
「久しぶりの香港旅行、今の治安が本当に不安…」
「報道を見ると、香港の治安が悪そうだけど?」
このような不安を感じていませんか。
結論からお伝えすると、いまの香港は、一般的な観光ならまったくもって心配はありません。
しかし、 ニュースで耳にする政治的な締め付けや雑居ビルの火災事故など、不安を感じている方も多いでしょう。
【香港でトラブルに遭遇した時の連絡先】
連絡先 | 内容 |
緊急通報(警察) | 999(緊急時) |
在香港日本国総領事館 | +852-2522-1184 |
日本大使館緊急連絡先(東京) | +81-3-5501-8491 |
実は、以前のように「何も気にせず歩ける街」ではないのも事実です。
「政治的な言動」「観光客を狙った軽犯罪」、そして「宿泊先の選び方」という3つの新しいリスク管理が、あなたの身を守る鍵となります。
この記事では、トラブルを回避して香港を満喫するための具体的な対策を解説します。
最後までご覧いただき、安全に香港を楽しみましょう!
いま香港の治安はどうなっている?

2025年12月現在、香港の治安は安定しており、観光はまったくもって問題ありません。
外務省が発表している危険レベルは、香港全土で「レベル1」です。

犯罪は少ないものの、政治的背景による法的リスクや、過密都市ならではの火災事故には注意しましょう。
1. SNSは控えよう
香港の「国家安全条例」は適用範囲が非常に広く、
現在の投稿だけでなく、過去の投稿や「いいね」さえも捜査の対象となり得ます。
2019年のデモに関する肯定的な記述や、政府・警察を揶揄する画像は「扇動」と解釈されるリスクがあります。
渡航中は政治的な発信を控え、SNSアプリを一時的にログアウトしておく等の「デジタル・クリーニング」をおすすめします。
2. 服装と言動に注意しよう
かつてのデモ参加者の象徴である「全身黒ずくめ」に「黒マスク」、
あるいは「黄色い雨傘」といった組み合わせは、警察官の警戒心を強めます。
職務質問の対象になる可能性が高まりますので控えた方がいいでしょう。
カフェでも、大声で中国や香港政府への批判的な議論を行うことは避けてください。
周囲とのトラブルや通報のリスクを避けるべきです。
3.雑居ビルのリスクを知っておこう
2025年11月26日に発生した、高層住宅火災が代表的です。
香港には、管理組合や管理会社が存在しない古い雑居ビルが残存しており、安価なゲストハウスとして利用されています。
これらは防火扉が破損していたり、避難階段が居住者の荷物で完全に塞がれていたりすることが常態化しています。
予約サイトの写真だけで判断せず、建物の築年数や管理状況を調べ、少しでも不安があれば近代的なホテルを選びましょう。
治安のよい香港でトラブルに遭わない防犯対策3つ
1. 移動時は配車アプリを活用する

タクシーでの料金トラブル(ぼったくり)や乗車拒否は、治安の良いエリアでも頻発する問題です。
流しのタクシーは極力避け、「Uber」や現地アプリ「HKTaxi」を利用してください。
アプリ経由なら行き先説明が不要で、不正請求や遠回りされるリスクを排除できます。
どうしても流しに乗る場合は、Googleマップを開いて行き先をリアルタイムで確認してください。
こちらの記事が参考になります。
香港旅行におすすめのアプリ14選!旅好き女子に人気の神アプリ
2. スマホは「しまう」か「握る」

香港でも、iPhoneの高価なスマホを狙ったスリは存在します。
とくに注意すべきは、「歩きスマホ」と「飲食店での席取り」です。
無防備に操作している背後から抜き取られたり、テーブルにスマホを置いて席を確保した瞬間に持ち去られたりする事例があります。
移動中はバッグにしまい、使用時はストラップ等で手首や首に固定し、身体から離さないことが鉄則です。
3. 「日本語」を無視する姿勢

「日本人ですか?」と親しげに日本語で話しかけてくる人物は、警戒対象とみなしてください。
治安の良い観光地ほど、日本人の心理的な隙を突く詐欺師が潜んでいます。
彼らの目的は、高額な飲食店への誘導や、偽ブランド品の押し売りです。
視線を合わせず、無言で立ち去る「完全無視」こそが最強の防犯対策です。
香港で治安が不安定な3つの地域

