関西の玄関口・大阪と、韓国第二の都市・釜山を結ぶ路線は、観光・グルメ・ショッピングを目的に多くの旅行者が利用する人気ルートです。飛行時間はわずか約1時間30分前後と短く、まさに「気軽に行ける海外」という言葉がぴったり。
直行便を提供する人気航空会社
・関西国際空港（KIX）～金海国際空港（PUS）：ジンエアー（大韓航空との共同運航便）、エアプサン（アシアナ航空との共同運航便）、ティーウェイ航空、チェジュ航空
直行便のフライト時間
大阪から釜山へ向かう空の旅は、関西国際空港（KIX）から金海国際空港（PUS）までの直行便で約1時間20分～1時間40分。もっとも早い便は10:35（KIX）→12:10（PUS）のジンエアー、遅い便は19:00（KIX）→20:30（PUS）チェジュ航空です。
経由便の概況
大阪から福岡空港（FUK）やソウルの金浦空港（GMP）を経由して釜山まで行けるルートもありますが、経由した方が時間がかかるうえに料金も高くなる便がほとんどです。特別な事情がない限り、経由便はおすすめしません。
大阪発釜山着の直行便を提供する航空会社
大阪から釜山へ向かう空の旅は、韓国の個性派LCCたちによる直行便が充実。例えばジンエアーは大韓航空グループの一員で、遊び心と親しみやすさが魅力。乗務員が「ジニ・フライングメイト」なんてニックネームで呼ばれるユニークな文化もあり、カジュアルな旅の始まりにぴったり。
また、エアプサンは釜山を拠点に展開する実力派で、リーズナブルでありながら座席のゆとりや丁寧な接客に定評があります。
これらの航空会社は、いずれもお財布にやさしい料金設定と温かいおもてなしで、快適なフライト体験を届けてくれるのです。
| 航空会社 | 所要時間（目安） | 料金（目安） |
| エアプサン | 1時間30分 | 11,000円～37,000円 |
| チェジュ航空 | 1時間35分 | 9,000円～30,000円 |
| ティーウェイ航空 | 1時間35分 | 11,000円～31,000円 |
| ジンエアー | 1時間40分 | 11,000円～32,000円 |
※シーズンによって変動します。
大阪から釜山行き航空券の料金相場
大阪から釜山行きの航空券の相場は、季節によって大きく変動するのが特徴です。ローシーズンである初夏、秋は比較的リーズナブルで、10,000円～15,000円で購入できることが多く、気軽な週末トリップにもぴったり。
一方、ハイシーズンである春休みや夏休み、年末年始には、需要が急増し、20,000円～50,000円と価格が一気に跳ね上がります。しかし、旅行者の少ない平日や連休明けは価格が下がる傾向があるので、スケジュールをうまく調整すれば掘り出し価格のチャンスもあります。
発着空港について
関西国際空港
関西国際空港は大阪府の泉佐野市に位置し、人工島に建設されたことで有名です。就航先はおもにアジアやヨーロッパ、北アメリカなど多くの国と都市に直行便があります。通常、日本の空港は夜間閉鎖されていますが、こちらは24時間運用しています。そのため、夜間でも利用者が絶えない空港となっています。
空港は大きく第1ターミナル（T1）と第2ターミナル（T2）に分かれており、T1は国内線・国際線の両方が発着するメインターミナルで、日本最大級の国際線施設を誇ります。レンゾ・ピアノが設計した近未来的な建築が特徴的で、4階建ての構造になっています。免税店や関西の名物グルメが揃うショッピングエリアも充実しており、飛行機を眺めながら過ごせる展望スポットも楽しめます。
一方、T2はLCC専用の印象が強く、T1と比べてシンプルな造りで、効率的な搭乗手続きが可能です。電車で直接アクセスできず、T1から無料シャトルバスでの移動が必要になります。
金海国際空港
金海国際空港は釜山の玄関口として知られ、機能性と快適さを兼ね備えた空港です。釜山広域市に位置し、日本各地（東京・大阪・名古屋・札幌・福岡）をはじめ、上海や台湾など東アジアの主要都市ともしっかりつながっています。
ターミナルは国際線・国内線ともに地上3階建てで構成されており、明るく開放感のあるガラス張りの外観が特徴的。空港内では、韓国料理やカフェ、ベーカリーなど充実のグルメ、及びショッピングエリアが旅のひと時を彩ります。
また、無料充電スポットやWi-Fiレンタルカウンター、観光案内所なども設置されており、旅のサポート体制も万全です。
発着空港⇔都心部のアクセス方法
関西国際空港
関西国際空港までのアクセスは場所によって移動手段が異なります。難波エリアから早く安く行きたいなら南海電鉄の電車がおすすめ。なんば駅から特急ラピートで約37分、空港急行で約44分。出発地が新大阪駅や京都駅なら、JRの関空特急はるかを使った方が早くアクセスできます。
大阪城やUSJ、大阪郊外エリアから行く場合は電車だと乗り換えが発生しますのでリムジンバスがおすすめ。人数も荷物も多い場合は貸切タクシーでもいいでしょう。定員4名乗りで約24,000円と割安です。
| 交通手段 | 所要時間（目安） | 料金（目安） |
南海電鉄
※なんば方面 | 37分～44分 | 970円～1,490円 |
関空特急はるか
※新大阪、梅田（大阪）、京都方面 | 57分～1時間23分 | 2,740円～3,440円 |
大阪環状線
※梅田（大阪）方面 | 1時間4分 | 1,210円 |
リムジンバス
※大阪市中心部 | 50分 | 1,800円 |
タクシー
※大阪市中心部 | 45分～1時間 | 24,000円（定額タクシー） |
金海国際空港
金海国際空港から釜山市内へのアクセス方法は通常、リムジンバスと電車、タクシーの3つです。空港リムジンバスは、大きなスーツケースも預かってもらえる点は電車より利便性が高いです。
また、電車でも釜山市内中心部に移動できます。空港から金海軽電車で沙上駅まで行き、そこから地下鉄を乗り継ぐ方法なら、直行ではないですが、より速くで釜山市内までアクセス可能です。
| 交通手段 | 所要時間（目安） | 料金（目安） |
空港リムジンバス
※西面、広安里方面 | 70分～80分 | 2,200ウォン（約223円） |
電車+地下鉄
※西面、海雲台方面 | 33分～1時間13分 | 1,300ウォン～3,800ウォン（約132円～386円） |
タクシー
※釜山中心部各エリア | 30分～1時間 | 15,000ウォン～20,000ウォン（約1,525円～2,033円） |
※本記事はすべて2025年4月の内容です。最新情報は出発前にお客様自身で確認してください。
