
タイの祝日は、仏教行事や王室にまつわる記念日を中心に構成されており、1年を通して国全体の雰囲気が大きく変わるのが特徴です。
ソンクラーン(水掛祭り)や王室の誕生日といった国民的イベントに加えて、
仏教の重要な日にはアルコールの販売が禁止される「禁酒日」も設けられています。
この記事では、2026年のタイの祝日と禁酒日のスケジュールを、
カレンダーとあわせてわかりやすくまとめました。
旅行を検討している方や、滞在中の予定を立てたい方は、
まずは1年の流れをチェックしてみてください。
2026年タイの祝日カレンダー早見表
2026年の、タイの祝日は約18日です。
元旦から始まり、3月の万仏祭、4月の重要なソンクラーン(旧正月)やチャクリー王朝記念日、
12月の国王誕生日まで、仏教と王室を中心とした祝日で構成されています。
また、祝日の一部は禁酒日として指定されています。
この日は、タイ全土でアルコール販売が制限されますので注意してください。
▼2026年タイの祝日カレンダー▼

タイの祝日とは?【制度・文化・王室行事の基礎知識】

タイの祝日は、仏教行事と王室関連の記念日が中心に構成されており、
国全体の文化や価値観が色濃く反映されています。
特に、仏教の重要な日にはアルコール販売が禁止される「禁酒日」が設けられているなど、
タイならではの独自ルールがあるのも特徴です。
ここでは、2026年の祝日をチェックする前に、タイの祝日の基本をわかりやすく整理します。
タイの祝日は仏教行事と王室行事が中心
タイの祝日の多くは、仏教三大行事(マカブーチャ・ヴィサカブーチャ・アサラハブーチャ)や、
国王・王妃の誕生日など、宗教・王室に由来する日で構成されています。
また、国民が広く参加するソンクラーン(水掛祭り)など、季節のお祭りも祝日に組み込まれています。
禁酒日があるのはタイ独自の文化
仏教行事の日は、全国でアルコール販売が禁止される「禁酒日」となります。
観光客にも影響があるため、旅行中は日付を事前に確認するのがおすすめです。
タイは「固定祝日」と「変動祝日」がある
- タイには、「固定祝日」と「変動祝日」があります。
- 国王・王妃誕生日などの固定祝日
- 仏教行事のように 毎年日付が変わる祝日
- ソンクラーンのように 複数日の大規模休暇
が組み合わさるため、年ごとに連休の並びが変わる国でもあります。
2026年タイの祝日・休みについて

