
「北京首都国際空港はどのターミナルに到着するの?」
「乗り継ぎ時間はどれくらいで足りるの?」
このような悩みを抱えていませんか。
安心してください。北京首都国際空港には3つのターミナルがありますが、ほとんどの国際線はターミナル3に到着します。
また、乗り継ぐ場合は、最低でも2時間あれば対応できます。
北京首都国際空港ってどんな空港?
項目 | 詳細 |
完成した年 | 1958年3月1日開港 |
市内からの距離 | 約25km |
ターミナル数 | 3つのターミナル(T1、T2、T3) |
日本からの就航便 | JAL、ANA、スプリング・ジャパン(LCC) |
市内への所要時間 | エアポートエクスプレス:30分程度、地下鉄:45分~1時間 |
特徴 | 年間1億人以上が利用する世界第2位のハブ空港 |
事前にターミナル情報や乗り継ぎ方法、アクセス手段を把握しておくだけで、北京での移動は驚くほどスムーズに。
現地で慌てることがないように、あらかじめ空港の情報を知っておきましょう。
この記事では、北京首都国際空港のターミナルの特徴、国際線から国内線への乗り継ぎ方法、市内へのアクセス手段などをまとめました。
この記事を読み終える頃には、北京首都国際空港の施設とサービスを最大限に活用できるようになるでしょう。
思い出に残る中国旅行のために、ぜひ最後までご覧ください。
北京首都国際空港は昔からある国際空港

北京首都国際空港とは
北京首都国際空港は、中国の首都・北京にある国際空港です。1958年に開港して以来、北京の空の玄関口として発展してきました。
とくに、2008年の北京オリンピックに合わせて大規模な拡張工事が実施。現在は、世界有数の巨大空港となっています。
2023年の年間利用者は5,288万人に上り、国際線と国内線の両方を扱うハブ空港です。
北京大興国際空港との違い
2019年、北京にはもうひとつ北京大興国際空港(PKX)が開港しました。
「北京の空港」と聞いて、どちらの空港を利用するのか迷う方もいるでしょう。
北京大興国際空港は市内から約46kmと遠いですが、設計は世界的なデザイナーのザハ・ハディド氏が担当しました。
近代的な内装で、日本からも多く就航しています。どちらの空港を使うかは、利用予定のフライトや日程から判断しましょう。
項目 | 北京首都国際空港(PEK) | 北京大興国際空港(PKX) |
利用者数 | 年間約6,000万人以上 | 年間約4,000万人以上 |
おもな就航路線 | 中国国際航空、JAL、ANAなどの国際線・国内線中心 | 中国南方航空、中国東方航空、スカイチーム系など |
市内までの所要時間 | エアポートエクスプレスで約30分 | 大興空港線で約20分 |
特徴 | 歴史が長く、ターミナル数が多い。北京北東部に位置する | 新しく、モダンな設計。北京南部に位置する |
日本からのおもな航空路
日本から北京首都国際空港へは、おもに以下の航空会社が就航しています。
各航空会社がどのターミナルに到着するか、ご自身の航空券でターミナル情報を確認することをおすすめします。
- 日本航空(JAL):ターミナル3
- 全日本空輸(ANA):ターミナル3
- 中国国際航空(Air China):ターミナル3
- その他の航空会社:ターミナル2またはターミナル3
北京首都国際空港には3つのターミナルがある

