
世界遺産・万里の長城を訪れるとき、「トイレはあるの?」「清潔なの?」と不安になりますよね。
結論は主要スポットにはトイレあり、ただし日本ほど快適ではないため準備が必要です。中国の公衆トイレは和式が多くトイレットペーパーも置かれていないことがあり、混雑時は長い列ができることも。
この記事ではエリア別のトイレ事情や持参すべきグッズ、混雑回避のコツをまとめました。事前に知っておけば、万里の長城でも安心して観光を楽しめます。
万里の長城にトイレはあるのか

「万里の長城にトイレはあるの?」――初めて訪れる旅行者が最も気になる疑問のひとつです。
実際には入口や途中の休憩所、主要門付近に公衆トイレが設置されていますが、日本のような快適さを想定すると戸惑う点も多く、事前知識が重要です。以下では現地体験談と最新情報をもとに、利用時のポイントを詳しく解説します。
中国トイレの特徴:和式・洋式混在&トイレットペーパーなしが基本
万里の長城のトイレは、八達嶺や慕田峪など人気エリアでもしゃがみ式(和式)が主流。近年は観光客向けに洋式個室が増えてきましたが、数は限られます。さらに多くのトイレではトイレットペーパーが備え付けられていないため、ポケットティッシュやロールトイレットペーパーを必ず持参しましょう。
列に並ぶときのマナーと実情
観光シーズンは国内外からの旅行者で混雑し、入口や駐車場のトイレは朝から長蛇の列になることもあります。
列では割り込み防止のため前の人との間隔を詰めるのが中国流。順番待ち中に共用ペーパーを巻き取る場所がある場合は、早めに必要量を確保しておくと安心です。
「ニーハオトイレ」は現在もあるのか
かつて一部エリアでは仕切りのない「ニーハオトイレ」が存在し、旅行者を驚かせてきました。しかし近年は北京オリンピック以降の環境整備が進み、八達嶺や慕田峪など主要観光地では個室化・洋式化が着実に改善されています。それでも山頂付近やローカルエリアでは旧式トイレが残るため、衛生面に不安がある場合は入口や大型駐車場のトイレを優先利用するのがベストです。
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スポット別|万里の長城トイレ完全ガイド

万里の長城には複数の観光エリアがありますが、トイレ環境や設備の充実度はスポットごとに大きく異なります。ここでは主要エリア別のトイレ事情を詳しくまとめました。
八達嶺長城
トイレ位置:入場口付近、ロープウェイ駅、駐車場周辺に複数設置。
特徴:北京からのアクセスが最も良く、観光客が集中するため清掃頻度は高いが混雑も激しい。
有料・無料の違い:無料トイレはトイレットペーパーがないことが多く、有料トイレ(1〜2元)は共用トイレットペーパー付きで比較的清潔。
利用のコツ:朝8時台の開門直後が狙い目。共用ペーパーは入口で自分で巻き取る方式が主流なので、持参ティッシュも併用しましょう。
以下の記事をご参考いただければ幸いです。
八達嶺長城周辺のホテル
慕田峪長城
トイレ位置:ケーブルカー駅、シャトルバス停、観光センター周辺に最新設備が整備。
清潔度:外国人旅行者が多いためトイレットペーパー付き有料トイレの割合が高く、洋式個室も増加。
おすすめ:地図アプリでトイレットペーパー付き有料トイレを事前検索しておくと安心。長時間滞在の場合はケーブルカー駅の施設が最も快適です。
慕田峪長城周辺のホテル
金山嶺長城・司馬台長城
トイレ環境:観光化が比較的進んでおらず、設置数が少なく簡易型が中心。
注意点:トイレットペーパーがないケースが多く、ポケットティッシュと除菌シートは必携。
利用のコツ:入場前に駐車場やバス停のトイレを必ず済ませてから登るのがおすすめです。
金山嶺長城周辺のホテル
司馬台長城周辺のホテル
黄花城水長城・山海関など地方長城
特徴:湖畔や海沿いに位置するため景観は抜群ですが、トイレは素朴で仮設型が多い。
事前準備:北京駅や長距離バス停など市街地の清潔なトイレで済ませてから出発しましょう。
特に黄花城水長城は水辺アクティビティが人気なため、防水ティッシュや携帯ハンドソープがあると安心です。
黄花城水長城周辺のホテル
山海関周辺のホテル
【万里の長城トイレ】利用の基本ポイント

