蘇州・山塘街の魅力徹底ガイド｜伝統芸能「評弾」、遊覧船、グルメ情報も！

この記事では、山塘街で訪れるべき見どころから、ゆったり楽しめる遊覧船クルーズ、静かに心癒される伝統芸能「評弾」の体験、さらには地元で愛される絶品グルメまで、魅力をまるごとご紹介します。

山塘街（さんとうがい）とは？

蘇州を代表する風情あふれる古街「山塘街」は、江蘇省蘇州市・姑蘇区に位置し、全長約3.8kmにわたって続く歴史ある街並みです。その起源は約1200年前、唐代の詩人・白居易が蘇州の長官を務めていた時代にまで遡り、彼の手によって整備されたことから「七里山塘（しちりさんとう）」の名でも親しまれています。

街には、白壁に黒瓦の伝統建築、石橋のかかる運河、そして穏やかに流れる水路が続き、まさに「江南の風景美」を象徴する場所。

昼間はのんびりと街歩きや買い物が楽しめ、夜はライトアップされた運河沿いの風景がロマンチックに彩られます。蘇州旅行ではぜひ訪れておきたい、情緒あふれる名所です。

入場情報

山塘街は、通年無料で開放されている観光エリアで、入場料や事前予約は一切不要です。気軽に立ち寄れることから、地元の人はもちろん、観光客にも大人気のスポットとなっています。

ただし、評弾（伝統芸能）の鑑賞や遊覧船クルーズなど、特定の体験を希望する場合は、別途料金が必要です。これらは現地でチケットを購入することもできますが、事前にスケジュールや料金を確認しておくとより安心して楽しめますよ。

山塘街へのアクセス方法

山塘街へは、地下鉄・バス・タクシーで簡単にアクセスできます。

• 地下鉄：2号線「山塘街駅」下車、1号出口から徒歩約5分。アクセス抜群！
• バス：317路、34路、933路などが「山塘街バス停」へ直行。ローカルな雰囲気を楽しみながら向かいたい方におすすめです。
• タクシー：蘇州駅（蘇州火車站）から約20〜30分、料金は25〜30元程度。グループや荷物の多い方に便利です。

山塘街の遊覧船体験ガイド

蘇州・山塘街を訪れたら、ぜひ体験したいのが山塘河の遊覧船クルーズです。石橋をくぐり、白壁と黒瓦の建物が続く水郷の風景を、水の上からゆったりと楽しめる貴重なひととき。まるで古代の詩人になったかのような、静かで風情ある時間が流れます。

出発地点とルート

乗り場： 山塘街176号付近「古劇場」船着き場

ルート： 山塘河を進みながら、歴史ある石橋の下をくぐり、両岸に広がる古建築や柳の木が揺れる江南独特の景観を眺めるコースです。

日中は水郷らしい素朴な風景が広がり、夜にはライトアップされた橋や建物が水面に映り、幻想的な雰囲気に包まれます。昼と夜、それぞれ異なる魅力を楽しめるのも、このクルーズの醍醐味です。

運航時間

運航時間： 8:00〜16:30（季節により変動あり）

所要時間： 約30分

Trip.com限定の遊覧船チケット情報

山塘街から寒山寺までの「七里山池絵船クルーズ」チケットは、前日23:59まで予約OK＆電子チケットでそのまま乗船可能！ 平均発券時間は約43秒で、スムーズに利用できます。引き換え不要・使用前ならいつでも無料キャンセル可能なので、旅程が変わっても安心。

※2025年4月現在

蘇州評弾——耳で感じる蘇州文化

静かに揺れる水路のほとりで、どこからともなく聞こえてくるやわらかな語りと、情感豊かな弦の響き——。それが、蘇州が誇る伝統芸能「蘇州評弾（ひょうだん）」です。

三弦や琵琶の音に乗せて、2人の語り手が織りなす物語の世界。使われるのは耳に心地よく響く蘇州方言。意味がわからなくても、表情や抑揚、間の取り方から伝わってくる“物語の情緒”に、不思議と引き込まれてしまうのです。

演じられる内容は、歴史の英雄譚や恋の駆け引き、家族の情愛などさまざま。まるで中国版の落語や講談のように、ユーモアと哀愁が交錯する時間は、旅の喧騒をそっと忘れさせてくれるはず。

蘇州に来たら、名所巡りだけでなく、ぜひ一度「声の芸術」にも耳を傾けてみてください。夜の茶館で評弾にふれる時間は、心に静かに響く“旅の贅沢”になることでしょう。

Trip.com限定の蘇州評弾チケット情報

山塘昆曲館の評弾体験チケットは、当日19:30まで購入可能＆予約後すぐ使える電子チケット。わずか1秒で発券完了、面倒な引き換え手続きも不要で、Trip.comの予約番号を見せるだけでそのまま入場OKです。使用前ならいつでも無料キャンセル可能なので、急な予定変更にも安心。

