プーケット旅行の費用はいくら？3泊4日の予算と節約術

「プーケット旅行に行ってみたいけど、費用がいくらかかるのか見当もつかず、計画が立てられない…」
そんな風に悩んでいませんか？

プーケット旅行の費用は、誰と、どんな目的で訪れるかによって大きく変動します。
満足のいく旅行を計画するためには、
まず「理想の過ごし方」を思い描き、それに合わせた予算を把握することが成功のカギ。

プーケット旅行の費用目安早見表
（3泊4日の場合）

上記の表のように、まずはおおよその費用感を知りましょう。

さらに具体的なモデルプランを参考にすることで、
ご自身の旅行に置き換えて考えやすくなり、より現実的な計画を立てることができますよ。

この記事では、プーケット旅行の費用に関してさらに詳しく解説していきます。

【プラン別】プーケット旅行の費用

プーケット旅行の費用は、旅行のスタイルによって大きく変わります。
ここでは「3泊5日女子旅」「4泊6日カップル旅行」「5泊7日家族旅行」という3つのモデルプランから、それぞれの費用内訳やモデルスケジュールを具体的に解説します。

ご自身の計画に近いプランを参考にすることで、必要な予算がイメージしやすくなりますよ。

3泊4日女子旅プランの場合

美容とグルメ、そして少しの冒険を楽しむ、よくばりな女子旅プランです。
フォトジェニックなカフェ巡りや癒やしのタイマッサージ、美しい離島へのツアーなど、女性に人気の要素を詰め込みました。

費用は抑えつつも、思い出に残る体験をしっかり満喫できるのがポイントです。
費用を抑えながら、満足度の高い旅を実現するためのコツもご紹介します。

モデルスケジュール＆かかる費用

【1日目】 午後プーケット着 → パトンビーチ散策 → 屋台ディナー（費用：約1,500円）
活気あふれるパトンビーチを散策し、ローカルな雰囲気の屋台でパッタイやシーフードBBQを楽しみます。

【2日目】 ピピ島日帰りツアー → サンセットバーで一杯（費用：約9,000円）
映画の舞台にもなった美しいピピ島へ。
シュノーケリングで透明な海を満喫した後は、絶景のサンセットバーで乾杯。

【3日目】オールドタウンでカフェ巡り → 2時間のタイマッサージ（費用：約4,000円）
カラフルな街並みが魅力のプーケット・オールドタウンでおしゃれなカフェをはしご。
旅の締めくくりには、本場のタイマッサージで心身ともにリフレッシュします。

このプランの費用を抑えるポイント

スパやマッサージは、ホテルのスパではなく街中の店舗を利用するのがおすすめです。
ホテルのスパは高価ですが、街中のマッサージ店なら1時間300バーツ（約1,200円）前後から本格的な施術を受けられます。

施術内容やお店の雰囲気も多種多様なので、口コミなどを参考に自分に合ったお店を探してみましょう。
ホテルのスパと比較すると、半額以下で済むことも珍しくありません。

4泊5日カップルプランの場合

アクティブな体験とロマンチックな時間を両立させる、新婚旅行などのカップル向けのプランです。
美しい海でのダイビングや象との触れ合い体験でアクティブに過ごす日もあれば、
ビーチ沿いのレストランで夕日を眺めながらディナーを楽しむロマンチックな時間も大切に。

少し贅沢なホテルに滞在し、2人の絆が深まるようなメリハリのある特別な思い出作りを演出しましょう。

モデルスケジュール＆かかる費用

【1～2日目】 プーケット到着後、ホテルでのんびり。翌日は体験ダイビングに挑戦。（費用：約15,000円）

【3日目】象の保護施設「エレファントサンクチュアリ」で象と触れ合う。夜はビーチ沿いのレストランでロマンチックディナー。（費用：約10,000円）

【4日目】 スピードボートで離島を巡り、プライベート感のあるビーチでリラックス。（費用：約8,000円）

【5日目】お土産探しと最後のタイ料理を堪能し、深夜便で帰国へ。

このプランのホテル選びのコツ

ダイビングや離島ツアーなど、様々なアクティビティに参加する場合、送迎サービスの起点となることが多いパトン地区のホテルが便利です。

例えば、プール付きの4つ星ホテル「ザ チャーム リゾート プーケット」は、ビーチに近く、観光にも便利な立地でおすすめです。
1泊約12,000円から宿泊でき、快適な滞在が期待できます。

5泊6日家族旅行プランの場合

小さなお子様がいても安心して楽しめる、ゆったりとした家族旅行プランです。
子供のペースに合わせて無理なく楽しめるビーチ遊びや、家族みんなで楽しめるテーマパークなどを盛り込みました。

