
韓国旅行に行くなら、絶対に知っておきたいのが「免税制度(タックスフリー)」。
コスメやファッション、スイーツ、最新ガジェットまで、韓国は“買い物天国”です。
せっかくなら、支払った税金をそのままにせず、しっかり還付=キャッシュバックを受けましょう。
実は、免税手続きは思っているよりずっと簡単。
空港で長蛇の列に並ぶ必要もなく、アプリや店舗でその場で処理できるんです。
この記事では、免税の仕組みから条件、最新の手続き方法、人気免税店まで、韓国で得するための完全ガイドをお届けします。
韓国の免税還付率はいくら?戻ってくる金額の目安

「免税って結局いくら戻ってくるの?」──ここが一番気になるポイントですよね。
韓国では商品に10%の付加価値税(VAT)が含まれています。
そのうち、免税制度を使うことで約7〜8%が戻ってきます。
残りの2〜3%は免税システムの利用料や手数料です。
つまり、実際の“割引率”は約7〜8%。
たとえば、人気のコスメを30万ウォン分購入したら、約2万ウォンが還付される計算。
ブランドバッグや家電など高額な買い物なら、数万円単位の節約になることも珍しくありません。
購入金額別の還付シミュレーション
| 購入金額 | 還付率(平均7.5%) | 還付額の目安 |
| 30,000ウォン | 約7% | 約2,100ウォン |
| 100,000ウォン | 約7.5% | 約7,500ウォン |
| 300,000ウォン | 約8% | 約24,000ウォン |
| 1,000,000ウォン | 約8% | 約80,000ウォン |
オリーブヤングでまとめ買いしたコスメ、空港でのブランドバッグ、友人へのお土産まで。 同じ買い物でも、免税を使うかどうかで帰国後の「節約額」は大きく変わります。
韓国の付加価値税(VAT)の仕組み
韓国では、商品・サービスのほとんどに10%の付加価値税(VAT)が課されています。
この税金は「国内で消費する人向け」なので、外国人旅行者が持ち帰る商品は対象外。
そのため、購入時や帰国時に税金分が戻ってくる=免税制度という仕組みです。
還付は「その場で受け取る」か「後で申請する」かの2種類。
即時還付なら店舗で自動処理、事後還付なら空港やアプリで申請。
どちらを選んでも、難しい手続きは一切ありません。
還付上限と注意点
- 即時還付は1回につき50万ウォン(約5万円)まで
- 旅行全体では200万ウォン(約20万円)までが目安
- 使用済み・開封済みの商品は還付対象外
- レシートは必ずまとめて保管(空港で提示が必要)
旅行中はレシートを1つの封筒にまとめておくのがおすすめ。
空港で慌てずに済み、スムーズに還付が受けられます。
詳しくは税関ホームページ(海外旅行者の免税範囲)をご覧ください。
免税を受けるための条件と必要書類

韓国では、外国人旅行者なら基本的に誰でも免税が利用できます。
ただし「買えば自動的に免税」ではなく、条件と書類を満たす必要があります。
免税の対象になる人
対象は90日以内の短期滞在者。
観光・ショッピング目的の旅行者であれば、国籍を問わず利用可能です。
一方で、留学・就業などの長期滞在者や、韓国で住民登録をしている人は対象外。
- 外国籍を持ち、90日以内の滞在
- 韓国内で消費しない商品(持ち帰る品)
- TAX FREEマークのある店舗での購入
「お土産」や「プレゼント用」なら基本的に免税対象です。
購入条件と金額の目安
免税が適用されるのは、1店舗あたり30,000ウォン以上の買い物から。
合算は不可なので、同じ店でまとめて買うのがコツです。
例)
・オリーブヤングでコスメを3点=合計35,000ウォン → 免税対象
・3店舗で10,000ウォンずつ購入 → 対象外
1回の免税上限は50万ウォン、旅行中の合計上限は200万ウォン程度が目安です。
必要書類と提示タイミング
必要なのは、パスポートと購入レシートの2つだけ。
支払い時にパスポートを提示することで即時免税処理が可能です。
クレジットカード払いの場合、カード番号とパスポートが紐づけられるため、空港での手続きも簡単になります。
- パスポート(コピー不可)
- TAX FREE表記のレシート
- クレジットカード(カード払い時)
レシートは折りたたまずに保管しておくと、端末でスキャンがスムーズです。
韓国から日本へ持ち込める免税範囲
日本への帰国時は、日本の免税上限にも注意が必要です。
20万円以内であれば非課税、それを超えると関税が発生します。
【主な制限】
- 酒類:3本(760ml)まで
- タバコ:200本まで
- 香水:2本(60ml)まで
高級バッグなど20万円を超える品を購入した場合は、日本の税関で申告を忘れずに。
韓国での免税手続き方法【店舗・空港・アプリ別に解説】

