2023年香港の祝日・休みの注意点
香港は一国二制度のため、祝日は中国本土と異なります。中国本土の祝日は香港も適用していますが、旧正月(春節)は3日間です。
また、イギリスを管理する祝日も適用されており、クリスマスは休みになります。旧暦を使用しているため、毎年変わる祝日もあれば固定の祝日もあります。
旅行にお出かけの際は、毎年の祝日を確認してください。
元旦
新暦の元日です。大晦日から1月1日にかけて、盛大なカウントダウンのイベントが行われます。
香港では新正月よりも旧正月のお祝いを重視するため、この日はショップやレストランなどは通常営業しているところが多くなります。
香港文化中心前では「ドラゴン&ライオンダンス祭」と呼ばれる、カラフルな龍や獅子舞のアクロバティックなパフォーマンスが行われる。
春節(旧正月)
旧暦の元日で、毎年変更します。
日本の正月と同じように「盆菜(プンチョイ)」と呼ばれる、おせちのような縁起のいい料理を食べたり、「利是(ライシー)」と呼ばれるお金を配ったりする習慣があります。
また、ナイトパレードや花火大会など、華やかなイベントも必見。旧正月の1~2週間前ごろから開催されるフラワーマーケットで、おめでたい花や木を買うのも香港では恒例の正月行事です。
清明節
二十四節気のひとつ「清明」を祝う日で、春分から15日目に当たります。
祖先を敬う重要な祝日であり、日本のお盆のように多くの家族・親戚一同が集まって先祖供養のために墓参りをして、墓の掃除や草むしりをしたあとにお供え物をするのが恒例です。
「掃墓節」(Sao Mu Jie)とも呼ばれています。
耶蘇受難節(レント)
聖金曜日(Good Friday)と呼ばれ、2023年は4月7日(金)です。キリストが十字架で処刑された日で、イースター(Easter Sunday)の2日前の金曜日に設定されています。
イースターは、十字架にかけられて亡くなったイエス・キリストが3日目に復活したことを記念する重要な祭り。
聖金曜日からイースターの翌日の月曜日まで祝日となりますので、2023年は4月7日(金)から4月10日(月)まで4連休になります。
復活節翌月曜日/イースターマンデー
イースター(Easter Sunday)の翌日の月曜日で、2023年は4月10日(月)です。
労働節/メーデー
毎年5月1日だが、日曜日にあたる場合は翌日が振替休日です。
労働者が一致団結して権利の要求活動を行なう日で、アメリカの労働者のストライキに起源します。
英国から中国へ返還された翌々年(1999年)から中国全土に倣って香港でも祝日となりました。
交通規制が敷かれるケースがありますので、お出かけの際は注意してください。
仏誕節
釈迦仏の誕生日です。例年4月の最後の週から5月のいずれかの日にあたり、2023年は5月26日(金)です。
仏教徒が多くいる香港では、寺院に参拝して仏像に水をかける習わしがあります。
また、香港内の寺などでさまざまな祝賀行事が行なわれ、なかでも世界最大級の仏像があるランタオ島の寶蓮禅寺(ポーリン寺)で行われる祭事が有名です。
端午節
旧暦の5月5日。例年6月中旬から下旬ごろにあたり、2023年は6月22日(木)です。
この日の起源は、楚の時代に詩人・政治家として活躍した屈原(くつげん)にまつわるもので、自死したとされる屈原の魂を鎮める祭りが開かれる。
笹の葉に包まれた「粽(ジョン)」と呼ばれる中華ちまきを食べる風習があります。また、この日は「龍船節(ドラゴンボート・フェスティバル)」とも呼ばれており、各地で手漕舟によるレースが開催されます。
香港特別行政区成立記念日
1997年7月1日に香港がイギリスから返還され、中国の「特別行政区(Special Administrative Region)」となったことを記念する日です。
香港の中心地・湾仔(ワンチャイ)にある香港コンベンション&エキシビジョンセンター前の返還記念碑にて記念式典が行われるほか、各地で盛大な花火大会やセレモニーが開かれます。
中秋節の翌日
中華圏では三大節句とされる「中秋節」の翌日で、2023年は9月30日(土)です。
中秋節の夜には家族が一堂に会して食事をし、家族の幸せを願って月見をしながら月餅を食べる習慣があります。
