドにどうしても変圧器を持っていきたくない場合は?
多くの電化製品は変圧器なしで使用できます。製品の電圧範囲を確認し、インドの220V~240Vに対応しているかを事前にチェックしてください。
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インドで変圧器が必要かどうかはどこでわかるの?
持っていくかどうかは、お手持ちの電化製品の裏面を見てください。「AC100~240V」などと記載されている製品は、そのままインドで変圧器なしで使えます。
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変換プラグから火花が出るのはなぜ?
接触不良や電圧の不一致が原因で火花は起こります。変換プラグや電化製品が損傷していないか、正しく接続されているかを確認してください。火花が続く場合は使用を中止し、新しい変換プラグを使用しましょう。
👀インド旅行に関して、こちらの記事が参考になります:
インド旅行では基本変換プラグと変圧器が必要!

インドへ向かう前に、ご持参の電化製品を確認し、必要な変換プラグと変圧器を準備することで安心して滞在を楽しみましょう!
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