
タンザニアの治安は安定しており、旅行者にとって比較的安全です。ドドマなど一般的な観光地では、警察や監視カメラの設置など治安維持に積極的な取り組みが行われています。ただし、観光客が集中する場所では注意してください。
この記事では、タンザニアの治安に関する情報をわかりやすく解説します。
【タンザニアでトラブルに遭遇した時の連絡先】
| 大使館 | 住所 | 電話 |
| 在タンザニア日本国大使館 | P.O. Box 2577 Plot No. 1018, Ali Hassan Mwinyi Rd, Dar es Salaam, TANZANIA | +255-222-115-8279 |
最新!タンザニアの治安・安全に関する情報

2024年10月現在、タンザニアへの渡航を制限されるような勧告が一部出ています。タンザニアに渡航する際は、必ず外務省の海外安全ホームページを必ずチェックすることをおすすめします。
| 地域 | レベル | 外務省の勧告 |
| キゴマ州西部等ブルンジとの国境付近 | 3 | 渡航は止めてください。(渡航中止勧告) |
| ムトワラ州 | 2 | 不要不急の渡航は止めてください。 |
| インド洋沿岸部(ザンジバルを含む)、タンガニーカ湖岸付近及びルワンダとの国境付近及びアルーシャ州 | 1 | 十分注意してください。 |
1.ダルエスサラーム
ダルエスサラームは比較的安全な都市ですが、観光客を狙った犯罪には注意が必要です。特に夜間の一人歩きは避けるべきです。スリやひったくりが多発するため、貴重品の管理に気をつけましょう。
公共交通機関では、バスや混雑した場所での警戒が必要です。タクシーは信頼できる会社を利用し、乗車前に料金交渉をすることをお勧めします。ビーチエリアでも犯罪に注意が必要です。昼間は比較的安全ですが、現地の人々の助言に従うことが大切です。
2.ザンジバル
ザンジバルは人気の観光地で、全体的に治安は良好です。しかし、観光客を狙った犯罪は存在します。ストーンタウンでは夜間の一人歩きを避け、貴重品の管理に注意しましょう。
ビーチでは、持ち物から目を離さないようにしてください。地元の人々からの過度な勧誘や、見知らぬ人からの誘いには注意が必要です。イスラム教の影響が強い地域なので、適切な服装と行動に気をつけることも大切です。
3.アルーシャ
アルーシャは、サファリツアーの出発地として知られています。市街地は比較的安全ですが、夜間の外出には注意が必要です。特に、人通りの少ない地域や暗い場所は避けましょう。サファリツアーに参加する際は、信頼できる会社を選び、安全対策を確認することが重要です。野生動物との遭遇に備え、ガイドの指示に従うことが不可欠です。
市場やバスターミナルなどの混雑した場所では、スリやひったくりに注意が必要です。昼間は安全ですが、貴重品の管理に気をつけましょう。
タンザニアの治安が不安定な3つの理由

1.経済的格差と貧困
タンザニアは経済発展を遂げつつありますが、依然として深刻な貧困問題を抱えています。都市部と農村部の格差が大きく、失業率も高いため、生活苦から犯罪に走る人々が少なくありません。
若者の間で失業問題が深刻で、これが窃盗や強盗などの犯罪増加につながっています。観光客や外国人は裕福に見られやすく、犯罪のターゲットになりやすい状況です。当面は経済的要因による治安の不安定さが続くと考えられます。
2.政治的不安定性と汚職
タンザニアは比較的安定した政治体制を維持していますが、選挙時の緊張や野党弾圧などの問題が存在します。政治的な対立が時に暴力的な抗議行動につながることがあり、これが治安の悪化を招いています。
汚職が社会の不公平感を高め、市民の不満を増大させることで、社会の安定性を脅かしています。
3.インフラと法執行の不足
タンザニアでは、治安維持に必要なインフラと法執行能力が十分でありません。警察力の不足や、近代的な犯罪捜査技術の欠如が、効果的な犯罪対策を困難にしています。特に農村部や辺境地域では警察の存在感が薄く、犯罪の抑止力が弱いです。
街灯などの基本的な安全インフラの不足も、犯罪を誘発する要因となっています。さらに、法制度の整備が追いついていない分野もあり、新たな形態の犯罪に対応できていないケースがあります。これらの要因が複合的に作用し、治安の不安定さを生んでいます。
タンザニアで警戒すべき3つの治安トラブル

