フランス旅行の費用はいくら？3泊4日・1週間の平均料金とパリの物価

執筆：Trip.com‐JP

2024年4月7日

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フランスの魅力は多くの観光客を惹きつけています。しかし日本からやや距離がありますので、できるだけ費用を抑えてフランス旅行を満喫したいもの。この記事では、フランス旅行に必要な費用やベストシーズンについて紹介します。ぜひ、最後までご覧ください。

最新！フランス旅行に必要な費用はいくら？

航空券費用

フランス旅行の航空券費用の目安は、往復で18万円〜です。（ローシーズン）

日本からパリのシャルル・ド・ゴール国際空港までJAL、エールフランス、ANAの直行便が運航されています。経由便でも多くの航空会社がありますので、フランス旅行の費用を抑えたい方は乗り継ぎ便を選択しましょう。ヨーロッパの観光シーズンかどうかによって航空券代は左右されます。また、できる限り早めに抑えた方がお得に購入できます。

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ホテル代

フランス旅行のホテル代の目安は、1泊あたり15,000円～です。

【フランスのホテル料金】

ホテルタイプ	星の数	宿泊料金
ゲストハウス	1つ星クラス	5,000円～
スタンダードなホテル	2つ星クラス	1万円～
スーペリアホテル	3つ星クラス	3万円～
ラグジュアリーホテル	4つ星クラス以上	6万円～

※地域や時期によって変動します

パリ市内はホテル数が多いため、予算に合ったホテル選びがしやすいエリアです。パリに宿泊する場合、モンマルトルより北の地区は治安が不安定です。女性だけの旅行の場合はおすすめしません。フランス旅行のホテル代を抑えるなら、数人で1部屋をシェアする「ホステルタイプ」のホテルを視野に入れてみましょう。

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食費

フランス旅行の食費の目安は、1泊あたり6,000円～10,000円です。

朝食：1,000円～1,500円
昼食：1,500円～2,000円
夕食：3,000円～10,000円
カフェ：500円～700円

美食の街パリでは、外食費は高くなっています。カフェなどカジュアルな食事場所の場合「前菜＋メイン」のセットで大抵15〜20ユーロほど。比較的カジュアルなフランス料理店でも、コース料理で3,000円～10,000円。お酒を追加したときは、少なくとも20,000円程度を用意しておけば安心でしょう。

フランスの代表的な人気グルメをお伝えしますので、メニュー立ての参考にしてください。

フランスグルメ	内容
ガレット	丸くて平たい料理やスイーツ。有名なのは、ブルターニュ地方の郷土料理であるそば粉のガレット。
クロック・ムッシュ	オペラ座近くのカフェで作られたホットサンドイッチのひとつ。ハムやチーズをはさみ、フライパンで軽く焼いてベシャメルソースやモルネーソースを塗る。温かいうちに食べると美味しい。
ラタトゥイユ	南部プロヴァンス地方の郷土料理。ナスやトマト、ピーマン、ズッキーニなどの野菜をニンニクとオリーブ油で煮込んだ料理。
ムール貝の白ワイン蒸し	山盛りのムール・マリニエールとフライドポテトが添えられるのが定番。フランス全土で食べられる。
カスレ	南部ラングドック地方からピレネー山地にかけての郷土料理。土鍋に白インゲン豆と肉、香味野菜を一緒に煮込んだ料理。
タルタルステーキ	柔らかくなるまで叩いた牛肉にオリーブオイルと玉ねぎ、にんにく、ケッパーなどの薬味を混ぜ合わせて、卵黄を添えて食べる料理。
シュークルート	東部アルザス地方の郷土料理。ドイツではザワークラウトと呼ばれている。発酵させたキャベツに塩漬け肉やソーセージなどを一緒に煮込んだもの。
フォアグラ	ガチョウやアヒル（カモ）の肝臓を肥大させたもの。日本のものより大きい。

お土産代

フランス旅行のお土産代の目安は、5,000円～です。

フランスに限らず、海外旅行ではお土産選びが楽しみという方も多いでしょう。そのため、お土産費用は人によって変わります。フランス旅行で定番のお土産といえば、ボンヌ・ママンのレモンタルトです。そのほか、人気のお土産を紹介しますので参考にしてください。

