
12月の台湾旅行、クリスマス気分を味わいたいけれど、どこに行けばいいか迷っていませんか?
また、日本とは違う気候や習慣に不安を感じているかもしれません。
台湾のイルミネーションは、街全体を巻き込むようなダイナミックさと、亜熱帯ならではの開放的な雰囲気が魅力です。
しかし、台湾ではクリスマスが祝日ではなかったり、気温が日本より高かったりと環境が大きく異なります。
最新のイベント情報と現地のリアルな事情を知っておくことで、
混雑を避けつつ、快適に台湾ならではのホリデーシーズンを満喫することができますよ。
この記事では、以下の内容について詳しく解説します。
- 絶対に外せない台湾の2大クリスマスイベントと攻略法
- 台北市内でアクセス抜群の駅近イルミネーションスポット
- お土産にも最適な限定グッズとレストラン情報
- 日本とは異なる台湾のクリスマス文化と旅行の注意点
台湾でのクリスマス旅行の不安は解消して、思い出に残る特別なひとときを過ごしましょう。
台湾で人気の2大クリスマスイベント
台湾のクリスマスを楽しむなら、
まずは圧倒的な規模と知名度を誇る2大イベントを押さえておきましょう。
ひとつは新北市で開催される世界最大級のイルミネーション「新北市クリスマスランド」、
もう一つは台北101周辺で欧州の雰囲気を味わえる「ヨーロピアン冬季カーニバル」です。
この2つは開催エリアも雰囲気も全く異なりますが、どちらも台湾の冬を象徴する重要なスポットです。
それぞれの特徴と攻略法を事前に知っておきましょう。
台湾最大!新北市クリスマスランド

引用:Wikipedia
「台湾のクリスマスといえばここ!」と言われるほど、絶対に外せないのが新北市クリスマスランド(新北歡樂耶誕城)です。
毎年11月中旬から翌年1月上旬まで開催され、期間中は600万人以上が訪れます。
街全体がプロジェクションマッピングや巨大ツリーで埋め尽くされ、
そのスケールは日本のイルミネーションとは桁違いの盛り上がりです。
メインの見どころは台湾最大級の3Dプロジェクションマッピング。
テーマは毎年変わり、過去にはディズニーやレゴなどがテーマになり話題になりました。
会場をつなぐ歩道橋は毎年異なる色のライトで装飾され、光のトンネルのようになります。
特に「新府路」や「県民大道」にかかる橋は、
比較的空いていて奥行きのある幻想的な写真が撮れる穴場です。
基本情報 | |
開催期間 | 11月中旬~翌年1月上旬 |
場所 | 新北市市民広場 板橋駅周辺 |
アクセス | MRT板南線板橋駅すぐ |
市内で欧州気分!台北ヨーロピアン冬季カーニバル

新北市の賑やかなイベントとは対照的に、
大人な雰囲気でクリスマスマーケットを楽しみたいなら台北ヨーロピアン冬季カーニバルがおすすめです。
台湾に駐在する欧州各国の企業や団体が協力して開催しており、
本場のグルメや文化をリアルに体験できる貴重なイベントです。
イベントの最大の特徴は台北のランドマークである「台北101」の足元、信義区の広場に木製の小屋(ヒュッテ)が並ぶこと。
ここには、熱々のホットワイン、ドイツソーセージ、ラクレットチーズなどのクリスマスらしいグルメから手作りのオーナメント、
キャンドルなどの雑貨までが揃い、食事やショッピングが楽しめます。
ただし、例年開催期間が比較的短いので注意が必要。
渡航日程と重なっていれば非常にラッキーなので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
基本情報 | |
開催期間 | 11月末~12月上旬 |
場所 | 台北101周辺 |
アクセス | MRT 台北101/世貿駅または市政府駅から徒歩圏内 |
台北市内で楽しむ!駅近イルミネーションスポット3選
大規模なイベントも魅力的ですが、
移動時間をかけずに台北市内でショッピングの合間にクリスマス気分を味わいたい方も多いでしょう。
そんな方におすすめなのが、地下鉄(MRT)の駅から徒歩数分以内でアクセスできる駅近イルミネーションです。
特に「信義区」「中山」「東区」の3大エリアは、
改札を出てすぐに光の世界が広がるため、時間の限られた旅行者にとっておすすめなスポットです。
統一時代百貨の「愛・Sharing」イベント|台北101・信義区

