中国から日本に持ち込めないもの7選！注意したいお菓子・食品

中国旅行のお土産を買ったのに、日本へ持ち帰れないものがあるって知っていますか？せっかく買った食べ物が没収されてしまうなんて、悲しいですよね。そこでこの記事では、中国から日本へ持ち込む際に持ち込めないものを7つ紹介します。中国のお菓子や食品を無駄にしないためにも、ぜひ覚えておきましょう。

中国から日本に持ち込めないもの

1. 生鮮食品
2. 乳製品
3. 動物
4. 薬物
5. 偽ブランド品
6. 火薬・爆発物
7. 特定の植物

中国から日本に持ち込めないもの7選

1.生の果物

日本の植物防疫法により、中国から生の果物を持ち込むことは禁止されています。そのため、中国で人気のマンゴーやパイナップル、バナナなどの熱帯果物は持ち込めません。

これらの果物を持ち込むためには、日本の農林水産省が承認した検疫処理を受け、指定された証明書が必要となります。加工品や缶詰、乾燥果物であれば持ち込みやすくなります。

2.生肉や肉製品

中国から日本への生肉や肉製品の持ち込みは、家畜の伝染病予防の観点から制限されています。豚肉製品はアフリカ豚熱などの伝染病リスクがあるため、原則的に持ち込みが禁止されています。

たとえ真空パックや密封されていても、未加熱の生肉や生の肉加工品は検疫で没収される可能性が高いです。加熱済みの肉製品や缶詰の方が持ち込みやすいでしょう。

3.生卵

生卵の日本への持ち込みは非常に危険視されています。鳥インフルエンザやサルモネラ菌などの感染リスクがあるため、完全に禁止されています。たとえ中国産の高品質な卵であっても、生の状態での輸入は認められません。

液卵や粉末卵も同様に厳しく規制されています。卵を持ち込む場合は、加工品や調理済みの卵料理に限られます。検疫所では直ちに廃棄または没収の対象となるため、絶対に持ち込まないようにしましょう。

4.野菜

日本の植物防疫法により、中国から生の野菜を持ち込むことは禁止されています。葉物野菜、根菜類は厳しく規制されており、病害虫の侵入リスクが高いためです。持ち込むためには、日本の農林水産省が指定する検疫処理と証明書が必要。乾燥野菜や加工済み野菜、缶詰野菜であれば比較的持ち込みやすくなります。

5.乳製品

中国から日本への乳製品持ち込みは、厳しく規制されています。生乳や未殺菌乳製品は完全に禁止。持ち込むことができません。チーズやヨーグルト、バターなどの乳製品は、密閉包装で衛生証明書がある場合のみ持ち込みが可能です。

個人輸入の場合は、量と種類に制限があり、税関での申告が必要となります。

6.特定の漢方薬

日本の薬事法により、個人が持ち込む漢方薬は厳しく規制されています。未承認の生薬や特殊な成分を含む漢方薬は、通関時に没収される可能性が高め。動物由来成分や、麻黄（エフェドリン）、大麻関連成分などを含む漢方薬は完全に禁止されています。

持ち込むためには、成分表や製造元証明、使用目的などの詳細な書類が必要なうえに、厚生労働省の事前承認が求められます。

7.薬膳酒（中国薬酒）

中国から日本への薬膳酒の持ち込みは制限されています。多くの薬膳酒は高アルコール度数が高めなうえに特殊な生薬成分を含むため、通関が困難。個人輸入でも、酒税法と薬事法の両方をクリアする必要があるので、実質的にほぼ不可能でしょう。

持ち込む場合は、成分結果や製造証明書、使用目的などの書類が要求されます。一般的な薬草のみを含む製品であれば可能性はありますが、それでも税関での厳密な審査が避けられません。

中国から日本に持ち込めないものを持ち込んだらどうなる？

中国から日本への持ち込み禁止物品は、税関で厳しく検査されます。生肉や生野菜、生植物、偽造品などは即時没収の対象となり、法的リスクも高め。違反の程度によって、罰金、再入国時の厳密審査、将来の輸入制限などのペナルティがあります。意図的な違反は、より重い処罰の対象となるため、事前に規制を確認することが重要です。

万が一、中国から持って帰ってきてしまった場合は？

できるだけ早く、自主的に税関または検疫所に申告しましょう。隠蔽や黙秘は、さらに厳しい処罰につながる可能性があります。担当者に正直に状況を説明し、指示を仰ぎましょう。

最悪の事態を避けるためには、「早期の申告」がもっとも効果的です。恥ずかしがらず、正直に対応を心がけてください。

具体的な手続き

• 空港内の検疫所カウンターに直接相談
• 持ち込んだ物品をその場で任意提出
• 違反の経緯を詳細に説明
• 必要に応じて、廃棄や没収に協力

中国から日本に帰国までの流れ

1.降機して入国審査へ

• 機内での最終案内と注意事項を確認
• マスクの着用や衛生指示に従う
• 必要書類（パスポート、申告書）を準備

2.検疫（検温モニタリング）

• 健康状態の確認
• サーモグラフィーによる体温チェック
• 必要に応じて、健康質問票の記入
• 感染症対策のための初期スクリーニング

3.入国審査

• パスポートを用意
• 顔写真撮影と指紋認証
• 入国目的や滞在予定の確認
• ビザ（査証）の確認

4.手荷物の受取り

• 預け荷物用の半券で荷物を確認
• ターンテーブルから自分の荷物を探す
• 荷物の状態を確認

5.動植物検疫

• 手荷物受取場のカウンターで申告
• 持ち込んだ食品や植物製品の検査
• 禁止・制限品目の確認と申告
• 必要に応じて追加検査や没収

6.税関手続き

• パスポートと携帯品・別送品申告書を用意
• 免税範囲の確認
• 課税対象品の申告
• 必要に応じて関税の支払い

7.到着ロビー

• 出口方向の案内に従う
• 空港内の案内所で不明点を確認
• 交通手段（電車、バス、タクシー）の確認

中国から日本に持ち込めないものについてのよくある質問

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中国から日本に持ち込めないものに気を付けて

中国旅行の楽しい思い出を台無しにしないために、持ち込み禁止品には十分注意しましょう。知らないうちに違反すると、没収や罰金のリスクがあります。事前に税関規制を確認し、正規店で購入した商品を持ち帰ることが大切。

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