
「LCCの手荷物制限、7kgって本当に大丈夫?」
「せっかく安く航空券を手に入れたのに、手荷物で追加料金がかかるのは避けたい…」
旅行がお得に楽しめるLCCですが、手荷物の制限が厳しいため、
思わぬ追加料金が発生したり、持ち込みたいものが持ち込めなかったりといった経験はありませんか?
LCCの機内持ち込み手荷物の基本は合計7kg・2個ですが、航空会社や路線によって具体的なサイズや重量の制限は異なります。
そのため正確なサイズ(縦・横・高さ)と重量(7kgか否か)を事前に確認することが、追加料金を避けるためのコツ。
LCCの手荷物一覧

※ルールは運賃タイプやキャンペーン、路線によって異なる場合があります。必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
この記事では、主要LCC5社の手荷物サイズ・重量制限を徹底比較。
さらに、手荷物重量が超過した場合の追加料金はいくらになるのか、Webでの事前予約と空港での当日支払いでは料金に差があるのか、
また搭乗ゲートで止められるリスクについても詳しく解説します。
LCCの機内手荷物持ち込みは「合計7kg・2個」が基本

LCCの機内持ち込み手荷物には、独自の厳しいルールがあります。
多くの航空会社で採用されている基本ルールは、「重量は合計7kgまで」「個数は合計2個まで」です。
このルールを少しでも超えると、当日空港で高額な追加料金を支払うことになります。
場合によっては、航空券代よりも高くなることも。
ここでは、主要なLCCに共通する基本的な制限内容について解説。
サイズや重量の基本を知ることで、パッキングの失敗を防ぎ、当日のトラブルを回避しましょう。
主要LCCの共通ルール
国内の主要なLCCでは、機内持ち込みに関して以下の共通ルールを設けています。
- 重量制限:手荷物の総重量が7kg以内
- 個数制限:手荷物1個 + 身の回り品1個の計2個まで
- サイズ制限:一般的に3辺の合計が115cm以内
もっとも注意すべきなのは、重量制限が「すべてあわせて7kg」である点です。
キャリーケース単体の重さではありません。
たとえば、キャリーケース自体が3kgあるとします。
その場合、中に入れられる荷物は残り4kgしかありません。
大手航空会社では10kgまで許容されることが多いですが、LCCではその基準が通用しません。
この違いを理解していないと、空港のカウンターや搭乗ゲートで止められてしまいます。
LCCをお得に利用するためには、この「7kgの壁」を意識して荷造りすることが不可欠です。
「身の回り品」とは?
機内持ち込みが許可されている2個のうち、1つは「身の回り品」と呼ばれます。
しかし、具体的に何を指すのか迷う方も多いのではないでしょうか。
身の回り品とは、主に座席の下に収納できるサイズのバッグを指します。
具体的には、以下のようなアイテムが該当します。
- ハンドバッグ
- カメラバッグ
- ノートパソコンが入ったカバン
- ショルダーバッグ
- 傘
- 空港で購入したお土産の袋
ここで重要なポイントがあります。
それは「お土産の袋も1個としてカウントされる」ことです。
リュックと手提げカバンを持った状態で、さらにお土産の袋を持つと、合計3個になります。
これでは規定違反となり、持ち込みできません。
身の回り品は、あくまで「身につけている小さな荷物」です。
メインの荷物とは別に、サッと取り出したい貴重品などを入れるものと考えましょう。
サイズも厳しく、前の座席の下に収まらなければいけないため、大きすぎるリュックなどは認められない場合があります。
主要LCC7社の手荷物サイズ・重量制限比較
「数センチ、数百グラムオーバーしただけで追加料金を取られた」
これはLCC(格安航空会社)を利用する際によくあるトラブルの1つです。
FSC(フルサービスキャリア:JALやANAなど)では多少の誤差が大目に見られることもありますが、
LCCにおいて手荷物の規定はコスト管理の生命線であるため、非常に厳格に運用されています。
ここでは、日本発着で利用者の多い主要LCCの機内持ち込み手荷物ルールを比較します。
航空会社 | 個数 | 総重量 | サイズ制限 |
ピーチ | 2個まで | 7kg | 3辺合計115cm以内/高さ40cm×幅50cm×奥行25cm |
ジェットスター | 2個まで | 7kg | 高さ56cm×幅36cm×奥行23cm |
スプリングジャパン | 2個まで | 7kg | 3辺合計115cm以内/高さ56cm×幅36cm×奥行23cm |
スカイマーク | 2個まで | 10kg | 3辺合計115cm以内/高さ55cm×幅40cm×奥行25cm |
スターフライヤー | 2個まで | 10kg | 3辺合計115cm以内/高さ55cm×幅40cm×奥行25cm |
エアドゥ | 2個まで | 10kg | 3辺合計115cm以内/高さ55cm×幅40cm×奥行25cm |
ソラシドエア | 2個まで | 10kg | 3辺合計115cm以内/高さ55cm×幅40cm×奥行25cm |
※情報は変更される可能性があります。最新方法は公式サイトでご確認ください。
まとめ
- すべてのLCCで、機内持ち込み可能な荷物数は「2個まで」
- 「2個」には、メインの手荷物(キャリーケースなど)1個と小物入れ(ハンドバッグ、カメラバッグなど)1個の合計を指す
- サイズ制限には、キャリーケースのハンドル部分も含まれる
- 持ち込んだ荷物は座席下または頭上の収納棚に収納できるサイズ
大手航空会社との比較

