ベトナムでおすすめのクレジットカード|人気のキャッシュレス支払い

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ベトナムのクレジットカード

「ベトナム旅行でクレジットカードは使えるの?」
「現金とカード、どっちを準備すればいい?」

このような悩みを感じていませんか?

 ベトナム旅行では、クレジットカードと少額の現金を併用するのがベストアンサーです。 高級ホテルやショッピングモールではクレジットカードが普及しており、支払いがスムーズになるだけでなく、為替レートも有利になることが多いためです。

しかし、すべての店でカードが使えるわけではありません。ローカルな市場では現金専用のお店も多いため、ある程度のキャッシュは持ち歩くことをおすすめします。

この記事では、ベトナムで実際に使えるクレジットカードから利用可能スポット、さらに人気のQRコード決済について解説します。支払いの不安を解消し、楽しいベトナム旅行のために、ぜひ最後までご覧ください!

ベトナムでクレジットカードはどこまで使える?

ベトナムでクレジットカードはどこまで使える?

ベトナムでは近年、キャッシュレス決済の普及が急速に進んでいます。クレジットカードは、まさに支払いの中心的な存在。この章では、ベトナムにおけるクレジットカードの普及率や利用シーン、主要なカード会社の動向を具体的に解説します。

クレジットカードの普及率

ベトナムにおけるクレジットカードの普及率は、都市部では着実に増加しています。2024年末までに、非現金決済の総額は177億件、金額は295兆ドンに達しました。

とくに、QRコード決済は取引件数が年間100%以上に増加。2024年には104%、金額で97%以上増加しています。スマートフォンと銀行口座があれば現金なしで生活できる環境が整っており、物理的なカードよりもデジタル決済が優勢です。

クレジットカードの普及率

引用:https://www.vietnam.vn/ja/hanh-trinh-6-nam-bung-no-thanh-toan-khong-tien-mat-tai-viet-nam

地方での支払い

地方や小規模店舗でも、キャッシュレス決済が急速に普及しています。コーヒーやベトナム料理の屋台でも、店員がスマートフォンでQRコードをスキャンできるほど浸透し始めています。

市場で野菜を買う際もQRコード決済が利用。支払いが早くて、お釣りも不要という理由から普及が進んでいます。地下鉄などの公共交通機関でもカードや電子ウォレットでの支払いができ、幅広くキャッシュレス化が進展しています。

カード会社の強さ

地方での支払い

ベトナムで利用できるクレジットカードは、VisaとMastercardがシェアを占めています。一方、JCBやAmerican Express(アメックス)、Diners Clubといった他の国際ブランドは、利用できる場所が限られています。

したがって、ベトナムでクレジットカードを利用する際は、VisaまたはMastercardのカードを少なくとも1枚は持参することをおすすめします。必要であれば、複数のブランドのカードを用意しておくと良いでしょう。

【結論】ベトナムでクレジットカード利用はおすすめ

カード会社の強さ

ベトナムでのクレジットカードは、ホテルをはじめ、ショッピングモールやレストランなど主要施設で広く受け入れられています。とくに、VisaとMastercardは利用できる店が広く、安心して使用できるでしょう。

セキュリティ面でも、現金を持ち歩くよりリスクが低めです。万が一の不正利用時も、安心して補償が受けられます。しかし、屋台では使えない店舗があるため、現金と併用するのが賢明です。

ベトナムでクレジットカードが使えるスポット一覧

場所

ポイント

カフェ・飲食店

・大手チェーン店や観光地ならカードOK
・屋台では現金を準備しておく

タクシー・交通機関

・多くのタクシーで利用可能
・配車アプリ「Grab」ならキャッシュレス対応
・念のため、現金もあると安心

ホテル

・都市部のホテルはほとんど使える
・地方のゲストハウスは現金のみの場合も
・デポジット支払いにもクレジットカードが便利

コンビニ

・大手チェーンなら問題なし
・地方の個人経営店では使えない店もある

観光施設

・主要な観光施設なら問題なし
・地方の小規模寺院現金のみの場合も
・一部施設はオンラインでカード決済が可能

ベトナムでクレジットカードが使えるスポット

べトナムでは、クレジットカードが利用できる場所が増えています。この章では、地元のカフェや飲食店、タクシー、入場チケット購入時など、具体的なシーン別にクレジットカードの利用状況を解説します。

