
シンガポール・チャンギ国際空港での乗り継ぎは初めてですか?時間がないときの乗り継ぎだと、「移動時間はどれくらいかかるのかな?」と不安になりますよね。
そこで、この記事では世界屈指の快適さを誇るチャンギ空港の乗り継ぎを徹底ガイド。スムーズな手続きから、空港内の施設やジュエル、そして美味しいグルメまで、あなたの疑問を解消します。この記事を読めば、安心してチャンギ空港で乗り継ぎできますよ。
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シンガポール・チャンギ国際空港の乗り継ぎ
シンガポール・チャンギ国際空港は、世界的に重要なハブ空港として多くの国際線が発着しています。
乗り継ぎの流れ
- チャンギ国際空港に到着したら、機内アナウンスに従って「Transfer(乗り継ぎ)」の案内に沿って進む
- 電光掲示板で自分の次のフライト情報(ターミナルと出発ゲート)を確認
- 必要に応じて、ターミナル間を移動
- 出発ゲートに到着したら、保安検査(セキュリティチェック)を受ける
- 検査後は搭乗まで待合ロビーで待つ
※基本的に、シンガポール・チャンギ国際空港では、同一予約での乗り継ぎの場合は荷物を受け取る必要はありません。次の搭乗口への移動のみで済みます。
必要な時間
シンガポール・チャンギ国際空港は、効率性と利便性で高く評価されています。必要な乗り継ぎ時間は、わずか45分。これは空港の優れた設計と効率的な運営体制によるものです。
同一ターミナル内であれば約30分、ターミナル間の移動が必要な場合でも40分〜1時間程度で乗り継ぎできるといわれています。
乗り継ぎのタイプ | 必要な最低時間 | 推奨時間 |
同一ターミナル内 | 約30分 | 1時間 |
ターミナル間の移動あり | 約40分〜1時間 | 1.5時間 |
航空会社が異なる場合 | 約1.5時間 | 2時間以上 |
乗り継ぎ時間は45分とされていますが、余裕を持って行動することをおすすめします。とくに、ターミナルをまたいだ移動は、時間に余裕を持ちましょう。
荷物の取り扱い
シンガポール航空、もしくは提携航空会社での乗り継ぎの場合
- 荷物は最終目的地まで自動的に運ばれます(スルーチェックイン)
- チャンギ国際空港での荷物の受け取りは不要
別の予約番号、異なる航空会社での乗り継ぎの場合
- シンガポールで一度入国し、荷物を受け取る必要があります
- 次のフライトのためにチェックインカウンターで再度荷物を預ける必要があります
チャンギ国際空港でのターミナル間の移動
チャンギ国際空港には、4つのターミナルが存在します。各ターミナル間の移動は、スカイトレインか無料のシャトルバスを上手に使いましょう。

引用:チャンギ国際空港
1. スカイトレイン(所要時間:約5分)
チャンギ空港のターミナル間を結ぶ無料の自動運転電車です。運行間隔は1〜3分と短く、各ターミナル間の移動にかかる時間は約5分です。運行時間は朝5時から深夜2時30分まで。乗り継ぎエリア内とパブリックエリアの両方に走っているため、入国せずに移動できます。
2. シャトルバス(所要時間:約10分)
24時間運行しています。シャトルバスの運行間隔は日中は約10分、深夜は約30分で、乗車時間はおよそ10分程度です。トランジットエリア内とパブリックエリア(入国後)の両方にシャトルバスが運行しているため、乗り継ぎの状況に合わせて利用できます。
3. その他
ターミナルとの乗り継ぎエリア内は動く歩道で繋がっており、歩きながらでも移動できます。ターミナル2と3は連絡通路で繋がっており、ショッピングを楽しみながらや、運動不足解消として移動してもいいでしょう。日本語の案内表示もあるので、初めてでも安心です。
ターミナル移動方法
移動手段 | 対応区間 | 所要時間 | 運行時間 |
スカイトレイン | ターミナル1〜3間 | 約5分 | 5:00〜26:30 |
無料シャトルバス | ターミナル4↔他ターミナル | 約10分 | 24時間 |