これらの地域は、他の場所と比較して盗難や詐欺の発生率が高くなる傾向があります。
観光中は常に周囲の人に敏感になり、安全を優先させましょう。
1.モンコック地区
モンコック地区は夜間になると一部の地域で治安の悪化が報告されています。
深夜に人数の多い集団が現れたり、盗難や強盗の発生が報告されたりすることもあります。
夜間のモンコック地区では警戒心を持ち、人の多い場所や明るい場所を選ぶようにしましょう。
貴重品は目の届く範囲で保管し、バッグや財布の取り扱いには注意を払ってください。
2.タイション地区
タイション地区では一部の地域でスリや詐欺の被害が報告されることがあります。
特に人ごみの中や混雑した場所では、貴重品の盗難や詐欺行為に注意が必要です。
対策として、貴重品をしっかりと管理しましょう。怪しい人物や状況には警戒心を持ちましょう。
3.旺角地区
旺角地区では一部の地域でデモや抗議活動の影響があり、社会的な不安定要素が存在することがあります。
デモ活動が行われる場合、交通の混乱や治安の悪化が予想されます。
旺角地区への訪問時には、政府や公式の旅行アドバイスをチェックしてください。
最新の情報を確認しましょう。デモや抗議活動の発生時は、安全を最優先に考えるべきです。
香港で治安がよい3つの地域
これらの地域は香港内で治安がよく、観光客や地元の人々が安心して訪れることができる場所といわれています。
1. 中環(セントラル)

中環(セントラル)
香港の心臓部であり、治安と防災の両面でもっとも信頼できるエリアです。
政府機関や最高級ホテルが集中しているため、警察のパトロール密度が高く、犯罪は極めて稀です。
リスクの高い古い雑居ビルがほとんどなく、厳格な消防基準を満たした現代的なビルが主流。
宿泊費は高額になりますが、「物理的な安全性」と「管理された環境」を最優先する場合、ここ以上の選択肢はありません。
2. 尖沙咀東(チムサーチョイ・イースト)

尖沙咀(チムサーチョイ)
繁華街の尖沙咀に隣接していますが、雰囲気は穏やかです。
悪質な客引きやニセ僧侶が横行する「ネイザンロード」や、火災リスクの高い「重慶大厦」周辺から距離を置いており、
道幅が広く整備されたエリアに大型ホテルが点在しています。
観光客を狙う詐欺師が少なく、夜間でも比較的安心して歩くことができます。
香港らしい夜景や海沿いの散策を楽しみつつ、雑多な人混みや建物の構造的リスクを避けたい方に推奨されます。
3. 太古(タイクー)

香港島東部に位置し、日本人駐在員や中産階級ファミリーが多く暮らす極めて治安の良いベッドタウンです。
巨大モール「シティプラザ」を中心に街全体が清潔に管理されており、観光地特有のしつこい勧誘やトラブルとは無縁です。
古い雑居ビルに見られるような「避難経路の閉鎖」といった問題もほぼありません。
地下鉄で中心部へ約15分という利便性を保ちつつ、住むように安全に旅を楽しめる穴場です。
治安のよい香港でトラブルに遭遇した場合の連絡先

香港でトラブルに遭遇した場合に役立つ連絡先をいくつか紹介します。
これらは、香港旅行中にトラブルや緊急事態に遭遇した際に頼りになります。
1.香港日本国大使館
大きなトラブルに巻き込まれたときや旅券の紛失など、
より具体的なサポートが必要な場合は、日本大使館または領事館に連絡してください。
大使館や領事館は国民の安全と保護を目的としており、旅行者へのサポートも行っています。
公式サイト:在香港日本国大使館
2.香港警察:999(緊急時)
緊急の場合は直ちに警察に連絡しましょう。
香港警察には日本語を話す警官もいますので、状況を伝えることができます。
3.日本大使館緊急連絡先(東京):+81-3-5501-8491
日本大使館の緊急連絡先は、日本にいる家族や友人に知らせるためです。
トラブル時は、すぐに身内や友人に連絡を取ってください。
香港の治安に関するよくある質問
香港で女性一人旅は安全ですか?
香港は女性一人旅でも安全な場所です。ただし、夜間の一人歩きや人気のない場所では注意が必要です。明るい場所や人通りの多いエリアを選び、自己防衛の意識を持ちましょう。香港でのタクシー利用は安全ですか?
香港のタクシーは一般的に安全ですが、メーターを使用するか料金を事前に確認することが重要です。公式のタクシーを利用し、運転手とのコミュニケーションには注意を払いましょう。香港でもスリや置き引きに注意する必要がありますか?
香港でもスリや置き引きのリスクは存在します。人ごみや観光地での注意が必要です。貴重品は目の届く範囲で保管し、バッグや財布の開口部を閉めるなどの対策をとりましょう。デモ活動の影響は心配ですか?
社会情勢により、香港ではデモ活動が行われることがあります。デモが発生する場合には交通の混乱や治安の悪化が予想されます。旅行前に最新の情報を確認し、政府や公式の旅行アドバイスに従ってください。
治安の良い香港旅行に出掛けよう!

香港は一般的に治安の良い都市とされています。
観光地や主要エリアでは警察の存在感も強く、安全な環境で旅行を楽しめるでしょう。
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