
「北京に行きたいけど、円安で高くなっているかな?」
「2泊3日の北京旅行はいくら必要?」
そんな不安を抱えていませんか?
結論からお伝えすると、2泊3日の北京旅行にかかる予算の目安は、1人あたり総額10万〜15万円です。
地下鉄やローカルグルメなど、日本より圧倒的に安く済む費用も多く、
ポイントさえ押さえれば賢く費用を抑えることができます。
航空券やホテルの相場はもちろん、
ガイドブックには載っていない通信費やホテルのデポジットといった隠れコストまで、
北京旅行のリアルな「お金事情」を徹底的にまとめました。
現地で「予算が足りない!」と慌てないための予算計画を、一緒に見ていきましょう。
2泊3日の北京旅行の費用はいくら?

Summer Palace
北京旅行にかかる費用の総額は、1人あたり約10万〜15万円が目安です。
欧米に比べれば割安ですが、昨今の円安や燃油サーチャージの影響で以前より相場は上がっています。
LCCのセール活用や現地の公共交通機関をうまく使うことで、費用を大幅に抑えることも可能です。
まずは、あなたの旅のスタイルに合わせた予算を把握しましょう。
旅行スタイル | 予算目安 | 内訳・特徴 |
コスパ重視の方 | 約7万〜9万円 | ・LCC(格安航空会社)利用 |
標準旅タイプの方 | 約10万〜15万円 | ・FSC(フルサービス)直行便 |
リッチ旅の方 | 20万円〜 | ・JAL/ANAなど日系航空会社 |
北京旅行に必要な費用の内訳
航空券から現地での観光費まで、項目ごとの相場を詳しく解説します。
1. 航空券代(フライト)

中国行きの費用をおさえるなら、中国国際航空などの「中国系航空会社」を利用しましょう。
日系大手より、3〜5万円ほど安い傾向があります。
最安値の狙い目は、冬の1月〜2月や6月。逆に、GWや夏休み、
中国の大型連休である「国慶節」は価格が倍近く高騰するため、避けた方がいいでしょう。
航空会社 | 閑散期の費用 | 繁忙期の費用 | 特徴 |
中国系エアライン | 5万〜8万円 | 10万〜15万円 | 直行便もありコスパ最強。機内サービスはシンプル。 |
日系フライト | 9万〜14万円 | 16万〜25万円 | 日本語対応や機内食の質で安心感が高い |
2. ホテル・宿泊費

北京の宿泊費は東京と同等か、やや割安です。
料金の目安として、3つ星クラスで1泊1室8,000円〜1万円、
日系や外資系高級ホテルでも2万円台から宿泊可能と、ホテルの選択肢は豊富です。
ホテルランク | 予算の目安 | 注意点 |
格安・ホステル | 4,000円〜 | 「外国人宿泊不可」が多い |
スタンダード(3-4つ星) | 8,000円〜1.5万円 | 清潔で快適。ビジネスホテル相当 |
ラグジュアリー(5つ星) | 2万円〜5万円 | 日本の同クラスより割安で高級感を味わえる |
北京旅行のおすすめホテル
5つ星
ビジネス向け
ファミリー向け
3. 食費・グルメ

北京の食費は、驚くほどピンキリです。
ローカルな食堂で食べる麺類や肉まんは数百円でお腹いっぱいになりますが、
外国人向けのカフェやレストランは日本より高い場合があります。
とくに、スターバックスなどのコーヒーチェーンは1杯600〜700円、
名物の「北京ダック」は有名店に行くと1人5,000円以上が相場です。
メリハリをつければ、1日3,000円程度で十分に美味しい北京グルメを楽しめます。
品目 | 現地価格 | 日本円換算 |
ミネラルウォーター | 2〜3元 | 約40〜60円 |
麺類・肉まん | 15〜30元 | 約300〜600円 |
カフェのコーヒー | 30〜40元 | 約600〜800円 |
北京ダック | 200〜400元 | 約4,000〜8,000円 |
4. 交通費(地下鉄・タクシー・配車アプリ)