また、プライベートプール付きのヴィラに滞在すれば、周りを気にせずのびのびと過ごせます。
ここでは、子連れ旅行ならではの費用や注意点もあわせて解説します。

モデルスケジュール＆かかる費用

【1～2日目】 プーケット到着、空港からホテルまでは事前予約した送迎サービスで快適に移動（約4,000円）
到着後はヴィラのプライベートプールで水遊び。夕食は近くのスーパーで食材を買い込み、ヴィラで自炊やテイクアウトを楽しみます（滞在中の軽食・飲料代含め約4,000円）。

【3日目】波の穏やかなナイハーンビーチで海水浴。（費用：約5,000円）
ビーチチェアとパラソルをレンタルし（約1,000円）、のんびり過ごします。
ランチはビーチ沿いのレストランでタイ料理を堪能（約4,000円）。

【4日目】 大人はリフレッシュ、子供はホテルでのんびり。（費用：約10,000円）
午後の数時間、ホテルのベビーシッターサービスを利用（約3,000円）。
その間に夫婦で街中のスパへ行き、2時間のタイマッサージとハーバルボールで癒やしの時間を満喫します（2名で約7,000円）。

【5日目】テーマパーク「カーニバルマジック」を満喫。（費用：約18,000円）
夜に開催される光と音のスペクタクルへ。入場券（ビュッフェディナー付き）は大人1人約7,000円、子供は約6,500円が目安。
園内の乗り物やゲームも楽しめます（追加費用約1,000円）。

【6日目】ショッピングモールでお土産探し。（費用：約12,000円）
大型ショッピングモール「セントラル・プーケット」へ。
お土産を購入し（約10,000円）、フードコートで最後のタイ料理を楽しみます（約2,000円）。

子連れ旅行の費用と注意点

国際線の場合、2歳未満の幼児は座席を使用しなければ大人運賃の10%程度、座席を使用する場合は小児運賃（大人運賃の75%程度）がかかるのが一般的です。
2歳から11歳は小児運賃が適用されます。

LCCの場合は規定が異なるため、各航空会社の公式サイトで確認が必要です。

プーケット旅行の航空券費用

引用：Wikipedia

格安のLCCは、エアアジア（AirAsia）やスクート（Scoot）、タイ・ライオン・エア（Thai Lion Air）などが代表的で、価格を抑えられる点が最大の魅力です。
ただし、手荷物の預け入れや機内食が有料の場合が多い点には注意が必要です。

一方、フルサービスキャリアにはJALやANAといった日系航空会社のほか、
タイ国際航空やシンガポール航空、キャセイパシフィック航空などがあります。
価格は高めですが、各種サービスが含まれており、快適な空の旅が期待できます。

なお現在、日本からプーケットへの定期直行便はなく、
バンコクやシンガポール、香港などを経由するのが一般的です。

プーケット旅行のホテル費用

プーケットのホテル料金は、滞在するエリアとホテルのグレードによって大きく異なります。
最も賑やかなパトンビーチ周辺はホテルの数が多く価格帯も幅広い一方、
ラグーナ地区のような高級リゾートエリアは、静かで落ち着いた滞在ができますが価格帯は高めです。

アクティビティやナイトライフを楽しみたいならパトンビーチ、
美しいビーチで静かに過ごしたいならカタビーチやカロンビーチ、
街歩きが好きならプーケットタウンというように、
滞在の目的に合わせてエリアを選ぶことが、ホテル選びで失敗しないためのポイント。

また、表の料金はあくまで通常期の目安です。
乾季のピークシーズン（11月～3月頃）は価格が上がり、雨季（5月～10月頃）は比較的安くなる傾向があります。

プーケット旅行の食費

• 朝食：200～400バーツ（約886～1,772円）
• 昼食：300～600バーツ（約1,329～2,658円）
• 夕食：500～1000バーツ（約2,215～4,429円）
• カフェ：200～400バーツ（約886～1,772円）

プーケット旅行の食費の目安は、1日あたり4,000円です。

プーケットでの食事費用は、おおよそ1日あたり1000バーツ（約4,429円）程度が目安とされています。
タイの人気アイランドということもあり、プーケットの食事代はタイのほかの地域に比べてやや高い傾向があります。

タイ・プーケットの代表的な人気グルメの料金の目安もお伝えしますので、予算立ての参考にしてください。

プーケット旅行のお土産費用

プーケットのお土産は、ナイトマーケットやスーパーマーケット、ショッピングモールなど、様々な場所で購入できます。
特にスーパーマーケットは、食品系のお土産を手頃な価格で手に入れるのにおすすめです。

また、お土産にかかる費用は、渡す相手の人数や購入する品物によって大きく変動します。
例えば、友人や同僚へのばらまき用なら合計で3,000円程度、
大切な人や自分へ特別なものを買うなら10,000円以上と、予算に幅を持たせておくと安心です。