各地で提灯カーニバルが開かれるほか、大坑(タイハン)では「中秋舞火龍(ファイヤードラゴンダンス)」と呼ばれる、無数の線香で作られた巨大な「火龍」が街を練り歩く催しが開催されます。
国慶節
中華人民共和国の建国記念日で、毎年10月1日です。
1949年10月1日、天安門広場で毛沢東が中華人民共和国の建国を宣言したことに由来しています。
中国ではこの時期に1週間ほどの大型連休となるが香港では当日のみが祝日。ヴィクトリア湾では大規模な記念の花火が打ち上げられるほか、記念の海上パレードが盛大に開かれる。
重陽節
旧暦の9月9日で2023年は10月23日(月)です。
「9」が重なる日なので「重九節」とも呼ばれており、陰陽思想から「陽と陽が重なる日」という意味があります。
2000年以上前から続く祭日と言われており、家族で山登りをして景色を楽しんだり、蒸し菓子を食べたりする風習があります。清明節と同様お彼岸の意味もあるため、家族そろって墓参りをします。
最近では、敬老の日としての意味合いも定着しました。
クリスマス
毎年12月25日はイエス・キリストの降誕を祝う日です。中国語では聖誕節と呼ばれる。
香港には仏教や道教の信者が多く、キリスト教信者は人口の10%前後と言われています。長くイギリスの統治下にあった背景から、クリスマスが祝日となっています。
イルミネーションのほか様々なイベントが開催され、盛大に祝われる。
クリスマス翌平日(ボクシング・デー)
クリスマスの後の最初の平日は、香港では祝日となっています。2023年は12月26日(火)です。
クリスマスに仕事で家族と過ごせなかった人のために定められた、イギリスと旧イギリス植民地の多くで残る伝統的な祝日。
教会が貧しい人たちのために寄付を募ったクリスマスプレゼントの箱(box)を開ける日であったことに由来し、イギリス同様に香港でもこの日に各店舗で大型セールが開催されます。
2023年香港の入国制限
2022年12月現在、すべての旅行者は感染の可能性を3日間監視する必要があります。
予防接種を受けることができない、または健康上の理由で部分的にしか予防接種を受けていない旅行者は、公認の医療サービスプロバイダーによって発行された証拠書類を携帯してください。
隔離について
3日間の医学的監視を受けなければならず、その間は自由に外出できますが、ワクチン パスに基づくアンバーコードの制限を順守する義務があります。
その後4日間の自己監視期間が続き、次のテストを受ける必要があります。
- 0日目:空港での核酸検査。
- 2 日目、4 日目、6 日目: それぞれの日に迅速抗原検査 (RAT) の結果が陰性になった後、入国者は、地域の検査センターまたは移動検体採取ステーションで核酸検査を受けるか、自己負担の検査を手配する必要があります。政府によって認められた地元の医療検査機関での専門的なスワブサンプリングによる検査;と
- 医学的監視および自己監視期間中、乗客は到着 7 日目まで毎日迅速抗原検査 (RAT) を受けます。
以下の方は適用されません。
- 香港への商品またはサービスの提供に必要な仕事をしている乗客
- 公務員および公務員
- 医療従事者
- 教育目的で旅行する乗客
- 乗務員
- 建設関係者
- コロナウイルスとの闘い、動物および人獣共通感染症の管理に従事する専門家
- 香港に PPE と検疫用リストバンドを提供する企業の職員
- 中国に居住する家畜輸入業者
- 沙頭角の本土側に住む香港居住者
- 中国で製造業務を行っている香港企業の職員
- 香港大学・深セン病院に雇用され、承認された乗客
- 業務上、中国、マカオ、台湾への渡航が必要な方
ワクチン接種について
すべての旅行者は、地方自治体によって承認されたCOVID-19ワクチンを使用して完全なワクチン接種計画を完了したことを示す承認されたワクチン接種記録を携帯する必要があります。
新型コロナウイルス検査について
入国を許可されたすべての旅行者は、PCRベースの核酸検査を使用して出発の48時間以内に発行されたCOVID-19の陰性結果の証拠を携帯しなければなりません。
書類とビザについて
すべての旅行者は、出発前に健康と検疫情報の申告書を提出する必要があります。
旅行・医療保険について
不要です。
マスクについて
ほとんどの公共の場ではマスクが必要です。