北京の交通費は、日本より圧倒的に安いです。
- 地下鉄の初乗り:約60円〜
- タクシー初乗り:約280円〜
流しのタクシーが捕まりにくいため、配車アプリ「DiDi」の準備が必須です。
行き先を中国語で告げる必要がなく、観光客にとって最強の移動手段となります。
交通手段 | 料金目安 | 特徴 |
地下鉄 | 3元〜(約60円〜) | 渋滞知らずで最安。空港線も安い。 |
タクシー・DiDi | 13元〜(約280円〜) | 初乗りが安い。30分乗っても1,000円〜1,500円程度。 |
バス | 2元〜(約40円〜) | 非常に安いが路線が複雑で上級者向け。 |
以下の記事が参考になります。
5. 観光・アクティビティ費

紫禁城
北京の観光施設の入場料自体は安いですが、「予約困難」が最大の壁です。
とくに「故宮博物院(紫禁城)」はチケット争奪戦が激しく、公式サイトでの個人予約は至難の業。
入場料は1,200円程度ですが、確実に手配するために代理店やオプショナルツアーを利用する場合、
手配料込みで数千円〜1万円近く予算に組み込んでおく必要があります。
▼北京の人気観光スポット▼
スポット名 | 入場料(目安) | 備考 |
40〜60元(約1,200円) | 事前予約必須。代行を使うと高くなる傾向。 | |
40元+RW代など | 往復ロープウェイ代で別途2,000〜3,000円必要。 | |
15〜34元(約300円〜) | チケットの種類(通し券など)により変動。 | |
15〜19元 ( 300〜400円) | パンダ館込みのチケット購入がおすすめ。 | |
20〜30元 (400〜600円) | 主要エリア(仏香閣等)は追加料金 |
- 北京定番スポットチケットの事前予約なら、Trip.comがお得!





忘れがち!北京旅行で必要なその他の費用
航空券とホテル代だけで予算を組んでいませんか?
北京旅行には、まだまだ必要な費用があります。
現地で「現金が足りない!」「予想外の出費で予算オーバー」と慌てないよう、
以下の5つの隠れコストを予備費として計上しておきましょう。
1. ビザ申請費用

2025年現在、日本国籍の方が観光や親族訪問で中国(北京)を訪れる場合、滞在期間が15日以内であればビザは免除(不要)です。
これにより、以前かかっていたビザ取得費用や手間が大幅に削減されました。
ただし、16日以上の長期滞在や特殊な業務を行う場合はビザ申請が必要となり、費用と時間がかかるため注意が必要です。
滞在期間・目的 | ビザの必要性 | 費用(手数料) | 備考 |
15日以内(観光) | 不要(免除) | 0円 | パスポートだけで入国可能 |
16日以上 | 必要(要申請) | 約8,000円〜 | ビザセンターでの申請が必要 |
特急申請(3日後受取) | 必要 | 約15,000円〜 | 急ぎで取得する場合の追加料金 |
2. インターネット通信費(eSIM)

中国ではLINEやGoogleマップが規制されており、そのままでは使えません。
対策として最もおすすめなのが「中国対応のeSIM」です。
Wi-Fiルーターのように荷物にならず、VPNアプリを別途契約しなくても、設定するだけで日本のアプリがサクサク繋がります。
物理的なSIMカードの差し替えも不要なので、紛失リスクもありません。
プラン | 費用の目安 | おすすめユーザー |
1GB / 日(3日間) | 約700円〜1,000円 | 地図とLINEチャット中心の節約派 |
3GB / 日(3日間) | 約1,500円〜2,000円 | SNS投稿や動画も見たい標準派 |
無制限(3日間) | 約2,500円〜 | 仕事やテザリングも使うヘビーユーザー |
3. 海外旅行保険

