
燃油サーチャージがない航空会社7選
1.AirJapan

引用:AirJapan
2024年2月22日、ANAホールディングス株式会社100%出資の会社とした「AirJapan」が誕生しました。おもに、アジア路線に特化したLCC(低価格航空会社)。燃油サーチャージを含まない料金設定で、透明性の高い運賃体系が特徴です。
通常のエコノミークラスより広い、約81㎝広い座席を提供しました。機内モニターこそありませんが、各席にType-AおよびType-CのUSBポートとタブレットホルダーを装備。日本発の新しい航空会社として、いま大注目のエアラインといえます。
| 項目 | 内容 |
| 航空会社 | AirJapan |
| 設立者 | ANAホールディングス株式会社 |
| おもな運航路線 | 成田⇔バンコク |
| 機内持ち込み荷物 | 1人2個、合計7kgまで |
| 預け手荷物 | 3辺の和が203㎝以下を満たす、合計5個まで。 1個目から預入手荷物料金がかかります。 |
| 公式サイト | https://www.flyairjapan.com/ja |
2.ZIPAIR

引用:ZIPAIR公式サイト
ZIPAIRが登場したのは2020年6月のこと。当初は成田とバンコクの間の貨物便としてスタートし、旅客を乗せるようになったのは2020年10月の成田~ソウル就航時です。以来、定時到着率は95.04%(2021年英国シリウム社調べ)という高い数字で人気を博してきました。
東京(成田)を拠点にアジア各地への国際線を運航しており、とくにタイ、韓国、台湾などへの路線が充実。若い旅行者や、コストを抑えたい旅行者に人気のエアラインです。
| 項目 | 内容 |
| 航空会社 | ZIPAIR |
| 設立者 | JAL(日本航空) |
| 機内持ち込み荷物 | 2個・合計7kgまで無料 ※超過料:¥2,000(上限12kgまで) |
| 預け手荷物 | 1個目から料金がかかる 規定サイズ(3辺の和が203㎝以下)を満たす合計5個まで可能 |
| 公式サイト | https://www.zipair.net/ja/ |
3.Peach Aviation

引用:Peach Aviation
Peach AviationはANAホールディングスが運営する日本発のLCCで、燃油サーチャージを含まない料金体系を採用しています。関西国際空港を拠点とし、日本国内および台湾、韓国、香港、マカオなどのアジア路線を展開。
低価格化を実現するため、徹底的なコストカットを実行しました。チケット販売はおもにネットで取り扱い、自動チェックイン機を導入で人件費を削減。「とにかく安く、お得に行きたい!」という方におすすめの航空会社です。
| 項目 | 内容 |
| 航空会社 | Peach Aviation |
| 設立者 | ANAホールディングス |
| 機内持ち込み荷物 | 2個・合計7kgまで無料 ※超過の場合は受託手荷物扱い |
| 預け手荷物 | 有料 1個20kgまで¥2,400 |
| 公式サイト | https://www.flypeach.com/ |
4.シンガポール航空

シンガポール航空は、世界的に高い評価を受けるフルサービスキャリアで、燃油サーチャージを含まない透明性の高い運賃設定を採用しています。
最新鋭の機材で、スカイトラックス社の世界最高峰の航空会社賞を7回受賞した人気のエアライン。機内食やエンターテインメント、客室乗務員のホスピタリティなど、すべてにおいて卓越した品質を提供しています。
5.スリランカ航空

スリランカ航空はスリランカを拠点とする国際航空会社で、燃油サーチャージを含まない料金体系を採用しています。コロンボを中心に、アジアや中東、ヨーロッパ、オーストラリアへの路線を運航中。
スリランカ流の温かいおもてなしと文化を反映した機内サービスが特徴。最近は機材の近代化と路線網の拡大に力を入れ、観光大国スリランカの玄関口としての役割を果たしています。
6.カンタス航空

カンタス航空はオーストラリアの国旗キャリアで、燃油サーチャージを含まない透明性の高い料金設定を行っています。
シドニーを主要拠点に、オーストラリア国内および世界各地への路線を展開。機内サービス、エンターテインメントの質が非常に高く、ビジネスクラスでは特に洗練されたサービスを提供しています。
7.ニュージーランド航空

ニュージーランド航空はオークランドを主要拠点に、国内線および国際線を運航しており、太平洋地域における重要なキャリアとして知られています。マオリ文化を反映した独自のサービスと、ニュージーランドの自然を象徴するブランドイメージが特徴。
機内サービスやエンターテインメントは、エコノミークラスでも快適な旅行体験を提供しています。安全性と顧客満足度において、高い評価を受けている航空会社です。
なぜ、燃油サーチャージがないの?

