いまの青島の治安は？日本人が安心できる防犯対策3選

中国・青島旅行を計画中ですか？ しかし、中国では治安が気になりますよね。とくに日本人に対する感情が不安定なため、ほかの国と比べて心配になる方は多いでしょう。

そこで、この記事では最新の青島の治安情報をわかりやすく解説し、日本人が安心して楽しめるための具体的な防犯対策を紹介します。よくあるトラブル事例も交えながら、安全な青島旅行のヒントが盛り沢山です。ぜひ、最後までご覧ください！

緊急連絡先

• 警察: 110
• 消防/救急車: 119
• 交通事故: 122

在青島日本国総領事館

• 住所：山東省青島市香港中路59号
• 電話：+86-532-8090-0001

【最新】青島の治安に関する情報

2025年2月現在、外務省による中国・青島への渡航を制限されるような情報（危険レベル）は発生していません。ウイグル・チベット自治区のみ、レベル１「十分注意してください」となっています。

以下、外務省発表の詳細を引用します。

中国の治安状況は全体としては安定しています。地域によっては民族や宗教に起因する事件も発生しているので、滞在・旅行される地域に関する情報収集が重要です。

中国各地で外出の際は、不審者の接近等、周囲の状況にくれぐれも留意し安全確保に努めてください。また、お子さん連れの方は、十分注意して行動されるようにしてください。

念のため、中国・青島に渡航する際は、外務省の海外安全ホームページをチェックすることをおすすめします。

➡外務省海外安全ホームページ

青島で日本人が警戒すべき3つのトラブル

青島で日本人旅行者が巻き込まれやすい3つのトラブルを紹介します。知っておくだけで、予防対策になります。

1.ニセ警官による詐欺

中国・青島では、身分証の確認や麻薬検査を理由に、警察官を装って声をかけてくることがあります。とくに日本人観光客を狙って、所持品検査と称して財布やパスポートの提示を求めてきます。

本物の警察官は必ず警察手帳を持っており、路上での現金要求はしません。不審に感じたら、近くの交番や領事館に確認してください。できるだけ人通りの多い場所を歩き、深夜の一人歩きは避けましょう。

2.決済ツールを使ったトラブル

中国では現金よりもスマホ決済が一般的です。とくに、WeChat Payを使った詐欺には要注意。QRコードを読み取って支払う際、偽のQRコードを貼り付けられていることがあります。

見知らぬ人からWeChat経由で送金を求められても、決して応じてはいけません。お店での支払いは必ずレジ前の正規のQRコードを使うか、店員に直接確認しましょう。

3. 嫌がらせや詐欺

青島は日本との歴史的関連が深い都市です。そのため、歴史問題に敏感な一部の地域や人々との接触には注意しましょう。日中関係が緊張する時期には、日本人であることを理由にした嫌がらせや詐欺被害が報告されています。

たとえば「歴史問題についての寄付」を求める詐欺や、粗悪なサービスを提供するケースなどです。トラブルを避けるため、地元の習慣や価値観を尊重する姿勢を示し、在青島日本国総領事館の連絡先を携帯しておくと安心です。

青島で警戒すべき治安が不安定な地域

これらの地域は、他の場所と比較して盗難や詐欺の発生率が高くなる傾向があります。観光中は周囲に敏感になり、安全を優先させましょう。

1. 城陽区の一部

城陽区は青島市の西部に位置しています。工業地帯に近い地域では夜間の人通りが少なく、街灯も十分に整備されていない箇所があります。地元住民が多く住む古い住宅街では、アジア人女性の姿は目立ちやすく、不必要な注目を集めるでしょう。

区の北部は都市開発が進行中で、一人での移動は避けるべきです。タクシーの流しも少なく緊急時に助けを求めにくい環境のため、夜間の一人歩きは控えるべきエリアといえます。

2. 四方区の工業地帯

四方区は旧来の工業地帯で、鉄道駅周辺は治安が不安定です。地元の労働者向けの安価な飲食店や娯楽施設が集まるエリアがあり、酔客とのトラブルに巻き込まれるリスクも報告されています。

公共交通機関の本数も限られており、夜間は移動手段の確保が難しくなります。緊急時に英語や日本語が通じる場所が少ないため、コミュニケーションの問題も発生しやすい地域です。

3. 李村商圏の一部

李村は青島市内で混雑する商業エリアです。市場周辺は人が多く、スリや置き引きなどの軽犯罪のリスクが高まります。日本人女性の姿は目立ちやすいため、不必要な注目を集めることがあるでしょう。

裏通りには治安の悪い場所もあり、夜間は迷い込まないよう注意が必要です。商圏全体が複雑に入り組んでおり、初めて訪れる際は地図アプリを活用するか現地の事情に詳しい人と同行することをお勧めします。

