フランスで日本の電子機器をそのまま使えるか不安に感じたことはありませんか？ヨーロッパと日本では、プラグの形状や電圧が異なるため、事前に準備をしておかないと、旅行中に思わぬ問題に直面することがあります。
この記事では、フランスのコンセントや電圧について詳しくご紹介します。フランス旅行を安心して楽しむために、必要な情報を事前にチェックしておきましょう！
フランスと日本のコンセント比較表
| 特徴 | フランス | 日本 |
| 電圧 | 220V（または230V） | 100V |
| 周波数 | 50Hz | 50Hz (東日本) 60Hz (西日本) |
| プラグ | Cタイプ、SEタイプ | Aタイプ |
フランスのコンセントはCタイプとSEタイプが主流
フランスでは、主にCタイプとSEタイプのコンセントが使用されています。Cタイプは、細い丸ピンが2本ついたシンプルな形状で、ヨーロッパ全体で広く使われています。そしてSEタイプも同様に丸ピンが2本ついていますが、Cタイプよりピンが少し太めです。
この2つは見た目が似ているため、CタイプのプラグをSEタイプのコンセントに挿しても使える場合がありますが、安定しないこともあるので注意が必要です。
Cタイプ
引用：ヨドバシ
SEタイプ
引用：ヨドバシ
フランス旅行で変換プラグが必要？
フランス旅行の際に、変換プラグは必須アイテムとも言えるでしょう。
フランスのコンセントは主にCタイプとSEタイプで、いずれも丸いピンが2本ある形状です。一方、日本のプラグはAタイプで、平らなピンが2本の形状をしています。そのため、日本の電化製品をフランスで使うには、形状を合わせるための変換プラグが必要になります。
また、フランス以外のヨーロッパ諸国や、他の旅行先でもコンセントの形状が異なることが多いため、マルチタイプの変換プラグがあれば、どの国でも安心して電子機器を使うことができます。
変換プラグを購入できる場所
- インターネット通販
- 旅行用品店
- 家電量販店
- 100円ショップ
- 空港
日本の電化製品はフランスで使うには変圧器が必要？
フランスで日本の電化製品を使用する際、変圧器が必要かどうかは製品の対応電圧によります。日本の電圧は100Vですが、フランスでは220V（または230V）が主流です。
多くの電子機器（スマートフォン、ノートパソコン、カメラなど）の充電器やACアダプターは、100Vから240Vまでの電圧に対応していることが多いです。その場合、変換プラグさえあれば変圧器なしで使用できます。ただし、機器のラベルや取扱説明書で対応電圧を必ず確認してください。
一方、ヘアドライヤーや電気シェーバーなど、一部の家電製品は日本の100V専用で設計されています。これらの製品をフランスで使用する場合、変圧器が必要となります。対応電圧外で使用すると、機器の故障や発火の原因となる可能性があります。
- 対応電圧が100V～240Vの製品：変換プラグのみで使用可能
- 対応電圧が100Vのみの製品：変圧器と変換プラグが必要
フランスで気軽に充電できる場所3選
1.観光案内所
フランス各地の観光案内所には、地図やパンフレットが無料で配布されているだけでなく、訪問者用に充電設備が用意されていることもあります。
特に、観光客が多いパリやニースの観光案内所では、座席付きの休憩スペースが設けられており、観光の合間にゆっくりと充電できる環境が整っています。しかも、フランスの観光名所についてスタッフと話す機会も得られるので、旅をより楽しむためのアドバイスももらえるかもしれません。
2.フランスの図書館
図書館は多くの都市にあり、観光客にも気軽に開放されているため、充電が必要な時に便利です。フランスの文学や歴史に触れながら、ゆったりとした時間を過ごせるのも魅力です。
3.大型デパートや百貨店
フランスのデパートは、買い物や食事だけでなく、充電のために立ち寄るのにも適しています。パリの「ギャラリー・ラファイエット」や「プランタン」などの大型百貨店では、充電スポットが設けられている場合が多く、買い物の合間にデバイスを充電できます。
フランス以外のコンセント形状と電圧一覧
アジア
| エリア | 周波数(Hz) | 電圧（ボルト） | プラグのタイプ |
| 韓国 | 60 | 110/220 | A, C, SE |
| タイ | 50 | 220 | A,B,B3,BF,C |
| 中国 | 50 | 110/220 | A, B, B3, BF, C, O, SE |
| 台湾 | 50 | 110 | A,O, C |
| 香港 | 50 | 220 | BF |
| インド | 50 | 115/230/240 | B, B3, BF, C, SE |
| フィリピン | 60 | 230/240 | A, B, B3, C, O |
| ベトナム | 50 | 220 | A,C,SE,BF |
| インドネシア | 50 | 127/220/230 | A, B, B3, BF, C |
| シンガポール | 50 | 220/240 | BF |
| マレーシア | 50 | 240 | B, B3, BF, C |
