
台湾への旅行が決まり、ワクワクしながら準備を進めているあなた。
しかし、現地に到着して最初につまずきやすいのが「空港からの移動」や「空港内での過ごし方」です。
到着ロビーに出た瞬間、
「市内へ一番早く行くには?」「両替のレートはどこが良い?」「深夜便だけど始発までどうしよう」
とスマホで検索するのは時間がもったいないですよね。
本記事では、最速36分で台北駅へ到着するMRTの乗り方から、
深夜の到着でも身体を休められるラウンジ情報、仮眠に最適な空港内ホテルまでを網羅しました。
空港をスムーズに攻略して、熱々の小籠包やタピオカミルクティーを楽しむ時間を1分でも長く確保しましょう。
台湾桃園国際空港とは

台湾桃園国際空港、世界の空港ランキングで20位 - 台北駐日経済文化 ...
台湾桃園国際空港(Taiwan Taoyuan International Airport/空港コード:TPE)は、台湾最大の空の玄関口です。
台北市中心部から西へ約40km離れた桃園市に位置しています。
台北市内にある「台北松山空港(TSA)」と混同されがちですが、
松山空港は羽田便などが中心の小規模な空港であるのに対し、桃園空港は世界中の航空会社が乗り入れる巨大ハブ空港です。
そのため、ターミナル間の移動や市内へのアクセス方法を事前に把握していないと、現地で思わぬタイムロスをしてしまうことがあります。
台湾桃園国際空港のターミナルは2か所

台湾桃園国際空港第3ターミナル、2020年末の竣工目指す - 台北駐日経済 ...
桃園空港には第1ターミナル(T1)と第2ターミナル(T2)があります。
利用する航空会社によってターミナルが完全に分かれているため、出発時や出迎えの際は間違えないよう注意が必要です。
両ターミナル間は無料の「スカイトレイン(Skytrain)」または「巡回バス」で移動可能ですが、
移動には約5〜10分かかるため、事前にチケットやeチケット控えで必ず確認しておきましょう。
第1ターミナル(T1):LCC・キャセイパシフィックなど
第1ターミナルは、主にLCC(格安航空会社)やアジア系の航空会社が利用しています。
リノベーションされており、内装は近代的で綺麗です。
- 主な航空会社:
タイガーエア台湾、ピーチ(Peach)、ジェットスター(Jetstar)、キャセイパシフィック航空、スターラックス航空(一部路線)、大韓航空など - 特徴:
到着ロビーに出ると、すぐに両替所や通信会社のSIMカードカウンターが並んでいます。
LCC利用者が多いため、深夜早朝も比較的賑わっています。
第2ターミナル(T2):JAL・ANA・エバー航空など
第2ターミナルは、フルサービスキャリア(レガシーキャリア)が中心です。
第1ターミナルよりも新しく、ショッピングエリアやフードコートも充実しています。
- 主な航空会社:
チャイナエアライン(中華航空)、エバー航空、JAL(日本航空)、ANA(全日空)、ユナイテッド航空など - 特徴:
ハローキティをテーマにしたチェックインエリア(エバー航空)があるのが有名です。
お土産店も多く、帰国直前の買い物に便利です。
台湾桃園国際空港から市内へのアクセス方法