青島で治安がよい地域

これらの地域は中国・青島内で治安がよく、地元の人々が安心して訪れる場所といわれています。

1. 市南区エリア

市南区は青島の中心部に位置し、観光客や外国人居住者にも人気のエリアです。特に八大関（バーダーグァン）と呼ばれる地区は、歴史的な建物や公園が多く、治安が良いことで知られています。昼夜を問わず人通りが多く、街灯も整備されているため安心して歩けます。高級住宅地や領事館も集まっているため、セキュリティ対策も充実しています。日本人を含む外国人コミュニティも形成されており、日本食レストランやスーパーマーケットも近くにあるため、日本人女性にとって暮らしやすい環境が整っています。

2. 香港中路エリア

市北区と市南区の境界に位置する香港中路は、青島の新しいビジネス中心地として発展しています。高層ビルやショッピングモールが立ち並び、セキュリティ設備の整った高級マンションも多いです。24時間営業のコンビニエンスストアもあり、夜間の移動も比較的安全です。公共交通機関へのアクセスも良く、タクシーも頻繁に通るため、女性一人での移動も容易です。国際的な企業や学校も多いため、英語や日本語が通じる場所も多く、言語の壁を感じにくい環境です。

3. 嶗山区エリア

嶗山区は青島の東部に位置し、自然環境が豊かで閑静な住宅地が広がっています。特に青島国際マリーナ周辺は、高級住宅やヴィラが立ち並ぶ地区で、セキュリティが厳重で治安が良いです。海岸沿いの遊歩道も整備されており、朝夕の散歩も安心して楽しめます。また、青島理工大学などの教育機関も近くにあり、学生や教職員も多く住んでいるため、コミュニティの結束も強いです。日本人を含む外国人向けの住宅コンプレックスもあり、日本人女性にとって安心して暮らせる環境が整っています。

青島で徹底すべき3つの防犯対策

青島で安全に旅行するための防犯対策を紹介します。

1.貴重品の管理

パスポートはコピーを持ち歩き、原本はホテルのセーフティボックスに保管しましょう。財布は外から見えにくい内ポケットに入れ、現金は少額に分けて別々の場所に保管します。

スマートフォンは後ろポケットには入れず、カバンの中でも一番奥に。カバンは必ずチャックを閉め、リュックは前に抱えて持つことで、スリや置き引きの被害を防げます。

【旅行会社が伝授】海外旅行でパスポートを安全に持ち歩く方法

2.観光時の行動

なるべく一人での外出は避け、複数人で行動しましょう。見知らぬ人に声をかけられても、安易についていかないこと。とくに「お茶を飲みに行こう」「英語を練習したい」などの誘いには要注意です。

写真撮影時は周囲に注意を払い、カメラやスマートフォンを盗まれないように。地下鉄やバスでは荷物を常に抱えて持ちましょう。

3.通信手段の確保と緊急連絡先の準備

日本の携帯電話が使えない場合に備え、現地のeSIMを購入しましょう。空港でSIMカードを購入する手間が省け、言語の問題も心配ありません。日本の携帯番号もそのまま使えるため、緊急時の連絡にも便利です。WeChat Payなどの決済アプリも快適に使え、地図アプリでの道案内も可能。

青島でトラブルに遭遇した場合の連絡先

青島でトラブルに遭遇した場合に役立つ連絡先をいくつか紹介します。スマートフォンに記録を残しておくなど、対策を取っておきましょう。

緊急連絡先（24時間対応）

• 警察（通報）：110
• 救急車：120
• 消防：119

在青島日本国総領事館

• 住所：山東省青島市香港中路59号
• 電話：+86-532-8090-0001
• 緊急連絡先：+86-532-8090-0001
• メール：ryoji@qd.mofa.go.jp

その他

• 外国人サービスセンター：+86-532-8591-2300
• 観光局ホットライン：+86-532-8591-7700
• 通訳サービス：+86-10-6889-1900

中国・青島の治安に関するよくある質問

そのほか、中国・青島旅行の情報はこちらの記事が参考になります。

上海旅行に必要な費用はいくら？安い時期とベストシーズンを解説
中国旅行で現金はいくら必要？日本円で持っていくべき金額とは

治安の良い中国・青島旅行に出掛けよう！

青島は、治安の良い中国の魅力的な都市です。市南区など、安全で魅力的なエリアが点在し、外国人旅行者も安心。基本的な注意を払えば、心配することはほとんどありません。

旅行の計画は、Trip.comで簡単に予約できますよ。安全で快適な青島旅行を、今すぐ始めましょう！お手頃価格で中国・青島旅行のチケットをお探しなら、下のバナーをクリックしてみてください！

▼お得な中国旅行ならTrip.com▼