免税の方法は大きく3パターン。
店舗でその場で還付する「即時免税制度」、
空港や市内でまとめて申請する「事後免税制度」、
そしてスマホで完結する「デジタル免税」です。
店舗での即時還付(即時免税制度)
最も簡単なのがこの方法。
会計時に「TAX FREE」と伝え、パスポートを見せるだけ。
ロッテ免税店、新羅免税店、オリーブヤングなどでは自動で税金分が引かれます。
現金でもカードでもOK。支払い完了後のレシートに「TAX FREE」や「VAT REFUND」と印字されていれば手続き完了です。
空港での追加申請は不要で、旅行中の買い物がそのままお得になります。
市内カウンターでの事後還付
明洞、弘大、釜山、済州など主要観光地には還付カウンターがあります。
店舗が即時免税に対応していない場合、ここでまとめて還付を受けられます。
- TAX FREE加盟店で買い物
- レシートを保管しておく
- 市内カウンターでパスポートと一緒に提示
- 現金またはカードで還付を受け取る
観光途中に立ち寄れるため、空港の混雑を避けたい人にもおすすめです。
空港・港での免税手続き

空港には自動端末と有人カウンターが設置されています。
仁川・金浦・釜山など主要空港では、出国審査前に還付申請を済ませましょう。
- レシートをまとめておく
- 端末(KIOSK)でパスポートとレシートをスキャン
- 検査対象があれば係員に提示
- 現金またはカードで還付を受け取る
出発直前は混雑するため、2時間前には空港に到着しておくのが安心です。
美容クリニックや整形外科での免税

美容大国・韓国ならではの制度です。
美容外科や皮膚科、医療エステなどでは、外国人向けの免税制度が利用できます。
施術代が対象になるケースもあり、整形ツーリズム利用者に人気です。
ただし、医療目的の手術・治療は対象外。
美容目的であること、免税対応クリニックであることを確認しましょう。
アプリでの免税申請(K-Refundなど)
近年増えているのが、アプリを使った「デジタル免税」。
K-Refund、Global Tax Freeなどのアプリにパスポートを登録し、レシートのバーコードをスキャンするだけで申請完了です。
返金は数日〜数週間後にカードまたは口座へ反映されます。
並ばず、紙レシートも不要。
旅慣れた韓国リピーターの間で最も人気のある方法です。
Trip.comで韓国旅行を計画しよう!
免税を忘れた・できなかった場合の対処法

空港での長蛇の列や時間切れで「免税できなかった…」というケースも。
そんなときは以下の点をチェックしましょう。
空港での手続き忘れ
残念ながら、原則として後日申請はできません。
出発当日は早めに空港へ向かい、出国審査前にカウンターへ。
特に仁川空港は広いため、1時間以上余裕を持って行動するのがコツです。
レシートやパスポートを紛失した場合
レシートをなくした場合、還付は不可です。
再発行は基本できないため、購入時点で封筒やクリアファイルに保管を。
パスポートを忘れた場合も同様に免税対象外になります。
クレジットカードへの返金が遅い場合
カード還付は2〜8週間が一般的。
反映されない場合は、Global Tax FreeやK-Refundなどのサイトから申請状況を確認できます。
還付状況の確認ページでは、英語・日本語で問い合わせ可能です。
韓国の人気免税店をもっとみる
記事:韓国の人気免税店12選!ソウル・釜山・各空港のおすすめ店舗
韓国の人気免税店とおすすめ商品