参考として、JALとANAの機内持ち込み手荷物の制限も見てみましょう。
航空会社 | 個数 | 総重量 | サイズ制限 |
JAL(国内線) | 2個まで | 10kg | 3辺合計115cm以内/高さ55cm×幅40cm×奥行25cm |
ANA(国内線) | 2個まで | 10kg | 3辺合計115cm以内/高さ55cm×幅40cm×奥行25cm |
大手航空会社と比較すると、ピーチやジェットスターなどLCCは重量制限が7kgと厳しいことがわかります。この差の3kgが意外と大きく、とくに海外旅行時には注意が必要です。
LCCで手荷物の重量が超過するといくら?

LCCを利用する際、最も避けたいのが当日空港での追加支払いです。
LCCの手荷物料金は、支払うタイミングによって価格が2倍〜3倍にも跳ね上がる仕組みになっています。
制限(多くの場合は7kg)を超えてしまった場合、
その荷物は機内に持ち込めず「受託手荷物(預け入れ荷物)」としてカウンターで預ける必要があります。
この時、事前にWebで予約していた場合と、当日カウンターで支払う場合とでは、驚くほどの価格差が生じます。
Web事前予約と空港当日払いの価格差
多くのLCCでは、航空券の購入時や出発の一定時間前(24時間前〜数時間前)までにWebサイトから手荷物枠を購入するのが最安値です。
一方、当日空港のカウンターで申し込むと、「当日料金」が適用され割高になります。
以下は、主要LCCの国内線における手荷物料金(20kgなどの基本枠)の価格差の目安です。
航空会社 | Web事前予約 | 空港カウンター払い |
ピーチ | 約1,950円〜 | 約3,050円〜 |
ジェットスター | 約2,000円 | 約4,500円〜 |
スプリングジャパン | 約1,500円 | 約4,500円 |
ジップエア | 約2,000円〜 | 約5,000円~ |
※国内線・通常期の一例です。路線や時期により変動します。
表からわかる通り、当日払いにすることで片道あたり1,000円〜3,000円も損をすることになります。さらに往復であれば、その倍額です。
そのため、荷物が増えるかもしれないと思ったら、事前にWebから受託手荷物枠を購入しておくのが、結果的に節約に繋がります。
LCCの手荷物持ち込み制限