※2025年4月現在

山塘街のおすすめ観光スポット

今回はそんな山塘街の中でも、特に人気のおすすめ観光スポット5選をご紹介します。

新民橋（しんみんきょう）

山塘街の象徴とも言える新民橋は、山塘河に架かる歴史ある石橋で、周辺の白壁と黒瓦の街並みと見事に調和しています。橋の上からは、ゆったりと行き交う手漕ぎ舟や、水面に映る建物の風景を楽しめ、訪れる人々を江南水郷の情緒あふれる世界へと誘います。朝の静けさや夕暮れ時の柔らかな光の中では、橋全体が絵画のような風景に包まれ、撮影スポットとしても大変人気があります。

商会博物館（しょうかいはくぶつかん）

かつての汀州会館を活用して設けられた商会博物館では、蘇州における近代商業の発展と商人文化の歴史を深く学ぶことができます。館内には伝統的な帳場や商品見本、各地の商人が交流していた当時の様子を再現した展示などが並びます。

通貴橋（つうききょう）

通貴橋は、明代・弘治年間に築かれたアーチ型の石橋で、現在も山塘街の古風な街並みの一部として愛されています。橋のアーチが描くなめらかな曲線は、川面に映るとより一層美しく、まるで時間が止まったかのような景色に。周辺には古民家風の建物が連なり、橋の上から眺める風景は、旅情を誘う名シーンとして人気です。芸術家にも愛され、水墨画や水彩画の題材にも選ばれています。

白居易記念苑（はくきょいき きねんえん）

白居易記念苑は、唐代の詩人・白居易が蘇州刺史として山塘街を整備した功績を記念して建てられた施設です。彼の代表作や蘇州との関わり、さらには当時の風俗を描いた石碑や模型が展示されており、詩人の世界観と山塘街の成り立ちを感じることができます。静かな庭園風の構成で、文化や文学に興味がある方には特におすすめの場所です。

海市山塘（かいしさんとう）

海市山塘は、古い建築と現代的な要素を融合させた文化商業施設です。伝統建築の中に、蘇州の手工芸やグルメ、音楽・芸能文化がぎゅっと詰まっており、散策や買い物、食事まで一度に楽しめます。特に夜にはランタンの灯りが通りを彩り、幻想的な雰囲気の中で評弾や昆曲の生演奏を耳にすることも。

山塘街のおすすめグルメスポット6選

〜地元っ子＆観光客に大人気の食べ歩きグルメ〜

① 蟹府・蟹家大院（かいふ・かいけだいいん）

看板料理：蟹黄瀑布まぜ麺

山塘街屈指の人気を誇る蟹料理専門店。看板メニューの「蟹黄瀑布まぜ麺」は、濃厚な蟹みそダレがたっぷりかかった贅沢な一杯。とろっとした蟹のうまみが口いっぱいに広がり、「眉毛が落ちるほど美味しい」との声も。観光客はもちろん、地元の人も通う実力派です。セットで注文できる「蘇式糖水（甘いスープ）」もおすすめ。食後のデザートとしてちょうどよく、ほっと一息つける甘さが魅力です。

住所：山塘街232号

② 蟹宗粉（かいそうふん）

看板料理：蟹黄金拌面

通貴橋のすぐそばにある蟹専門まぜ麺のお店。店頭に広がる山塘河の風景も美しく、食事と一緒に景色も堪能できます。特製の蟹みそダレは、まろやかな塩味と蟹の甘さが絶妙で、一度食べたら忘れられない味わい。

住所：山塘街通貴橋下塘27号

③ 荣阳楼（えいようろう）

看板料理：生煎まん＆煮込み肉麺＆団子スープ

創業以来、地元民にも親しまれている庶民派グルメ店。香ばしく焼き上げた生煎（焼き小籠包）は皮はカリッと中は肉汁たっぷり！やさしい味わいの団子スープ「油汆団子」もおすすめで、小腹が空いたときにちょうどいいメニューが揃います。甘辛バランスの良い煮込み肉麺も人気で、朝食にもランチにもぴったり。

住所：山塘街329号

④ 沈万三 姑蘇家宴（しんばんさん・こそかえん）

看板料理：万三蹄（豚足煮込み）＆松鼠桂魚（スズキ料理）

蘇州グルメの定番をしっかり味わいたいならこのお店。豪華な内装と落ち着いた雰囲気の中で、本格的な宮廷風料理が楽しめます。特に名物の「万三蹄」は、豚足をとろとろになるまで煮込んだ逸品で、見た目のインパクト以上に味も絶品！「松鼠桂魚」は見た目も美しく、観光の記念にふさわしい一皿。

住所：山塘街48号

⑤ 孙盛兴 奥灶面館（そんせいこう・おうそうめんかん）

看板料理：爆炒ウナギ麺

地元の人からも「初めて蘇州を訪れるならここへ行け」とすすめられる人気の老舗麺店。サクサクの豚カツ（大排）や、香ばしく炒められたウナギ（爆鳝）が乗った濃厚スープ麺は、食欲をそそる一杯。朝から営業しているため、朝食にも便利で、地元ならではの活気ある雰囲気を感じられます。

住所：石路駅から徒歩約657m

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山塘街で蘇州の昔ながらの風景と文化にふれてみよう

詩人・白居易が愛した水郷の街「山塘街」は、まるでタイムスリップしたかのような美しい風景と、心に残る体験が詰まった場所。昼はのんびり街歩き、夜は幻想的なライトアップや伝統芸能に包まれながら、蘇州ならではの時間を楽しんでみませんか？

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