タイの祝日は、仏教関連の祝日や王室関連の記念日が多いのが特徴です。
また、民間企業の休みとなる日や官公庁のみ休みとなる日もあります。
1月1日(木):元日 (New Year's Day)
新年の幕開けを祝う祝日です。タイでは、この日を家族や友人と過ごし、新年の幸せを願う習慣があります。
多くの商業施設や公共機関は休みとなり、バンコクなど主要都市ではカウントダウンイベントも盛大に開催されます。
※1月2日(金)も特別休日です。
3月 3日(火) : マカブーチャ(Makha Bucha) ※禁酒日
「万仏節」とも呼ばれる、仏教の重要な祝日です。
2500年以上前、ブッダが1250人の弟子に教えを説いた奇跡を記念します。
この日は禁酒日となり、全国的にアルコールの販売・提供が禁止されます。
寺院では「ウィアンティアン」と呼ばれるロウソクの行列が行われます。
4月6日(月):チャクリー王朝記念日 (Chakri Memorial Day)
現在のタイを統治するチャクリー王朝の創設と、初代国王ラーマ1世の即位を記念する日です。
国王や王室への敬意を示す日で、政府機関や銀行などが休みとなります。
国民は王室の功績を称え、各地で祝賀行事が行われます。
4月13日(月)~4月15日(水):ソンクラーン (Songkran Festival)
タイの旧正月を祝う最大の祭りで、「水かけ祭り」として世界的に有名です。
厄を払い、新しい年を清める意味が込められています。
この期間は全国的に水かけが行われ、交通機関や観光地が非常に混雑します。事前に準備をして、祭りを楽しみましょう。
こちらの記事が参考になります。
タイの水かけ祭り「ソンクラーン」はいつ?見どころと楽しみ方
5月1日(金):レイバーデー (National Labour Day)
「国民の労働者の日」です。労働者の権利を尊重し、その功績を称える祝日です。
民間企業のみが休みとなるため、政府機関や銀行は通常通り営業します。
デパートや観光施設は開いていることが多いですが、一部店舗は休業することもあります。
5月 4日(月) : 国王戴冠記念日(Coronation Day of King Vajiralongkorn)
現在の国王ラーマ10世(ワチラロンコン国王)の戴冠を記念する日です。
2019年に戴冠式が行われ、タイの新たな時代の始まりを象徴する祝日となりました。
国民は国王への忠誠を示し、各地で王室関連の儀式が執り行われます。
5月31日(日):ヴィサカブーチャ (Visakha Bucha Day) ※禁酒日
仏陀の生誕、悟り、入滅(涅槃)という生涯における3つの重要な出来事を記念する、仏教で最も神聖な祝日です。
この日は禁酒日となり、アルコールの販売・提供が禁止されます。
寺院では、マカブーチャと同様にロウソクの行列が見られます。
なお、翌日6月1日(月)も振替休日です。
6月3日(水):スティダー王妃の誕生日 (Queen Suthida's Birthday)
現在のスティダー王妃の誕生日を祝う祝日です。
王妃への敬意を示す日として、各地で祝賀行事や慈善活動が行われます。
公共機関や銀行は休みとなりますが、商業施設は通常通り営業することが多いです。
7月28日(火):国王ラーマ10世誕生日 (His Majesty King Maha Vajiralongkorn's Birthday)
現在の国王ラーマ10世の誕生日を祝う祝日です。
全国各地で国王の健康と長寿を願う行事が行われ、王室への忠誠が示されます。
多くの公共機関や銀行が休みとなります。
7月29日(水):三宝節(アサラハブーチャ) ※禁酒日
ブッダが初めて説法を行い、仏法僧の「三宝」が完成したことを記念する仏教の重要な祝日です。
この日は禁酒日となり、アルコールの販売・提供は停止されます。
寺院では僧侶への供養や説法が行われ、多くの人々が参拝に訪れます。
7月30日(木):入安居(カオパンサー) ※禁酒日
三宝節の翌日に行われる、雨安居(うあんご)の始まりを意味する日です。
お坊さんが3ヶ月間、寺院にこもり修行に専念する期間に入ります。
この日も禁酒日となり、官公庁のみが休みとなります。
一般の商業施設は通常通り営業することが多いです。
8月12日(水):シリキット王太后誕生日 / 母の日 (Her Majesty Queen Sirikit The Queen
プミポン前国王の王妃であり、国王の母であるシリキット王太后の誕生日。
同時にタイの「母の日」でもあります。
全国各地で王太后の健康を願う祝賀行事や、母親に感謝を伝えるイベントが開催されます。
※2025年10月24日に死去されたため、2026年に祝日となるかどうなるか未定です。
10月13日(火):ラーマ9世記念日 (Commemoration Day of His Majesty King Bhumibol Adulyadej The Great)
2016年に崩御されたプミポン前国王(ラーマ9世)の命日を追悼する日です。
国民にとっては非常に大切な日で、各地で追悼行事や慈善活動が行われます。
国王の多大な功績を偲び、多くの人々が静かに祈りを捧げます。
10月23日(金):チュラロンコン大王記念日 (Chulalongkorn Memorial Day)
タイの近代化に多大な貢献をしたチュラロンコン大王(ラーマ5世)の命日を記念する日です。
奴隷制度の廃止や鉄道網の整備など、数々の改革を推し進めました。
国民は国王の功績を称え、各地の記念碑に花を捧げます。
12月5日(土):ラーマ9世国王誕生日 / 父の日 (King Bhumibol Adulyadej’s Birthday Anniversary)
プミポン前国王の誕生日であり、タイの「父の日」でもあります。
この日は黄色い服を着て国王への敬意を表す習慣があります。
全国で祝賀行事や父親への感謝を伝えるイベントが開催されます。
12月7日(月):前国王ラーマ9世の誕生日・父の日の振替休日
ラーマ9世国王誕生日が土曜日にあたるため、翌月曜日が振替休日となります。
これにより、多くの国民が週末と合わせて3連休となり、家族で過ごしたり、国内旅行に出かけたりする機会が増えます。
12月10日(木):憲法記念日 (Constitution Day)
1932年に立憲君主制が導入されたことを記念する日です。
タイの民主主義と法の支配を象徴する重要な祝日であり、各地で憲法の精神を称える行事が行われます。
公共機関や銀行は休みとなります。
12月31日(木):大晦日 (New Year's Eve)
年の終わりを締めくくる日で、多くの人々が新年を迎える準備をします。
バンコクをはじめとする主要都市では、盛大なカウントダウンイベントや花火大会が開催され、大勢の人々で賑わいます。
交通機関は終日混雑が予想されます。
タイの禁酒日はアルコール類の販売が禁止

