
フランス旅行を計画しているけど、現地の治安状況について気になる人も多いはず。この記事では、2024年最新のフランスの治安情報をまとめました。危険レベルの詳細や渡航する際の安全対策などを解説するので、フランスへ渡航を検討している人はぜひ参考にしてください。
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【最新情報】現在のフランスの治安

フランスは日本政府による危険レベルが設定されていないため、治安が良く比較的安全と言えるでしょう。しかしフランス内務省統計によれば、2023年のフランス国内における犯罪件数は約320万件あり、発生件数は前年より増加しています。
また、日本人の被害も多く報告されており、同年にフランスの日本国大使館や総領事館などのに寄せられた日本人の被害件数は216件にのぼるため、油断は禁物です。
フランスのスポット別治安情報
フランス全土では日本政府による危険レベルは設定されていないものの、詳細な治安状況は各地域によって異なります。ここでは、観光客が多数訪れる地域からローカルエリアまで、治安に注意したいスポットを紹介します。
1.パリ

パリは世界中から多くの観光旅行者が訪れる都市ですが、スリや置き引き、ひったくりが頻繁に発生しています。特にエッフェル塔やルーブル美術館、チュイルリー公園、シャンゼリゼ通り、トロカデロ庭園などの観光地や公共交通機関(特に地下鉄やRER)で、日本人観光客が被害に遭うことが多いです。
また、レストランやカフェでは置き引きも多発しています。夜間は観光地だけでなく、住宅地でも強盗傷害事件が複数報告されていますので、十分な注意が必要です。
2.パリ市内⇔空港間のタクシー移動や電車内

シャルル・ド・ゴール空港からパリ市内に向かうタクシーで、渋滞中に窓ガラスを割られ、ハンドバッグやカバンを強奪される事件が増えています。また、空港と市内を結ぶ列車(特にB線のRER)でも窃盗や強盗が頻繁に発生しています。
旅行中は、貴重品を見えない場所に保管し、常に周囲に注意を払うことが大切です。特に混雑した場所では、荷物をしっかりと持つか、前に抱えるようにしましょう。また、移動時は信頼できる交通手段を選ぶことをおすすめします。
3.南仏地方

豊かな自然と美しい景色が観光客人気の南仏地方ですが、スリや置き引きなどの盗難被害が多発。特に観光客が多い場所で、レストランやカフェに無造作に置いたバッグやスマートフォンが盗まれるケースが目立ちます。また、電車やバス、トラムなどの公共交通機関内でも貴重品が狙われるケースも。中には刃物を使用した強盗事件も報告されています。
旅行中は、貴重品は常に身につけるか、手元に置き、周囲に注意を払いましょう。混雑した場所では特に警戒が必要です。
4.リヨン

美食の街として有名なリヨンでも、スリや置き引きといった窃盗犯罪が多発しています。特にメトロやトラムの車内、リヨン・パール・デュー鉄道駅周辺での日本人観光客の被害が目立っています。また、強盗事件も増加しており、通りすがりに金のネックレスを引きちぎられたり、携帯電話をひったくられるケースが報告されています。
暴力を伴う事件や催涙スプレーを使った犯行もありますので、注意が必要です。旅行中は、貴重品は目の届くところに保管し、周囲に常に注意を払うことが大切です。また、夜間の外出は避けると良いでしょう。
5.ストラスブール

世界遺産の街で知られるストラスブールは、パリなどの大都市に比べると治安は比較的安定していますが、犯罪が全くないわけではありません。特に観光スポットやレストラン、鉄道車両内ではスリや置き引きが発生しています。夏季休暇やクリスマス市の時期には特に注意が必要です。
また、ストラスブール中央駅前やレ・アール広場周辺は薬物密売が行われているため、不審者がいる場所には近づかないようにしましょう。
フランスで観光客が狙われやすい犯罪とその対策

1.スリ
スリは日本人旅行者に多く見られる犯罪です。特に混雑した地下鉄や駅、観光地では周囲に気を配りにくく注意が散漫になりやすいため、警戒が必要です。特に、複数人が協力して犯行に及ぶことがあり、1人が話しかけたり身体をぶつけたりして注意をそらし、その隙に共犯者が貴重品を盗むケースが多いです。
<対策>
貴重品はコートなどのポケットに入れず、必ず手元に持つようにしましょう。また、観光中は財布の出し入れを極力避け、バッグはしっかりと閉じることが重要です。不審な人物が近くにいる場合は近寄らないようにしましょう。
2.置き引き
置き引きもスリと同様に旅行中に多く発生する犯罪です。レストランで食事をしているときや観光地で写真を撮っているとき、ホテルでチェックイン中、空港や駅でチケットを購入中、保安検査場で手荷物を置いた瞬間などに、無造作に置いた荷物や携帯電話を持ち去られることがあります。また、長距離バスや列車の荷物置場からも盗まれるケースが多いです。
<対策>
荷物は常に目の届くところに置くことが重要です。また、公共の場ではスマートフォンを手放さず、周囲に注意を払いましょう。特に混雑した場所では、警戒心を高めることが大切です。
3.賭博
観光地でよく見られるのが、複数のコップの中にボールを隠し、どのコップにボールが入っているかを当てる賭博です。見物客の中にサクラ(仕込みの人)を使って、他の人が勝てるように見せかけますが、実際には必ず負ける仕組みになっていることが特徴。さらに、コインやカードを使ったいかさま賭博も多く存在します。
<対策>
トラブルを避けるために安易に参加しない方が賢明です。合法的な娯楽を楽しむことをおすすめします。
4.ひったくり
バイクや自転車に乗った犯人が、追い越す際にバッグなどの荷物を強奪する事件があります。この際、バッグが体にしっかりと持たれていると、路上を引きずられる危険があるため非常に危険です。
<対策>
旅行中は、バッグは肩にかけたり、しっかりと持ったりして、なるべく体から離れないように注意しましょう。貴重品は内ポケットに入れるか、頑丈なバッグを選ぶと良いでしょう。
5.性犯罪
フランスでは、2023年に約42,700件の強制性交が発生し、強制性交以外の性的犯罪も約52,100件報告されています。これらの犯罪の被害者には日本人も含まれており、注意が必要です。
<対策>
旅行中は、特に夜間の外出を避けることや、人通りの少ない場所を選ばないことが重要です。また、信頼できる交通手段を使い、見知らぬ人からの誘いには慎重になることが大切です。もし何か不審なことがあれば、すぐに警察や周囲の人に相談しましょう。
フランスでの緊急時の対処法

