
エジプト旅行を計画しているけど、現地の治安状況について気になる人も多いはず。この記事では、2024年最新のエジプトの治安情報をまとめました。危険レベルの詳細や渡航する際の安全対策などを解説するので、エジプトへ渡航を検討している人はぜひ参考にしてください。
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エジプトの現在の治安は危険レベル1~3

日本外務省は2024年10月現在、エジプトの危険レベルを1~3に設定しています。レベル1は「十分注意」、レベル2は「不要不急の渡航中止」、レベル3は「渡航中止勧告」で、地域によって危険レベルが異なります。そのため、エジプトに渡航する際は滞在する地域がどの危険レベルに設定されているかを十分に確認する必要があります。
また、エジプトでは2017年に発生した自爆テロを受けて、政府は非常事態宣言を出しテロ組織への取締りを強化しました。この結果、2019年11月以降約3年間は大きなテロ事件が確認されませんでした。しかし2022年12月には警察検問所が襲撃される事件が発生し、依然としてテロのリスクがあります。そのため、旅行中は特に注意が必要です。
エジプトは地域により治安状況が異なる

エジプトは地域により異なる危険レベルが設定されています。首都カイロでは、「十分注意」を意味する危険レベル1に指定されています。そのほかの観光客が訪れる都市でも危険レベルが設定されているため、エジプトには特別に安全といえる地域はないと言えるでしょう。
レベル3(渡航中止勧告)
- 北シナイ県
- 南シナイ県(アカバ湾に面したダハブからシャルム・エル・シェイクまでの沿岸地域を除く)
- リビア国境地帯
レベル2(不要不急の渡航中止)
- レベル1、3に含まれていないその他の地域すべて
レベル1(十分注意)
- 西部及び南部の砂漠地帯
地中海に面したマルサ・マトルーフからアレキサンドリアまでの沿岸地域、ファイユーム県市街地と農業地帯、ブハイラ県ワーディ・ナトルン周辺以北、上エジプトの西デザート・ハイウェイ以東、マルサ・マトルーフとシーワを結ぶ幹線道路(マルサ・マトルーフ=シーワ・ロード)、シーワ・オアシス、ギザ県からニューバレー県ファラフラ・オアシスまでの幹線道路(通称:オアシス・ロード)、バハレイヤ・オアシス、黒砂漠エリア、白砂漠エリア、ファラフラ・オアシス、ワディ・エル・ヒタンを含むワディ・エル・ラヤン自然保護区
- 大カイロ都市圏を含む上記以外の地域
エジプトではイスラエル情勢による治安の影響はある?

2024年10月現在、エジプトではイスラエル情勢による大きな治安変化はありませんが、2024年5月にはパレスチナ自治区ガザ地区との境界で銃撃戦が起き、緊張状態となりました。そのため、中東地域において事態が急速に悪化する可能性は排除できません。そのため、エジプトに滞在する予定がある場合は常に最新情報を確認してください。
エジプトで観光客が巻き込まれやすい犯罪とその対策

スリ・ひったくり
エジプトでは、観光客を狙ったスリやひったくりが多発しています。その手口はさまざまで、車両・バイクなどを使用したひったくりや、一方が注意をそらし、もう一方が犯行に及ぶ複数犯によるスリなどが挙げられます。
<対策>
- 早朝や夜、あまり人がいない場所には行かないようにしましょう。
- 必要以上のお金は持たず、現金や貴重品は分けて目立たないようにしましょう。
- 人混みや公共交通機関、宿泊施設では、特に貴重品の管理に注意を払いましょう。
詐欺
偽のツアーを行ったり、偽の警官を装ってお金を取ったり、観光ガイドが高すぎるガイド料金やチップを請求することがあります。また、深夜や早朝に高額なタクシー代を請求されるのもよくある手口です。
<対策>
- 声をかけてきた人や現地で知り合った人を簡単に信用しないようにしましょう。
- 周りに人がいない場所や、人が少ない時間帯に流しのタクシーを利用するのは避けましょう。
エジプトでの緊急時の対処法