引用:愛貝客
台北で最も華やかで、かつアクセス抜群のイルミネーションを探しているなら、
MRT市政府駅直結の統一時代百貨は外せません。
毎年異なる海外の都市をテーマにした「愛・Sharing」という大規模なイベントが開催され、
デパートの広場全体が異国情緒あふれる空間に変身します。
例えば2024年は「ロンドン」をテーマに、
シャーロック・ホームズの世界観やクラシックな英国風の装飾が登場し話題となりました。
また、2階の夢広場にある大階段は光のトンネルとなり、
メインツリーでは定時ごとに音楽と連動したライティングショーが行われ、幻想的な世界に没入できますよ。
基本情報 | |
開催期間 | 11月中旬~12月25日 |
場所 | 台北市信義区忠孝東路五段8号 |
アクセス | MRT板南線市政府駅直結 |





新光三越周辺のおしゃれな並木道ライトアップ|中山エリア

引用:工商時報
派手な演出よりも、洗練された大人のクリスマス散歩を楽しみたい方には中山エリアがおすすめです。
MRT中山駅から双連駅へ続く心中山線形公園は、ロマンチックな光のプロムナードになります。
頭上を覆う光のトンネルや、人気キャラクターとコラボした巨大ツリーが登場し、フォトスポットとして賑わいます。
週末にはおしゃれな雑貨マーケットも開催されるため、カフェ巡りの帰りに立ち寄るのにぴったりのスポットです。
基本情報 | |
開催期間 | 11月中旬~翌年1月上旬 |
場所 | 台北市 中山北路二段 MRT中山駅~双連駅間の遊歩道 |
アクセス | MRT淡水信義線/松山新店線 中山駅からすぐ |
SOGO復興館前の巨大ツリーとショッピング|東区

引用:遠東集團
ショッピング天国である東区で、高級感あふれるクリスマスを感じたいならSOGO復興館へ行きましょう。
MRT忠孝復興駅を出てすぐの広場には、
ルイ・ヴィトンやカルティエなどがデザインした高さ10m級のツリーが輝き、ブランドの世界観を体現したひとつのアート作品のよう。
周辺にはSOGO忠孝館や敦化館もあり、
デパートごとに異なるテーマの装飾を見比べながら、冬のショッピングを楽しむのがこのエリアの醍醐味です。
基本情報 | |
開催期間 | 11月中旬~12月25日 |
場所 | 台北市大安区忠孝東路三段300号 |
アクセス | MRT板南線/文湖線 忠孝復興駅直結 |
クリスマスイベント後におすすめの台湾のレストラン
イルミネーションを満喫した後、会場近くで夕食を済ませようと考えていませんか?
特に新北市クリスマスランドが開催される板橋駅周辺は、レストランの空席待ちで1時間以上待つことも。
少し電車で移動するだけで混雑は劇的に緩和され、深夜営業の店やラグジュアリーな空間で落ち着いて食事を楽しめます。
ここでは、イベント帰りの冷えた体を温める火鍋から、
特別な夜にふさわしい最高級ホテルのディナーまで、厳選した3軒を紹介します。
馬辣頂級麻辣鴛鴦火鍋![台北西門町火鍋推薦] 馬辣頂級麻辣鴛鴦火鍋漢口店:精緻火鍋吃到飽 ...](https://yukigo.tw/wp-content/uploads/pixnet/1470506653-1832269752.jpg)
![台北西門町火鍋推薦] 馬辣頂級麻辣鴛鴦火鍋漢口店:精緻火鍋吃到飽 ...](https://yukigo.tw/wp-content/uploads/pixnet/1470506653-1832269752.jpg)
台北西門町火鍋推薦] 馬辣頂級麻辣鴛鴦火鍋漢口店:精緻火鍋吃到飽 ...
イベントで冷え切った体を芯から温めるなら、台湾グルメの王様・火鍋が1番です。
中でも西門町にある馬辣頂級麻辣鴛鴦火鍋(マーラーディンジーマーラーユァンイァンフォーグオ)は、コスパと満足度が最強クラスの人気店です。
スパイシーな麻辣スープと辛くない白湯スープの2種類を楽しめるだけでなく、
高品質なお肉やハーゲンダッツなどのアイスクリームまでが驚きの食べ放題!
また、深夜2時頃まで営業している店舗が多く、イルミネーションを閉園ギリギリまで楽しんだ後でも入店できます。
特に西門店は日本語メニューも完備されており、観光客でも安心して利用できますよ。
基本情報 | |
場所 | 台北市万華区西寧南路157号2階 |
アクセス | MRT西門駅から徒歩約5分 |
営業時間 | 11:30~翌02:00 |
マンダリン オリエンタル 台北

