
アルプスの絶景と、ウィーンの優雅な街並みが広がるオーストリア。旅行の計画を立てるときに欠かせないのが、その年の祝日スケジュールです。
オーストリアの祝日は、キリスト教の行事を中心に毎年同じ時期にやってくるものと、復活祭のように日付が変動するものが混在しているのが特徴。さらに、観光名所や美術館が休館する日もあるため、祝日を知らずに行くと「行きたかった場所が閉まっていた…」ということも起こりがちです。
この記事では 2025年・2026年のオーストリアの祝日と連休を一目で確認できるカレンダー形式でまとめて紹介。旅のベストシーズンや、混雑を避けるポイントも押さえながら、安心してスケジュールを組めるようお手伝いします。
2025年オーストリアの祝日カレンダー

2026年オーストリアの祝日カレンダー

2026年は例年どおり宗教行事が中心ですが、夏の大型連休が取りやすく、ゆっくり周遊したい人にはぴったりの年。高原リゾートや湖水地方など、自然を満喫できるエリアはこの時期に活気づきます。祝日によっては店舗の営業時間が変わることもあるため、旅程を立てる際は軽く確認しておくとスムーズです。
2026年のオーストリア祝日・連休一覧
2026年オーストリアの祝日・連休を表にまとめました。以下の表でまとめている祝日は全土共通のものです。祝日によっては店舗や施設が閉鎖されている場合もあるので、お出かけの際はご注意ください。
日付 | 祝日名 |
|---|---|
1月1日(木) | 元旦(Neujahr) |
1月6日(火) | 公現祭(Heilige Drei Könige) |
4月6日(月) | イースターマンデー(Ostermontag) |
5月1日(金) | 労働者の日(Staatsfeiertag) |
5月14日(木) | 昇天祭(Christi Himmelfahrt) |
5月25日(月) | 聖霊降臨祭の月曜日(Pfingstmontag) |
6月4日(木) | コーパス・クリスティ(Fronleichnam) |
8月15日(土) | 聖母マリア被昇天(Mariä Himmelfahrt) |
10月26日(月) | 建国記念日(Nationalfeiertag) |
11月1日(日) | 諸聖人の日(Allerheiligen) |
12月8日(火) | 無原罪懐胎(Mariä Empfängnis) |
12月25日(金) | クリスマス(Christtag) |
12月26日(土) | 聖ステファノの日(Stefanitag) |
2026年のオーストリアの祝日・連休を詳しく解説!

元旦:1月1日(木)
元旦は新年を祝う日で、オーストリアでは家族や友人と過ごし、花火やパーティーが盛大に行われます。特にウィーンではカウントダウンイベントや新年の音楽コンサートが開催され、人々は新しい年の始まりを祝います。
公現祭:1月6日(火)
公現祭はキリスト教の祝日で、東方の三博士がイエス・キリストに贈り物を捧げたことを記念します。オーストリアでは、特にカトリック教徒にとって重要で、教会で特別なミサが行われ、家庭でも祝う人々が多いです。
イースターマンデー:4月6日(月)
イースターマンデーはイースター日曜日の翌日で、イエス・キリストの復活を祝います。オーストリアではイースターの期間中、家族や友人と集まり、食事やアウトドア活動が行われ、特に春の訪れを祝うイベントが多いです。
労働者の日:5月1日(金)
労働者の日は労働者の権利を祝う日で、オーストリアでは社会的な権利や労働運動の歴史を振り返る日です。労働組合主催のデモや集会が行われ、公共の場で働く人々の権利向上を求める声が上がります。
昇天祭:5月14日(木)
昇天祭はキリスト教で、イエス・キリストが天に昇ったことを記念する日です。オーストリアではこの日、教会でのミサが行われ、キリスト教徒が信仰を深め、イエスの昇天を祝うために集まります。
聖霊降臨祭の月曜日:5月25日(月)
聖霊降臨祭の月曜日は、聖霊が使徒たちに降り立ったことを祝う日です。オーストリアでは、教会での礼拝が行われ、信者たちは聖霊の祝福を受けるために集います。地域によっては祭りやイベントも開催されます。
コーパス・クリスティ:6月4日(木)
コーパス・クリスティは、キリストの聖体を祝う日です。オーストリアではカトリック教徒がこの日を重要視し、教会で特別なミサが行われ、聖体を祝うための行進や祭りが各地で開催されます。
聖母マリアの被昇天:8月15日(土)
聖母マリアの被昇天は、マリアが死後に天に昇ったことを祝う日です。オーストリアのカトリック教徒はこの日、聖母マリアを称え、教会で特別な礼拝が行われ、マリアへの感謝の祈りを捧げます。
建国記念日:10月26日(月)
オーストリアの建国記念日は、オーストリア共和国の独立と平和を祝う日です。この日は1918年にオーストリア=ハンガリー帝国が崩壊し、オーストリアが共和国として成立したことを記念します。式典や国旗掲揚が行われます。
諸聖人の日:11月1日(日)
諸聖人の日は、キリスト教で全ての聖人を記念する日です。オーストリアでは多くのカトリック信者がこの日に教会に足を運び、聖人たちの模範を思い、祈りを捧げます。墓地への訪問も行われ、先祖を偲ぶ風習もあります。
無原罪懐胎:12月8日(火)
無原罪懐胎は、聖母マリアが原罪なくして受胎したことを祝う日です。オーストリアのカトリック教徒はこの日、特に神聖な意味を感じ、教会でのミサや祈りの儀式が行われます。信者たちはマリアへの敬意を表します。
クリスマスの日:12月25日(金)
クリスマスはイエス・キリストの誕生を祝う日で、オーストリアでは家族や友人が集まり、豪華な食事やプレゼント交換を楽しみます。ウィーンではクリスマスマーケットが開かれ、街中がにぎわい、伝統的な音楽や装飾で彩られます。
聖ステファノの日:12月26日(土)
聖ステファノの日は、初代キリスト教徒の殉教者である聖ステファノを記念する日です。この日はオーストリアで「ボクシングデー」としても知られ、家族や友人と過ごし、買い物やスポーツイベントを楽しむ日となっています。
2026年の祝日・連休に行きたい!オーストリアの人気観光スポット3選
1.シュテファン大聖堂