北京首都国際空港には3つのターミナルがあります。それぞれの規模や航空会社、設備は異なります。
とくに、乗り継ぎを伴う場合は、ターミナル間の移動方法も知っておく必要があるため、この章でしっかり確認しておきましょう。
ターミナル1は小規模で一部の航空会社のみ
北京首都国際空港のターミナル1は、ターミナルの中でもっとも小規模です。
現在では、ごく一部の国内線航空会社のみが稼働。メジャーな航空会社を利用する方なら、基本的にターミナル1を利用することはないでしょう。
現在のハブ空港としての機能は、おもにターミナル2とターミナル3が担っています。
そのため、ほとんどの旅行者は、ターミナル1以外のターミナルを利用するはずです。
ターミナル2は国際線と国内線の両方が発着
ターミナル2は、国際線と国内線の両方が発着する主要なターミナルです。
このターミナルは、おもにスカイチームやその他の国際線、国内線航空会社が利用しています。北京から中国国内へ向かう際に、利用する可能性が高いでしょう。
ターミナル2は、免税店やレストラン、ラウンジなども充実しています。
しかし、ターミナル3と比較するとやや古い造りです。最新の設備を期待する方は、ターミナル3をおすすめします。
ターミナル3は新しくて規模が大きい
ターミナル3は、2008年の北京オリンピックに合わせて建設された、広大なターミナルです。
このターミナルは、スターアライアンス加盟航空会社(中国国際航空、ANAなど)を中心に、多くの国際線と国内線が発着。
日本からのフライトは、このターミナルを利用する可能性がもっとも高いでしょう。
ターミナル3は、その広さだけでなく、モダンなデザインと充実した設備が特徴です。
大規模な免税店エリア、快適なラウンジが完備。乗り継ぎや待ち時間も快適に過ごすことができます。
北京首都国際空港のターミナル間の移動は?

北京首都国際空港の3つのターミナル(T1、T2、T3)間は、無料のシャトルバスで移動できます。
シャトルバスは各ターミナルビル間を循環しており、約10分から15分間隔で運行しています。
移動時間は道路状況にもよりますが、おおよそ以下のとおりです。
- T1 ⇔ T2: 約5分
- T2 ⇔ T3: 約10〜15分
- T1 ⇔ T3: 約15〜20分
シャトルバスの乗り場は、各ターミナルの到着ロビーを出た付近に案内表示があります。早朝や深夜は運行間隔が長くなるため、時間に余裕を持つことが大切です。
北京首都国際空港の乗り継ぎ時間はどれくらい?

適切な乗り継ぎ時間を確保しておきましょう。フライトの遅延や入国審査の混雑など、予期せぬ事態に慌てないようにするためです。
あなたの乗り継ぎ計画をしっかりと立てられる情報をまとめました。
乗り継ぎの基本ルール
北京首都国際空港での乗り継ぎ時間ですが、フライトの種類(国際線か国内線か)やターミナル間の移動の有無によって大きく異なります。
一般的に、国際線から国際線への乗り継ぎでは最低2時間以上、国際線から国内線への乗り継ぎでは最低3時間以上のが推奨されます。
なぜこれほど時間がかかるかというと、入国審査や保安検査、手荷物の再預け入れ、そしてターミナル間の移動にかかる時間を考慮するからです。
国際線→国際線の場合
国際線から国際線へ乗り継ぐ場合、基本的には中国に入国する必要はありません。
この場合、乗り継ぎ専用のカウンターや保安検査場を利用し、そのまま制限エリア内で次のフライトに移動します。
乗り継ぎの注意点
項目 | 内容 |
入国審査 | 基本的に不要。ただし航空会社や最終目的地によっては必要な場合もあります |
手荷物 | 最終目的地までピックアップする必要がないか、確認が必要です |
乗り継ぎ時間 | 最低2時間、できれば3時間以上。ターミナル間移動がある場合はさらに余裕をもちましょう |
国際線→国内線の場合
国際線から国内線へ乗り継ぐ場合は、必ず中国に入国します。
このため、入国審査、手荷物の引き取りと再預け入れ、そして国内線ターミナルへの移動といった一連の手続きが必要です。
乗り継ぎの注意点
項目 | 内容 |
入国審査 | 必ず必要です 。外国人用の入国審査レーンを利用し、パスポートと記入済みの到着カードを提示します |
手荷物 | 国際線で預けた手荷物を一度引き取り、国内線カウンターで再度預け直す必要があります |
乗り継ぎ時間 | 最低2時間、できれば3時間以上がおすすめです。入国審査の混雑状況によって、さらに時間がかかる場合もあります |
北京首都国際空港から市内へのアクセス