北京の外国人向け医療機関は自由診療扱いとなり、医療費が非常に高額です。
風邪薬をもらうだけで数万円かかることもあります。
クレジットカード付帯の保険で賄う場合は、必ず「利用付帯(旅行代金をそのカードで支払う)」などの適用条件を確認してください。
不安な場合は、キャッシュレス診療(窓口負担ゼロ)が可能な掛け捨て保険に入りましょう。
保険タイプ | 費用目安(3日間) | メリット・注意点 |
ネット加入型保険 | 1,500円〜3,000円 | 補償が手厚く、日本語通訳サービス付きが多い。 |
クレカ付帯保険 | 0円(要条件確認) | カードを持っているだけで適用。補償額は低め。 |
空港カウンター加入 | 3,000円〜 | 出発直前に入手可能だが、割高になる傾向。 |
4.お土産代

北京のお土産代は「どこで買うか」で、予算が大きく変わります。
空港や観光地のギフトショップは日本並みの価格ですが、
現地のスーパーマーケットを利用すれば、バラマキ用のお菓子や中国茶を格安で購入できます。
職場や友人へのバラマキ用と、自分用の記念品で予算を分けておくと使いすぎを防げます。
購入場所 | 価格の目安 | 特徴 |
地元スーパー | 1個 100円〜300円 | プリッツ(北京ダック味)やお茶など激安 |
観光地・空港 | 1個 1,000円〜 | 綺麗な箱入りのお菓子やパンダグッズ |
高級茶葉店 | 1缶 3,000円〜 | 質の高いジャスミン茶やプーアル茶 |
こちらの記事が参考になります。
北京でおすすめのお土産10選!日本人に人気の銘菓や購入場所を紹介
5.ホテルのデポジット代

中国のホテルでは、チェックイン時に宿泊代とは別に「デポジット(保証金)」を預ける商習慣があります。
これは部屋の備品破損やミニバー利用に備えるもので、何事もなければチェックアウト時に全額返金されます。
デポジットの金額ですが、ホテルのグレードや滞在期間によって大きく異なります。
目安として1泊あたり100アメリカドルですが、高級ホテルや長期滞在の場合はさらに高額になるでしょう。
こちらの記事が参考になります。
ホテルのデポジットとは?海外でいつ支払うの?よくわかる解説
北京の物価は高い?安い?具体的な商品の値段

中国の物価は「生活必需品と交通費は日本より圧倒的に安い」ですが、「嗜好品は日本と同等か少し高い」のが現実です。
たとえば、地下鉄やミネラルウォーターは日本の3分の1程度の価格ですが、
スターバックスのコーヒーやユニクロなどのグローバルブランドは日本と変わらない価格です。
「ローカルな体験」を中心にすれば費用は安く済みますが、「日本と同じような生活水準」を求めると意外と出費がかさみます。
カテゴリ | 商品・サービス名 | 現地価格(目安) | 日本円換算 |
飲み物 | ミネラルウォーター | 2〜3元 | 約45〜65円 |
飲み物 | コーラ | 3.5〜4元 | 約75〜90円 |
カフェ | スターバックス | 30〜33元 | 約660〜720円 |
カフェ | Luckin Coffee | 15〜20元 | 約330〜440円 |
ファストフード | マクドナルド | 35〜40元 | 約770〜880円 |
ローカル食 | 牛肉麺・炸醤麺 | 18〜25元 | 約400〜550円 |
交通費 | 地下鉄 初乗り | 3元〜 | 約65円〜 |
交通費 | タクシー 初乗り | 13元 | 約280円 |
北京旅行の費用を安く抑える3つのコツ
円安の影響で「なんとなく」旅行すると予想外の出費になりがちです。
しかし、中国ならではの事情を逆手に取れば、満足度を下げずに数万円単位で節約することもできるでしょう。
今日からすぐに実践できる、3つのテクニックを紹介します。
1. 航空券は「中国系サイト」と「セール時期」を狙う

航空券を探す際、日本の旅行サイトだけでなく、中国に強いTrip.comを必ずチェックしてください。
中国企業の運営であるため、独自の在庫や割引セールを持っており、他社サイトより安いケースが多々あります。
「春節(旧正月)」や「国慶節(10月)」の前後は航空券が高騰するため、
これらの連休を避けた平日出発にするだけで、往復3〜5万円ほど安くなることも珍しくありません。
2. 食事は「ローカルフード」と「レストラン」のメリハリを