ウィーンの象徴的な建物であるシュテファン大聖堂は、ゴシック建築の傑作です。その壮麗な外観と細部にわたる彫刻が圧倒的な美しさを誇ります。内部には荘厳な祭壇や美しいステンドグラスがあり、静かな祈りの場としても知られています。また、大聖堂の塔からはウィーン市内の素晴らしい景色を楽しめ、観光客にとって必見のスポットです。
2.シェーンブルン宮殿

シェーンブルン宮殿はかつてのハプスブルク家の夏の離宮であり、ユネスコ世界遺産にも登録されています。美しい庭園や豪華な内装、歴史的な部屋が魅力です。庭園内にある世界最古の動物園も見どころのひとつ。観光客は宮殿の豪華さとともに、ハプスブルク家の歴史にも触れることができる場所です。
3.ウィーン国立歌劇場

ウィーン国立歌劇場は、世界的に有名なオペラ劇場で、クラシック音楽やオペラ愛好者にとって必見のスポットです。美しい内装と圧倒的な音響で、世界トップレベルのオペラやバレエが楽しめます。歴史的な公演が数多く開催され、オーストリアの音楽文化を深く体験できる場所です。
また、その卓越した建築をじっくりと見学できるガイドツアーも開催されているので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
2026年オーストリアの祝日・連休でよくある質問

オーストリアの祝日にはお店や観光地は営業していますか?
オーストリアでは、特にキリスト教の祝日や国の重要な祝日には、多くの店舗や事務所が休業します。しかし、大都市の観光地や一部の商業施設、観光向けの店舗は営業している場合もあります。シェーンブルン宮殿は祝日に開いていますか?
シェーンブルン宮殿は祝日でも開館しています。ただし、特定の祝日には閉館する場合があるため、訪れる前に公式ウェブサイトで営業日を確認することをお勧めします。ウィーン国立歌劇場は祝日に公演がありますか?
ウィーン国立歌劇場は祝日でも公演を行っており、特にクリスマスや新年の公演は特別なものです。ただし、祝日に公演がない場合もあるため、事前にチケットを確認することが重要です。オーストリアの祝日は全ての地域で同じですか?
オーストリアの祝日はほとんどの地域で同じですが、地方ごとに異なる祝日がある場合もあります。たとえば、特定の州で独自の祝日(州の日)がありますので、旅行前に確認することをおすすめします。
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2026年のオーストリアの祝日・連休は旅行に出掛けよう!

2026年の祝日・連休は日常を離れてリフレッシュする絶好のチャンス。春のゴールデンウィークや夏のお盆休み、秋のシルバーウィーク、そして年末年始の休暇はオーストリア旅行を楽しむのに最適な時期です。
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