
バルセロナのエルプラット空港でラウンジを使おうと思っているけど、
自分が使えるラウンジがどこにあるか迷っていませんか?
エルプラット空港でのラウンジ選びのポイントは、ターミナルの番号と、
行き先がEU圏内(シェンゲン協定国内)かどうかを把握してラウンジを選ぶことです。
ここさえ間違わなければ、生ハムやカヴァ(スパークリングワイン)が楽しめる空間で、
出発直前まで優雅に過ごすことができます。
そこでこの記事では、
フライトの条件別に使えるラウンジの選び方と内部の様子を解説します。
この記事を読めば、あなたはもう広い空港内で迷うことはありません。
ラウンジで過ごす時間をスペイン旅行最後の思い出にするため、ぜひ最後まで読んでください。
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エルプラット空港とラウンジ

バルセロナ・エルプラット空港は非常に広大で、構造が複雑です。
そのため、ラウンジを利用する際は「ターミナル」と「行き先」の2つを正確に把握しておく必要があります。
この章では、ラウンジ選びで最も重要な「シェンゲン協定」の区分と、
フライトに合ったラウンジが一目でわかる早見表をご紹介します。
シェンゲン協定(EU)の内と外について
ヨーロッパの空港を利用する際、最も注意すべきなのが「シェンゲン協定」です。
シェンゲン協定とは、加盟国間の移動において出入国審査(パスポートコントロール)を省略するルールのことです。
このルールにより、空港のエリアは大きく以下の2つに分かれています。
- シェンゲン協定内エリア:
スペイン国内線や、フランス、ドイツ、イタリアなどへのフライト。
パスポートチェックがなく、保安検査のみで搭乗エリアに入ります。 - シェンゲン協定外(非シェンゲン)エリア:
日本、イギリス、アメリカなどへの国際線フライト。保安検査のあとに「出国審査」があります。
エルプラット空港では、この2つのエリアが明確に分離されています。
一度出国審査を受けて「協定外エリア」に出てしまうと、「協定内エリア」に戻ることは原則できません。
自分の行き先がどちらに含まれるか、必ず事前に確認しましょう。
ラウンジ早見表
「結局、自分はどのラウンジに行けばいいの?」
そう迷ったときは、以下の早見表をご覧ください。
フライトの条件に合わせて、利用すべきラウンジを整理しました。
エリア | 行き先 | ラウンジ名 | ステータス |
第1ターミナル (T1) | シェンゲン協定域内 | Sala VIP Pau Casals (パウ・カザルス) | 航空会社の上級会員(スターアライアンス・ワンワールド等)、プライオリティ・パス、ダイナースクラブ等 |
第1ターミナル (T1) | シェンゲン協定域外 | Sala VIP Miro (ミロ) | 航空会社の上級会員(JAL・ANA等の指定ラウンジ)、プライオリティ・パス、ダイナースクラブ等 |
第1ターミナル (T1) | マドリード行き | Sala VIP Colomer (コロメール) | イベリア航空の上級会員、Puente Aéreo(シャトル便)利用者 |
第2ターミナル (T2) | T2出発の全搭乗者 | Sala VIP Canudas (カヌダス) | 各社LCCの上級オプション、プライオリティ・パス、提携クレジットカード保持者等 |
次章からは、それぞれのラウンジの詳細について解説していきます。
【T1・シェンゲン協定内】人気No.1| Sala VIP Pau Casals(パウ・カザルス)