1.価格の透明性を重視
燃油サーチャージがない航空会社は、最初から燃料費を基本運賃に含めています。そのため、追加料金の心配がありません。お客様は最初に提示された価格で、いくらかかるのかすぐに理解できます。
一方、燃油サーチャージがある航空会社は、基本運賃とは別に追加料金が発生するため、最終的な旅行費用が分かりにくくなります。
2.コスト管理
燃油サーチャージを取らない航空会社は、燃料価格の変動リスクを自社で管理しています。そして、そのぶんを運賃に吸収。これにより、顧客に対して一定の価格を提供できます。燃料価格が高騰しても、顧客の負担を増やさない経営戦略を取っているのです。
3.ビジネスモデル
LCC(格安航空会社)は、シンプルで透明性の高い料金体系を重視しています。追加料金を最小限に抑え、分かりやすいサービスを提供することで、より多くの利用者を獲得しようとしています。
従来の航空会社は、燃油サーチャージを別途徴収することで、燃料費の変動に対応してきました。差別化を図ったビジネスモデルといえるでしょう。
【基本】燃油サーチャージとは

燃油サーチャージとは?
燃油サーチャージとは、原油価格の変動によって生じる追加の燃料費を補うために、航空券の基本運賃に上乗せする料金のことです。
原油価格が高騰した際に、航空会社の燃料コストの増加分を乗客に転嫁する仕組み。これにより、燃料費の急激な変動から航空会社の経営を守るとともに、運賃の変動を吸収する役割を果たします。
金額の決め方
燃油サーチャージの金額は、国際的な原油価格の変動に連動して決定されます。具体的には、原油の国際指標価格であるブレント原油の価格を参考にし、各航空会社が独自の計算式で算出します。
原油価格が1バレルあたり一定の価格を超えると、サーチャージが発生。その価格に比例して金額が変動します。
見直しの頻度
燃油サーチャージの見直しは、3~6ヶ月に1回程度行われます。原油価格の急激な変動や世界の経済情勢、地政学的リスクなどに応じて、航空会社は柔軟に料金を調整します。
中東の政情不安や世界的な経済危機、自然災害などが原油価格に影響を与える場合、より頻繁に見直しが行われることも。最新の市場動向を注視し、航空会社は適切な料金設定に努めています。
燃油サーチャージについてよくある質問

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Q1: 燃油サーチャージは誰が支払うのですか?
A1: 航空券を購入する乗客が支払います。航空会社が燃料費の変動による追加費用を運賃に上乗せするため、最終的には旅行者の負担となります。
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Q2: 燃油サーチャージは航空券のどこに記載されていますか?
A2: 通常、航空券の明細書や予約確認画面に別途記載されています。基本運賃とは別に、燃油サーチャージの金額が明記されるのが一般的です。
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Q3: 燃油サーチャージは返金されることはありますか?
A3: 返金されません。旅行をキャンセルした場合でも燃油サーチャージは航空会社の規定に基づいて精算されるため、返金対象にはなりにくいです。
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Q4: 燃油サーチャージは世界中の航空会社で同じですか?
A4: いいえ、航空会社や路線によって異なります。原油価格の変動や各航空会社の経営戦略によって、燃油サーチャージの金額は変わります。
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燃油サーチャージがない航空会社ならお得

燃油サーチャージのない航空会社を選べば、旅行費用を大幅に抑えることができます。追加料金の心配がなく、予算管理がしやすくなります。とくに、LCC(格安航空会社)は基本運賃に燃料費を含めているので、安く旅行できるチャンス。
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