動く歩道・連絡通路 | ターミナル1↔3 | 約15分 | 24時間 |
チャンギ国際空港にある4つのターミナル
ターミナル1
ターミナル1は、1981年の開港以来何度も改装されました。見どころは「キネティック・レイン」と呼ばれる1,216個の銅製の雨粒が美しいパターンを描く動く彫刻。
日本人旅行者に人気の「水蓮園(ウォーターリリーガーデン)」やサボテンが並ぶ「カクタスガーデン」も必見です。免税店は多彩な品揃えで、日本語対応スタッフも多く、安心してショッピングを楽しめます。
ターミナル2
2023年に大規模リノベーションを終えたターミナル2は、ANAやJALなど日本の航空会社が利用するターミナルです。日本人旅行者は、おもにこちらのターミナルをメインとなるでしょう。
見どころは、美しい光と影の演出が楽しめる「エンチャンテッドガーデン」や、色彩豊かな「オーキッドガーデン」。屋上の「サンフラワーガーデン」は、明るい陽光の中でくつろげる人気スポットです。ショッピングエリアも一新され、日本でも人気のアジアンコスメブランドや東南アジアの特産品を扱うショップが並んでいます。
ターミナル3
メインターミナルであるターミナル3は、広々とした開放的な空間設計です。見どころは「バタフライガーデン」で、約1,000匹の熱帯蝶が飛び交う幻想的な空間。日本では見られない珍しい蝶々の生態を間近で観察できます。
巨大な「クリスタルガーデン」では、ガラス製の彫刻が光を反射して美しい空間を演出しています。ショッピングでは高級ブランド店が充実しており、シンガポール発祥のお土産ブランドも多数出店しています。
ターミナル4
2017年に開業した新しいターミナル4は、最新技術を駆使した自動化システムが特徴です。コンパクトながらも洗練された設計で、チェックインから出国までの流れがスムーズです。
「ペラナカン・ギャラリー」では、シンガポールの伝統的なプラナカン文化を展示しており、カラフルなショップハウスの再現や工芸品は日本人観光客に人気の撮影スポットになっています。「Steel in Bloom」という巨大な花のオブジェも見応え十分です。
ターミナル5(建設予定)
ターミナル5は、2030年代の完成を目指して建設が進行中です。完成すれば空港の処理能力は1.5倍以上に拡大する見込み。最先端のAI技術を活用した無人チェックインや荷物処理システムも導入予定で、未来の航空体験になることが予想されています。
時間別・チャンギ国際空港での過ごし方
乗り継ぎの待ち時間によって、チャンギ国際空港での過ごし方は変わってきます。時間別におすすめの活動をまとめました。
短時間の乗り継ぎ(3時間以下)
乗り継ぎ時間が短い場合は、次のフライトへの移動を優先しましょう。空き時間で簡単に楽しめる施設や買い物がおすすめです。
- ターミナル3のバタフライガーデンの観察
- 各ターミナルのラウンジやカフェでの軽食
- 免税店での買い物
各搭乗口ごとに手荷物検査を実施しているため、空港内で購入した飲み物も保安検査で破棄することになります。保安検査後の待合ロビーにはトイレが設置されていない場合もあるため、検査前に済ませておきましょう。
中時間の乗り継ぎ(4〜6時間)
少し余裕のある時間なら、空港内の様々な施設を楽しみましょう。とくに「ジュエル」はターミナル1に直結。入国せずに訪れるとあって、乗り継ぎ客に人気のスポットです。
- ジュエル・チャンギ国際空港の「レイン・ボルテックス」(世界最大級の室内滝)見学
- 各ターミナルの庭園散策(サンフラワーガーデン、カクタスガーデンなど)
- 空港内のラウンジやシャワーの利用
長時間の乗り継ぎ(5.5時間以上)
乗り継ぎ時間が5時間30分以上ある場合は、シンガポールツアーへの参加や市内観光も検討してもいいですね。
シンガポールツアー
シンガポール航空とチャンギ国際空港は、乗り継ぎ客向けに無料の市内観光ツアーを提供しています。
参加条件