引用:Sala VIP Pau Casals BCN AIRPORT Terminal 1 Barcelona–El Prat | Priority Pass
第1ターミナル(T1)を利用する多くの旅行者が訪れるのが、この「パウ・カザルス」です。
エルプラット空港にあるラウンジの中で最も規模が大きく、設備も食事も充実しています。
そのため、「世界で一番好きなラウンジ」に挙げる旅人もいるほどです。
場所と営業時間
広いターミナル内で迷子にならないよう、場所をしっかり確認しておきましょう。
- 場所:第1ターミナル(T1)の保安検査を通過した後すぐ
- 営業時間:早朝05:00~22:30
入室条件
【対象フライト】
シェンゲン協定加盟国(EU圏内など)およびスペイン国内線への搭乗者。
【利用資格】
以下のいずれかをお持ちの方が利用可能です。
- プライオリティパス
- ダイナースクラブカード
- LoungeKey(ラウンジキー)
- 対象航空会社のビジネスクラス以上の搭乗券
- 航空会社の上級会員ステータス
利用資格がない場合でも、入り口で利用料(約40ユーロ程度)を支払えば入場できます。
特徴とおすすめポイント
パウ・カザルスが「人気No.1」と言われる理由は、その圧倒的なクオリティにあります。
1. スペイン名物が豊富な食事
生ハム(ハモン・セラーノ)、トルティージャ(スペイン風オムレツ)、パン・コン・トマテなど、スペインならではの料理がずらりと並びます。サラダやフルーツ、デザートも充実しており、レストラン顔負けの品揃えです。
2. 充実した設備
長旅の疲れを癒やすための設備が整っています。
- 仮眠室: 照明を落とした静かなエリアがあります。
- シャワー: 無料で利用でき、タオルやアメニティも完備されています。
3. 注意点
非常に人気があるため、時間帯によってはかなり混雑します。
特にバカンスシーズンや夕方のピーク時には、入場制限がかかる可能性もあるので注意してください。
【T1・シェンゲン協定外】日本帰国時の利用ならここ|Sala VIP Miro(ミロ)

引用:Sala VIP Miro BCN AIRPORT Terminal 1 Barcelona–El Prat | Priority Pass
日本への帰国便を利用する方が目指すべきなのは、「Sala VIP Miro(ミロ)」です。
パウ・カザルスと同じ第1ターミナルにありますが、
こちらは「出国審査を終えた後」のエリアに位置しています。
搭乗ゲートに近い場所で、出発直前までリラックスできるのが魅力です。
場所と営業時間
出国審査を通過した後の「非シェンゲンエリア」にあります。
審査を終えた安心感の中で利用できるのがメリットです。
- 場所:第1ターミナル(T1)出国審査通過後、ゲートD付近
- 営業時間:06:00~21:00
深夜便など、営業時間外のフライトの場合は利用できないことがあります。
入室条件
ここを利用できるのは、ヨーロッパの外へ飛び立つ旅行者だけです。
【対象フライト】
「シェンゲン協定外」への国際線搭乗者。
(例:日本、イギリス、アメリカ、アジア諸国など)
【利用資格】
パウ・カザルスと同様に、以下の資格で入場できます。
- プライオリティパス
- ダイナースクラブカード
- 対象航空会社のステータス保有者など
日本への直行便がない場合でも、
ロンドンや中東を経由して帰国する際は、こちらのラウンジを利用することになります。
特徴とおすすめポイント
パウ・カザルスに比べると規模は小さいですが、その分落ち着いた雰囲気が漂っています。
1. 静かな環境
利用者が「シェンゲン外」への搭乗者に限定されるため、混雑が少なめです。
出発前の時間を静かに過ごしたい方には最適の環境といえるでしょう。
2. 充実した飲食メニュー
規模は小さくても、サービスは劣りません。温かい食事(ホットミール)もしっかり用意されており、出発前に腹ごしらえができます。
もちろん、スペイン産スパークリングワイン「カヴァ」も楽しめます。
3. シャワー完備
長時間のフライト前に汗を流せるシャワー室があります。
ただし、数が少ないため予約制になっていることが多いです。
利用したい場合は、入室時に受付で空き状況を確認しましょう。
【T1・マドリード線専用】穴場のラウンジ|Sala VIP Colomer(コロメール)