オセアニア
| エリア | 周波数(Hz) | 電圧（ボルト） | プラグのタイプ |
| オーストラリア | 50 | 240/250 | O |
| ニュージーランド | 50 | 230/240 | O |
| フィジー | 50 | 120/240 | A, B, C, O |
北米・南米
アメリカ・カナダは日本と同じAタイプです。しかし電圧は日本より高いため、電化製品によっては変圧器が必要です。
| エリア | 周波数(Hz) | 電圧（ボルト） | プラグのタイプ |
| アメリカ合衆国 | 60 | 120 | A |
| アルゼンチン | 50 | 220 | BF, C, O, SE |
| カナダ | 60 | 110/120 | A, BF |
| コロンビア | 60 | 120/150 | A |
| チリ | 50 | 220 | B3, BF, C, SE |
| ブラジル | 60 | 127/220 | A, C |
| ベネズエラ | 60 | 120 | A |
| ペルー | 60 | 220 | A, C, SE |
| メキシコ | 60 | 120/127/230 | A, C, SE |
ヨーロッパ
| エリア | 周波数(Hz) | 電圧（ボルト） | プラグのタイプ |
| イギリス | 50 | 230/240 | B, B3, BF, C |
| アイスランド | 50 | 230 | B, C, SE |
| イタリア | 50 | 125/220 | A, C, SE |
| オーストリア | 50 | 230 | B3, BF, C, O, SE |
| オランダ | 50 | 230 | B, C, SE |
| ギリシャ | 50 | 230 | B, B3, C, SE |
| スイス | 50 | 230 | A, B, C, SE |
| スウェーデン | 50 | 230 | B, C, SE |
| スペイン | 50 | 127/220 | A, C, SE |
| デンマーク | 50 | 230 | C |
| ドイツ | 50 | 127/230 | A, C, SE |
| ノルウェー | 50 | 230 | C, SE |
| ハンガリー | 50 | 220 | C |
| フィンランド | 50 | 120/230 | A, B, C, SE |
| ブルガリア | 50 | 110/220 | A, C, SE |
| ベルギー | 50 | 127/230 | A, B, C, SE |
| ポルトガル | 50 | 230 | B, B3, BF, C, SE |
| ロシア | 50 | 127/220 | A, B, C, SE |
アフリカ
| エリア | 周波数(Hz) | 電圧（ボルト） | プラグのタイプ |
| アルジェリア | 50 | 127/220 | A, BF, C |
| エジプト・アラブ共和国 | 50 | 220 | B3, BF, C |
| エチオピア | 50 | 220 | C |
| ケニア | 50 | 240 | B, B3, BF, C |
| ザイール | 50 | 220 | C |
| タンザニア | 50 | 230 | B3, BF |
| ナイジェリア | 50 | 230 | B, BF, C |
| 南アフリカ | 50 | 220/230/250 | B, B3, BF, C |
フランスのコンセントに関するよくある質問
-
日本に変換プラグや変圧器を忘れてしまったときは？
フランスの空港や家電量販店で変換プラグや変圧器を購入できます。また、ホテルによっては貸出サービスを提供している場合もあるので、宿泊先に確認してみると良いでしょう。
-
フランスにどうしても変圧器を持っていきたくない場合は？
多くの電化製品は変圧器なしで使用できます。製品の電圧範囲を確認し、フランスの220V（または230V）に対応しているかを事前にチェックしてください。
-
フランスで変圧器が必要かどうかはどこでわかるの？
持っていくかどうかは、お手持ちの電化製品の裏面を見てください。「AC100～240V」などと記載されている製品は、そのままフランスで変圧器なしで使えます。
-
変換プラグから火花が出るのはなぜ？
接触不良や電圧の不一致が原因で火花は起こります。変換プラグや電化製品が損傷していないか、正しく接続されているかを確認してください。火花が続く場合は使用を中止し、新しい変換プラグを使用しましょう。
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フランス旅行では基本変換プラグと変圧器が必要
フランス旅行では、基本的に変換プラグと変圧器の準備が必要です。フランスのコンセントはCタイプとSEタイプが主流で、日本のAタイプのプラグとは形状が異なるため、変換プラグが必須です。
また、フランスの電圧は日本の100Vとは大きく異なるため、100V専用の電化製品を持っていく場合には、変圧器を用意することも忘れてはいけません。