
タイ・バンコク旅行で快適な移動を実現する「ラビットカード」。日本のSuicaやPASMOのような交通系ICカードとして、BTSスカイトレインを中心に利用できる便利なプリペイドカードです。
この記事では、初めてタイを訪れる方でも迷わずラビットカードを活用できるよう、購入方法から使い方、チャージ、払い戻しまでまとめました。インターネットで購入できるサービスも紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
タイ・ラビットカードの種類

引用:BTS公式サイト
観光でタイを訪問した日本人が購入できるのは、基本的にオレンジ色のアダルトカードです。最低購入金額は200バーツで、価格にはカード発行手数料100バーツ+すぐに使用できる100バーツ分が含まれています。
カードの種類 | 対象者 | 特徴 |
アダルト(オレンジ) | 一般旅行者・大人 | 一般的なカード |
学生(グリーン) | 23歳以下の学生 | 学生証明書が必要 |
シニア(ピンク) | 60歳以上のタイ人限定 | タイ人のIDカードが必要 |
タイ・ラビットカードの作り方
1.BTS駅の窓口で作る

一般的な購入方法は、BTS各駅の窓口で購入する方法です。窓口に行って「ラビットカードプリーズ」と言えば作成してくれます。購入時に必要なものは以下の通りです。
- パスポート(身分証明書として必須)
- 現金200バーツ以上
2019年2月15日より、ラビットカードのチャージ時にパスポートの提示が必要になりました。また電話番号かメールアドレスの登録も義務付けられます。これはマネーロンダリング防止法の観点からの措置となっています。
2.インターネットで予約する

旅行前に事前準備をしたい方には、オンライン予約がおすすめです。Trip.comなどの旅行予約サイトでは、ラビットカードを事前に予約し、現地で受け取ることができるサービスを提供しています。
Trip.comでの予約メリット
- 日本語での予約ができる
- 到着後すぐに受け取れる
- チャージ済みのカードを受け取れる
受け取り場所は主に以下の2か所です
- スワンナプーム国際空港
- セントラルワールド(バンコク中心部)
このサービスを利用すれば、到着直後から効率的に移動を開始でき、貴重な旅行時間を有効活用できます。
3.空港で購入する

スワンナプーム国際空港およびドンムアン国際空港のタイ国政府観光庁(TAT)カウンターでもラビットカードを購入できます。空港のカウンターは24時間営業しているため、深夜便で到着した場合でも安心です。
タイ・ラビットカードのチャージ方法

チャージできる場所
ラビットカードのチャージは以下の場所で可能です。
- BTS駅の窓口
ラビットカードと共に現金を差し出せば、駅員さんがチャージしてくれます - デパート・ショッピングモールのフードコート
フードコートの窓口でもチャージサービスを提供 - BTS各駅の券売機
タッチパネル式の券売機で多言語対応 - My Rabbitアプリ
スマートフォンからのチャージも可能(タイの電話番号が必要)
注意点
チャージできる金額は100バーツ〜4,000バーツ。カードの残高は自動改札機のパネルに表示されるので確認しましょう。
残高の方法
残高確認は以下の方法で行えます。
- 改札通過時のディスプレイ表示
- チャージ対応券売機での確認
- My Rabbitアプリでの確認
タイ・ラビットカードの回数券システム
30日間有効の回数券
頻繁にBTSを利用する方には、30日間有効な乗車券がお得です。特定の期間でプロモーション価格で提供されており、2025年6月現在では、以下の料金が設定されています。
※2025年4月1日~6月30日のキャンペーンです
引用:BTS公式ウェブサイト
回数券の注意点
- 購入後7日以内に最初の利用を開始する必要があります
- 最初の利用日から30日間(または60日間)が実際の有効期間となります
- 期間内に使い切れなかった回数は自動的に取り消され、返金はありません
タイ・ラビットカードの払い戻し方法

手順
帰国前にラビットカードを払い戻したい場合は、BTS各駅の窓口で解約するラビットカードとパスポートを提示すると、チャージ残高とデポジット代が返金されます。
注意事項
チャージ残高とデポジット代の合計金額が250バーツ以下は当日返金されますが、251バーツ以上の場合は返金までに最長15日間かかる可能性があります。帰国日が迫っている場合は、事前に残高を調整しておくことをおすすめします。
タイ・ラビットカードの有効期限

ラビットカードの有効期限は発行日から7年です。さらに、2年以上カードを使用していなかった場合、カードが利用できなくなります。長期間タイを訪れない場合は、払い戻しを検討しましょう。
タイ・ラビットカードの使い方

引用:BTS公式サイト
基本的な使用方法
ラビットカードの使い方は、日本の交通系ICカードと同じです。ただし、ラビットカードはタッチしてから改札ゲートが開くまでワンテンポゆっくりです。以下の点に注意して使用しましょう。
- 改札機の読み取り部分にしっかりとタッチ
- 「ピッ」という音が鳴るまで離さない
- ゲートが開いてから通過する
ラビットカードで乗車できるのは、BTSだけではありません。一部、MRT路線も対象になっています。具体的には以下の路線で利用できます。
- BTSスクンビットライン
- BTSシーロムライン
- BTSゴールドライン
- MRTイエローライン
- MRTピンクライン
▼BTS路線図▼

店舗での支払い方法
ラビットカードで支払いができるコンビニや飲食店が増加中。お得な割引やプロモーションを実施していることもあるため、積極的に活用しましょう。利用可能な主要店舗は以下の通りです
カテゴリー | 店舗名 |
ファーストフード | マクドナルド、サブウェイ |
カフェ | スターバックス |
スーパー | グルメマーケット |
フードコート | EmQuartier、CentralWorld、GATEWAY EKAMAI |
タイ・ラビットカードに関するよくある質問

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Q1: ラビットカードは地下鉄でも使えますか?
A: 一部の路線のみ利用可能です。イエローラインとピンクラインでは使えますが、ブルーラインなど主要路線では使えません。
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Q2: ラビットカードの購入に年齢制限はありますか?
A: 大人用カードに年齢制限はありません。身長90cm未満の子どもは運賃無料です。
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Q3: 紛失した場合はどうすればいいですか?
A: パスポートをBTS窓口で提示すれば、残額分があるラビットカードを再発行できます。
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Q4: クレジットカードでチャージできますか?
A: Rabbit LINE Payを通じてクレジットカード・デビットカードでのチャージが可能です。
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ラビットカードでバンコク観光をもっと楽しく!

タイ・ラビットカードは、バンコク観光を快適にするアイテムです。BTSスカイトレインでの移動はもちろん、ショッピングや食事の支払いにも利用でき、旅行の利便性を大幅に向上させます。
初めてのタイ旅行でも、ラビットカード1枚あれば快適性がグーンとアップ。ぜひ、早めにラビットカードを手に入れて、効率的で快適なバンコク観光を楽しんでください!

