
シンガポール旅行に必要な費用はいくら?
「シンガポール旅行の費用はいくら?」と気になっていませんか?マリーナベイ・サンズやナイトサファリをはじめ、シンガポールには魅力あふれる観光スポットがたくさんあります。目安として、1人の旅行費用は2泊3日で約10万円、3泊4日で13万円ほど。旅行費用を抑えたいなら、安い時期を選んで行くのがコツです。
この記事では、シンガポール旅行に必要な費用(航空券・ホテル・食費・交通費など)と予算を抑えるための方法をご紹介します。ぜひ、最後までご覧ください。
シンガポール旅行の航空券費用

シンガポール航空券費用の目安は、3.5万円〜10万円(ハイシーズンを除く)です。
平日やオフシーズンなら、格安航空会社(LCC)で往復3.5万円ほどで安く行けることもあります。大手の日本航空やシンガポール航空を利用すると、相場は往復10万ほど。ハイシーズンはできるだけ避けた方が、シンガポール旅行の費用を抑えられます。日系航空会社と海外航空会社によっても価格は変動します。こまめに価格をチェックしてみてください。
シンガポール行きの格安航空券
シンガポール旅行のホテル代

シンガポール旅行のホテル代の目安は、1泊あたり1.2万円~です。
シンガポールはホテル代がやや高めだといわれています。とくに一人旅の場合は、なかなかお手頃なホテルが見つからず苦労するかもしれません。ちなみに、マリーナベイサンズは1泊1室5~6万円です。予算に余裕があれば、1泊くらい記念に宿泊してみるもの良いでしょう。
ホテルタイプ | 星の数 | 宿泊料金 |
ゲストハウス | 1つ星クラス | 8,000円~ |
スタンダードなホテル | 2つ星クラス | 10,000円~ |
スーペリアホテル | 3つ星クラス | 20,000円~ |
ラグジュアリーホテル | 4つ星クラス以上 | 50,000円~ |
シンガポール旅行の食費

シンガポール旅行の食事代の目安は、1日7,000円~です。
- 朝食:500円~1,000円
- 昼食:1,000円~1,500円
- 夕食:3,000円~4,000円
- カフェ:500円~1,000円
食事メニューと食べる場所によって、食事代は大きくかわります。できるだけ予算を抑えたい方は「ホーカーズ」と呼ばれる屋台で済ませましょう。シンガポールでは屋台で食事を済ませる文化がありますので、現地の方に混じって安くておいしい食事をいただけます。シンガポールはグルメ天国です。中華、マレー、インド、フレンチ、イタリアン、和食など世界中のグルメが集まっているうえに、レベルが高いですよ。
シンガポール旅行のお土産代

シンガポール旅行のお土産代の目安は、5,000円~3万円です。
シンガポールに限らず、海外旅行ではお土産選びが楽しみという方も多いでしょう。そのため、お土産費用は人によって変わります。シンガポール旅行で定番のお土産といえば、TWG Teaの紅茶やパイナップルタルトです。そのほか人気のシンガポール土産を紹介しますので、参考にしてください。
- マーライオンクッキー
- プラウンロール
- 「ブンガワン ソロ」のお菓子
- タイガービール
- メリッサの雑貨
- シンガポールコーヒー
シンガポール旅行の交通費

