
バンコク旅行の準備で最も重要なのは、
「乾季・暑季・雨季」という3つの季節の特性と、それに伴う「体感温度」を正しく理解することです。
実は、気温の数字だけではわからない現地のリアルな気候が、旅の快適さを大きく左右します。
季節 | 平均気温 | 特徴 |
乾季 | 約30℃ | ・乾燥 |
暑季 | 35℃超 | ・1年で最も暑い |
雨季 | 30℃前後 | ・短時間のスコール |
表からも分かる通り、バンコクの気候は日本の四季とは全く異なり、単に気温が高いだけではありません。
強烈な日差し、肌にまとわりつく湿気、突然のスコールなど、季節によって異なる特徴があります。
これらの気候特性を知らずにバンコクを訪れると、
「暑すぎて観光に集中できない」「スコールでびしょ濡れになった」「お店の冷房で体調を崩した」といった失敗につながりかねません。
そこでこの記事では、あなたのバンコク旅行が最高に快適なものになるよう、現地の気候を徹底的に解説します。
バンコクの気候は3つの季節に分かれる
バンコクの気候は日本のような四季ではなく、「乾季」「暑季」「雨季」という3つの季節に分かれています。
それぞれの季節が持つ特徴を知ることが、旅行の計画を立て、現地で快適に過ごすためのカギ。
ここでは、3つの季節それぞれの気候、体感温度、そしてその時期に最適な過ごし方や服装を具体的に解説します。
乾季(11月〜2月)

特徴
1年で最も過ごしやすい「乾季」は、バンコク旅行のベストシーズンと言えます。
平均気温は30℃前後ですが、湿度が低く降雨もほとんどないため、日本の爽やかな秋のような気候です。
日差しは強いものの、カラッとした空気のおかげで日陰に入ると涼しく感じられます。
乾季は観光のベストシーズン
この季節は、屋外でのアクティビティが最も快適に楽しめます。
夜風が心地よい川沿いのナイトマーケット「アジアティーク」を散策したり、
ライトアップされた寺院を眺める「チャオプラヤー川」のディナークルーズに参加したりすれば、最高の思い出になるでしょう。
服装
服装は、日中は日本の夏服である半袖・短パンで問題ありません。
ただし、朝晩は少し肌寒く感じることもあるため、薄手の羽織ものが1枚あると重宝します。
暑季(3月〜5月)

特徴
「暑季」は、その名の通り1年で最も気温と湿度が高くなる過酷な季節です。
平均気温は35℃を超え、湿度も高いため、体感温度は40℃以上に達することもあります。
この時期に旅行するなら、厳しい暑さを前提とした計画が不可欠です。
注意点・対策
日中の最も暑い13時から16時頃の屋外行動は、熱中症のリスクがあり危険です。
この時間帯は、BTS(高架鉄道)で直結している「サイアム・パラゴン」などの巨大ショッピングモールをはしごして、涼しい屋内で過ごすのが良いでしょう。
服装
服装は通気性の良い夏服が基本ですが、それ以上に熱中症対策が欠かせません。
汗で失われる塩分を補給するための塩分タブレットは必須アイテムです。
雨季(6月〜10月)

特徴
「雨季」は、スコールと呼ばれる短時間の激しい雨が特徴の季節です。
日本の梅雨のように1日中シトシトと降り続くことは稀で、多くの場合、決まった時間帯に集中して降ります。
この降雨パターンを理解すれば、雨を避けながら賢く観光できます。

このグラフのように、雨季の雨は主に午後の14時から18時にかけて、1〜2時間ほど集中的に降る傾向があります。
午前中は晴れていることが多いため、屋外の観光は午前中に済ませるのが効率的です。
雨季は特に日本とは大きく異なる特徴を持った季節なので、注意点や服装については次の章で詳しく解説します。
日本との気候の違いに注意!バンコク旅行の服装と持ち物
バンコク旅行の準備で、「日本と同じ夏服で大丈夫」と考えるのは少し待ってください。
常夏の国ならではの気候の違いを理解し、それに合わせた服装と持ち物を用意することが、旅の快適さを決めるポイントです。
ここでは、1年を通しての基本的な服装の考え方と、バンコク特有のスコールに対処するための具体的なアイテムを解説します。
基本の服装