チーズ
ゲランドの塩
フランスワイン
ラ・メール・プラールのクッキー
エシレバター
マルセイユ石鹸
オーガニックコスメ
マッサージオイル

交通費

フランス旅行の交通費の目安は、1日あたり約1,000円〜です。パリ市内の観光ならメトロやバスでの移動が便利です。市内を観光するだけであれば、公共交通機関を上手に使って交通費を抑えましょう。ここではパリ市内の交通費について解説します。

電車の場合

パリは地下鉄や高速鉄道（RER）トラムなどの交通機関が発達しています。中でも特に使うのが「メトロ（Metro）」と呼ばれている地下鉄でしょう。地下鉄のチケットは以下の種類があります。

Ticket t+：1回券
Mobilis：好きなゾーンを選択する1日乗り放題券
Paris Visite：ゾーンと日数を選択する乗り放題券
Navigo Decouvetr ：定期券
Ticket Jeunes Weekend：26歳未満が土日祝に利用できる1日乗り放題券
Passlib：交通機関の乗り放題パス+観光名所や美術館の無料入場券付き

短期の滞在でたくさん移動する方はMobilis（モビリス）、あまり移動しない方にはTicket t+（ティケプリュス）がおすすめです。

バスの場合

パリのバスは、以下の5つのチケットがあります。

Ticket t+：1回券の切符
Paris Visite：1-5日間パス
Mobilis：1日乗車券
Navigo Easy：交通ICカード
Navigo：交通ICカード

もっとも便利なチケットは、Ticket t+（ティケプリュス）と呼ばれる一回券。

Ticket t+ （1枚）：1.90ユーロ
Ticket t+ （10枚綴り）：14.90ユーロ

パリ市内ならば、バスを何回乗り換えても1枚の切符で一律料金で移動できるチケットです。

乗り換え	有効時間
バス→バス	1時間半以内有効
バス→トラム	1時間半以内有効

※バス→メトロ、バス→RERは乗り継ぎ不可

タクシーの場合

せっかくパリに来たのなら、タクシーにも乗ってみましょう。

【タクシー料金】

運賃/km	適応時間
1,13ユーロ	月～土10～17時
1,47ユーロ	月～土17～10時日曜7～24時祝日0～24時郊外7～19時
1,66ユーロ	日曜0～7時、郊外19～7時
2,60ユーロ	初乗り

パリのタクシーには「最低支払い料金7,30ユーロ」という金額があります。合計で7,30ユーロ以下のメーター運賃でも、最低限支払うべき金額です。なお、以下のような場合は追加料金が発生しますので覚えておくと便利です。

呼び出し（ホテルなど）：4ユーロ
事前予約：7ユーロ
5人以上の乗車追加料金：4ユーロ
2つ目のトランク利用料金：1ユーロ

観光・アクティビティ費用

フランス旅行の観光・アクティビティ費用の目安は、1泊日あたり5,000円～です。

フランスは、街を歩くだけで映画の世界の中にいるような気分になれる場所です。とくに、観光名所の多いパリはみどころがたくさんあります。費用を抑えたい方は、シャンゼリゼ通りなどで街並みを楽しんでもいいでしょう。2023年現在、おもなフランスの観光スポットの料金はこちらです。

入場料	大人
ルーヴル美術館	15ユーロ
エッフェル塔	21.50ユーロ
エトワール凱旋門	13ユーロ
オペラ座	セルフガイドツアー（12〜14ユーロ）ガイドツアー（17ユーロ）
ベルサイユ宮殿	21.5ユーロ

Wi-Fi・通信費用

フランス旅行のWi-Fi・通信費用の目安は、1日あたり1,000円です。フランスでスマートフォンを利用する方法は、おもに以下の3つ。

ヨーロッパで使えるeSIM
モバイルWi-Fiルーター
SIMカード

おすすめはヨーロッパで使えるeSIMです。eSIMとは、Embedded（埋め込み） SIMという意味のこと。物理的な形状を持たないため、わざわざ小さなピンでSIMトレイを開ける手間やSIMカードを落としてしまう心配はありません。日本では2018年にeSIM対応端末が導入されて以降、利用者が急増しています。フランスの空港に降り立った瞬間からスムーズにインターネットができるのは、eSIMの大きなメリットです。

