
ルワンダは豊かな自然に囲まれ、「千の丘の国」と称される美しい国です。近年、その観光資源が世界中の旅行者を魅了していますが、旅の計画において気になるのはやはり「治安」です。
実のところ、ルワンダはアフリカ大陸の中でも急速に治安が改善され、今では安心して旅行できる国として評判が高まっています。この記事では、ルワンダの最新治安情報および旅を楽しむための安全対策について詳しくご紹介します。
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ルワンダ現在の治安は全土危険度レベル1

日本外務省は2024年10月現在、ルワンダ全土の危険レベルを1に設定しています。「危険度レベル1」は旅行を中止するほどの警戒レベルではありませんが、状況に応じた適切な判断と行動が求められます。
ルワンダ政府は治安維持に非常に積極的で、首都キガリをはじめとして、主要都市や観光地での治安は安定しています。犯罪の発生率も他のアフリカ諸国と比べて低く、テロのリスクも比較的少ないとされています。
しかし、軽犯罪や突発的な事件は完全に排除できないため、観光客は常に注意を払うことが求められます。特に夜間の外出や、人通りの少ない場所ではスリやひったくりに対して警戒することが大切です。
また、隣国のブルンジやコンゴ民主共和国との国境付近では、武装集団による紛争や事件が報告されることがあります。こうしたリスクを避けるためにも、ルワンダを訪れる際には、事前に最新の治安情報を確認し、計画を立てることが大切です。
※ルワンダの治安状況をリアルタイムで確認するには、外務省の海外安全ホームページを参考にするのがおすすめです。
ルワンダで巻き込まれやすいトラブル3つ

1.侵入窃盗
ルワンダでは、特に夜間や外出中に自宅に侵入され、金品や電化製品が盗まれるケースが報告されています。侵入窃盗の被害に遭うと、金銭的な損失だけでなく、精神的なダメージも大きいものです。
宿泊先のセキュリティがしっかりしているか確認し、窓やドアの施錠を徹底することが重要です。また、高価なものを外から見える位置に置かないようにし、貴重品は安全な場所に保管するようにしましょう。
2.ひったくり
ルワンダでは、バイクに乗った二人組によるひったくりが多発しています。特に夜間に歩行中の旅行者が狙われやすいです。バッグを持ったまま歩いていると、後ろから接近してきたバイクにバッグごと奪われてしまうことがあります。
バッグを持つ際は体の内側に掛け、リュックや貴重品は常に目が届く場所で管理するよう心がけましょう。特に夜間の一人歩きは避けることが最善策です。
3.スリや置き引き
バスの中や市場、観光地などの混雑する場所では、ポケットやバッグから財布やスマートフォンを狙うスリが活動しています。また、レストランやカフェでは、バッグやスマートフォンを席に置いたまま離席すると、置き引きの被害に遭うことがあります。
混雑した場所ではバッグを体の前に持ち、貴重品は肌身離さず管理することが重要です。
ルワンダで治安を注意すべきエリア

1.キガリ・スラム街
首都キガリのスラム街には、貧困による犯罪が発生しやすい地域があります。特に、キミセゲラやニャカバンダといったエリアでは、スリや強盗の被害が報告されています。
対策として、スラム街への安易な立ち入りは避け、訪問する場合は信頼できる現地ガイドの同行をおすすめします。また、夜間の外出は控え、できるだけ日中の明るい時間帯に行動するようにしましょう。
2.ブルンジとの国境付近
ルワンダの南部に位置するブルンジとの国境周辺は、治安が不安定な地域です。過去には武装勢力の活動が報告されており、旅行者にとってリスクが高い場所となっています。
この地域では、武力衝突や犯罪が発生することもあるため、不要不急の訪問は避けるのが賢明です。
3. コンゴ民主共和国との国境付近
ルワンダの西部に位置するコンゴ民主共和国との国境地帯も、注意が必要な地域です。ここでは、反政府武装勢力の活動が活発であり、武力衝突が発生することがあります。旅行者にとってもリスクが高いため、対策として国境地帯への訪問は極力避けるべきです。
ルワンダでの緊急時の対処法

ルワンダでの緊急連絡先一覧
項目 | 電話番号 |
緊急通報 | 112 |
火災通報 | 111 |
交通事故通報 | 113 |
救急通報 | 912 |
在ルワンダ日本国大使館 | 代表:(国番号+250)252-500-884 緊急時:(国番号+250)788-385-404/5/8 |
盗難や置き引き被害にあった時に
もし現地で貴重品を盗まれてしまったら、まずは近くの警察に連絡し被害届を提出しましょう。被害届の控えは、後で保険請求や再発行手続きに必要になるので大切に保管してください。
ルワンダの防犯対策でおすすめのアイテム3選

1.防犯アラーム
ルワンダのように比較的治安が安定している国でも、夜間の外出や人気の少ない場所では用心が必要です。
防犯アラームを持ち歩くことで、危険な状況に遭遇した際にすぐに周囲に助けを求めることができます。コンパクトなタイプであれば、バッグやポケットに簡単に収納でき、いざという時に素早く使えるので便利です。
2.セキュリティポーチ
貴重品を安全に持ち運ぶために、セキュリティポーチは必須のアイテムです。首から下げるタイプで、衣服の下に隠すことができるポーチなら、財布やパスポートを安全に管理できます。
3.eSIM
現地でインターネットに接続できる環境を確保することは、緊急時の連絡や最新の情報を入手するために重要です。eSIMを使えば、ルワンダに到着した瞬間からデータ通信ができ、地図や翻訳アプリなどを活用することができます。
eSIMは物理的なSIMカードを交換する必要がなく、スマートフォンに直接ダウンロードして設定できるため、現地の通信環境を簡単に利用できます。
ルワンダの基本情報

人口
約1,378万人(2022年、世銀)
宗教
キリスト教(カトリック、プロテスタント)、イスラム教
言語
ルワンダ語、英語
レート
1ルワンダ・フランは0.11円(2024年10月現在)
時差
-7時間 ※日本より7時間遅い
ビザ
ルワンダに入国するためには、目的を問わず査証が必要です。2018年1月からキガリ国際空港において、事前申請不要のアライバルビザの発給が開始されました。
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安全対策を重視してルワンダ旅行を楽しもう!

ルワンダは、美しい自然と豊かな文化が調和した魅力的な国です。安全対策をしっかりと講じることで、不安を解消し、心から旅を楽しむことができます。
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