マーケットでの買い物では、価格交渉も楽しみのひとつですが、無理な値引きは禁物なので注意しましょう。

プーケット旅行の交通費

プーケットでの移動は、近距離ならトゥクトゥク、長距離ならタクシーや配車アプリの利用が一般的です。
費用を徹底的に抑えたい場合はローカルバスも選択肢になりますが、時間に余裕を持った計画が必要です。

またプーケットの交通費は、日本に比べて決して安いわけではありません。
特にトゥクトゥクは観光客価格で高めに設定されていることが多いため、乗車前の料金交渉は必須。

さらに近年では、料金が明朗で便利な配車アプリ「Grab」を利用する観光客が増えています。
事前にスマートフォンにアプリをダウンロードし、クレジットカードを登録しておくと、現地でスムーズに利用できるのでおすすめです。

プーケット旅行の観光・アクティビティー費用

プーケットでのアクティビティは、現地ツアー会社やホテルのツアーデスク、オンラインなどで予約できます。
同じ内容のツアーでも催行会社によって料金が異なる場合があるため、複数の選択肢を比較検討するのがおすすめです。

ツアーに参加せず、自分たちでビーチに行きシュノーケリングを楽しむなど、工夫次第で費用を抑えることも可能。
旅の予算と相談しながら、プーケットならではの体験を厳選して楽しむのが、満足度の高い旅にするコツです。

プーケット旅行の通信費用

プーケットでインターネットを利用するには、主に4つの方法があります。
それぞれの特徴を理解し、利用人数や期間、スマートフォンの設定などを考慮して選びましょう。

eSIM

物理的なSIMカードを差し替える必要がなく、オンラインでプランを購入し、
スマートフォンに設定をダウンロードするだけで利用できる新しいタイプのSIMです。
対応機種は限られますが、SIMカードの紛失リスクがなく、圧倒的な料金の安さが魅力です。

SIMカード

プーケット国際空港の到着ロビーや街中のコンビニエンスストアで、旅行者向けのプリペイドSIMカードが購入できます。
ただし、SIMフリーのスマートフォンが必要で、初期設定を自分で行う必要があります。

Wi-Fiルーター

日本国内の空港で受け取り・返却ができ、現地に到着したら電源を入れるだけで簡単に利用を開始できるのが最大のメリットです。
1台で複数のスマートフォンやPCを同時に接続できるため、家族や友人とのグループ旅行に特に適しています。

国際ローミング

日本の携帯電話会社が提供する海外向けのデータ通信サービスです。
設定が非常に簡単で、申し込みさえしておけば、普段使っているスマートフォンをそのまま海外で利用できます。

手軽な反面、他の方法に比べて料金が割高になる傾向があるため、
短期間の滞在や、緊急時用の通信手段として考えておくと良いでしょう。

どの方法を選ぶかによって、費用と利便性が大きく異なります。
グループで常時接続したいならWi-Fiルーター、コストを最優先するなら現地SIM、
手軽さを重視するならeSIMや国際ローミングと、ご自身の優先順位に合わせて最適なものを選びましょう。

プーケット旅行の海外保険費用

海外旅行保険は、主に保険会社が提供する商品に個別に加入する方法と、
クレジットカードに付帯している保険を利用する方法の2種類があります。

補償内容や加入の手軽さが異なるため、それぞれの特徴を比較検討しましょう。

費用がかからないクレジットカード付帯保険は非常に魅力的ですが、利用する際には注意が必要です。

まず、ご自身のカードが「自動付帯」か「利用付帯」かを確認しましょう。
「利用付帯」の場合、航空券やツアー代金をそのカードで決済しないと保険が適用されません。

また、最も重要な治療・救援費用（現地での治療費や日本への緊急移送費）の補償額が、
保険会社の商品に比べて低めに設定されていることが多く、200万円～300万円程度が一般的です。
万が一、手術や入院が必要になった場合、この金額では不足する場合があります。

安心して旅行をするためには、クレジットカード付帯保険の補償内容を確認した上で、
不足分をカバーできる保険会社のプランに別途加入するのがおすすめです。

プーケット旅行の費用はプランによって大きく異なる

この記事ではプーケット旅行にかかる費用を、
モデルプランから航空券、ホテル、現地での支出といった項目別に至るまで、詳しく解説してきました。

満足度の高い旅行計画を立てるためのポイントを振り返りましょう。

• 旅行費用は、女子旅、カップル、家族など、旅のスタイルによって大きく異なる。
• 航空券とホテルは、時期や航空会社、エリアとランクの選び方次第で費用を調整可能。
• 食事や交通、アクティビティの費用相場を事前に把握しておくことで、現地での予算管理がスムーズに。
• 両替は現地がお得、支払いはクレジットカードと現金を賢く使い分けるのがポイント。

これらを抑えれば、漠然としていたプーケット旅行の費用が明確になり、
ご自身の理想に合わせた具体的な予算計画を立てられるはずです。

紹介した費用を参考に、最高のプーケット旅行を実現してくださいね。