海外保険費用

フランス旅行の海外保険費用の目安は、1日あたり5,00円～です。4泊6日のオーストラリア旅行なら、3,000円程度で海外旅行保険に加入できます。加入は任意ですが、旅行先での怪我や病気などに備えて保険に加入しておくと安心です。

当日に空港の保険窓口でも加入手続きができますが、事前にWeb申し込みをすると割引が適用される保険が多いです。もしくは、クレジットカード付帯の海外旅行保険を確認してみてください。ゴールドカードやプラチナカードなどは、海外旅行保険を補償してくれるクレジットカードがあります。

ビザ取得費用

日本国籍を所有する方が一般的な旅行でフランスへ訪れる際は、90日以内ならビザの申請をする必要はありません。90日を超える滞在を希望する場合は、それぞれに応じたビザなど申請する必要があります。➡在日フランス大使館

なお、2023年11月よりEU諸国に渡航する際はETIAS（エティアス）への申請が必要となります。申請しないと入国できませんので、注意しましょう。詳しい情報は、 ETIAS公式サイトをご覧ください。

3泊4日のフランス旅行の費用

3泊4日のフランス旅行の費用は、1人27万円が目安です。

項目	費用
航空券	往復18万円〜
ホテル代	45,000円～
食事代・カフェ代	25,000円～
交通費	5,000円～
Wi-Fi代	4,000円〜
お土産	5,000円～
海外保険	4,000円〜

4泊5日のフランス旅行の費用

4泊5日のフランス旅行の費用は、1人30万円が目安です。

項目	費用
航空券	往復18万円〜
ホテル代	55,000円～
食事代・カフェ代	35,000円～
交通費	7,000円～
Wi-Fi代	5,000円〜
お土産	5,000円～
海外保険	5,000円〜

一週間のフランス旅行の費用

一週間のフランス旅行の費用は、1人37万円が目安です。

項目	費用
航空券	往復18万円〜
ホテル代	80,000円～
食事代・カフェ代	75,000円～
交通費	12,000円～
Wi-Fi代	7,000円〜
お土産	5,000円～
海外保険	7,000円〜

知っておきたいフランス旅行の基本情報

フランス旅行に行く前に、基本情報をおさらいしておきましょう。フランスの物価やベストシーズンなど、知っておくと役に立つ情報を紹介します。　

フランス旅行の物価について

基本的に、フランスの物価は日本と大きく変わりません。ただし、フランスの物価は都市によって大きく異なります。

2023年11月現在、フランスのレートは1ユーロ＝158.54円前後で推移しています。たとえば、200ユーロのお土産は200×158.54円＝31,700円で購入できる計算です。2023年、フランスの物価を表にしてまとめました。

商品	料金
水（2ℓ）	0.5ユーロ
コーラ (500ml)	1.5ユーロ
オレンジジュース (500ml)	1.2ユーロ
ビッグマック（単品）	4.30ユーロ
ケンタッキー（セット）	6.50ユーロ
スターバックス（カフェラテのトール）	3.95ユーロ
生ビール (500ml)	6.25ユーロ
ガソリン (レギュラー)	1.56ユーロ

※実際の価格は店や地域により異なります。

フランス旅行のベストシーズンについて

フランスには日本と同じように四季があります。その中でもおすすめは、気候の穏やかな春～秋です。夏は湿気が少なく、気温が30度を超えてもカラッとしていて過ごしやすい日が続くでしょう。春から秋にかけては、観光の待ち歩きやバカンスに最適。

冬でもクリスマスマーケットやイルミネーションなど見どころが満載なので、一年を通じて楽しめる国です。パリやモンサンミッシェルのある北部と、南部のプロヴァンス地方の2つに分けてベストシーズンを紹介します。