1.地元のカフェ・飲食店

1.地元のカフェ・飲食店

ベトナムのカフェや飲食店でのクレジットカード利用状況は、店舗の規模や立地によって異なります。主要な観光地や大型のカフェチェーン(例: スターバックス、ハイランズコーヒー)や、観光客が多く利用するレストランでは、クレジットカード払いが可能です。

しかし、地元の小さなカフェや屋台、ローカル食堂では、クレジットカードが使えない店もあります。なぜなら、クレジットカード決済端末の導入コストや手数料を避ける傾向があるため。したがって、少額の現金(ベトナムドン)を準備しておくことをおすすめします。

2.タクシー・公共交通機関

2.タクシー・公共交通機関

ベトナムでのタクシーや公共交通機関の支払いでも、クレジットカードは使えます。流しのタクシーや個人経営のタクシーでも、ほとんどの車両で使えるでしょう。

配車アプリ「Grab(グラブ)」を利用する場合は、クレジットカードを登録しておけばキャッシュレスで支払いが可能。主要都市では交通ICカードが導入されつつあります。

しかし、一部でカードが使えないときもあります。移動の際は、小銭を含む現金を携帯するか、Grabのような配車アプリを活用すると良いでしょう。

3.ホテル・宿泊施設

3.ホテル・宿泊施設

ベトナムのホテルや宿泊施設では、規模やグレードによってクレジットカードの利用状況が異なります。都市部のホテルでは、ほぼすべてでクレジットカードを利用できます。

一方、地方の小規模なゲストハウスやリーズナブルなホテルでは、現金払いのみのところも少なくありません。とくに、予約サイトで「現金払いのみ」と明記されている場合は、必ず現金を用意していく必要があります。

なお、ベトナムのホテルでは、デポジット(保証金)を求められることも多いです。その際もクレジットカードであればスムーズに手続きできます。快適な宿泊体験のためにも、主要な国際ブランドのクレジットカードは忘れずに。

こちらの記事が参考になります。
ホテルのデポジットとは?海外でいつ支払うの?よくわかる解説

4.コンビニ

4.コンビニ

ベトナムのコンビニエンスストアでは、ほとんどの店舗でクレジットカードが利用できます。大手チェーンの「ファミリーマート」「セブン-イレブン」は、都市部を中心に広く展開しており、少額の買い物でもカード払いに対応。ちょっとした飲み物やお菓子、日用品を購入する際に非常に便利です。

ただし、地方の個人経営の小さな商店では、クレジットカードが使えない店もあります。それでも、都市部での日常的な買い物であれば、コンビニでのカード払いはほぼ問題なく利用できると考えて良いでしょう。

5.観光の入場チケット

5.観光の入場チケット

ベトナムの観光地の入場チケット購入時、クレジットカードが使えるかどうかは、その施設によって異なります。ホーチミンの統一会堂や戦争証跡博物館、ハノイのホーチミン廟や文廟など、大規模観光施設ではクレジットカード(Visa, Mastercard)が利用可能です。

しかし、地方の小さな寺院やあまり知られていない観光スポットでは、現金払いのみの場合があります。一部の観光施設ではオンラインで事前予約・購入が可能であり、その場合はクレジットカードで決済できます。

ベトナムでおすすめのクレジットカードはTrip.com Mastercard

ベトナムでおすすめのクレジットカードはTrip.com Mastercard

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ベトナムでクレジットカードを使うときの3つの注意点

ベトナムでクレジットカードを使うときの3つの注意点

1.カード手数料

ベトナムでクレジットカードを使うと、海外利用手数料がかかります。通常、利用額の1~3%程度です。カード会社の事務手数料は、国際ブランドによって決まっており、各為替手数料は下記のようになっています。