タンザニアで日本人旅行者が巻き込まれやすい、3つの犯罪を知っておきましょう。
1.食べ物による体調不良
タンザニアは美味しい屋台料理の宝庫です。しかし、中には日本人の体が馴染みにくい食材もあります。特に屋台の衛生状態や保存方法が心配な場合は、あまり冒険せずに清潔そうなレストランで食事をするか、旅行前に腸の調子を整えるためのサプリを飲むなどの対策をしてみてください。
2. 交通ルールの違いによる事故
タンザニアの都市部ではバイクが非常に多く、歩行者との交通事故が起こりやすいです。信号の意味が日本と異なる場所もあります。とくに、横断歩道を渡る時は周囲をよく確認するようにしましょう。また、歩きスマホが原因による事故も報告されています。
3. スリや置き引き
タンザニアは治安が良いとはいえ、観光地ではスリや置き引きの被害が報告されています。貴重品はホテルのセーフティボックスに預け、外出時は必要最低限のものだけ持ち歩くように心がけましょう。混雑した場所ではバッグのファスナーを前にして、常に周囲を警戒することが大切です。
治安の不安定なタンザニアで守りたい防犯対策3つ

タンザニアで安全に旅行するために、防犯対策を3つ紹介します。
1.貴重品の管理を徹底する
タンザニアでスリや置き引きに遭わないためには、自分の荷物に常に注意を払うことが重要です。財布やパスポート、カメラなどの貴重品は混雑した場所では特に注意し、なるべく身体に近いところに保管しましょう。
無用な現金やカードはホテルのセーフティボックスに預けるなど、必要なものだけを持ち歩くようにしましょう。
2.夜間に出歩かない
全体的にタンザニアの治安は良いですが、深夜に一人で歩くことは避けるべきです。特に人通りが少ない場所や裏通りは避けて、明るくて人の多い道を選ぶようにしましょう。
3.旅行保険に加入する
何か問題が起こった時に備え、旅行前に旅行保険に加入することをおすすめします。病気や怪我、盗難など、不測の事態に備えて保険に加入しておくと、安心して旅行を楽しむことができるでしょう。
治安のよいタンザニアで知っておきたい連絡先

タンザニアでトラブルに遭遇した場合に役立つ連絡先をいくつか紹介します。これらは、タンザニア旅行中にトラブルや緊急事態に遭遇した際に頼りになります。
タンザニア日本国大使館
住所:P.O. Box 2577 Plot No. 1018, Ali Hassan Mwinyi Rd, Dar es Salaam, TANZANIA
電話:+255-222-115-8279
営業時間:月~金7:30~12:30、13:30~16:30
全国共通(タンザニア内)
警察:022-2138177
消防:114番
救急:病院に直接連絡
タンザニアの基本情報
| 正式名称 | タンザニア連合共和国 |
| 首都 | ドドマ(法律上) ダルエスサラーム(実質的な中心都市) |
| 面積 | 約94.5万平方キロメートル(日本の約2.5倍) |
| 人口 | 約6,550万人(2022年) |
| 民族 | スクマ族、ニャキューサ族、ハヤ族、チャガ族、ザラモ族など約130の民族 |
| 言語 | スワヒリ語(国語)、英語(公用語) |
| 宗教 | イスラム教約40%、キリスト教約40%、土着宗教約20% |
| 通貨 | タンザニア・シリング |
| 時差 | 日本時間より-7時間 |
| 気候 | 熱帯性気候で雨季と乾季に分かれる |
| 主な産業 | 農業、観光業、鉱業 |
タンザニアの治安に関するよくある質問

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タンザニアで夜遅くの外出は安全ですか?
タンザニアは一般的に治安が良いとされていますが、夜遅い時間帯は人通りが少なくなる場所もあるため注意が必要です。自分がよく知らないエリアを歩く時や人通りの少ない場所は避けましょう。
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タンザニアのATMは安全に利用できますか?
安全に利用できます。しかし不審な人物を感じた場合や、ATMが破損しているように見える場合は使用を避けて、他のATMを探しましょう。また、暗証番号を入力する際には他人に見られないよう注意してください。
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タンザニアでのスリは多いですか?
タンザニアでは、観光地や混雑した公共の場ではスリに注意です。貴重品は身につけていつでも確認できるようにし、混雑する場所ではバッグを前に持つなどの対策を取りましょう。
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タンザニアのタクシーは安全ですか?
基本的には安全で、運転手も親切な方が多いです。ただし、料金の明確な表示がない車や無許可の乗り合いタクシーには乗らないようにしましょう。
タンザニア旅行に関する情報は、こちらの記事が参考になります。
治安の良いタンザニアに出掛けよう!

タンザニアは一般的に治安の良い国とされています。観光地や主要都市では警察の存在感も高く、安全な環境で旅行を楽しめるはず。ただし、一部のエリアは勧告がでていますので、近寄らないようにしましょう。
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