トイレットペーパーは持参が安心
万里の長城のトイレにはトイレットペーパーが備え付けられていないことが多く、入口で共用ペーパーを巻き取る方式でも補充切れが頻発します。
吸水性が高く水に溶けるポケットティッシュやロールタイプを複数持参するのがベスト。観光シーズンは早朝から混雑するため、事前準備が快適さを左右します。
和式が基本で座る向きが日本と逆
長城のトイレはしゃがみ式(和式)が主流。日本式とは向きが逆で、ドア側に顔を向けてしゃがむのが中国式です。
トイレットペーパーの位置や足場を事前に確認し、荷物はフックやショルダーバッグで体から離さないよう注意しましょう。
トイレットペーパーは流さずゴミ箱へ
中国の下水設備は日本ほど強力ではなく、トイレットペーパーを流すと詰まりの原因になります。使用済みのトイレットペーパーは個室内に備え付けられたゴミ箱へ捨てるのがルールです。
持って行くと安心!万里の長城トイレ対策グッズ

1. ポケットティッシュ&ロールペーパー
長城のトイレはトイレットペーパーがない、または質が硬い場合が多いため、必ず持参しましょう。吸水性が高く水に溶けるタイプなら、流せる場所でも安心して使用可能。
観光シーズンは入口付近の共用トイレットペーパーがすぐに無くなるため、個包装のティッシュを複数携帯するのがおすすめです。
2. 携帯用便座シート(折りたたみ式)
和式トイレが主流で、洋式でも便座が濡れているケースがあります。防水の使い捨て便座シートを持っていけば、清潔に座って利用でき安心。軽量タイプならポーチに入れてもかさばりません。
3. アルコール除菌シート&携帯ハンドソープ
手洗い場に石けんがないことも多いため、除菌シートやジェルで手指を清潔に保ちましょう。香り付きよりも無香料タイプが、食事前にも使いやすく便利です。
万里の長城トイレを快適に利用するための4つのコツ

1. 入場前に必ず済ませる
長城内のトイレは設置数が少なく、観光シーズンには長い行列ができることもあります。入場前にバス駐車場やチケット売場付近の大型トイレを必ず利用しておきましょう。特に八達嶺や慕田峪は入口付近の設備が比較的清潔で、洋式個室もあるとの口コミがあります。
2. 有料トイレの場所を事前チェック
長城上のトイレは無料・有料が混在。有料は1〜2元程度で、トイレットペーパーや清掃状況が良い傾向があります。
地図アプリで「厕所(ツォースオ)」を検索しておくと、トイレットペーパー付き有料トイレの位置を事前に把握できます。現金(人民元の小銭)かQR決済の準備も忘れずに。
関連記事:中国旅行に必携の地図アプリ3選!高徳地図・百度地図・Petalマップを完全比較
3. 観光ピーク前の朝が狙い目
10時以降は団体ツアー客が集中し、トイレも大混雑。開門直後の8〜9時なら、個室が空いていて清掃直後のケースが多く、快適に利用できます。特に夏場は午前中に長城を歩き、早めの休憩を取るのがおすすめです。
関連記事:中国・北京のベストシーズンと日本人が避けるべき時期とは?
4. モバイル翻訳アプリで中国語フレーズを準備
現地では「トイレどこ?」「トイレットペーパーはありますか?」など、簡単な中国語が役立ちます。
- 厕所在哪里?(ツォースオ ザイ ナーリ?)=トイレはどこですか?
- 有纸吗?(ヨウ ジー マ?)=トイレットペーパーはありますか?
Googleなど翻訳アプリのオフライン翻訳機能を活用すれば、ネット環境が不安定でも安心です。
関連記事:中国旅行におすすめの翻訳アプリ10選|便利な翻訳ツールで旅行をもっと楽しもう!
万里の長城トイレ事情を知って快適観光へ

万里の長城ではエリアごとにトイレ環境や混雑度が異なり、トイレットペーパーの持参や有料施設の活用など事前対策が欠かせません。出発前に最新の開放時間や設備を把握しておけば、現地で慌てることなく安心して観光が楽しめます。
チケット予約や周辺施設の情報収集にはTrip.comが便利です。計画的に準備を整え、世界遺産の絶景を快適に満喫しましょう。
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