国際ブランドの為替手数料

VISA

1.63%

MasterCard

1.63%

JCB

1.60%

AMERICAN EXPRESS

2.00%

Diners Club

1.30%

クレジットカード海外利用手数料

国際ブランド基準レート× 使った外貨額× 海外事務手数料(%)

また、現地通貨以外での決済を提案されることがありますが、これは「ダイナミック・カレンシー・コンバージョン」と呼ばれるもの。間違えると不利なレートが適用される可能性がありますので、必ず現地通貨(ベトナムドン)での決済を選びましょう。

2.スキミングリスク

一部の店舗では、ATMや決済端末でのカード情報盗難が報告されています。大型ショッピングモール内のATMは安全ですが、路上の独立したATMはスキミング装置が設置されている可能性も。

決済時はカードを常に視界におき、店員に渡す際は目の前で処理してもらいましょう。PIN入力時は必ず手で覆います。店員さんが「取引が失敗した」と言って、再度請求しようとする事例も報告されています。

3.カードの明細書

ベトナムでクレジットカードを使用した際は、必ず明細書やレシートを保管しておいてください。帰国後の経費精算や、不正利用のチェックに役立ちます。とくに、高額な買い物や心当たりのない明細があった場合に便利です。

デジタル明細書の場合は、スマートフォンで写真を撮るかPDFで保存しておくと良いでしょう。カードの利用状況を定期的にチェックし、不審な請求があればすぐにカード会社に連絡してください。

ベトナムでのクレジットカード利用で失敗しないための対策

ベトナムでのクレジットカード利用で失敗しないための対策

1.「日本円決済」は避けよう

クレジットカード決済時に「日本円で支払いますか?」と聞かれた場合、必ず断ってベトナムドンでの決済を選びましょう。これはDCC(Dynamic Currency Conversion)と呼ばれる仕組みで、通常より3〜5%程度高くなるからです。

たとえば、100万VND(約6,000円)の買い物では、ドン決済なら約6,000円ですが、日本円決済を選ぶと6,180〜6,300円になり、180〜300円も損します。カード会社の為替レートの方が有利なため、常に現地通貨での決済を選択しましょう。

2.カードを利用できるか最初に確認する

ベトナムでは店舗によってカード対応状況が異なります。そのため、支払い前に必ず確認しましょう。小規模なお店では「Visa/Mastercard OK?」と尋ねる習慣をつけることで、会計時のトラブルを防げます。

万が一、カードが使えない場合に備えて、現金も用意しておくと安心です。そのほか、チップを渡す場合は現金がスマートです。決済伝票にチップ欄があっても、店員に直接現金で手渡す方が、感謝の気持ちが伝わります。

3.ATM利用時はセキュリティ対策に注意する

ATMでの現金引き出しは、銀行支店内や大型ショッピングモール内の機械を選びましょう。スキミングリスクを減らせます。

具体的な対策として、PIN入力時は必ず手で覆い、周囲に人がいないか確認してください。カード挿入口に不審な装置がないかチェック。取引後は、不正利用がないか確認する習慣をつけてください。

4.スマートフォンの決済アプリに注意する

ベトナムでは電子ウォレットも普及していますが、外国人が登録する場合は現地の銀行口座や電話番号が必要です。短期滞在では、利用が難しいもの。

QRコード決済を利用する際は、必ず店舗が提示する正規のQRコードをスキャンしてください。偽のQRコードによる詐欺も報告されているため、怪しいと感じたら現金やクレジットカードでの支払いに切り替えましょう。信頼できる店舗でのみ、利用してください。

ベトナムで人気のキャッシュレス3選

ベトナムで人気のキャッシュレス3選

1.QRコード決済

ベトナムで急成長しているキャッシュレス決済方法です。MoMo(モモ)が市場シェア68%でトップ、ZaloPay(ザロペイ)が53%で続き、VNPay(ブイエヌペイ)やViettelPay(ベトテルペイ)も人気です。

