中国のクレジットカード事情!キャッシュレス時代のお支払い方法ガイド

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執筆:aoitori

中国への旅行、出張、さらには長期赴任を控えている皆さま、現地での支払い方法は万全ですか?急速にキャッシュレス化が進む中国では、日本でおなじみのクレジットカードが使えない場面も少なくありません。

せっかくの滞在中に「支払いができない!」と困らないために、中国の最新クレジットカード事情と賢い支払い方法を事前に押さえておきましょう。

中国のクレジットカード・キャッシュレス事情

中国国内で主に使われているのは、銀聯(ぎんれん)カード(UnionPay/ユニオンペイ)という中国発の国際ブランドです。こちらは中国全土の金融機関が参加する決済ネットワークで、街中のほとんどのお店で利用できます。

一方、世界的に主流なVisaやMastercard、American Expressなどのクレジットカードは、スターバックスやユニクロ、イオンモールといった外資系企業の店舗以外、中国では利用できないケースが多々あります。特に地方の小規模店舗やローカルなお店では、使えないことが一般的です。

しかし、ディスカバーカードは銀聯カードと積極的に提携しており、銀聯カードを利用できる場所ならほぼ利用可能です。

近年の中国では、スマートフォンの普及に伴い、支付宝(Alipay)や微信支付(WeChat Pay)といったモバイル決済が爆発的に広まり、現金やクレジットカードよりも圧倒的な主流となっています。QRコードを使った決済方法が都市部だけでなく地方でも一般的になり、屋台や市場、公共交通機関、さらに公的な機関でも利用されています。

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中国のクレジットカード銀聯(ユニオンペイ)カードとは?

2002年以前、中国では各銀行ごとに異なる決済システムが存在していたため、異なる銀行間や都市間での資金のやり取りが非常に煩雑でした。そこで、中国政府の主導のもと、中国人民銀行が中心となり「中国銀聯」という統一された決済ネットワークを構築しました。

銀聯カードは、基本的にデビットカードとして機能するキャッシュカードですが、申し込みによりクレジットカードとしての機能も持たせることもできます。

日本では2005年にサービスが開始されて以来、特に空港の免税店や大型百貨店、家電量販店などで広く受け入れられています。近年では国際ブランドとしても成長を遂げており、VisaやMastercardなどと並んで多くの国でその名前を見かけるようになっています。

現在中国で普及されているモバイル決済でも、各銀行の銀聯キャッシュカードを使って、チャージしたりするのが一般的です。

中国のクレジットカード(銀聯)の作り方|日本側・中国側

引用:UnionPay

日本在住の場合

銀聯カードは中国国内だけでなく、日本でも発行することが可能です。中国へ旅行や出張する機会がある方にとっては、銀聯カードを持っておくと非常に便利です。日本国内では三菱UFJニコスや三井住友カードが代表的な発行元です。

三菱UFJニコスでは、同社が発行するMUFGカードの会員向けに銀聯カードを発行しています。MUFGカードのクレジットカードを持っていない場合でも、クレジットカードの申し込みと一緒に銀聯カードの発行を依頼することが可能です。

また、三井住友カードではこちらは、銀聯カード単体で発行できるため、他のクレジットカードと一緒に申し込む必要がなく、シンプルな手続きで進められます。

中国在住の場合

中国に滞在する際に、現地で便利に使える銀聯カードを作りたいと思ったら、手続きは意外とシンプルです。

まず中国国内の銀行口座を開設する必要があるため、希望の銀行を選び、必要な書類(パスポートや滞在許可証など)を持参して銀行窓口に行きましょう。

口座開設が完了したら、次にクレジットカードの申し込みを行います。審査完了後、カードが手元に届いたら、アクティブ化(有効化)手続きを行い、PIN(暗証番号)の設定を済ませれば、銀聯カードが利用可能となります。

最近では、銀行の公式アプリから各種手続きを行うこともできるので、ぜひ活用してみてください。

銀聯カードを利用するメリット

1.世界中での優待サービス

銀聯カードは中国国内だけでなく、世界各国・地域で優待サービスを提供しています。例えば、高級ホテルチェーン、デパートなどでの割引キャンペーンなど、特定の地域へ訪ねると特典を活用することが可能です。