空港から台北市内への移動手段は、主に4つあります。
「速さ」を取るか「安さ」を取るか、あるいは「荷物の多さ」で選び分けましょう。
【台北市内へのアクセス比較表】
移動手段 | 所要時間(目安) | 料金(目安) | おすすめのタイプ |
桃園空港MRT | 36~50分 | 150元 | とにかく早く着きたい人 |
リムジンタクシーバス | 60~80分 | 132~140元 | 深夜便利用、安く済ませたい人 |
タクシー | 40~50分 | 1,200~1,400元 | 荷物が多い、ドア・トゥ・ドア希望 |
空港送迎車 | 40~50分 | 800~1,100元 | 家族連れ、事前予約で安心したい人 |
※料金は2025年時点の相場目安です(1ニュー台湾ドル=約4.6円換算)。
1. 桃園空港MRT(Taoyuan Airport MRT)
最も利用者が多く、確実な方法です。
「快速(Express/紫色)」と「普通(Commuter/青色)」の2種類があります。
- 快速(紫色):第1ターミナルから台北駅まで約36分。主要駅にしか止まりません。
- 普通(青色):各駅停車のため約50分かかります。
- 注意点:台北駅へ急ぐなら必ず「紫色」の車両に乗ってください。また、始発は6時前後、終電は23時半頃です。深夜0時を過ぎて到着する便の場合、MRTは利用できません。
2. リムジンバス(國光客運 1819など)
24時間運行しているのが最大の強みです。MRTの終電を逃した場合はバス一択となります。
國光客運 1819番:台北駅行き。本数が多く、USB充電ポート付きの車両も多いです。
- 料金:片道約132〜140元(ICカード利用や往復割引で変動あり)。
- 体験の摩擦:台湾のバスは冷房が非常に強く効いています。夏場でも、乗車時は羽織るものを1枚用意しておかないと、到着までに身体が冷え切ってしまうので注意してください。
3. タクシー
荷物が大きい場合や、ホテルへ直行したい場合に最適です。台湾のタクシーは黄色い車体が目印で、メーター制です。
乗り場:到着ロビーを出て「Taxi」の表示に従うと、係員のいる公式乗り場があります。
料金:メーター料金に加え、空港乗り入れ手数料などが加算され、台北市内までおおよそ1,200〜1,400元程度です。
Uberも利用可能ですが、空港でのピックアップ場所が指定されている(例:第2ターミナルの指定柱番号など)ため、アプリの指示をよく確認しましょう。
4. 空港送迎車(チャーター)
- メリット:到着ロビーでネームプレートを持って待っていてくれるため、迷う心配がゼロ。
- 料金:キャンペーン等を利用すれば、タクシーより安い800〜1,000元程度で手配できることもあります。
3人以上のグループや、高齢者・小さなお子様連れの旅行なら、迷わずこれを選んでください。
1人あたりのコストはバスと大差ない場合もあります。
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【料金例】
台湾桃園国際空港のラウンジは複数あり
台湾桃園国際空港
プライオリティ・パスで利用できるラウンジや、航空会社の上級会員向けラウンジなど、桃園空港には多くのラウンジがあります。
ここでは利用しやすい主要なラウンジを紹介します。
プラザプレミアムラウンジ(Plaza Premium Lounge)
第1、第2ターミナルの両方にあり、プライオリティ・パスで入場可能です。
- 場所:
出国審査後の制限エリア内。 - 食事:
注文してから作ってくれる「牛肉麺(ニューローメン)」が名物。台湾ビールも飲み放題です。 - 設備:
シャワールーム(有料または条件付き無料)、充電スポット完備。
混雑時は入場制限がかかることがあるため、時間に余裕を持って訪れましょう。
オリエンタルクラブラウンジ(Oriental Club Lounge)
第2ターミナルにある、比較的新しく広々としたラウンジです。こちらもプライオリティ・パスやダイナースクラブカードで利用できる場合があります。
- 特徴:
食事がビュッフェ形式で充実しており、座席間隔もゆったりしています。 - おすすめ:
オーダー式の麺料理や、台湾ならではの点心が楽しめます。
台湾桃園国際空港でのおすすめの過ごし方
台湾桃園国際空港
乗り継ぎの待ち時間や、帰国便までの空き時間を有効活用できる様々なスポットを紹介します。
台湾グルメを堪能(フードコート)
第2ターミナル地下2階の「統一致一美食街」や、4階のレストランフロアがおすすめです。
- 春水堂(チュンスイタン):タピオカミルクティー発祥の店。第2ターミナルB2にあります。最後の一杯をここで楽しみましょう。
- 度小月:台南名物の担仔麺(タンツーメン)が食べられます。空港価格で市井よりは2〜3割高めですが、味は本店と変わらず高品質です。
無料の休憩エリア・シャワー
実は、ラウンジ会員でなくても利用できる「無料シャワー室」が各ターミナルにあります。
- 場所:
第1ターミナル到着・出発エリア、第2ターミナル1階・4階など。 - 注意点:
シャンプーやボディソープは備え付けがありますが、タオルは持参が必要です(または自販機で購入)。
ドライヤーもあるため、深夜便の到着後にさっぱりしてから市内へ向かうのに最適です。
展望デッキで飛行機見学
第2ターミナルの5階(南側・北側)には展望デッキがあります。
- 魅力:
ガラス越しではなく、屋外の空気を吸いながら飛行機の離着陸を間近で見られます。 - おすすめ:
台湾ならではの「レゴブロックで作られた台北101」などのオブジェも展示されており、記念撮影スポットとしても優秀です。
台湾桃園国際空港に近いおすすめホテル3選!
「深夜到着で市内への移動がしんどい」「早朝便で寝坊が怖い」という方は、空港内または空港直結のホテルに泊まるのが正解です。
1. CHO Stay Capsule Hotel(町・草休行館)