万が一トラブルに巻き込まれた場合
万が一トラブルに巻き込まれた場合、または巻き込まれそうな場合は、最寄りの警察署またはエジプト現地の緊急ダイヤルに通報しましょう。エジプトでは警察が「122」、観光警察が「126」、消防が「180」、救急が「123」です。
ただし、オペレーターはアラビア語しか話さない場合も多いため、言葉が通じない場合は、周りにいる信用できる人に頼って落ち着いて対応しましょう。
在エジプト日本国大使館
エジプトで犯罪に巻き込まれた際や怪我をした場合、以下の連絡先も活用できます。大使館ではパスポートを紛失・盗難の際にサポートしてもらえることもあるので、確認しておきましょう。
在エジプト日本国大使館の基本情報 | |
住所 | 81 Corniche El Nil Street, Maadi, Cairo |
電話番号 | (02)25285910 |
エジプト渡航前には「たびれじ」に登録しよう

エジプト渡航の際は、家族や友人、職場に日程や連絡先を伝えておくことが重要です。また3か月以上滞在する場合は、在留届を提出してください。3か月未満の旅行や出張の場合は、最新の安全情報を確認し、緊急時に大使館から連絡を受け取るために外務省の「たびレジ」に登録しましょう。
エジプト旅行を安心して楽しむためのアイテム3選
エジプトへ渡航する場合は、しっかりと安全対策をしましょう。ここでは、エジプトで安全を守るための3つのアイテムを紹介します。
1.海外旅行保険

エジプトへ渡航する際は海外旅行保険への加入を強くおすすめします。海外での医療費は高額になることが多く、思わぬ出費を防ぐことができます。また、医療費だけでなく荷物の紛失や盗難、航空機の遅延などのトラブルにも対応できます。
クレジットカードに付帯している海外旅行保険もありますが、補償内容を確認し、必要に応じて追加の保険に加入しましょう。
2.パスポートのコピーや連絡先のメモ

エジプトでもしもの時に役に立つのが、パスポートのコピーや連絡先のメモ。万が一パスポートを失くしたときにコピーがあればスムーズに再発行の手続きができるでしょう。コピーするのは顔写真と住所欄の2枚です。連絡先のメモは、インターネットが使えない場合の緊急連絡先の確認に対応できます。
3.インターネット接続できるデバイス

エジプトでは常時ネットに接続していれば、目的地を確認したり何かあった場合に連絡したりできるので、インターネット接続できるデバイスは必須のアイテムです。Wi-Fi、SIMカード、eSIMとさまざまな選択肢があるので、予算や日数に合わせて選びましょう。
特にエジプトでは料金が比較的安く、日数も選べるeSIMがおすすめ。eSIMならダウンロードしてその場ですぐインターネット接続ができます。
エジプトの基本情報

エジプトの基本情報 | |
首都 | カイロ |
人口 | 1億1,099万人 |
言語 | アラビア語、都市部では英語も通用 |
宗教 | イスラム教、キリスト教(コプト派) |
通貨 | エジプト・ポンド(EGP) |
政体 | 共和制 |
エジプトの治安についてよくある質問

-
観光地での犯罪はありますか?
はい、スリや置き引きが発生することがあります。貴重品は目の届くところに保管しましょう。
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夜間の外出はどうですか?
夜間は危険が増すことがあるため、観光地を含む外出はできるだけ避けた方が良いです。
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エジプトではテロのリスクはありますか?
過去にテロ事件があったため、特に公共の場では注意が必要です。最新の情報を確認しましょう。
-
女性の1人旅は大丈夫ですか?
女性の1人旅の場合は特に夜間や人混みでは注意が必要です。また、信頼できる宿泊先を選びましょう。
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エジプトへ渡航する際は治安情報を確認しよう

エジプトではほとんどの地域で危険レベル1~3が設定されています。観光客が訪れるエリアの多くは危険レベル1と比較的低いですが、油断は禁物です。観光地でもスリや窃盗の軽犯罪から殺人罪などさまざな犯罪が発生しているのが事実です。
現地では出来るだけ目立たないように行動したり、夜間の外出を避けましょう。また、近年の中東情勢からテロが起きる可能性も0ではありません。人混みを避けたり、公共施設に長時間滞在しないことも大切です。
エジプトの治安をチェックして、安全な旅を心がけましょう。
※現地の治安は状況により随時変動する場合があるため、渡航の際には必ず最新情報をご確認ください。