「せっかくのクリスマスだから、騒がしい場所を避けて特別な時間を過ごしたい」という方には、
台湾最高峰のラグジュアリーホテル、マンダリン オリエンタル 台北をおすすめします。
ホテル内のイタリアンレストラン「Bencotto(ベンコット)」では、
ミシュランプレートにも選出されたシェフによる、芸術的なクリスマス特別コースが味わえます。
重厚なヨーロッパ風の建築と美しい中庭のイルミネーションを眺めながら、
最高級のサービスと料理に酔いしれるひとときは、一生の思い出になることでしょう。
ドレスコードがあるため、少しおしゃれをして訪れてくださいね。
基本情報 | |
場所 | 台北市松山区敦化北路158号6階 |
アクセス | MRT台北小巨蛋駅徒歩約10分 |
営業時間 | ランチ 12:00~14:30 |
欣葉台菜

Shin Yeh Taiwanese Cuisine
台湾に来たからには、クリスマスでも現地の伝統的な味を楽しみたい。
そんな願いを叶えてくれるのが、
台北駅近くの站前店をはじめ市内に展開する老舗、欣葉台菜(シンイエ・タイツァイ)です。
ミシュランガイドの推奨レストランにも選ばれるほどの実力店でありながら、家族連れでも入りやすい温かい雰囲気が魅力。
看板メニューの「ワタリガニのおこわ」や、
ふわふわの「切り干し大根のオムレツ」は、日本人の口にも合う優しい味わいです。
基本情報 | |
場所 | 台北市南京西路12号8階 |
アクセス | MRT中山駅からすぐ |
営業時間 | ランチ 11:00~14:30 |
クリスマス限定!台湾スタバ&カフェのホリデーグッズ
台湾旅行の楽しみはグルメや観光だけではありません。
この時期にしか手に入らないクリスマス限定グッズの収集も、旅の大きな目的になります。
特にスターバックスなどのカフェチェーンや地元のスーパーには、
日本とは一味違うデザインのアイテムが並びます。
ここでは、お土産にすれば必ず喜ばれる、台湾ならではのホリデーグッズ情報を紹介します。
日本と違う?台湾限定マグカップとベアリスタをチェック

引用:スターバックス台湾
スタバファンならずともチェックしておきたいのが、台湾スターバックスのホリデーグッズ。
日本のシンプルで大人っぽいデザインとは異なり、台湾らしいポップでかわいらしい独自のデザインが豊富です。
台湾の代表獣である「タイワンツキノワグマ」をモチーフにしたマグカップや、
台湾限定衣装を着たクマの人形「ベアリスタ」が登場します。
また、台湾発の人気カフェ「LOUISA COFFEE(ルイーザコーヒー)」でも、期間限定のギフトセットが販売されます。
自分へのご褒美や、大切な人へのレアなプレゼントとしてもおすすめです。
お土産に最適!スーパーで買えるクリスマスパッケージのお菓子

引用:乖乖
職場の同僚や友人へのバラマキ土産に悩んでいるなら、
地元のスーパーマーケット「全聯福利中心(Pxmart)」や「カルフール(家楽福)」へ行きましょう。
このシーズンは、台湾の定番お菓子がクリスマス限定パッケージで登場します。
特に人気なのが、国民的スナック「乖乖(グアイグアイ)」や「義美(イーメイ)パフ」のホリデー版です。
サンタの帽子をかぶったキャラクターが描かれたパッケージは、台湾らしさと季節感を同時に演出できます。
スーツケースの隙間に入れて持ち帰りやすいサイズ感も、旅行者には嬉しいポイントですね。
台湾のクリスマス事情

台湾のクリスマス事情は、日本とは少し異なる独自の文化として定着しています。
イルミネーションは派手ですが、社会的な扱いはあくまで平日であり、過ごし方も台湾ならではのスタイルがあります。
ここでは、旅行者が知っておくべき台湾のクリスマスの実態について解説します。
祝日ではない!学校も会社も通常営業
旅行計画を立てる際、最も注意すべきなのは「12月25日は祝日ではない」という点です。
台湾では学校も会社も通常通り稼働しており、朝夕には激しい通勤ラッシュが発生します。
そのため、日中は観光地が比較的空いているというメリットがある一方、
夕方以降は仕事帰りの地元の人々でレストランや交通機関が一気に混雑します。
そのため、移動時間は余裕を持って見積もる必要があります。
【関連記事】台湾の祝日・連休カレンダー
街の雰囲気
台湾では、クリスマスを過ぎても、年明けや旧正月(1月下旬〜2月上旬頃)までツリーが飾られ続けます。
クリスマスは台湾にとって「冬の風物詩」という意味合いが強く、
12月26日になっても街からツリーが撤去されることはありません。
そのため焦って25日までに訪れる必要はなく、
年末年始の旅行でも十分にクリスマスの余韻と華やかな雰囲気を楽しむことができますよ。
現地人はどう過ごす?
現地の人々と交流したり、台湾らしい夜を過ごしたいなら、彼らの定番スタイルを真似してみましょう。
台湾では、恋人だけでなく友人や同僚と大勢で集まるのが一般的です。
クリスマスディナーの主役はチキンやケーキではなく、火鍋。
寒い冬に、円卓を囲んで熱々の鍋をつつくのが台湾流。人気店は予約困難になるため、早めの行動が必須です。
また、若者の間ではプレゼント交換が熱狂的な盛り上がりを見せます。
単にプレゼントを渡すのではなく、予算を決めてクジ引きで交換したり、
あえて「実用的ではない変なもの」を贈り合ったりと、ゲーム性が高いのが特徴です。
カフェやレストランでは、プレゼントの山を囲んで盛り上がるグループを多く見かけるでしょう。
クリスマスシーズンの台湾旅行で気をつけること