- 乗り継ぎ時間が5.5時間以上24時間未満
- フライトスケジュールがツアー時間に合っていること
予約は必須ではありませんが、各ツアーには定員があるため、参加希望の場合は早めに受付を済ませることをお勧めします。
ツアー | 主な訪問先 | 受付ターミナル | 受付場所詳細 | 受付時間 |
ヘリテージツアー | リトルインディア、チャイナタウン、マーライオンパークなど | ターミナル2 | スカイトレイン乗り場付近(F50ゲート) | 7:00〜19:00 |
シティサイツツアー | マリーナベイ・サンズ、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイなど | ターミナル3 | トランスファーラウンジA(A1-A8ゲート) | 7:00〜19:00 |
ジュエルツアー | ジュエル・チャンギ国際空港内の施設を案内 | ターミナル2 | スカイトレイン乗り場付近(F50ゲート) | 7:00〜19:00 |
市内観光
無料ツアーに参加せず、自分で市内観光する場合は、以下の点に注意しましょう。出発地や目的地によっては、シンガポール入国のためのビザが必要な場合もあるため、事前に確認しておいてください。
- 遅くとも出発時刻の2時間前には空港に戻る
- 荷物預かりサービスを利用して身軽になる
- 市内までの交通手段(MRT、タクシーなど)を調べておく
チャンギ国際空港で食べたい!シンガポールグルメ3選
1. チキンライス(海南鶏飯)
シンガポールを代表する国民食です。茹でた鶏肉と特製のチキンスープで炊き上げた香り豊かなご飯が絶妙にマッチング。添えられるチリソースと醤油ベースのタレをかけて食べるのが現地流。
特にターミナル1の「シンガポール・フードストリート」と、ターミナル3の「フードクラウド」では、地元で人気の店舗の味を再現した本格的なチキンライスが提供されています。
2. ラクサ
ココナッツミルクの濃厚なスープに太めの米麺、海老、もやし、ゆで卵などが入った、シンガポール式のスパイシーヌードルです。スープは辛さと香りが絶妙で、一度食べるとやみつきになる方も多いと評判。辛さは調整できるので、辛いものが苦手な方は注文のときに控えめにしてもらいましょう。
3. カヤトースト
シンガポール式の朝食として親しまれている甘いスナックです。カヤと呼ばれるココナッツミルクと卵、砂糖から作られた濃厚な風味のジャムをトーストに塗り、バターと一緒に食べる伝統的なスイーツ。とろけるバターとカヤの甘さが絶妙に調和し、一口食べれば幸せな気分。まさに、シンガポールを代表する味です。
シンガポール航空の乗り継ぎでよくある質問
シンガポール航空の乗り継ぎでよくある質問
乗り継ぎの際の荷物はどうなりますか?
同一予約なら荷物は最終目的地まで自動的に運ばれます。別予約の場合は、シンガポールで荷物を受け取り再チェックインが必要です。乗り継ぎにはビザが必要ですか?
トランジットエリア内での乗り継ぎなら通常ビザ不要です。入国して観光する場合は国籍により異なりますが、日本人は30日以内なら不要です。ターミナル間の移動時間はどれくらい?
ターミナル1〜3間はスカイトレインで約5分、ターミナル4へはシャトルバスで約10分です。混雑時は余裕を持ちましょう。ラウンジは利用できますか?
上級クラス利用者とKrisFlyer上級会員はシルバークリスラウンジが無料、エコノミー利用者は有料ラウンジを利用できます。
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シンガポール空港は乗り継ぎだけでも楽しめる
シンガポール・チャンギ国際空港は、単なる乗り継ぎ空港でありません。ここに来る目的地となり得るくらい、魅力的な空間です。乗り継ぎ時間を活用して、空港内の施設やシンガポール市内の観光を楽しんでみてください。
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