引用:Sala VIP Colomer BCN AIRPORT Terminal 1 Barcelona–El Prat | Priority Pass
第1ターミナル(T1)には、特定の路線利用者しか入れない「特別なラウンジ」が存在します。
それが「Sala VIP Colomer(コロメール)」です。
このラウンジは、バルセロナとマドリードを結ぶシャトル便の乗客専用に設計されています。
そのため、他のラウンジとは場所も入場条件も大きく異なります。
場所と営業時間
コロメールは、一般的な保安検査場とは異なるエリアにあります。
- 場所:第1ターミナル(T1)の「バルセロナ-マドリード・エアシャトル(Corredor Barcelona-Madrid)」専用エリア内。
- 営業時間:06:00~21:00
このエリアは、マドリード行きのシャトル便専用の保安検査を通過した先にあります。
通常のゲートからはアクセスできないため、注意が必要です。
入室条件
「コロメール」に入場できるのは、以下の条件を満たす人のみです。
【対象フライト】
マドリード行きのシャトル便「Puente Aéreo(プエンテ・アエレオ)」を利用する乗客。
【利用資格】
対象路線の搭乗券に加え、以下のいずれかが必要です。
- プライオリティパス
- ダイナースクラブカード
- イベリア航空などの上級会員ステータス
他の都市へ向かう便や、同じマドリード行きでもシャトル便以外のフライトの場合は利用できません。
バルセロナで宿泊してマドリードに行く予定の方はこちらをご覧ください。
特徴とおすすめポイント
コロメールは、ビジネスマンの利用を想定した機能的なつくりが特徴です。
1. 圧倒的な利便性
最大の特徴は、搭乗口までの距離です。
ラウンジを出てすぐ目の前がゲートになっているため、搭乗開始のアナウンスを聞いてから席を立っても間に合います。
2. 軽食中心のメニュー
滞在時間が短い利用者が多いため、食事は「サッとつまめるもの」が中心です。
- サンドイッチ
- ペストリー(菓子パン)
- ヨーグルト
- ドリンク類
しっかり食事をする場所ではありませんが、
忙しい移動の合間に小腹を満たすには十分なラインナップといえるでしょう。
【T2・全フライト】LCC利用者のオアシス|Sala VIP Canudas(カヌダス)

引用:Sala VIP Canudas BCN AIRPORT Terminal 2 Barcelona–El Prat | Priority Pass
「LCCを利用するから、ラウンジは使えない」と諦めていませんか?
エルプラット空港はLCCが発着する第2ターミナル(T2)にも、ラウンジが用意されています。
それが「Sala VIP Canudas(カヌダス)」です。
T2は多くのLCC(格安航空会社)が発着するため、待合エリアは常に混雑しています。
そんな喧騒から逃れられる唯一の場所がこのラウンジです。
場所と営業時間
T2は横に長い構造をしているため、場所を事前に把握しておきましょう。
- 場所:第2ターミナル(T2)の保安検査通過後、Uゲート方面へ向かう途中
- 営業時間:06:00~22:00
LCCの早朝便や夜便を利用する際も、営業している確率が高いです。
入室条件
航空会社に関係なく、T2から出発するすべての人が利用対象です。
【対象フライト】
ライアンエアー(Ryanair)、イージージェット(EasyJet)、ウィズエアー(Wizz Air)など、T2を発着する全フライト。
【利用資格】
LCCのチケットであっても、以下のカードがあれば入場できます。
- プライオリティパス
- ダイナースクラブカード
- ラウンジキー(LoungeKey)
「格安チケットで移動しつつ、待ち時間はラウンジで優雅に過ごす」という賢い旅のスタイルが実現できます。
私もよく海外旅行をしますが、
格安のLCCに空港ラウンジの利用をプラスすると旅の満足度がグッと上がります!
特徴とおすすめポイント
T1のラウンジに比べると知名度は低いですが、その快適さは負けていません。
1. T2唯一の貴重なラウンジ
T2には、このカヌダス以外にラウンジがありません。
混雑した搭乗ゲート前のベンチを避け、静かなソファで充電しながらスマホをチェックできる環境は貴重です。
2. 必要十分な食事とドリンク
パウ・カザルスほどの豪華さはありませんが、期待以上のものが揃っています。
- サンドイッチやサラダなどの軽食
- ビールやワインなどのアルコール類
- スナック菓子
フライト前に軽く食事を済ませたり、お酒を楽しんだりするには十分な内容です。
LCCでは機内食が有料の場合が多いため、
ここで軽く食事をとっておくのが賢い選択といえるでしょう。
【T1・一般エリア】到着時や同伴者待ちに|Premium VIP Lounge