2.中国国内での圧倒的な使いやすさ

中国では、VisaやMasterCardなどの国際ブランドが使えない店舗が多く存在します。特に地方ではその傾向が強く、クレジットカードを持っていても使えない場合がしばしばあります。

銀聯カードであれば、大都市はもちろん、地方の小規模な店舗でもモバイル決済と連携することで広く利用可能です。

銀聯カードで利用できる中国モバイル決済2選

中国に行くと、現金を使っている人をほとんど見かけません。代わりに、多くの人がスマートフォンを使ってスムーズに支払いを行っています。

その主役となっている支付宝(Alipay)と微信支付(WeChat Pay)は、現在の中国日常生活に欠かせない存在とも言えるでしょう。

1.支付宝(Alipay)

支付宝(Alipay)は、中国を代表する電子決済プラットフォームで、アリババグループが提供しています。

もともとはオンラインショッピング(Taobao/タオバオ)の支払い手段としてスタートしましたが、現在ではQRコード決済をはじめとするさまざまな機能が搭載されています。飲食店やスーパー、公共交通機関、公共料金の支払いまで幅広く対応している点にあります。

さらに、支付宝は外国人旅行者でも比較的簡単に利用できるのが特徴です。支付宝の国際版アプリをダウンロードし、クレジットカードを登録することで、中国国内で現地のように支払いが可能になり、旅行中の細かい支出が非常に便利になります。

2.微信支付(WeChat Pay)

微信支付(WeChat Pay)は、中国最大のコミュニケーションアプリWeChat(テンセント)に統合されたモバイル決済機能です。支付宝同様にQRコードを使った決済ができるため、中国国内どこでも使いやすい決済手段です。

中国のクレジットカード(銀聯)のグローバルコールセンター

引用:UnionPay

国・地域連絡先・一部
香港800-967-222
マカオ0800-801
台湾00-801-863-287
日本005-310-860-044
韓国0079-814-800-7159
シンガポール800-860-0028
マレーシア1-800-813-410
タイ001-800-800-95516
0018-001-2066-5999
ベトナム120-11581
フィリピン00-800-800-95516(PLDTのみ)
インドネシア001-803-442-279 (INDOSATのみ)
007-803-011-0893 (PTT Telkomのみ)
アラブ首長国連邦800-044-49630
ブルネイ・ダルサラーム国801-4230(Landlineのみ)

中国のクレジットカード(銀聯)に関するよくある質問

  • 銀聯カードはどの国や地域で使えますか?

    銀聯カードは、現在香港、マカオ、台湾、日本、韓国、シンガポール、タイ、アメリカ、フランス、ドイツ、イギリスなど、多くの国や地域で利用できます。ATMや加盟店で使用できるかどうかは、設置された端末やPOS機が銀聯に対応しているかによります。利用できるかは、店舗やATMに銀聯のロゴが表示されているかどうかで確認できます。また、一部の地域ではロゴが表示されないこともあるので、店員に確認するのが良いでしょう。


  • どの種類の銀聯カードが海外で使えますか?

    基本的に、銀聯のロゴが付いたデビットカードやクレジットカードであれば海外で利用可能です。ただし、一部のカードは海外利用が制限されている場合があるため、事前にカード発行元の銀行やカスタマーサービスに問い合わせてみるのが安心です。


  • 海外で銀聯カードを使うときの手順は?

    海外では、暗証番号を入力する端末が多く、国内と同じようにカードをスライドさせた後にPINを入力するのが一般的です。ただし、アメリカや韓国では、暗証番号入力なしでカードを使うことができることもあります。また、支払いは現地通貨で行われ、後日人民元で決済される仕組みになっているため、為替レートを心配することなく利用できます。


  • 海外で銀聯カードを利用中にトラブルが起きたらどうすればいいですか?

    万が一、海外でカードを紛失したり、ATMでカードが吸い込まれてしまった場合は、速やかにカード発行元の銀行に連絡してください。クレジットカードの場合、緊急時には緊急現金サービスを利用できることがあります。また、各国には銀聯のカスタマーサービスセンターが設置されているので、トラブル時にはそちらに問い合わせることも可能です。カードがATMに吸い込まれた場合は、指定された期間内に本人確認書類を持参して対応する必要があります。

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