タイの禁酒日は、一部の祝日や選挙など特別な日に定められています。
対象となるのは、おもに仏教の行事日(マーカブーチャ、ヴィサーカブーチャ、アーサラハブーチャ)や選挙日の前日や当日など。
違反した店舗は、罰金や営業停止となることもあります。
旅行者も例外ではありません。厳格に取り締まられるため、お酒が好きな方は現地のルールに従ってください。
2026年に行きたいタイの3大イベント
1.バンコク・ソンクラーン

タイの旧正月を祝う「ソンクラーン」は、4月13日から15日にかけて全国各地で行われる、有名でエネルギッシュな祭りです。
中でも、首都バンコクのソンクラーンは、世界中から観光客が集まる一大イベントとして知られています。
もともとは仏像を清め、年長者の手に水をかけて敬意を示す「水かけ」の習慣から発展しました。
バンコクでは、シーロム通りやカオサン通りが盛り上がり、音楽とともに老若男女が水をかけ合って楽しみます。
この期間中は、交通機関が非常に混雑します。
しかし、それを上回るほどの熱気と一体感を味わえるのがソンクラーンの魅力。
ぜひこの機会に、バンコクでタイの熱い文化を体験してみてください。
2.チェンマイ・ロイクラトン

タイ北部の古都チェンマイで毎年11月頃に開催される「ロイクラトン祭り」は、幻想的な美しさで世界中の人々を魅了します。
特にチェンマイでは、水に流す灯籠「クラトン」と、空に飛ばすコムローイ(熱気球)の両方が盛大に行われることで知られています。
コムローイは、数千ものランタンが夜空に舞い上がる光景は、息をのむほどの美しさです。
これは、人々の願いや苦悩を空に解き放つという意味が込められています。
ピン川に流される無数のクラトンと、夜空を彩るコムローイのコントラストは、まさに夢のような世界を演出します。
3.ウボンラーチャターニー・キャンドル・フェスティバル

引用:タイ国政府観光庁
タイ東北部にあるウボンラーチャターニー県で、
毎年7月の三宝節(アサラハブーチャ)と入安居(カオパンサー)に開催される「キャンドル・フェスティバル」は、その荘厳さと芸術性で知られています。
この祭りは、入安居の期間中に僧侶が使用するロウソクを寄進する仏教行事が起源です。
タイの深い仏教信仰と地域文化の豊かさを感じられる貴重な機会です。
この時期は禁酒日と重なるため、アルコールの販売が制限されることに注意が必要です。
この地域ならではの、静かで厳かな、そして力強い美しさを持つ祭りを体験してみてください。
2026年タイの祝日・休みでよくある質問
タイの禁酒日とは何ですか?
仏教上の重要な祝日であり、この日はアルコールの販売や提供が終日禁止されます。2026年の禁酒日はいつですか?
2026年は、3月3日(マカブーチャ)、5月31日(ヴィサカブーチャ)、7月29日(三宝節)、7月30日(入安居)です。ソンクラーンの期間中は、お店は開いていますか?
多くのお店やレストランは通常通り営業していますが、一部休業する店舗もあります。水かけが盛んなエリアでは、営業を見合わせることもあります。祝日が多い時期は、費用が高くなりますか?
はい、長期休暇や人気イベントが開催される祝日期間中は、航空券やホテルの料金が高くなる傾向があります。早めの予約がおすすめです
そのほか、こちらの記事が参考になります。
タイ旅行の費用はいくら?2泊3日・3泊4日でおすすめの時期
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タイの祝日は、日本のカレンダーとは異なる独自の文化や宗教に基づいています。
休みを事前に把握することで、あなたのタイ旅行はよりスムーズで充実したものになるでしょう。
記事のポイントをまとめると、以下の通りです。
- 2026年のタイの祝日には、元日、マカブーチャ、ソンクラーン、国王戴冠記念日、ヴィサカブーチャ、国王誕生日、三宝節、ラーマ9世記念日、チュラロンコン大王記念日などがあります。
- マカブーチャ、ヴィサカブーチャ、三宝節、入安居は禁酒日となるため、アルコールの販売が停止されます。
- ソンクラーン(バンコク)、ロイクラトン(チェンマイ)、キャンドル・フェスティバル(ウボンラーチャターニー)は、タイを代表する3大イベントです。
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TYO1:00 PM3時間5分直行便BKK2:00 PM東京 - バンコク|Fri, Dec 12|エアージャパン(AirJapan)ほかの航空券を検索ほかの航空券を検索
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