
フィリピンの首都・マニラを訪れる方にとって、マニラ市内への移動は不安になりますよね。ニノイ・アキノ空港はターミナルが4つもあり、初めて行かれるかたは迷うかもしれません。
そこでこの記事では、ニノイ・アキノ空港からマニラ市内への各種アクセス方法をまとめました。しっかり把握して、スムーズにマニラ観光をスタートさせましょう。
ニノイ・アキノ空港からマニラ市内へ移動するには?
| 重視ポイント | おすすめ | 料金の目安 | 時間の目安 |
|---|---|---|---|
安く移動したい | 通常のタクシー | 約300~500ペソ | 30~60分 |
早く移動したい | Grab(ピーク時以外) | 約400~600ペソ | 30~45分 |
安全に移動したい | クーポンタクシー | 約600~800ペソ | 30~60分 |
特別な記念日に | Trip.com送迎サービス | 約3,000ペソ~ | 30~45分 |
ニノイ・アキノ空港からマニラ市内|タクシー
2025年6月現在、ニノイ・アキノ国際空港(NAIA)からマニラ市内へアクセスできる手段として、電車は運行していません。メインはタクシーでの移動になります。
クーポンタクシー

空港内にカウンターがあり、目的地までの料金が事前に確定しているタクシーサービスです。各ターミナルの到着階に専用カウンターが設置されており、初心者にとって安心できる選択肢といえます。
料金の目安は、マカティエリアまで約600~800ペソ(約1,800~2,400円)、BGCエリアまで約700~900ペソ(約2,100~2,700円)。所要時間は通常時で約30~45分ですが、朝夕のラッシュアワーでは1時間以上かかる場合もあります。
エアポートタクシー

空港認定の白いタクシーで、メーター制で運行されています。初乗り料金は75ペソ(約225円)から始まり、距離と時間に応じて加算される仕組みです。クーポンタクシーよりも料金が安くなる場合が多いものの、運転手によってはメーターを使用しない場合があるため注意が必要です。
Grab

東南アジアで広く普及している、配車サービスアプリです。事前に料金が確定し、支払いもアプリ内で完結するため、トラブルが少ないのが特徴。
マニラ市内までの料金は約400~600ペソ(約1,200~1,800円)が目安です。ピークの時間帯やドライバーの需要が高い時間帯には、通常料金に割増料金が加算される場合があります。
Trip.comの空港からマニラ市内への送迎サービスとは?

Trip.comが提供する専用車送迎サービスは、予約制の移動手段です。プロのドライバーが空港で待機しており、到着後すぐに専用車で目的地までお届けします。事前にオンラインで予約が完了し、当日の支払いも不要なため、言語の心配もありません。人数が多いグループや記念日旅行なら、ぜひ使ってみたいサービスです。
ニノイ・アキノ空港の各ターミナル情報

ニノイ・アキノ空港は4つのターミナルから構成されており、それぞれ異なる航空会社が利用しています。
航空会社とターミナルを表にまとめました。しかし、フライトによって変動する可能性がありますので、正確な情報はご利用の航空会社または空港の公式サイトでご確認ください。
ターミナル | 航空会社 | 備考 |
ターミナル1 | 日本航空 (JAL)、大韓航空 (Korean Air)、中国東方航空 (China Eastern)、深セン航空 (Shenzhen Airlines)、フィリピン航空 (PAL) (国際線) | 国際線が発着 |
ターミナル2 | フィリピン航空 (PAL) (国内線および一部国際線)、PAL Express (国内線) | フィリピン航空の拠点ターミナル |
ターミナル3 | 全日空 (ANA)、セブパシフィック航空 (Cebu Pacific)、エアアジア (AirAsia) (一部国際線・国内線) | 最新かつ最大のターミナル |
ターミナル4 | PAL Express (国内線)、セブゴー (Cebgo)、フィリピン・エアアジア (Philippines AirAsia)、エアスウィフト (AirSWIFT)、サンライトエア (Sunlight Air) | 主に国内線専用 |
ターミナル1
1981年に開業したターミナル1は、2015年の大規模リニューアルにより現代的な設備を備えています。おもに、日本航空(JAL)、ジェットスター、ジップエア(ZIPAIR)など、多くの国際線が利用します。
到着後のタクシー乗り場は1階の出口を出て横断歩道を渡った先にあり、クーポンタクシーのカウンターも同じエリアに設置されています。ターミナル内にはフィリピンの国民的ファストフード「ジョリビー」もあるため、到着後すぐに現地の味を楽しむことができます。
ターミナル2
フィリピン航空の拠点ターミナルであり、主に同社の国内線が発着します。ターミナル内には24時間営業のコンビニエンスストアやカフェが配置されており、深夜・早朝便利用者にとって便利な環境が整っています。
免税店の規模は他のターミナルと比較すると小さめですが、フィリピン特産品やお土産の基本的なアイテムは揃っています。