シンガポール旅行の交通費の目安は、1日あたり約1,100円~です。
シンガポールは鉄道・バスなどの公共交通機関が発達していますので、日本より安い料金で移動できるケースが多いです。移動するおもな交通機関は、鉄道・バス・タクシー(grab)の3つです。それぞれの料金と特徴をまとめました。
鉄道の場合
2025年現在、シンガポールには6路線が走っています。それぞれ区別しやすいように色分けされていますので、すぐにわかりますよ。
- 【緑】東西線(East West Line)
- 【赤】南北線(North South Line)
- 【紫】東北線(North East Line)
- 【黄】サークル線(Circle Line)
- 【青】ダウンタウン線(Downtown Line)
- 【茶】トムソン・イーストコースト線(Thomson–East Coast Line / TEL)
鉄道料金の支払い方法は2つ、Ez-linkカードもしくはシンガポールツーリストパスです。両者の特徴をまとめました。
Ez-linkカード | シンガポールツーリストパス | |
特徴 | 日本のSuicaと同じ交通系ICカード | 指定の日数に乗り放題 |
料金 | S$10 | 1日券(S$17)、2日券(S$24)、3日券(S$29) |
メリット | ・改札にかざすだけで乗れる | ・回数を気にせず乗れる |
デメリット | ・デポジット代金(S$5)は返金されない | ・移動が少ないと元を取れない |
1日の移動が多くて滞在3日ならシンガポールツーリストパス、それ以外はEz-linkカードをおすすめします。なお、スタンダードチケットは2022年に販売を終了しています。
バスの場合
シンガポールではバス移動も便利です。海外での路面バスは難しく感じるかもしれませんが乗り方は簡単ですので、ぜひ挑戦してみてください。支払い方法は以下のとおり。
Ez-linkカード | シンガポールツーリストパス | |
特徴 | 日本のSuicaと同じ交通系ICカード | 指定の日数に乗り放題 |
料金 | S$10 | 1日券(S$17)、2日券(S$24)、3日券(S$29) |
使い方 | 乗車時と降車時に2回タップする |
現金支払いもできますが、Ez-linkカードより割高になるうえにお釣りが出ません。そのため、旅費を抑えたい方におすすめできません。シンガポールでは、お目当てのバスが来たら運転手さんにわかるように手をあげてください。乗車する合図がないと停まってもらえないので、注意してください。また、車内アナウンスは基本的にありません。スマートフォンのGPSを使って、下車するバス停を判断することをおすすめします。
タクシー(grab)の場合
シンガポールのタクシーは数が多いので、旅行中にお世話になる交通手段です。しかも、日本のタクシーより安いので、気軽に使えるでしょう。
- 初乗り:S$4.05(夜間はS$4.50)
- メーター(1キロ):S$0.70(夜間はS$0.78)
チャンギ国際空港からシンガポール市街地までは、約S$20(2,220円)です。しかし、クレジットカードでの支払いは+10%の追加料金が発生します。安く済ませたいのであれば、現金払いがお得です。基本的に、流しのタクシーを拾うのは一般的ではありません。ホテルやモールにある、タクシースタンドに並んで順番にタクシーに乗りましょう。
また、シンガポールでは「grab」というタクシーアプリが便利です。日本のタクシーアプリ「GO」や「DiDi」のように、スマートフォン1台で完結できるアプリです。ぜひ、使ってみてください。
シンガポール旅行の観光・アクティビティ費用

シンガポールの観光やアクティビティ費用の目安は、1日あたり5,000円~1万円です。
市内巡りやチャイナタウン散策なら料金はそれほどかかりません。テーマパークやアクティビティを利用すると、費用がかかります。シンガポールは魅力的な観光地が多いので、効率的に回れるオプショナルツアーに参加するのもおすすめです。
記事の後半には無料で入れる観光スポットを紹介していますので、費用を抑えたい方は参考にしてください。2025年現在、おもなシンガポールの観光スポットの料金はこちらです。
入場料 | 大人 |
マリーナベイサンズ展望台 | S$23 |
アートサイエンスミュージアム | S$22 |
シンガポール・フライヤー | S$40 |
ナイトサファリ | S$58 |
ユニバーサル・スタジオ・シンガポール | S$83 |
シンガポール旅行のWi-Fi・通信費用

2025年5月現在、5日間・毎日1GB利用できるeSIMプランが、割引後329円で提供されています。このプランを利用すれば、シンガポール旅行中のWi-Fi・通信費用は、1日あたり約66円と非常にお得です。
シンガポールでスマートフォンを利用する方法は、おもに以下の3つ。
- シンガポール用のeSIM
- モバイルWi-Fiルーター
- SIMカード
おすすめはシンガポール用のeSIMです。eSIMとは、Embedded(埋め込み) SIMという意味のこと。物理的な形状を持たないため、わざわざ小さなピンでSIMトレイを開ける手間や間違ってSIMカードを落としてしまう心配はありません。日本では2018年にeSIM対応端末が導入され、以降は利用者が急増しています。シンガポールの空港に降り立った瞬間からスムーズにインターネットができるのはeSIMの大きなメリットです。
シンガポール旅行の海外保険費用

シンガポール旅行の海外保険費用の目安は、1日あたり5,00円~1,000円です。
3泊4日の場合なら、4,000円程度で海外旅行保険に加入できます。任意ですが、旅行先での怪我や病気などに備えて保険に加入しておくと安心です。当日に空港の保険窓口でも加入手続きができますが、事前にWeb申し込みをすると割引が適用される保険が多いので、費用を抑えたい方はおすすめ。
また、お手持ちのクレジットカード付帯の海外旅行保険を確認してみてください。ゴールドカードやプラチナカードには、海外旅行保険を補償してくれるオプションがあります。クレジットカードの海外旅行保険があれば、個人で入る必要はないでしょう。
シンガポール旅行のビザ取得費用