韓国には、ソウル・釜山・済州など各地に免税店が点在しており、どの店舗も日本人観光客に大人気です。
空港だけでなく、市内中心部の百貨店型免税店でも同じように還付を受けられるため、観光ついでのショッピングにも便利。
ロッテ免税店や新羅免税店のような大手では、海外ブランドから韓国コスメ、家電、食品まで何でも揃い、最大30〜40%オフのセールを行うこともあります。
特にコスメや香水、ファッション小物は日本より価格が安く、「ここでしか買えない限定パッケージ」や「旅行者限定割引」も多数。
韓国の免税店は単なる買い物スポットではなく、観光そのものを楽しめるエンタメ空間として進化しています。
ここからは、人気の3大免税店と、実際に買うべきおすすめ商品を紹介します。
ロッテ免税店(明洞・仁川空港)
ロッテ免税店は、圧倒的なブランド数を誇る韓国最大級の免税店。
コスメからハイブランドまで、ほぼすべてが揃います。
旅行者向けクーポンも豊富で、空港受け取りにも対応。
新羅免税店(東大門・金浦空港)
新羅免税店は、高級ブランドのラインナップが充実。
香水・ファッション・コスメのセンスある品揃えが魅力です。
現代百貨店免税店(江南・COEX)
現代百貨店免税店は、スタイリッシュで落ち着いた雰囲気。
ハイブランドに加えて地元デザイナー商品も充実しています。
免税店で買うべき人気アイテム5選
- 韓国コスメ(CLIO、HERA、Dr.Jartなど)
- スキンケア(CNP、COSRX)
- お菓子(MarketO、オリオン)
- ファッション小物(Gentle Monsterなど)
- 健康サプリ・紅参製品
韓国免税店のオンライン利用ガイド【事前予約で時短】

