
「入国カードって、何をどう書けばいいの...」
「電子申請って紙のカードとは何が違うの?」
海外旅行の最初の関門として、入国カードについて多くの方が不安を感じています。英語での記入に戸惑ったり、記入欄の意味が分からなかったり。最近は「オンライン申請」のやり方に戸惑う声も目立ちます。
この記事では、基本的な入国カードの書き方から最新の電子入国システムまで、Trip.com編集部がわかりやすく解説します。正しい申請方法を知っておけば、空港での手続き時間が大幅に短縮できますよ。
海外で入国カードは必要?
国・地域 | 入国方法 | 申請の期間 | 公式サイト |
タイ | TDAC | 到着3日前から | |
韓国 | e-ArrivalCard | 到着3日前から | |
台湾 | オンライン入国カード | 到着3日前から | |
シンガポール | SGArrivalCard | 到着3日前から | |
中国 | 入国カード(紙) | 機内・空港 | なし |
入国カードの基本的な書き方

入国カードは、外国人が入国する際に提出が義務付けられている書類です。名前や住所、渡航目的、滞在先などを記入して入国審査官に提出してください。
基本的な記入項目
一般的に、入国カードには以下の項目を記入します。
個人情報
- 氏名
- 生年月日(西暦・月・日)
- 旅券番号
- 旅行期間
- 出発国
- 同伴家族数
- 搭乗機名
- 電話番号
- 韓国での滞在先
- 該当するものに印をつけてください。
- 日付(西暦・月・日)
- 申告者
- 署名
入国カード(見本)

引用:https://www.jal.co.jp/jp/ja/tabi/info/ed/chn/kr.html
注意点
英語でのローマ字記入が基本です。氏名はパスポートと同じ表記で記入し、住所は日本とは逆順(番地→町名→市名→都道府県→国名)で書きましょう。ボールペンでの記入が必須。不安であれば、事前に必要な情報をメモしておくことをおすすめします。
近年は電子入国(オンライン)システムが普及している

デジタル化の流れ
近年、入国管理のデジタル化が世界的に進んでいます。これは入国審査の効率化や待ち時間の短縮、セキュリティ強化を目的としています。とくに、コロナ禍以降は非接触での手続きが重視され、電子申請システムを導入した国が増えています。
電子申請のメリット
事前にオンラインで申請できるため、機内での記入が不要になります。また、入力ミスを修正しやすく、到着後の審査時間も短縮。さらに、QRコードやバーコードでの読み取りにより、審査官の確認も効率化されています。
必要書類の準備
申請前に以下を準備しておくとスムーズです。
- パスポート(6か月以上の有効期限)
- 航空券情報(便名、到着・出発日時)
- 宿泊先情報(ホテル名、住所、電話番号)
- 連絡可能なメールアドレス
申請完了後に届く確認メールやQRコードは、スクリーンショットで保存し、印刷も準備しておきます。通信トラブルに備えて、オフラインでも確認できる状態にしておくことが重要です。
Trip.comで人気の国・エリアの入国方法
1.タイ|TDAC(タイデジタル到着カード)

2025年5月1日、タイに入国するすべての旅行者は「タイデジタル到着カード(TDAC:ThailandDigitalArrivalCard)」と呼ばれる電子入国カードの登録が必須となりました。
従来の紙の入国カードTM6は完全に廃止され、オンライン申請のみとなっています。申請後にQRコード付きのメールが届くため、入国審査時に提示が必要です。
申請条件
- タイ到着日の3日前(72時間前)から申請可能
- すべての非タイ国籍者が対象
- 申請料金は無料
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2.韓国|e-ArrivalCard(電子入国申告書)

観光目的の場合、韓国では2025年12月31日までK-ETA(電子渡航認証)が免除されています。これにより、ビザなしで渡航が可能です。
入国申告は、紙または電子入国申告書(e-Arrival Card)のいずれかを選択できます。電子版は、事前にオンラインで登録しておくと入国審査がスムーズになります。有効なK-ETAを所持している場合は、いずれの提出も不要です。
申請条件
- 韓国入国日を含む3日前から登録できる
- K-ETA所持者は登録不要
- 2025年12月までは紙による入国できる
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3.台湾|オンライン入国カード

2025年10月1日より、台湾への入国はオンラインでの登録が必須となりました。紙の入国カードは全面的に廃止されています。入国登録は渡航3日前から当日まで可能。事前に済ませておくことで、空港での手続きがスムーズになります。
観光目的であれば、90日以内の滞在はビザは不要です。
申請条件
- 渡航3日前から申請できる
- すべての外国人が対象
- 申請料金は無料
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4.シンガポール|SGArrivalCard

2020年3月より、シンガポールでは紙の出入国カードは完全に廃止されました。電子入国カード(SGArrivalCard)に統一されました。すべての入国者が対象(トランジットや一部例外を除く)で、未提出の場合は入国審査に時間がかかります。
日本人は、観光目的であれば30日以内ならビザ不要で入国できます。公式サイトのみで申請しましょう。偽サイトにご注意ください。
申請条件・期間
- シンガポール到着3日前から記入・提出ができる
- すべての入国者が対象(一部例外あり)
- 申請料金は無料
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5.中国|入国カードとビザ免除措置

2025年9月現在、中国では統一された電子入国システムは存在しません。一部の空港(上海、杭州など)でオンライン記入システムが導入されているものの、基本的には従来の紙の入国カードに記入します。
2025年12月31日までの商業・貿易、観光、親族訪問、交流・訪問を目的とした30日以内の滞在であれば、ビザ免除措置が実施されております。しかし、留学や就労目的の場合はビザ取得が必要です。
ビザ免除条件
- 2024年11月30日~2025年12月31日まで
- 30日以内の滞在
- 商業・貿易、観光、親族訪問、交流・訪問目的のみ
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近年は偽サイトが増えているので注意

近年、海外渡航に必要なオンライン申請の偽サイトが急増しています。これらは公式サイトを真似をしているため、気づかずにアクセスしてしまうトラブルが多発。
偽サイトの目的は、高額な手数料を請求したり、クレジットカード情報を盗み取ったりすることです。本来無料であるはずの手続きでも、不当な料金を請求される被害が報告されています。
被害を避けるには、必ず各国の政府機関の公式サイトURLを直接入力するか、大使館のサイトを経由してアクセスしましょう。
入国カードに関するよくある質問

-
Q1:入国カードの代理申請は可能ですか?
A:多くの国で家族や同行者の代理申請が可能です。ただし、申請内容の責任は本人にあるため、情報の正確性には注意が必要です。
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Q2:入国カードの申請を忘れた場合はどうなりますか?
A:国によっては、搭乗拒否や入国拒否の可能性があります。必ず出発前に申請を完了させ、確認書類を準備しておきましょう。
-
Q3:入国カード情報を間違えて申請した場合の対処法は?
A:多くのシステムで修正機能が提供されています。修正不可能な項目がある場合は、新規で再申請することをおすすめします。
-
Q4:電子入国カードの有効期限はありますか?
A:システムによって異なりますが、多くは申請から90日程度の有効期限があります。早すぎる申請は無効になる可能性があるため、適切なタイミングで申請しましょう。
オンライン申請は早めに登録しておこう

入国手続きの電子化により、海外旅行がより便利になりました。ただし、偽サイトでの詐欺被害も報告されているため、必ず公式サイトからの申請を心がけてください。スムーズな入国手続きを実現し、素敵な海外旅行をお楽しみください。
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