LCCを利用する際、重量やサイズ制限と同じくらい注意が必要なのが「持ち込み禁止・制限品目」のルールです。
保安検査場で制限品が見つかると、その場で破棄しなければならなかったり、追加料金を払って預け入れ荷物に変更したりと、搭乗時刻に遅れる原因になります。
ここでは、旅行者が迷いやすい「液体物」「モバイルバッテリー」「特定の電化製品」などを中心に、具体的なルールを解説します。
液体物、モバイルバッテリー、化粧品などの取り扱い
アイテム | 機内持ち込み可否 |
モバイルバッテリー(リチウムイオン電池) | 可※必須 |
ヘアアイロン・コテ | 可 |
化粧水・クリーム | 国内線・国際線により異なる |
スプレー缶 | 可 |
日常的に持ち歩くアイテムでも、航空機内への持ち込みには「危険物」として制限がかかるものがあります。
絶対花火、クラッカー、カセットボンベ、強力な磁石、漂白剤、殺虫剤、防水スプレー
国内線と国際線の違い
特に「液体物」に関しては、国内線と国際線でルールが大きく異なります。
LCCで海外へ行く場合は、普段の国内旅行の感覚でいると保安検査で没収されてしまうため、厳重な注意が必要です。
国内線
国内線では、お茶やジュースなどのペットボトル飲料、化粧水などは機内へ持ち込むことができます。
- 飲料:開封済みでも検査機を通せば持ち込み可。
- アルコール:アルコール度数24%〜70%以下のものは1人5リットルまで。70%を超えるものは持ち込み不可。
国際線
国際線は液体物の持ち込み制限が非常に厳しく、「液体」「ジェル」「エアゾール(スプレー)」すべてが対象です。
ただし、以下の点を厳守する必要があります。
- 100ml(g)以下の容器に入れる
- 透明なプラスチック袋に入れる
- 1人1袋まで
※保安検査場を通過した後に、免税店エリアで購入したペットボトル飲料やお酒などは、機内へ持ち込むことができます。
LCCの手荷物重量オーバー回避の裏ワザ

LCCの機内持ち込み制限は「合計7kg以内」が一般的ですが、これにはスーツケースの中身だけでなく、バッグ本体の重さも含まれます。
そのため、お土産や必需品を入れると、あっという間に7kgを超えてしまいがちです。
もしカウンターで重量オーバーを指摘されると、数千円の追加料金(受託手荷物料金)が発生します。
「あと500g軽ければ……」と悔しい思いをしないために、旅行者が実践している重量回避のテクニックを紹介します。
1. 重い服は着て通過する
航空会社のルールでは、乗客が身につけている衣服は手荷物の重量に含まれません。
これを逆手に取り、チェックインカウンターや搭乗ゲートの計量時だけ、重たい衣類を重ね着して通過するという方法です。
計量をパスして機内に入ってしまえば、暑い上着は脱いで棚に入れても問題ありません。
2. コートのポケットを活用する
身につけている衣服と同様に、ポケットの中身も基本的には重量計測の対象外となるケースがほとんどです。
重量があり、かつ体積が小さいものは、バッグから出してポケットに移しておきましょう。
3. お土産は免税エリアで購入する
通常、手荷物の重量チェックが行われるのはチェックインカウンターです。
保安検査場を通過した後にある免税店エリア(制限エリア)で購入したお土産は、チェックイン時の計量対象にはなりません。
ただし搭乗ゲート前で最終計量が行われることもあるため、
買いすぎには十分注意し、必ず荷物を2個以内にまとめられるようにしておきましょう。
4. サブバッグは布製トート一択
意外と見落としがちなのがカバン自体の重さです。
しっかりした素材のリュックサックや多機能バッグは、それだけで800g〜1kgほどの重量があります。
7kg制限のうち1kgをカバンで消費するのは非常にもったいないことです。
布製トートなら座席の下にも押し込みやすく、フットワーク軽く動けるメリットもあります。
LCCの手荷物制限を事前にチェックしよう

LCCの機内持ち込みルールは確かに厳格ですが、ポイントさえ押さえれば決して難しいことではありません。
追加料金という無駄な出費を防ぎ、浮いた予算を現地の美味しい食事やアクティビティに回すことこそ、LCCを利用する最大のメリットです。
最後に、LCCの手荷物制限で困らないためのポイントを振り返りましょう。
- 総重量は「7kg以内」を厳守(バッグ本体の重さも含む)
- サイズ制限はキャスターやハンドルを含んだ長さを確認する
- モバイルバッテリーは必ず機内持ち込み、刃物類は持ち込みNG
- 国際線の液体物は「100ml以下の容器+ジッパー付き透明袋」へ
出発前日までに自宅で重さを量り、パッキングを済ませておけば、当日は焦ることなくスムーズに保安検査を通過できます。
ルールを味方につけて、LCCの旅を楽しんでくださいね。