北京首都国際空港に到着した後、北京市内へどのように移動するかは、あなたの旅のスタートを左右する重要なポイント。
時間を重視するのか、快適さを優先するのか、それとも費用を抑えたいのか。
ここでは、3つのアクセス方法を詳しく解説し、あなたのニーズに合わせた選択ができるよう解説します。
1.時間を重視するなら|地下鉄・エアポートエクスプレス
時間を最優先したい方は、地下鉄(エアポートエクスプレス)がおすすめです。空港と北京市内中心部を結ぶ専用の路線であり、渋滞の影響を受けずに迅速に移動可能。
北京市内は時間帯によって渋滞が激しいため、時間を正確に把握したい場合には有効です。
エアポートエクスプレスは、ターミナル2とターミナル3に駅があります。
これらの駅からは、地下鉄の他の路線に乗り換えて、市内各所へアクセスできます。
項目 | 詳細 |
運行区間 | ターミナル2 ⇔ ターミナル3 ⇔ 三元橋 ⇔ 東直門 |
運賃 | 25元(約500円) |
所要時間 | 東直門まで約30分 |
特徴 | 渋滞の影響を受けず、定時運行。費用も手頃 |
注意点 | 東直門駅で他の路線への乗り換えが必要 |
2.快適さを重視するなら|タクシー・配車アプリ
荷物が多い方、乗り換えせずに快適に移動したい方は、タクシーや配車アプリがおすすめです。
空港から目的地まで直接移動できるため、乗り換えは一切不要。
正規のタクシーは、各ターミナルの到着ロビーを出たところに乗り場があります。白タクの利用は避け、必ず正規のタクシー乗り場から乗車しましょう。
中国では「滴滴出行(DiDi)」の配車アプリが普及しており、事前に登録しておけば、より手軽に車を手配できます。
項目 | 詳細 |
運賃 | 市内中心部まで約110〜150元(約2,200〜3,000円)+高速代 |
所要時間 | 市内中心部まで約40分〜1時間(道路状況による) |
特徴 | 直接目的地へ移動。荷物が多い場合に便利 |
注意点 | 交通渋滞の影響を受ける。白タクに注意 |
3.時間を重視するなら|空港バス
費用をできるだけ抑えたい方は、空港バスがベストチョイス。
北京首都国際空港と市内各地の主要な場所を多数の路線で結んでおり、手頃な運賃で利用できます。
空港バスの乗り場は、各ターミナルの到着ロビーを出たところにあります。
ただし、エアポートエクスプレスやタクシーに比べて所要時間が長くなり、交通渋滞の影響も受けやすい点には注意が必要です。
項目 | 詳細 |
運行区間 | 市内各所への複数路線 |
運賃 | 30元(約600円)程度(路線による) |
所要時間 | 市内中心部まで約1時間〜1時間半以上(道路状況による) |
特徴 | 費用が安い。多くの路線があり、目的地に近い場所まで移動できる |
注意点 | 交通渋滞の影響を受けやすい。運行本数が少ない時間帯もある |
アクセスについて、こちらの記事が参考になります。
北京首都国際空港周辺のおすすめホテル3選
北京首都国際空港を利用する際、早朝のフライトや深夜の到着、あるいは乗り継ぎで、宿泊が必要になることがあるでしょう。
そんな時、どのホテルを選べば良いか迷ってしまうかもしれません。
ここでは、空港へのアクセスが良く、利用者から高い評価を得ているおすすめホテルを3つ紹介します。
1.北京遠航インターナショナルホテル

北京遠航インターナショナルホテルは、利便性の高さが魅力です。
空港からの無料シャトルバスサービスが充実しているため、フライトの時間に関わらず安心して移動できます。
ホテルの周辺は住宅街で夜は静かに過ごせるため、ゆっくりと休みたい方におすすめです。
宿泊者の口コミ
首都空港から比較的近く、いつでもシャトルバスを呼ぶことができるので、とても便利でした。ホテルは住宅街の中にあるので、夜はとても静かで、ゆっくり休むのにぴったりです。
空港に近く、サービスもとてもよいです。店員さんの対応もすばらしい。夜10:30〜12:00までワンタン、麺、米線などの夜食も提供されています。
無料で部屋のグレードアップもしてくれました。朝食の種類も多いです。料金も適切だとおもいます。
基本情報
項目 | 詳細 |
ホテル名 | 北京遠航インターナショナルホテル |
住所 | 北京市順義区空港西路8号 |
アクセス | 北京首都国際空港から無料シャトルバスで約10分 |
特徴 | 静かな環境、夜食サービス、部屋のアップグレード実績あり |
2.イーロン R. YUN ホテル

