
イギリスでは現金を持ち歩く時代は終わり、クレジットカードかアプリでのキャッシュレス決済が常識となっています。しかし、どの支払い方法が便利なのかは行ってみないとわかりません。
そこで、この記事ではイギリスでの支払い方法について、クレジットカードとアプリを紹介し、あなたにぴったりの支払い方法をご紹介します。 あらゆる場所で利用できる支払い方法を選びましょう!
イギリスで使える3大クレジットカード
| カード会社 | 特徴 |
| Mastercard | 世界最大のクレジットカードネットワークを持つ。セキュリティ技術も高く、不正利用対策も充実。 |
| Visa | イギリス国内の利用範囲が広く、ATMでキャッシングが可能。最近ではタッチ決済機能を搭載したカードも増えており、小額決済の利便性が向上している。 |
| American Express | 国内のスーパーやAmazon、公共交通機関では普通に利用できる。しかし、一部のアジアスーパーや日系スーパー通販では対応していないケースがある。 |
イギリスのクレジットカードの普及率

金融大国であるイギリスのキャッシュレス化は著しいものがあります。とあるデータによると、イギリスでは2006年まで現金使用率が62%であったのに対し、2016年には40%ほどにまで低下しました。
イギリスの市内で走る有名な赤いバスですが、2014年から完全キャッシュレス化に変更。現金で支払うことができません。日常的な買い物でもほとんど現金を使わず、スーパーやバス、美容院などあらゆる場所でカード払いが主流です。
イギリスで進むキャッシュレス化

欧州地域の中でも、早いうちからタッチ決済の普及が進んでいたのが英国です。英国の銀行であるBarclaysによると、2023年における100ポンド以下の対面取引の93.4%がタッチ決済。日常的な買い物のほとんどがキャッシュレス化されていることになります。
驚くべきは、キャッシュレス化のペースがもっとも早いのは65才を超える層であること。2023年における85才から95才のタッチ決済利用率は、驚異の80%を超えています。
イギリスでクレジットカード支払いが多い3つの理由

1.消費者保護法の強さ
イギリスでは、クレジットカード利用時の消費者保護が非常に強力です。1974年消費者信用法の第75条により、100ポンドから3万ポンドまでの購入に対して、カード会社が販売者と共同で責任を負います。
これは、「商品が届かない」「説明と異なる」「欠陥がある」等の問題が発生した場合、カード会社に返金を求められることを意味します。この保護は海外での購入にも適用されるため、消費者は安心してクレジットカードを使用できます。
2.リワードプログラムの充実
イギリスのクレジットカード市場は競争が激しく、多くのカード発行会社が魅力的なリワードプログラムを提供しています。これには、キャッシュバック、航空マイル、ポイント制度などが含まれます。また、主要スーパーマーケットチェーンと提携したカードでは、食料品の購入に対して追加ポイントを付与。
航空会社とのコラボレーションカードも人気で、通常の支出で航空マイルを貯められます。これらのリワードは、消費者に実質的な経済的利益をもたらし、現金やデビットカードよりもクレジットカードを選択する大きな動機となっています。
3.オンラインショッピングの普及と利便性
イギリスは、ヨーロッパでも有数のeコマース大国です。オンラインショッピングの普及に伴い、クレジットカードの利用が増加しました。多くのオンライン小売業者が、クレジットカード決済を優先的に扱っております。
さらに、詐欺や不正利用に対する保護が強いため、消費者はオンライン取引に際してクレジットカードを安心して使用できます。この利便性と安全性の組み合わせが、イギリスでのクレジットカード利用を促進しています。
イギリスで使えるクレジットカード国際ブランド3選