日本国籍を有する人が観光目的でシンガポールに入国する場合は、30日間まではビザなし(無料)で滞在できます。但し、パスポートの残存有効期間はシンガポール入国時より最低6ヶ月必要となっています。
詳しい情報は、シンガポール大使館公式サイトをご覧ください。
福岡発→シンガポール行きのお得な航空券
- 片道
- 往復
- direct cheapestFUK10:006時間直行便SIN15:00福岡 - シンガポール|9月30日 (火)|シンガポール航空(Singapore Airlines)19,674円44,578円56% OFF56% OFF44,578円19,674円
- FUK10:006時間直行便SIN15:00福岡 - シンガポール|9月17日 (水)|シンガポール航空(Singapore Airlines)19,839円44,578円55% OFF55% OFF44,578円19,839円
- FUK07:3014時間15分2 stopsSIN20:45福岡 - シンガポール|7月15日 (火)|ピーチ航空(Peach)16,646円44,578円63% OFF63% OFF44,578円16,646円
- FUK1:00 PM3時間5分直行便SIN2:00 PM福岡 - シンガポール|Tue, Jul 22|シンガポール航空(Singapore Airlines)ほかの航空券を検索ほかの航空券を検索
取り消し線のある価格は、Trip.com上の該当する路線の平均価格に基づいて計算されています。
シンガポール旅行の費用|日程別

1泊2日の場合
1泊2日のシンガポール旅行の費用は、1人8万円が目安です。シンガポールの面積は東京23区ほどしかありません。このサイズ感なら1泊の弾丸旅行でも楽しめるでしょう。乗り継ぎで1泊するのもおすすめです。
項目 | 費用 |
航空券 | 往復60,000円〜 |
ホテル代 | 12,000円~ |
食事代・カフェ代 | 7,000円~ |
交通費 | 2,200円~ |
Wi-Fi代 | 150円〜(eSIMの場合) |
お土産 | 0円~無制限 |
海外保険 | 1,000円〜 |
2泊3日の場合
2泊3日のシンガポール旅行の費用は、1人10万円が目安です。食事をローカル向け屋台で済ませれば、もっと安く旅行を楽しめますよ。
項目 | 費用 |
航空券 | 往復60,000円〜 |
ホテル代 | 20,000円~ |
食事代・カフェ代 | 14,000円~ |
交通費 | 4,400円~ |
Wi-Fi代 | 200円〜(eSIMの場合) |
お土産 | 0円~無制限 |
海外保険 | 2,000円〜 |
3泊4日の場合
3泊4日のシンガポール旅行の費用は、1人13万円が目安です。食事を抑えて、1泊くらいラグジュアリーホテルに宿泊してもいいでしょう。
項目 | 費用 |
航空券 | 往復60,000円〜 |
ホテル代 | 35,000円~ |
食事代・カフェ代 | 20,000円~ |
交通費 | 7,700円~ |
Wi-Fi代 | 300円〜(eSIMの場合) |
お土産 | 0円~無制限 |
海外保険 | 4,000円〜 |
知っておきたいシンガポール旅行の基本情報
旅行に行く前に、シンガポールの基本情報をおさらいしておきましょう。シンガポールの物価やベストシーズンなど、知っておくと役に立つ情報を紹介します。
シンガポールの物価

シンガポールの物価は日本と同じくらいか、やや安めです。
シンガポールではいわゆる「嗜好品」や「家賃」「車」の値段が高く、生活必需品は日本より安い傾向があります。アルコール製品は日本より税率が高く、1.5倍前後。タバコは2倍ほど高めです。
2025年5月27日現在、S$1(シンガポールドル)は110.98円前後で推移しています。200ドルのお土産の場合、S$200×110.98=22,197円となる計算です。2025年5月現在、シンガポールの物価を表にしてまとめました。参考にしてください。
商品 | 料金 |
水(1.5L) | S$1.41(156円) |
コーラ(330ml) | S$2.05(228円) |
ビール(500ml) | S$5.05(560円) |
タバコ | S$14.20(1,576円) |
マクドナルド(セット) | S$8.00(888円) |
ピザ(Rサイズ) | S$14.9(1,654円) |
カップヌードル | S$1.5(166円) |
※実際の価格は店や地域により異なります。
シンガポールのベストシーズン

シンガポールの年間平均気温は27~28度です。最低気温は24度前後と、丁度よい涼しさを感じられます。昼夜の気温差が少ないので、快適に過ごせるでしょう。
シンガポールでは、大きく雨季と乾季に分けられます。乾季は一時的に雨が降るスコールが多く、雨季は比較的長い雨が降ります。雨具はあった方が安心です。シンガポールの気温の特徴と注意点をまとめました。
【シンガポールの気温の特徴と注意点】
季節 | 特徴 |
乾季(4月~9月) | 空気が乾燥して、カラッと晴天の日が続きます。モンスーンの影響でスコールが降る日がありますが1時間程度でおさまります。 |
雨季(10月~3月) | モンスーンの影響によって雨が降り続く日があります。雨季のピークは11月で、折り畳み傘は必須です。 |
シンガポールの入国制限
2025年5月現在、シンガポールの入国制限はありません。ただし、すべての旅行者は入国の3日前までに、電子入国カード(SG Arrival Card)をオンラインで提出する必要があります。提出は無料で、健康申告を含む情報の入力が求められます。最新の情報は、外務省安全ホームページをご確認ください。
日本とシンガポールの時差
日本とシンガポールとの時差は、1時間です。日本の方が1時間進んでいますので、日本の月曜日14:00 は、シンガポールでは月曜日の13:00 です。
シンガポール旅行の費用を安く抑える5つの方法