ターミナル3
2008年に開業したニノイ・アキノ空港で、もっとも新しく、設備が充実しているターミナルです。全日空(ANA)、セブパシフィック航空、エアアジアなどが利用しており、国際線と国内線の両方が発着しています。
フードコートでは日本のラーメン店や人気カフェレストラン「メリーグレイス」など、多様なジャンルの飲食店が営業。プライオリティパスで利用できるラウンジも複数あり、長時間の乗り継ぎでも安心して過ごせる環境が整っています。
ターミナル4
ターミナル4はフィリピン国内線専用のターミナルとして、パル・エクスプレスやフィリピンの地方航空会社が利用しています。規模は他のターミナルと比較すると小さく、基本的な設備のみが配置されています。国際線から国内線に乗り継ぐ際には、一度入国審査を完了してからこのターミナルに移動する必要があります。
マニラからセブ、ボラカイ、パラワンなどの人気リゾート地への国内線が多数運航されており、フィリピン観光の重要な中継地点としての役割を果たしています。
ニノイ・アキノ空港ターミナル間の移動

無料シャトルバス
各ターミナル間を結ぶ無料シャトルバスが24時間運行されており、料金は一切かかりません。運行間隔は約15~30分となっていますが、時間帯や交通状況により遅延が発生することがあります。公道を走行するため、特にラッシュアワー(朝7~9時、夕方17~20時)には大幅な時間延長が予想されます。
引用:フィリピン総合情報サイト
タクシー・Grab
乗り継ぎ時間が限られている場合は、タクシーやGrabを利用しましょう。料金は約100~200ペソ(約300~600円)程度で、所要時間は交通状況により約10~30分と幅があります。荷物が多い場合や、小さなお子様連れの場合には、プライベートな移動手段として大きなメリットがあります。
ニノイ・アキノ空港周辺のおすすめホテル
深夜便や早朝便を利用する場合、空港近くのホテルに宿泊することで移動時間を大幅に短縮できます。
マリオット・ホテル・マニラ

ターミナル3の向かい、リゾートワールド内に位置する5つ星ホテル。連絡橋で直結しており、徒歩約10分でアクセス可能。広々とした客室は高級感あふれる内装で、快適な滞在を約束します。充実したレストランやプールなどの施設も魅力。深夜・早朝便利用者にも大変便利です。
District, 2 Resorts Drive, Newport World Resorts NCR, 4th
ベルモント・ホテル・マニラ

マリオット・ホテルと同じくリゾートワールド内にあり、ターミナル3へは連絡通路「Runway Manila」でアクセスできます。スタイリッシュな客室に加え、24時間営業のスパやルーフトッププールが人気です。
Newport Blvd
ニノイ・アキノ空港からマニラ市内への移動するときの注意点

1. 荷物の管理
マニラ市内への移動中は常に荷物から目を離さず、貴重品は身に着けておくことが大切です。ターミナル間の移動時や、タクシー乗車時には十分注意しましょう。パスポートや現金は分散して保管し、スマートフォンなどの電子機器は見えないところに収納することをおすすめします。
2. タクシーの料金確認
メーター制のタクシーでは、乗車前に必ずメーターが作動することを確認してください。もし運転手がメーターの使用を拒否した場合は、別のタクシーを利用することをおすすめします。適正料金を事前に把握しておき、法外な金額を要求された場合は断る勇気も必要です。
3. 通貨の準備
ペソの小額紙幣を事前に用意しておくと、料金の支払いがスムーズになります。空港内の両替所は24時間営業しているため、到着後すぐに両替することも可能。クレジットカードが使えない場面も多いため、移動費用として現金を確保しておくと便利です。
ニノイ・アキノ空港からマニラ市内へのアクセスでよくある質問

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Q1. マニラ市内までの安い移動方法は?
A1. 通常タクシーが最も安価で、初乗り50ペソから利用できます。ただし、トラブルを避けるためクーポンタクシーやGrabの利用をおすすめします。
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Q2. 深夜便でも移動は可能ですか?
A2. はい、24時間利用可能なクーポンタクシーやGrabが運行しています。ただし、深夜料金が適用される場合があります。
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Q3. 大きな荷物がある場合はどうすれば?
A3. タクシーまたはGrabの利用が最適です。バスの場合は追加料金が発生する可能性があるため、事前に確認することをおすすめします。
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Q4. 空港で両替はできますか?
A4. 各ターミナルに24時間営業の両替所があります。レートは市内より若干悪い場合がありますが、移動に必要な現金は確保できます。
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ニノイ・アキノ空港からマニラ市内アクセスは余裕をもって移動しよう

ニノイ・アキノ空港からマニラ市内への移動は、安全性と利便性を考慮してクーポンタクシーまたはGrabの利用をおすすめします。初回訪問者にとっては、事前に料金が確定するこれらの手段が安心できる選択肢といえるでしょう。
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