【フランスの気温の特徴と注意点】

季節	特徴
フランス北部（パリ・モンサンミッシェル）	パリは年中おすすめですが、なかでも秋がおすすめ。夏はバカンスで休業する店が多いからです、秋は気候が安定して、観光客が少なくなっています。ゆっくりとパリの街並みを楽しめるでしょう。
南部（プロヴァンス・コート・ダ・ジュール）	海沿いのバカンスを楽しみたい人は、夏がおすすめです。もっとも混み合う時期ですので、のんびりしたムードはありません。落ち着いて楽しみたいなら、9月上旬がおすすめ。まだ海水浴も楽しめるうえに、人が少なくてゆっくり楽しめる時期です。

➡フランスのベストシーズンと旅行を避けるべき時期を解説

フランスの入国制限について

2022年8月1日、フランス政府はフランスへの渡航者に対して新型コロナウイルスに関する措置について発表しました。

渡航者はフランスに到着する前の手続は一切不要。出身国・地域に関わらず、衛生パスの提示も不要
今後、渡航にあたっての理由の証明は不要

2022年5月16日から、公共交通機関でのマスク着用義務が解除されております。入国制限は一切ありませんので、安心してお出かけください。詳しくは、外務省安全ホームページをご覧ください。

日本とフランスの時差について

日本はフランスより8時間早く進んでいます。たとえば、日本の日曜日の17:00はフランスの日曜日11:00です。サマータイムになると、日本の方が7時間早く進むようになります。

フランス旅行と費用にまつわるエトセトラ

フランスはカード社会

フランスは日本よりカード社会が進んでいます。スーパーでの買い物1ユーロすら、カードで払う人がほとんど。そのため、あなたもフランスで買い物をする時はクレジットカードを使うことを推奨します。なお、フランスではICチップ搭載のカードのみ扱えるお店がほとんどです。出発前に確認しておきましょう。

両替は必要最低限のみ

気になるユーロへの両替ですが、一般的にはフランスの街中の両替所で両替すればレートが良いでしょう。日本で両替する場合、手数料のレートが悪くなるのが一般的です。しかし空港に着いてからの交通費や買い物など、多少なりとも現金の出番はあるでしょう。日本での両替は必要最低限にしておき、大きな両替はフランス市内で行うことをおすすめします。

お金をかけずに楽しむのがフランス流

フランスでは、お金をかけなくても楽しむスキルを持っている人が多いです。「値段が高い＝物がいい」という風に考えてない人が多いと言われています。物をむやみに持つより、旅行などの経験や思い出作りに出費を惜しまない傾向があります。ぜひあなたもフランスに行ったら、フランス人のお金の使い方を参考にしてみてください。

フランス旅行についてよくある質問

フランスでチップは必要？

基本的に、フランスでチップは不要です。レストランでは「サービス料込み」の料金が請求されます。素敵な時間を過ごしたときの気持ち程度で充分です。
フランスまでの片道フライト時間は？

フライト時間は約12時間です。日本を午前中に出発すると、その日の夕刻にパリに到着します。
フランスのお水は飲めるの？

フランスの水道水は硬水です。飲んでも問題はありません。日本とは違って少し重たい風味がするので、気になる方はミネラルウォーターで代用しましょう。
フランスは危険ではない？

スリや置き引きの被害が多く報告されています。多く発生している場所は、地下鉄車内や駅の構内。フランスでは子供もスリを行なっていますので、治安が良い場所だからといって油断は禁物です。

そのほか、ヨーロッパ旅行を検討している方はこちらの記事が参考になります。

➡ヨーロッパ旅行に必要な費用はいくら？安い時期とベストシーズンを解説

Trip.comで費用を抑えてフランス旅行に行こう！

久しぶりのフランス旅行なので、思いっきり羽を伸ばして楽しみましょう。あなたが今まで知っているフランスと合わせて、新しい一面が見えてくるはずです。

フランスに行くなら24時間カスタマーサポートが利用できるTrip.comがおすすめ。不明点やトラブルが発生した際でも、Trip.comのサポートが迅速に対応します。今すぐ、Trip.comでお得なフランス旅行を楽しみましょう！

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フランス旅行の費用はいくら？3泊4日・1週間の平均料金とパリの物価