引用:Premium VIP Lounge BCN AIRPORT | Priority Pass
第1ターミナル(T1)には保安検査場を通る前の一般エリアにラウンジがあります。
それがプライオリティパス等で利用できる「Premium VIP Lounge」です。
「フライトまで時間があるのに、チェックインカウンターがまだ開いていない」
「バルセロナに到着したが、友人の到着便まで数時間待つ必要がある」
そんなときもこのラウンジを使えば、空港内の固いベンチで待つ必要がなくなります。
場所と営業時間
このラウンジは、制限エリアの外側にあります。
うっかり保安検査場に入ってしまうと利用できないため、注意が必要です。
- 場所:第1ターミナル(T1)一般エリア。駐車場ビルへと続く連絡通路の近く。「Wellness & Lounge」の表示が目印。
- 営業時間:07:00~22:00
朝早く空港に着いてしまった場合でも、7時から利用できるのは魅力的です。
入室条件
「誰でも入れる」のが最大の特徴ですが、利用シーンは限定されます。
【対象者】
保安検査前の出発客
到着したばかりの乗客(※利用条件は受付で要確認)
【利用資格】
- プライオリティパス
- ダイナースクラブカード
- ラウンジキー
特に、LCCや早朝便などでチェックインカウンターが開く前に空港に到着してしまった場合、
荷物整理や休憩の拠点として重宝します。
特徴とおすすめポイント
制限エリア内のラウンジ(パウ・カザルスなど)と比べると食事はシンプルですが、休息機能は充実しています。
1. 仮眠やシャワーに最適
長時間のフライト後や、早朝の出発前に身体を休めるのに向いています。
- シャワー: 利用可能(タオル等は受付で確認)
- 仮眠スペース: 静かに横になれるエリアあり
2. 食事は軽食メイン
サンドイッチやペストリー、スナック類が中心です。
しっかりとした食事というよりは、カフェ休憩に近い感覚で利用することをおすすめします。
ラウンジ利用時に知っておくべき注意点

エルプラット空港のラウンジには、いくつか独自のルールや物理的な制約が存在します。
ここではラウンジをスマートに使いこなすために絶対に知っておくべき4つの注意点を解説します。こ
保安検査後の移動制限
最も注意すべきは、「シェンゲン協定エリア」の壁です。
第1ターミナル(T1)では、シェンゲン協定「内」エリアと「外」エリアは厳格に区分されています。
一度出国審査を受けて「外(非シェンゲン)」エリアに出ると、「内」エリアには戻れません。
逆もまた然りです。間違ったエリアのラウンジを目指してしまうと、大幅なタイムロスになります。
必ずご自身の搭乗ゲートがどちらのエリアにあるか、事前に確認してください。
シャワーの利用ルール
シャワーを利用する際は、日本とは異なるシステムに注意が必要です。
- 受付制:勝手に空いているブースを使うのではなく、受付で鍵やタオルを受け取る形式が一般的です。
- 時間制限:混雑時は「お一人様30分まで」といった制限が設けられることがあります。
- アメニティ:シャンプー等は備え付けの場合が多いですが、歯ブラシや髭剃りは基本的にありません。
搭乗の時刻が迫っている場合は、待ち時間を計算して早めに受付へ申し出ましょう。
持ち出し禁止ルール
ラウンジ内の飲食物は、その場で楽しむためのものです。
「機内で飲もう」とペットボトルや缶ジュース、サンドイッチを鞄に入れるのはやめましょう。
見つかると注意を受けるだけでなく、その場で没収されることもあります。
旅の最後に嫌な思いをしないよう、マナーを守って利用しましょう。
3時間ルール
プライオリティパス等の利用規約には、
基本的に「フライト予定時刻の3時間前から利用可能」というルールがあります。
あまりに早くラウンジに行っても、受付で入場を断られる場合があります。
チェックインカウンターのオープン時間に合わせて、適切なタイミングで訪れましょう。
エルプラット空港はラウンジも旅の思い出になる!

この記事では、エルプラット空港のラウンジについて紹介してきました。
エルプラット空港には旅のスタイルや行き先に合わせて選べる魅力的なラウンジが揃っています。
自分が利用するターミナルと行き先を確認し、最適なラウンジへ直行してください。
そこには、旅の疲れを癒やし、スペイン旅行の思い出を締めくくるための空間が待っています。
美味しいカヴァを片手に、素敵な出発のひとときをお過ごしください。
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