少しでも費用を抑えてシンガポールに行きたいですよね。ここでは、シンガポール旅行の費用を安く抑える5つの方法を紹介します。
誰でも使えるものばかりですので、ぜひ実践してみてください。
航空券とホテルがセットになったパックツアーを選ぶ
シンガポール旅行の費用を抑えたい場合、航空券とホテルの費用がセットになったパックツアーを選びましょう。旅行会社が発売しているツアーなら、個人で手配するより安くなる可能性があります。
お得なツアーの場合、空港からホテルの送迎やホテル朝食代金が含まれているケースもあります。格安航空券のLCCに安易に飛びつくと、荷物預け入れ料金で追加代金が発生するなど思わぬ出費になるケースもありますので、注意してください。
無料の観光地に行く
シンガポール旅行の費用を抑えたいなら、無料の観光地を巡りましょう。シンガポールには、無料で楽しめる場所がたくさんあります。
人気の無料観光地を紹介します。ぜひ、参考にしてください。
- ガーデンズバイザベイ散策
- フォートカニングパーク
- シンガポール植物園
- マクリッチ貯水池のツリートップウォーク
- マーライオンと一緒に記念撮影
- マリーナベイで光のショーを鑑賞
お土産はスーパーで買う
シンガポールに行ったからにはお土産は必須だという方は多いでしょうが、空港やホテルで買うのはおすすめしません。空港やホテルなどのお土産屋は、観光旅行者向けに値段が高くなっているのが一般的。地元のスーパーやショッピング施設なら、現地価格として値段が安くなっています。
ガイドブックに載っている有名店より、雑誌に載っていないようなローカルなお店やスーパーで貰ったほうがお得に購入できる可能性は高いですよ。
食費はホーカーズで済ませる
シンガポールには、ホーカーズという食事を楽しめる屋台が多く存在します。アジアを中心に、マレー系やインド系など多国籍の料理が味わえるうえに、値段はリーズナブルシンガポールに住む地元の人が毎日手軽に利用する屋台街です。ぜひホーカーズで食事をとって、シンガポールの生活に溶け込んでみることをおすすめします。
移動でタクシーを使わない
日本同様、移動にタクシーを使うと費用が高くなってしまいます。シンガポール旅行の費用を抑えたいのであれば、タクシーではなくバスや地下鉄(MRT)の移動を中心としましょう。
市内であればバスや地下鉄で気軽に移動できるので、現地に住んでいる気分で活用してみてください。海外では、メーターを使わないなど割高料金を請求するタクシーもあります。違法な請求をされないように注意してください。
シンガポール旅行についてよくある質問

シンガポールまでの片道フライト時間は?
成田空港からの直行便は往路だと7時間30分~8時間、復路だと6時間30分~7時間かかります。シンガポールで日本のコンセントは使えるの?
シンガポールの電圧は230Vです。電源はBFタイプで日本のコンセントとは形状が異なるため、変換プラグが必要です。変圧器は基本的な旅行であれば必要ありません。シンガポールでチップは必要?
不要です。シンガポールにはチップの習慣がないため、渡す必要はありません。高級ホテルなどで心地よいサービスを受けた場合は、差し上げても良いでしょう。シンガポールは危険ではないの?
2024年の「世界平和度指数(Global Peace Index)」では、シンガポールが世界第5位にランクインしており、その高い安全性が国際的にも評価されています。治安は非常に良好ですが、観光地や人混みではスリや置き引きといった軽犯罪が発生することもあります。外出時は貴重品の管理をしっかり行い、基本的な防犯対策を心がけましょう。
そのほか、シンガポールに必要なものはこちらの記事が参考になります。
➡シンガポール旅行の準備で必要なものは何?あると便利な物を解説
Trip.comで安い時期にシンガポール旅行へ行こう!

シンガポール旅行というと、高いイメージがある方もいるかもしれません。しかし、無料の観光スポットを巡ったり食事をローカル向けの場所で済ませたりすれば、案外費用はかかりません。
Trip.comではシンガポール行きの格安航空券、お得なホテルを多数提供しています。年中無休の24時間カスタマーサポートは、いつでも迅速にお客様の質問に対応します。シンガポール旅行を計画する際に、ぜひチェックしてみてください。