
美しいコーカサス山脈に囲まれ、アジアとヨーロッパの十字路に位置する国・ジョージア。そんなジョージアへの旅行を計画しているけど、現地の治安状況について気になる人も多いはず。
この記事では、2024年最新のジョージアの治安情報をまとめました。危険レベルの詳細や渡航する際の安全対策などを解説するので、ジョージアへ渡航を検討している人はぜひ参考にしてください。
【ジョージアでトラブルに遭った時の緊急連絡先】
連絡先 | 電話番号 |
警察、消防、救急 共通 | 112 |
在ジョージア日本国大使館 | (995-32)275-2111 |
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【最新情報】ジョージアの治安状況は地域により異なる

ジョージアの治安状況は複雑で、特に分離独立を求めるツヒンヴァリ/南オセチアとアブハジア地域でのロシア軍の占領が影響を及ぼしています。これらの地域では拘束事件や不発弾の残存が報告され、緊張が続いています。2022年のウクライナ侵略以降は特に、境界ライン付近の不安定さが増しています。
一方で首都トビリシなどその他の地域は比較的安全ですが、渡航の際は最新情報を常に確認しましょう。日本政府によるジョージアの危険度レベルは以下の通りです。
地域 | 危険レベル |
・ツヒンヴァリ南/オセチア及びその周辺地域 ・アブハジア及びその周辺地域 | レベル3(渡航中止勧告) |
・ロシアとの国境周辺地域 | レベル2(不要不急の渡航中止) |
・首都トビリシ ・レベル3、2に含まれないその他の地域 | レベル1(十分注意) |
ジョージアで観光客が気を付けたい治安の悪いスポットは?

ジョージアでは観光客が訪れるような都市でも十分に注意が必要です。各エリアやスポットの治安情報を確認して、旅行中も安全に過ごしてください。
トビリシ市内の繁華街
ジョージアの首都であるトビリシ市内では、外国人旅行客を狙ったひったくりや路上強盗が増えています。特に人通りの少ない道や夜間に多く発生しています。例えば、カバンを斜めがけにしている際に引っ張られ、転倒したり、カバンを守ろうとしてけがをするケースがあります。
また、飲食店や地下鉄で若者に囲まれて金銭を脅し取られそうになることもあります。さらに、観光地では物乞いをする子供たちが観光客に近づき、その隙に財布やカバンを盗むことがあります。
【要注意スポット】
- マルジャニシヴィリ地区
- ルスタヴェリ通り
- 旧市街
- ショタ・ルスタヴェリ通り
- シオニ大聖堂周辺
- メイダン広場 など
ルスタヴェリ駅周辺
トビリシ市内の中心であるルスタヴェリ駅周辺では、飲食店での高額請求のトラブルが増えています。観光名所や繁華街では、若い女性や外国人男性が声をかけてきて、仲良くなった後に一緒に食事に行くよう誘われます。そして、知らないレストランやバーに連れて行かれ、そこでサービスを受けた後、驚くほど高い料金を請求されるという手口です。
また、客引きによって無理やり店に入れられ、断れずに高額な料金を支払わされる事例も多く見られます。
【要注意スポット】
- ミヘイル・ジャヴァヒシヴィリ通り
- ギオルギ・アフヴレディアニ通り周辺
- アヴラヴァリ駅周辺 など
ジョージア観光で警戒するベき犯罪とその対策

1.スリ・ひったくり
日本人が特に狙われやすいのがスリや置き引きです。空港や主要駅、バス・電車内、繁華街、バザール、ホテルのロビー、レストランなど、たくさんの人が集まる場所で盗難が発生しています。
【対策】
外出時は必要最低限の持ち物だけを持ち、現金や貴重品は分けて持つことが大切です。他の人に見せないように注意しましょう。持ち物は常に体の近くに置き、足元に置いたり椅子の背もたれにかけたりしないよう気をつけてください。また、子どもの物乞いがいた場合は周囲を警戒し、速やかにその場から離れてください。
2.宿泊施設内での窃盗、強盗
安価なホステルでは、外出中に同部屋の外国人や従業員に現金やノートパソコンを盗まれる事件が増えています。また、知り合った外国人を部屋に招いた結果、突然殴られてお金を奪われるケースもあります。
【対策】
ホテル選びの際は、鍵が壊れていたり防犯カメラがなかったりとセキュリティが不安な宿泊先は出来るだけ避けましょう。また、貴重品は部屋に置かず、必ず持ち歩くようにしましょう。知り合ったばかりの良く知らない人を部屋に入れないことも大切です。
3.性犯罪
性犯罪は特に女性のひとり旅で気を付けたい犯罪です。タクシーの運転手に身体を触られたり、たまたま知り合った男性が「車で観光案内してあげるよ。」と車に乗せてもらったところ、人気のない場所で性行為を強要される被害事例があります。
【対策】
特に夜間には1人でタクシーに乗らないことや、見知らぬ人の誘いや声掛けには応じないようにしましょう。万が一不審な車に乗ってしまった場合は、速やかに車から降りてください。
ジョージアの緊急時の連絡先