イーロン R. YUN ホテルは、空港からのアクセスが良く、深夜便で到着する旅行者にとって安心感のあるホテルです。
無料の送迎サービスが利用できるため、初めての訪問でも迷うことなくホテルにたどり着けます。
清潔感があり、基本的なアメニティも揃っているため、快適に過ごせるでしょう。
宿泊者の口コミ
空港からは近く、深夜帯の到着で不安でしたが送迎もしていただけたので安心でした。
日本人の私としてはもっと綺麗なホテルもあると思うのですが、このホテルは満足できました。
基本的な部分は気になりませんでした。シャンプー、ボディソープ、ハンドソープがあり、歯ブラシもいただけます。
留学から帰国する子供の飛行機が首都国際空港に深夜到着予定だったため、Ctripで怡朗瑞雲空港店に前日からの宿泊を予約しました。天津から車で2時間かけてホテルに到着し、駐車場は無料でした。夕食はホテル1階の中華レストランでいただきましたが、コストパフォーマンスもなかなか良かったです。
基本情報
項目 | 詳細 |
ホテル名 | イーロン R. YUN ホテル |
住所 | 北京市順義区李天路88号 |
アクセス | 北京首都国際空港から無料シャトルバスで約15分 |
特徴 | 清潔感あり、アメニティ充実、レストラン併設、無料駐車場あり |
3.北京首都空港東海コーディスホテル

北京首都空港東海コーディスホテルは、空港から非常に近く、高いサービス品質で知られています。
無料シャトルバスの利用はもちろん、スタッフの対応も非常に丁寧で、快適な滞在をサポートしてくれます。
バスタブ付きの部屋もあるため、旅の疲れをゆっくりと癒やしたい方におすすめです。
宿泊者の口コミ
フロントも、朝食会場も、皆様がとても親切で、シャトルバス乗り降りの際もスーツケースを率先して運んでくれました。部屋も広くて使い心地良かったです。
強いて言うならシャワーの水圧が弱めなことくらいが気になりました。北京に行く時にはまたぜひ泊まりたいホテルです!
とても綺麗でした。空港からもアクセスがよく、無料のシャトルバスもあります。部屋はとても広くお風呂もあります。
基本情報
項目 | 詳細 |
ホテル名 | 北京首都空港東海コーディスホテル |
住所 | 北京市順義区李天路9号 |
アクセス | 北京首都国際空港から無料シャトルバスで約5分 |
特徴 | 広々とした客室、親切なスタッフ、バスタブ付き部屋あり、朝食提供あり |
北京首都国際空港についてよくある質問
中国語が話せなくても大丈夫ですか?
はい、大丈夫です。空港内には英語の案内表示が多く、主要な場所では英語対応可能なスタッフもいます。翻訳アプリの活用も有効です。空港内で無料Wi-Fiは利用できますか?
はい、利用できます。北京首都国際空港では、無料でWi-Fiサービスを提供しています。接続にはパスポート情報などでの認証が必要です。乗り継ぎ時間が短い場合、間に合うか心配です。どうすれば良いですか?
乗り継ぎルートを確認し、不明な点があれば空港職員に相談しましょう。可能であれば、最低でも国際線乗り継ぎ2時間、国際線から国内線乗り継ぎ3時間以上の余裕を持つことをおすすめします。空港内で日本円から人民元への両替はできますか?
はい、できます。各ターミナルの到着ロビーや制限エリア内に両替所があります。ATMも利用可能ですが、手数料やレートは各金融機関によって異なります。
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この記事では、北京首都国際空港を日本から利用する方のために、フライト情報やターミナル移動、乗り継ぎまで解説しました。
重要なポイントをまとめると、以下の通りです。
- ターミナル確認: 3つのターミナルがあり、利用する航空会社によって到着・出発ターミナルが異なります。
- ターミナル間の移動: ターミナル間は無料のシャトルバスで移動できますが、時間に余裕を持つことが大切です。
- 乗り継ぎ時間の目安: 国際線から国際線は約2時間以上、国際線から国内線は約3時間以上の余裕を見てください。
- 市内アクセス: 時間重視ならエアポートエクスプレス、快適さ重視ならタクシー・配車アプリ、費用重視なら空港バスがおすすめです。
- 空港周辺ホテル: 早朝・深夜便利用時は、空港からの無料シャトルバスがあるホテルが便利です。
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