CHO Stay Capsule Hotelは、第2ターミナル内(5階)にあるカプセルタイプのホテルで、深夜便・早朝便の利用者に便利な立地。
部屋は清潔でスタイリッシュ、最低限の快適さと静かな空間が確保されています。
空港までのアクセスが抜群で、短時間の休憩や宿泊にコスパよく使えるのが魅力です!
項目 | 詳細情報 |
住所 | 桃園市大園區航站南路9號 第2ターミナル 5F |
参考料金 | 1泊 約1,500〜2,500元(プランによって変動) |
特徴 | 空港内で移動0分/お茶をテーマにした清潔で落ち着いた内装 |
おすすめ | 一人旅・深夜早朝便利用者・仮眠だけとりたい人 |
2. ハイアット リージェンシー(Hyatt Regency Taoyuan International Airport)

ハイアット リージェンシー ホテル 桃園国際空港は、
空港エリアで唯一の5つ星ホテルで、快適さとアクセスの良さが抜群の宿泊施設です。
空港MRT「機場旅館駅」に直結し、無料シャトルもあるから移動のストレスがゼロ。
滑走路が見える客室や豪華な設備が充実していて、トランジット利用から家族旅行まで幅広く人気のホテルです!
項目 | 詳細情報 |
住所 | 桃園市大園區航站南路1-1號 |
参考料金 | 1泊 約4,500元〜 |
アクセス | 空港MRT「機場旅館駅」直結/無料シャトルバスあり |
特徴 | 5つ星ホテル/屋内プール/24時間ジム/キッズエリア完備 |
特に人気の部屋 | 滑走路が見えるエアポートビュールーム(航空ファンに大人気) |
おすすめ | トランジット利用・家族旅行・ラグジュアリーな空港滞在をしたい人 |
3. シティスイーツ ゲートウェイホテル(City Suites - Gateway)

シティスイーツ ゲートウェイホテルは、
空港からタクシー約10分・MRT大園駅から徒歩圏内でアクセスしやすい、コスパに優れたホテルです。
広めの客室でスーツケースを広げても余裕があり、ゆったり過ごせるのが魅力。
空港直結ではない分、料金が抑えられていて、早朝便の前泊に利用する旅行者から特に人気のホテルです!
項目 | 詳細情報 |
住所 | 桃園市大園區中正東路442號 |
参考料金 | 1泊 約2,500〜3,500元 |
アクセス | MRT「大園駅」徒歩約10分/タクシーで空港まで約10分 |
特徴 | 広めの客室で快適/料金が抑えめでコスパ良し |
おすすめ | 早朝便前泊・空港近くで静かに休みたい人・価格重視の旅 |
台湾旅行のスタートダッシュは桃園国際空港攻略から

桃園国際空港は単なる通過点ではありません。
便利なアクセス手段を知っているだけで、旅行の疲れやストレスは大幅に軽減されます。
特に「MRTの快速に乗る」「深夜は1819バス」「疲れたら無料シャワー」の3点を覚えておくだけで、台北旅行の質はグッと上がります。
また、帰国時に空港で台湾グルメの食べ納めができるのも桃園空港の魅力です。
この記事のマップや情報を活用して、賢くスムーズに移動し、台湾での時間を最大限楽しんでください。よい旅を!



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