ジョージアでトラブルに遭遇した場合、役立つ連絡先をいくつか紹介します。これらは、ジョージア旅行中にトラブルや緊急事態に遭遇した際に頼りになります。大使館ではパスポートを紛失・盗難の際にサポートしてもらえることもあるので、確認しておきましょう。
連絡先 | 電話番号 |
警察、消防、救急 共通 | 112 |
在ジョージア日本国大使館 | (995-32)275-2111 |
ジョージア旅行を安心して楽しむためのアイテム

ジョージアでは万が一の時のためにしっかりと安全対策をしましょう。ここでは、ジョージアで安全を守るためのツールやアイテムを紹介します。
1.海外旅行保険
ジョージアへ渡航する際は海外旅行保険への加入を強くおすすめします。海外での医療費は高額になることが多く、思わぬ出費を防ぐことができます。また、医療費だけでなく荷物の紛失や盗難、航空機の遅延などのトラブルにも対応できます。
クレジットカードに付帯している海外旅行保険もありますが、補償内容を確認し、必要に応じて追加の保険に加入しましょう。
2.パスポートのコピーや連絡先のメモ
ジョージアでもしもの時に役に立つのが、パスポートのコピーや連絡先のメモ。万が一パスポートを失くしたときにコピーがあればスムーズに再発行の手続きができるでしょう。コピーするのは顔写真と住所欄の2枚です。連絡先のメモは、インターネットが使えない場合の緊急連絡先の確認に対応できます。
3.たびれじ
ジョージア渡航の際は、家族や友人、職場に日程や連絡先を伝えておくことが重要です。また3か月以上滞在する場合は、在留届を提出してください。3か月未満の旅行や出張の場合は、最新の安全情報を確認し、緊急時に大使館から連絡を受け取るために外務省の「たびレジ」に登録しましょう。
4.インターネット接続できるデバイス
ジョージアでは常時ネットに接続していれば、目的地を確認したり何かあった場合に連絡したりできるので、インターネット接続できるデバイスは必須のアイテムです。Wi-Fi、SIMカード、eSIMとさまざまな選択肢があるので、予算や日数に合わせて選びましょう。
特にジョージアでは料金が比較的安く、日数も選べるeSIMがおすすめ。eSIMならダウンロードしてその場ですぐインターネット接続ができます。
ジョージアの基本情報

基本情報 | |
首都 | トビリシ |
人口 | 約370万人 |
言語 | ジョージア語 |
宗教 | キリスト教(ジョージア正教) |
通貨 | ラリ(GEL) |
政体 | 共和制 |
ジョージアの治安についてよくある質問

-
夜間に外出しても大丈夫ですか?
夜間は治安が昼間よりも悪化することがあるので、人通りの少ない場所は避けることをおすすめします。
-
スリやひったくりは多いですか?
観光地ではスリやひったくりが発生しています。特に混雑した場所では注意が必要です。
-
タクシーの利用は安全ですか?
信頼できるタクシーサービスを利用することが大切です。アプリを使った配車やホテルから呼んでもらうのが安心です。
-
公共交通機関は安全ですか?
バスや地下鉄は一般的に安全ですが、混雑時にはスリに注意しましょう。
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ジョージアへ渡航する際は最新の治安情報を確認しよう

ジョージアでは特に首都や観光地周辺では、スリや窃盗の軽犯罪などの犯罪が発生しています。そのため夜間の外出は出来るだけ避けた方が良いでしょう。また国境付近では渡航中止勧告が出ている地域もあるので、ジョージアを訪れる際は常に最新の治安情報をチェックして、安全な旅を心がけてくださいね。
※現地の治安は状況により随時変動する場合があるため、渡航の際には必ず最新情報をご確認ください。