バンコクでの基本的な服装は、
日本の夏服をベースに、状況に応じて体温を「調整できるアイテム」を加えるのがおすすめ。
Tシャツやワンピースなど、コットンやリネンといった通気性の良い素材の服が中心になります。
しかし、屋外の猛烈な暑さとは対照的に、デパートやBTS(電車)の車内は冷房が非常に強く、寒さを感じるほどです。
また、寺院を訪れる際には、肩や膝を露出した服装はマナー違反となります。
そこで活躍するのが、薄手のカーディガンや大判のストールなどの「調整アイテム」です。
軽く持ち運びやすい羽織ものを1枚バッグに入れておけば、冷房対策と寺院観光の両方に対応できます。
スコール対策は万全に

特に雨季に旅行する場合、スコールへの備えは必須です。
日本の雨とは違う、突然の激しい豪雨に対応するための準備をしましょう。
日本の感覚だと折りたたみ傘が思い浮かびますが、風を伴う激しいスコールではあまり役に立たないこともあります。
現地では、コンビニで100円程度で買える薄いレインコートが主流です。
両手が空き、全身を覆えるため、傘よりも実用的です。
また、スコール対策の極意は、濡れることを前提に準備すること。
足元は、濡れてもすぐに乾くクロックスのようなサンダルが最適です。
スニーカーは一度濡れると乾きにくく、不快な思いをします。
また、スマートフォンや財布など、
絶対に濡らしたくない貴重品は、防水仕様のバッグやポーチに入れて守りましょう。
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バンコクの気候に関するよくある質問
商業施設のエアコンはどれくらい寒いですか?
日本の夏場の設定温度よりもかなり低く、人によっては肌寒く感じるレベルです。また、外との温度差は20℃近くになることもあります。長時間滞在すると体が冷え切ってしまうため、薄手のカーディガンやストールは必ず1枚持ち歩くことを強くおすすめします。9月は1日中雨が降っていて楽しめませんか?
いいえ、1日中雨が降り続くことは稀で、計画次第で十分に楽しめます。9月は雨季にあたりますが、その雨は午後の特定の時間に1〜2時間だけ集中して降る「スコール」がほとんどです。午前中に屋外の観光を済ませ、雨の時間はショッピングやマッサージを楽しむなど、雨季のパターンを逆手にとった計画を立てれば、快適に過ごすことができます。湿度対策で日本から持っていくと便利なものはありますか?
汗拭き用の冷感シート、速乾性の高い衣類、携帯扇風機などはバンコクでの湿気対策に役立つのでおすすめです。日差しは日本の夏と同じレベルですか?
いいえ、日本以上に日差しが強いため対策が必要です。そのため、日本の夏の感覚でいると、短時間で日焼けしてしまう可能性があります。帽子やサングラスはもちろん、最高レベルの日焼け止めをこまめに塗り直すことを心がけましょう。
バンコクの気候を知って旅行の準備をしよう

この記事では、バンコクの「乾季・暑季・雨季」という3つの季節ごとの気候の特徴と、
それに合わせた最適な過ごし方、そして服装や持ち物の具体的な準備について解説しました。
バンコクの気候のポイントを最後にもう1度確認しましょう。
- 気候は3つの季節に分かれる: バンコクの気候は「乾季・暑季・雨季」に分かれます。気温だけでなく、湿度やスコールの有無が快適さを大きく左右します。
- 服装の基本戦略:「日本の夏服+調整用の羽織もの」が鉄則です。屋外の暑さと、極端に寒い屋内の両方に対応できます。
- スコールは「避ける」より「やり過ごす」:雨季のスコールは、パターンを読んで濡れる前提の準備(サンダルや防水バッグ)をすれば、戸惑いません。
もう現地の気候に戸惑い、服装選びで失敗することはありませんね。
旅行シーズンに合わせた万全の準備をして、バンコク旅行を思いっきり満喫してください。
- 片道
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