万が一トラブルに巻き込まれた場合
万が一トラブルに巻き込まれた場合、または巻き込まれそうな場合は、最寄りの警察署またはフランス現地の緊急ダイヤルに通報しましょう。フランスでは警察が「17」(携帯電話からは112も可能)、救急が「15」、消防が「18」です。言葉が通じない場合は、周りにいる信用できる人に頼って落ち着いて対応しましょう。
在フランス日本大使館
フランスで犯罪に巻き込まれた際や怪我をした場合、以下の連絡先も活用できます。大使館ではパスポートを紛失・盗難の際にサポートしてもらえることもあるので、確認しておきましょう。
在フランス大使館の基本情報 | |
住所 | 7, avenue Hoche 75008 Paris |
電話番号 | 01-4888-6200(代表) |
フランス渡航前には「たびれじ」に登録しよう

フランス渡航の際は、家族や友人、職場に日程や連絡先を伝えておくことが重要です。また3か月以上滞在する場合は、在留届を提出してください。3か月未満の旅行や出張の場合は、最新の安全情報を確認し、緊急時に大使館から連絡を受け取るために外務省の「たびレジ」に登録しましょう。
フランス旅行を安心して楽しむためのアイテム3選
フランスへ渡航する場合は、しっかりと安全対策をしましょう。ここでは、フランスで安全を守るための3つのアイテムを紹介します。
1.海外旅行保険

フランスへ渡航する際は海外旅行保険への加入を強くおすすめします。海外での医療費は高額になることが多く、思わぬ出費を防ぐことができます。また、医療費だけでなく荷物の紛失や盗難、航空機の遅延などのトラブルにも対応できます。
クレジットカードに付帯している海外旅行保険もありますが、補償内容を確認し、必要に応じて追加の保険に加入しましょう。
2.パスポートのコピーや連絡先のメモ

フランスでもしもの時に役に立つのが、パスポートのコピーや連絡先のメモ。万が一パスポートを失くしたときにコピーがあればスムーズに再発行の手続きができるでしょう。コピーするのは顔写真と住所欄の2枚です。連絡先のメモは、インターネットが使えない場合の緊急連絡先の確認に対応できます。
3.インターネット接続できるデバイス

フランスでは常時ネットに接続していれば、目的地を確認したり何かあった場合に連絡したりできるので、インターネット接続できるデバイスは必須のアイテムです。Wi-Fi、SIMカード、eSIMとさまざまな選択肢があるので、予算や日数に合わせて選びましょう。
特にフランスでは料金が比較的安く、日数も選べるeSIMがおすすめ。eSIMならダウンロードしてその場ですぐインターネット接続ができます。
フランスの基本情報

フランスの基本情報 | |
首都 | パリ |
人口 | 約6,837万人 |
言語 | フランス語 |
宗教 | カトリック、イスラム教、プロテスタント、ユダヤ教等 |
通貨 | ユーロ |
政体 | 共和制 |
フランスの治安についてよくある質問

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フランスではスリや置き引きは多いですか?
はい、特に観光地や公共交通機関でスリや置き引きが多発しています。貴重品は身につけるか、しっかり管理しましょう。
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フランスでは夜間の外出は安全ですか?
人気のあるエリアでは比較的安全ですが、薄暗い場所や人通りの少ないところは避けた方が良いです。
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フランスの女性の1人旅はどうですか?
フランスでの女性の1人旅では、特に夜間は注意が必要です。また、信頼できる宿泊施設を選ぶことが大切です。
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フランスではどの地域が危険ですか?
パリの特定のエリアでは犯罪率が高いため、避けるのが賢明です。また、小さな路地に入ると雰囲気ががらりと変わることもあります。少しでも怖いと感じることがあれば直ちに引き換えしましょう。
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フランスへ渡航する際は最新の治安情報を確認しよう

フランスでは観光客が訪れる都市では、危険レベルが設定されておらず比較的治安が良いとされています。ただし、観光地でもスリや窃盗の軽犯罪から殺人罪などさまざまな犯罪が発生しているので、観光の際は十分に気を付けましょう。
フランスの治安をチェックして、安全な旅を心がけてくださいね。
※現地の治安は状況により随時変動する場合があるため、渡航の際には必ず最新情報をご確認ください。