韓国旅行を楽しみたいなら、知っておくべき注意点がいくつかあります。快適な滞在を実現するために、知らないと恥をかく韓国の常識を覚えておきましょう。ポイントを抑えておけば、あなたの韓国旅行がより充実した時間になること間違いなし。
この記事では、韓国旅行の注意点を18選まとめました。ぜひ、最後までご覧ください。
韓国旅行の注意点｜基本的な生活編
1.日本語で文句を言わない
海外だからといって、日本語で韓国の不満点を主張するべきではありません。韓国では日本語を理解できる人が多いため、公共の場で日本語での不平不満の表明は通じる可能性が高いでしょう。
日本人がいなくても、不満や苛立ちを言葉に出すことは意図せず不快感を与える可能性があります。不明な点や困ったことがあれば穏やかに質問するか、適切な方法で解決を求めることがマナーです。
2. 同じ場所でしか過ごさない
韓国旅行に来たのに、弘大や明洞など同じ場所だけで過ごすのは勿体ないことです。同じ場所だけに留まっていては、韓国の魅力が充分に伝わりません。首都のソウルだけでなく釜山や釜山、済州島など韓国には多くの魅力的な地域があります。
それぞれの地域には独自の文化や料理がありますので、多様な体験をすることでより豊かな韓国旅行となります。異なる地域を訪れることで地元の人々との交流の機会も増えますので、より深い韓国への理解と経験を得られます。
3.夜の一人歩きはしない
どの国でも夜間の一人歩きはとくに注意が必要です。韓国においても、観光地や繁華街など人通りが多い場所では注意が必要です。安全を確保するためにも、夜はグループで行動するか、タクシーアプリを利用するなどの対策を取りましょう。不安なようであれば、宿泊先のスタッフなど地元の方に付近の安全な場所や注意点について尋ねてみてください。
韓国旅行の注意点｜買い物編
1.コピー商品に気を付ける
韓国には多くのお買い物をする場所があります。しかし、中にはブランドのコピー商品を販売している可能性がありますので、安いからといって安易に飛びつくのは避けましょう。偽物は品質が保証されていないだけでなく、購入すること自体が違法となる可能性が極めて高いもの。とくに有名ブランドのバッグや時計、衣類などのコピー品は注意が必要です。本物と見分けるのが一般人には難しいため、信頼できる店舗で購入しましょう。
2.クレジットカードは複数持つ
韓国旅行での買い物はクレジットカードが便利ですが、一枚だけに頼ると、紛失や盗難、カードの不具合などのトラブルが発生したときに困ってしまいます。そのため、異なるブランドのクレジットカードを複数持つことをおすすめします。
韓国で広く使われているカードはVISAとmastercardですので、こちらの2枚は持っておくことをおすすめします。余裕があれば、Amexなど異なる会社のクレジットカードを用意しておきましょう。
3.過度な値引き交渉をしない
旅行先での値引き交渉は旅の醍醐味ですが、市場など最初から適正価格に設定しているお店や飲食屋台などでは、地元の韓国人でも値引きをしない傾向があります。
免税店など値引き交渉する店ではない場所ではひんしゅくを買ってしまうこともあるので、値段交渉は控え目にするべきです。もしも交渉をする際は、礼儀正しく相手の態度や反応を尊重しながら行ってください。
韓国旅行の注意点｜交通機関編
1.市内バスに飲食物を持ち込まない
2018年より、韓国ソウル市内ではバス内での飲食が禁止されました。これは、清潔さと他の乗客への配慮から制定された法律です。少しの衝撃で中身が漏れ出る可能性がある飲食物は車内に持ち込みがNGです。飲食はバスを降りた後、適切な場所で行うようにしましょう。
2.公共交通機関で大声で話す
韓国では公共交通機関内での大声での会話は、他の乗客にとって迷惑となる行為とされています。とくに地下鉄やバスでは静かに過ごすことが一般的なエチケット。大声で話すことは周囲の人々に不快感を与えますので、韓国への文化的な配慮として控えめな声量での会話となるよう注意してください。
3.高齢者や妊婦専用の席に座らない
韓国の地下鉄では高齢者や妊婦、障害者のための優先席が設けられています。これらの席は必要としている人々のために確保されているため、必要がない限り座らないことがマナーとされています。
日本にも優先席はありますが、日本以上にルールが徹底されています。しっかりとルールを守ることで、韓国でもあなたの思いやりと配慮を示すことができます。
韓国旅行の注意点｜飲食・レストラン
1.飲食店は完全禁煙
2015年1月1日から、韓国のすべての飲食店で完全禁煙となりました。公共の場での受動喫煙を防ぎ、すべてのお客様に快適な食事環境を提供するためです。一部のレストランやカフェでは喫煙専用のエリアが設けられていることがありますが、店内での喫煙は基本的に許可されていません。