1.VISA
世界最大のクレジットカードネットワークを持つVISAは、イギリスで最も普及しているブランドです。国内外の多くの加盟店で利用可能で、特に欧州旅行時に便利です。セキュリティ技術も高く、不正利用対策も充実。デビットカードやプリペイドカードにも対応しており、様々な決済ニーズに応えています。
2.Mastercard
VISAに次ぐ規模を持つMastercardも、イギリスで広く使用されています。国際的な利用範囲が広く、世界中のATMでキャッシングが可能です。最近ではタッチ決済機能を搭載したカードも増えており、小額決済の利便性が向上しています。また、デジタルウォレットとの連携も進んでおり、スマートフォン決済にも対応しています。
3.AmericanExpress
AmericanExpressもイギリスの主要スーパーやAmazon、公共交通機関では普通に利用できます。しかし、一部のアジアスーパーや日系スーパー通販では対応していないケースがあるでしょう。イザという時に使う、サブカード的存在です。
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1.Monzo(モンゾー)
Monzoは、イギリスの代表的なデジタルバンクです。スマートフォンアプリと連携したデビットカードを提供し、リアルタイムで取引を確認。使い方は簡単で、アプリでアカウントを開設し、デビットカードを受け取るだけ。日常的な支払い、オンラインショッピング、海外での利用など幅広く使えます。海外での使用時は有利なレートで換算されるため、旅行者にも便利です。
2.Revolut
Revolutは、多通貨対応のデジタル銀行サービスです。アプリを通じて管理し、物理的なカードと仮想カードの両方を管理可能。特徴は、複数の通貨を一つのアカウントで管理できること。銀行間レートでの通貨交換が可能で、海外旅行や国際的なオンラインショッピングに最適です。予算管理機能や投資機能も備えており、多様な金融サービスを一元管理したい方に人気です。
3.オイスターカード
オイスターカードは、ロンドンの公共交通機関で使用される非接触型ICカードです。地下鉄、バス、トラム、一部の国鉄などで利用可能。使い方は簡単で、駅の券売機やコンビニなどでカードを購入し、チャージするだけ。
観光客向けのビジター版もあり、ロンドン滞在中の移動に便利です。最近では、一部のスマートフォンやコンタクトレス対応のクレジットカードでも同様のサービスが利用可能になっており、ロンドンの公共交通機関利用ではこのカードでの乗車が常識となっています。
イギリスでクレジットカードを使うときのポイント

1.手数料に注意しよう
イギリスでクレジットカードを使うと、海外利用手数料がかかります。通常、利用額の1~3%程度です。カード会社の事務手数料は、国際ブランドによって決まっており、各為替手数料は下記のようになっています。
国際ブランド 為替手数料
| VISA | 1.63% |
| MasterCard | 1.63% |
| JCB | 1.60% |
| AMERICAN EXPRESS | 2.00% |
| Diners Club | 1.30% |
クレジットカード海外利用手数料
| 国際ブランド基準レート× 使った外貨額× 海外事務手数料(%) |
また、現地通貨以外での決済を提案されることがありますが、これは「ダイナミック・カレンシー・コンバージョン」と呼ばれるもの。間違えると不利なレートが適用される可能性がありますので、必ず現地通貨(イギリスポンド)での決済を選びましょう。
2.セキュリティに気をつけよう
イギリスでは、カード情報の盗難や不正利用がイギリスより多いです。そのため、カードを使う時は、必ず自分の目の前で処理してもらいましょう。ATMを利用する際も同様です。周りに不審な人がいないか確認し、暗証番号を入力する時は手で隠すなどの対策をとってください。
3.明細書を保管しておこう
イギリスでクレジットカードを使用した際は、必ず明細書やレシートを保管しておきましょう。これは帰国後の経費精算や、不正利用のチェックに役立ちます。とくに、高額な買い物や心当たりのない明細があった場合に便利です。
デジタル明細書の場合は、スマートフォンで写真を撮るかPDFで保存しておくと良いでしょう。カードの利用状況を定期的にチェックし、不審な請求があればすぐにカード会社に連絡してください。
イギリスのクレジットカードでよくある質問

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イギリスでクレジットカードを使う際、サインと暗証番号のどちらが必要ですか?
イギリスでは、多くの場合サインが求められます。ただし、最近ではチップ付きカードの普及に伴い、暗証番号(PIN)を要求される場合も増えています。サインと暗証番号の両方に対応できるよう準備しておくのが賢明です。
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イギリスのレストランでクレジットカードを使う際、チップはどうすればいいですか?
レストランの伝票にチップ欄があります。サービスに満足した場合、請求額の15-20%程度をチップとして記入します。その後、チップを含めた合計金額を計算し、Totalの欄に記入してサインします。
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旅行中、クレジットカードの利用限度額を上げたい場合はどうすればいいですか?
旅行前に、カード発行会社に連絡して一時的な利用限度額の引き上げを依頼できます。多くの場合、オンラインバンキングや専用アプリからも申請可能です。
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イギリスでクレジットカードを紛失した場合、どう対処すべきですか?
カード裏面に記載されている緊急連絡先に速やかに連絡し、カードの利用停止を依頼してください。多くのカード会社は、海外からの緊急連絡用のフリーダイヤルを用意しています。また、最寄りの警察署に紛失届を提出することをお勧めします。
そのほか、こちらの記事も人気です。
→イギリス旅行に必要な費用はいくら?安い時期やベストシーズンについて解説
→みんな海外旅行で現金はいくら持っていく?適正な金額を調査
イギリスに行くならクレジットカードは持っておくべき!

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