2024年にはQRコード決済の取引件数が前年比104%増加し、レストラン、市場、屋台、コンビニなど幅広い店舗で利用できるようになりました。地方の小規模店舗でも、導入が進んでいます。


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2.交通系ICカード

ホーチミン市を中心に、公共交通機関で使える決済カードです。NAPAS(ナパス)カードが主流で、2025年2月から地下鉄1号線(ベンタイン~スオイティエン線)で利用開始されました。

2024年9月からはホーチミン市の30以上のバス路線でも利用可能になり、2026年までに全138路線、約2,221台の車両に拡大予定です。MastercardやVisa、JCB、電子ウォレット(MoMo、VNPay)にも対応し、スマートフォンやスマートウォッチでの決済も可能です。

3.電子マネー

電子ウォレットアプリを通じた決済サービスで、ベトナムでは3,000万人以上が利用しています。MoMoが最大手で、銀行口座連携、送金、公共料金支払い、航空券予約など多機能を提供し、PCI DSS Level 1の国際セキュリティ認証を取得しています。

これらのアプリは銀行口座やクレジットカードをリンクしてチャージし、食事、交通、ショッピング、映画チケットなど日常のあらゆる支払いに対応しています。

ベトナムのクレジットカードでよくある質問

ベトナムのクレジットカードでよくある質問
  • Q1. ローカルなお店では現金が必要ですか?

    A. はい、必要です。市場、屋台、小規模な商店、地方のレストランでは現金のみの場合がほとんどです。ローカルな食堂では15,000〜50,000ドン程度の少額決済が多く、クレジットカードは使えません。一方、観光地の大型店舗やチェーン店ではカードが利用できます。


  • Q2. ベトナムには現金をどのくらい持っていくべきですか?

    A. 1日あたり50〜100万ドン(約3,000〜6,000円)程度が目安です。食事や交通費などの日常的な支出は現金、ホテルや高額な買い物はクレジットカードと使い分けましょう。到着時に空港で2〜3日分の現金を用意し、必要に応じてATMで追加するのが効率的です。


  • Q3. 両替はどこでするのが得ですか?

    A. 市内の両替所(ゴールドショップ)がレートが良くおすすめです。空港の両替所はレートがやや劣りますが、到着直後の少額両替には便利です。銀行も安全ですが営業時間が限られます。ホテルでの両替はレートが悪いため避けましょう。ATMキャッシングも手数料次第で選択肢になります。


  • Q4. ベトナムでチップは必要ですか?

    A. 基本的に不要ですが、高級レストランやホテルでは任意で渡すと喜ばれます。目安は飲食代の5〜10%程度、またはホテルのポーターに20,000〜50,000ドン、スパやマッサージで50,000〜100,000ドン程度です。ローカルな食堂やタクシーでは不要で、無理に渡す必要はありません。

こちらの記事が参考になります。

ベトナムのおすすめ両替3選!日本円からドンへのお得なレートの両替所

ベトナムに行くならクレジットカードは持っていこう

ベトナムに行くならクレジットカードは持っていこう

ベトナムでの支払い方法は、クレジットカードが便利です。キャッシュレス化が進む一方で、いまだ現金が不可欠な場面もあるので上手に併用しましょう。

この記事を通して、クレジットカードと現金の利用状況について解説しました。

  • クレジットカードは都市部の大型店やホテルで便利: とくにVisaとMastercardが広範囲で利用できます。
  • 地方やローカル店では現金が必須: 屋台や市場、小規模な店舗では現金払いが主流です。
  • 現金の目安は1日あたり50万~100万ドン: 多額の現金を持ち歩くのは避け、必要に応じて補充しましょう。
  • 両替は市内の金行がお得な場合が多い: ただし、空港での両替は最低限に留めるのが賢明です。

これらの情報を活用することで、より快適で充実した時間を過ごせるでしょう。現金とクレジットカードを適切に使い分けて、ベトナムでの滞在を心ゆくまで楽しんでください。

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