全食をガイドブックに載っている有名店やホテルで食べると、食費は日本の2倍近くかかってしまいます。
- 朝・昼:
地元の人が通う「包子(肉まん)」屋や麺料理店へ。
1食300〜500円でお腹いっぱいになり、本場の味も楽しめて一石二鳥です。 - 夜:
北京ダックや火鍋などの高級店へ。
このようにメリハリをつけることで、食の満足度をキープしつつ、
1日あたりの食費を平均3,000円〜4,000円に抑えることができます。
3. 日本での「現金両替」は最小限にする

「とりあえず、日本で現金をたくさん両替しておこう」は最大の損です。
日本の空港での円→元への両替レートは非常に悪く、手数料も高くつきます。
現地では「Alipay(アリペイ)」などのアプリ決済を使いましょう。
クレジットカード会社の為替レートが適用されるため、現金両替より圧倒的にお得です。
現地のATMでクレジットカードを使ってキャッシングする方が、空港の両替所よりも手数料が安く済みます。
北京のベストシーズンはいつ?

北京は四季がはっきりしており、夏は高温多湿、冬は極寒と寒暖差が激しいのが特徴です。
「いつ行くか」によって、旅の快適度も予算も大きく変わります。
観光のベストシーズンと、費用を抑えられる穴場の時期を見ていきましょう。
1.北京のベストシーズンは春と秋
北京で観光に適しているのは、気候が穏やかで過ごしやすい「春(4月〜5月)」と「秋(9月〜10月)」です。
秋(9月〜10月半ば)
北京では「金秋」と呼ばれ、1年で最も美しい季節です。
雨が少なく空気が澄んでおり、万里の長城でのハイキングや故宮の散策に最適です。
春(4月〜5月)
花々が咲き誇る美しい季節ですが、年によっては「黄砂」や「柳の綿毛(柳絮)」が飛ぶことがあります。
マスクやサングラスなどの対策をしておくと安心です。
2.費用を抑えるなら冬がおすすめ
「とにかく安く行きたい」という方には、オフシーズンである「冬(11月〜3月)」が狙い目です。
航空券やホテル代が、繁忙期の半額近くまで下がることもあります。
また、観光客が少ないため、普段は混雑する「故宮博物院」なども比較的ゆっくり見学できます。
運が良ければ「雪化粧した万里の長城」という幻想的な景色に出会えるかもしれません。
3.おすすめしない時期とは?
避けたほうが無難なのは、「中国の大型連休」と「真夏」です。
- 春節(旧正月/1月〜2月頃): 多くのお店が休業します。
- 国慶節(10月1日〜7日): 中国国内の旅行者で観光地が大混雑します。航空券やホテル代も2倍〜3倍に高騰するため、費用面でも快適面でも避けるべきです。
- 真夏(7月〜8月): 気温が35度を超える猛暑日が多く、湿度も高いため、屋外を歩き回る観光には体力を消耗しすぎます。
こちらの記事が参考になります。
中国・北京のベストシーズンと日本人が避けるべき時期とは?






北京旅行の費用のよくある質問
北京では現金は使えますか?
使えますが、不便です。小さなお店やタクシーではお釣りを用意していないことが多いため、AlipayやWeChat Payなどのスマホ決済アプリの準備が強く推奨されます。日本円の現金はいくら持っていけばいいですか?
2泊3日なら、日本円で2万〜3万円分あれば十分です。
基本はスマホ決済を利用し、現金はホテルのデポジット(保証金)や、アプリが通信エラーで使えない時の緊急用として持参しましょう。レストランやホテルでチップは必要ですか?
原則、不要です。中国にはチップの習慣がないため、食事代やタクシー代に上乗せして支払う必要はありません。
高級ホテルのベルボーイ等を除き、基本的には請求額のみ支払えばOKです。観光地で学生割引やシニア割引はありますか?
はい、多くの観光施設で設定されています。故宮博物院などの主要スポットでは、入場料が半額になることもあります。
チケット購入時にパスポート(年齢確認)や学生証を提示できるよう準備しておきましょう。
北京旅行の費用をコスパ良くおさえるならTrip.com

北京旅行の費用を大きく左右するのは、航空券とホテル代です。
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