日本から飛行機で約3〜4時間と身近な台湾ですが、気候や現地の事情は日本と大きく異なります。
「南国だから暖かいはず」という思い込みや、準備不足が原因で、
現地で体調を崩したり余計な出費が増えたりすることは避けたいものです。
ここでは、クリスマスシーズンの台湾旅行で特に注意すべき3つのポイントを解説します。
平均気温18度でも寒く感じる
天気予報の数字を鵜呑みにして、薄着で渡航するのは危険です。
なぜなら、台湾の冬は湿度が高く、体感温度は気温以上に低く感じるからです。
特に台北は雨が多く、湿った空気が体温を奪います。さらに、多くの建物には暖房設備がありません。
ホテルやレストランでも暖房がつかないことが一般的であるため、
室内用の厚手の服や、薄手のダウンのような調整できる防寒着が必須です。
【関連記事】台湾の12月の気温は?日本との違いや服装を解説
雨対策は必須
台北の冬を楽しむために、折りたたみ傘は重要なアイテムです。
特に台湾北部では、冬季は季節風の影響で雨やくもりの日が非常に多く、
1週間の滞在で晴れ間が一度も見られないことも珍しくありません。
現地でも傘は調達できますが、到着直後の雨に備えて日本から軽量の傘を持参することをおすすめします。
また、足元はスニーカーよりも防水性のあるブーツなどが快適です。
年末年始のホテル価格高騰と予約困難
クリスマスを過ぎて年末まで滞在する予定なら、早めのホテル予約が必要です。
12月31日の「台北101カウントダウン花火」に合わせて、世界中から観光客が殺到するからです。
特に会場である信義区周辺のホテルは、通常の3倍以上の価格になることも珍しくありません。
好立地の部屋は数ヶ月前に埋まってしまうため、年末を含む日程の場合は、航空券よりも先に宿を確保するのが鉄則です。
台北旅行のおすすめホテル
5つ星
ビジネス向け
ファミリー向け
台湾のクリスマスについてよくある質問
お店や観光地は休みになりますか?
ほとんど全ての施設が通常通り営業しています。デパートや観光地はもちろん、個人経営の飲食店も開いています。
むしろクリスマス商戦やディナー客で稼ぎ時のため、夜遅くまで営業する店も多いです。休業の心配をする必要はありませんが、人気店は混雑するため予約が必須です。12月の台北の気温と服装は?
日本の秋から初冬くらいの防寒対策が必要です。昼間は長袖のシャツやパーカーで過ごせますが、朝晩はウルトラライトダウンや厚手のコートが必要です。イルミネーションはいつまで点灯していますか?
台湾では旧正月(1月下旬〜2月上旬頃)までイルミネーションの点灯や装飾が飾り続けられている場合が多いです。台湾(中国語)で「メリークリスマス」は何て言いますか?
現地の人に挨拶をするなら、「聖誕快樂(シェン ダン クァイ ルァ)」と言ってみましょう。
漢字では「聖誕快楽」と書き、文字通り「聖なる誕生を祝う」という意味です。
台湾で特別なクリスマスを過ごそう

台湾のクリスマスは、街中が華やかなイルミネーションに包まれる一方で、南国らしい開放感や独自の文化が楽しめる特別なシーズンです。
この記事で紹介したイベント情報や現地のリアルな事情を把握しておけば、
混雑や気候に翻弄されることなく、台湾の魅力を存分に満喫できます。
最後に、最高の思い出を作るためのポイントを振り返っておきましょう。
- 2大イベント:新北市クリスマスランドと台北101周辺は必見
- 食事のコツ:会場周辺の混雑を避け、MRTで市内中心部へ移動して楽しむ
- 服装・持ち物:体感温度は低い。雨具と重ね着できる防寒着を準備
- 営業状況:12月25日は平日扱い。お店は営業しているが予約推奨
光と美食に彩られたクリスマスの台湾で、大切な人と心温まる素敵なひとときをお過ごしください。


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