「現地でゆっくり観光したい」「時間のロスは最小限にしたい」──そんな人におすすめなのが、オンライン免税店です。
韓国では出発前に欲しいものをネットで注文し、空港で受け取るだけで免税価格で買い物ができます。いわば“旅行前にショッピングを終わらせておく”スタイル。実際に現地で買い回るよりも、はるかにラクでお得なんです。
たとえば、人気のロッテ免税店・新羅免税店・現代免税店などでは、公式サイトやアプリからコスメやブランド小物を選んで購入できます。
価格が事前に確定するので、為替レートの変動にも左右されにくく、当日「売り切れだった!」という心配もありません。
しかも、免税価格+オンライン限定クーポン+ポイント割引の“トリプル割”が狙えるのが魅力です。
公式オンライン免税店の使い方
まずは会員登録からスタートです。
登録画面では、パスポートと同じローマ字表記の名前、パスポート番号、出発便名を入力します。
国・地域を「日本」に設定しておくと、日本語表示になり、限定クーポンが表示されやすくなります。
次に商品を選びましょう。
同じ商品でも免税店によって価格や特典が少しずつ違うため、ロッテ/新羅/現代の3店舗を比較するのがおすすめです。
カートに入れておくと価格が変動したときに通知が届くこともあるので、旅行日までに最安値を見つけやすくなります。
決済前には、クーポンとポイントを必ずチェック。
「新規登録クーポン」「ブランド別割引」「アプリ限定コード」など、複数の割引が重なることがあります。
すべて適用したうえで決済を完了し、メールで届く注文番号と引換番号(バーコード)はスマホに保存しておきましょう。
機内モードでも開けるようにしておくと安心です。
受け取り方法と注意点
出発当日は、空港の免税受け取りカウンターで商品を受け取ります。
案内サインの「Duty Free Pick-up」に沿って進み、パスポート・搭乗券・引換番号を提示すればOKです。
スタッフが商品を渡してくれるので、その場で色や数量を確認しましょう。
受け取りは本人限定で、代理人はNGです。
また、受け取り場所が出国審査前なのか後なのかは、空港やブランドによって異なります。
出発前日に、場所と営業時間をもう一度確認しておくと安心です。
もし搭乗便が変更になった場合は、オンライン免税店のマイページから便名を更新すれば大丈夫。
受け取りカウンターが複数に分かれている場合もあるので、商品リストをメモしておくと、空港内で迷わず回れます。
ちょっとしたコツですが、
・バーコードはメールとアプリ両方に保存しておく
・受け取りカウンターの地図をスクショしておく
・旅程表に「免税受け取り」の時間を入れておく
これだけで、慌ただしい出発日もスムーズになります。
オンライン限定キャンペーン
実はオンライン免税店の醍醐味は、“割引の重ね技”にあります。
店舗よりもキャンペーンが多く、期間限定セールやポイントアップが頻繁に行われています。
たとえば、新規会員登録+カテゴリ別割引+アプリ限定コードを組み合わせると、最大で20〜30%引きになることも。
さらに、夜間や週末だけ開催されるタイムセールでは、数時間限定で割引率が一気に上がることもあります。
複数の免税店サイトで同じ商品をカートに入れておき、1〜2日ごとに価格をチェックするのが“底値ハンター”の基本テクニックです。
また、人気商品は在庫が動きやすいため、先に押さえてから価格調整を行うのが失敗しないコツです。
クーポンやポイントの有効期限も短いことがあるので、旅行期間内で使い切る設計を意識しておきましょう。
ちなみに、ニュースレター登録をしておくと、セール開始前に「先行コード」が届くこともあります。
欲しいブランドのタイミングを狙い撃ちできれば、免税+クーポン+早割で最強コンボが完成です。
韓国の免税に関するよくある質問
韓国で免税するといくら返ってきますか?
購入金額の7〜8%が目安です。韓国で免税になる条件は?
外国人旅行者で、TAX FREE加盟店で3万ウォン以上購入した場合です。韓国でタックスフリーのやり方は?
パスポートを提示してTAX FREE処理を受けるか、空港・アプリで還付申請を行います。3万ウォンで免税になるといくら戻る?
およそ2,000〜2,400ウォンです。免税だとどれくらい安くなる?
約7〜8%割引になります。20万円のバッグは関税がかかりますか?
20万円を超える場合、日本の税関で課税されることがあります。免税範囲は20万円までですか?
はい。20万円以内であれば免税対象です。韓国旅行で免税を使うコツは?
レシートをまとめて管理し、空港での手続き忘れに注意しましょう。
韓国の免税を使いこなせば、旅がもっとお得に!
韓国の免税制度は、知っているかどうかで旅の満足度が大きく変わります。
店舗・空港・アプリなど、シーンに合わせて使い分ければ、最大8%の還付が受けられます。
おしゃれなカフェ巡りも、ブランドショッピングも、免税を賢く使えばすべてが“お得な思い出”に。
次の韓国旅行では、「TAX FREE」のマークを探してみてください。
お財布にも、旅の思い出にも、きっと嬉しいご褒美になるはずです。
韓国行きの格安航空券
- 片道
- 往復
- direct cheapest
NRT16:002時間55分直行便ICN18:55東京 - ソウル|1月7日(水)|ティーウェイ航空(t'way)SEK 611SEK 83927% OFF27% OFFSEK 839SEK 611
NRT18:552時間55分直行便ICN21:50東京 - ソウル|1月5日(月)|ティーウェイ航空(t'way)SEK 615SEK 83927% OFF27% OFFSEK 839SEK 615
NRT11:202時間55分直行便ICN14:15東京 - ソウル|1月6日(火)|イースター航空SEK 621SEK 83926% OFF26% OFFSEK 839SEK 621
TYO1:00 PM3時間5分直行便SEL2:00 PM東京 - ソウル|Mon, Dec 15|ティーウェイ航空(t'way)ほかの航空券を検索ほかの航空券を検索
取り消し線のある価格は、Trip.com上の該当する路線の平均価格に基づいて計算されています。