喫煙者は食事の前後に外で喫煙するか、店内の喫煙スペースを利用する必要があります。喫煙ルールを尊重し、韓国で迷惑をかけないよう配慮しましょう。
2.最年長者より先に食べ始める
韓国は年上や目上の人に対する敬意が重要な文化的要素を持つ国です。そのため、食事のときは最年長者または目上の人が先に食べ始めるのを待つのがマナーとされています。この習慣は、尊敬と礼儀を示すためのものです。
特にビジネスやフォーマルな食事の場では、このルールを意識することが大切です。年長者への敬意を示すことで、和やかな食事の時間を過ごすことができます。
3.トイレは紙を流せるか確認する
韓国でトイレットペーパーを流すことができるかどうかは、場所によって大きく異なります。古い建物や一部のエリアではトイレットペーパーを流すと配管を詰まらせる可能性があるため、備え付けのゴミ箱に捨てることが求められます。
ホテルなど大きな施設では流しても問題ないでしょう。しかし、レストランなどのトイレに入る際は、紙を流せるか事前に確認をしておいた方がいいでしょう。
韓国旅行の注意点｜ホテル
1.デポジットが発生する
韓国では、チェックイン時にデポジット（保証金）が必要となるホテルが多くあります。デポジットとは、宿泊中の損害や追加サービスの費用に対する予備金として一時的に支払う金額です。
問題がなければデポジットはチェックアウト時に返金されますが、宿泊料金に対して2倍～3倍の金額を求められます。デポジットの支払いはクレジットカードで支払うのが一般的なので、複数のカードを用意しておくことが望ましいでしょう。
2.電圧・プラグの違いに注意する
韓国の電圧は220Vで、日本の100Vと異なります。電源プラグはAタイプ・SEタイプ・Cタイプという3種類の電源プラグが存在します。Aタイプは日本のプラグと同じ形状ですので問題ありませんが、そのほかのタイプの場合は変換プラグが必要です。
電子機器を使用する際は変圧器などが必要になりますので、準備しておきましょう。よく使うスマートフォンやパソコンを充電する際は、220Vまで対応可能な機器であるかどうかを確認しておくことをおすすめします。
3.トコジラミに注意する
韓国の宿泊施設ではトコジラミ（(ベッドバグ・南京虫)）に注意してください。近年注目されているトコジラミは非常に小さく荷物に付着しやすいため、ホテルやゲストハウスでの宿泊時にはとくに注意が必要です。
被害を避けるため、宿泊前にベッドや家具の隙間をチェックしたり荷物は床に直接置いたりしないなどの予防策を取りましょう。万が一かゆみや赤みなどの症状が現れた場合、速やかに対処してください。
韓国旅行の注意点｜そのほか
1.インターネットは必ず使えるようにする
韓国旅行中、緊急時にインターネットが使えないとスムーズに問題が解決できない可能性が高まります。インターネットは必ず接続できるように設定しておきましょう。
昨今では、ルーターの持ち運びが不要な「eSIM」の人気が高まっています。eSIMなら場所を選ばずにインターネット接続ができるため、韓国でも安心。面倒なSIMカードを抜き差しする手間もありませんので、使ったことがない方はこの機会にぜひご利用ください。
2.むやみに写真撮影をしない
海外旅行に出掛けると、つい他人へのプライバシー配慮が低くなってしまう方は多いもの。一般的な風景ならいいのですが、個人を特定できる写真を撮影する際は許可を得ることがマナーです。
韓国には歴史的建造物や軍事施設など撮影が制限されている場所もあるため、撮影する前に必ず確認しましょう。不適切な写真撮影はトラブルの原因となりますので、周囲への配慮を忘れずに。
3.何かあったときの連絡先を控えておく
緊急時に備えて、大使館や領事館、現地の警察、救急サービスなどの連絡先を控えておくことが大切です。宿泊施設の住所や連絡先もメモしておくと、万が一の際に役立ちます。スマートフォンに情報を保存するだけでなく、紙に書いて携帯することもお勧めします。これにより、バッテリー切れや紛失時でも対応できます。
- 韓国警察：112
- 救急・消防：119
- 観光公社通訳・旅行案内電話：1330
- 外国人総合案内センター：1345
韓国の治安に関して、こちらの記事が参考になります。
➡今の韓国・ソウルの治安は？巻き込まれやすい5つのトラブルと防犯対策
注意点を覚えて韓国に行こう！
初めて韓国を訪れる際は、不慣れな環境や文化の違いに戸惑うもの。事前に注意点を調べて、その国のルールにできるだけ従うのが旅行のマナーです。
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